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Aixの「コジ」全公演終了 [コジ・ファン・トゥッテ]

7月30日をもって、Aixの「コジ」10日間全日程終了しました。
同じシェローの演出のプロダクションで、9月12日から10月15日 まで、パリ・ガルニエで、上演されます。
RRは、1989年7月13日「バスティーユ・オペラ座柿落しガラコンサート」以来、実に16年降り、オペラでいえば、1986年12月「ドン・キショット」以来ということで、本当に久しぶりの出演となります。

Aixで、舞台を見た方のレポートをご紹介します。

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ライモディのファン("Don Pasquale"2004.12ボローニャ公演) [ドン・パスクアーレ]

ネットのお仲間から、ライモンディの公演のレヴューが掲載されているオペラ雑誌の切り抜きをもらいました。ありがとうございます。イギリスのオペラ雑誌"OPERA NOW"の5/6月号、レビューは、昨年12月RRの故郷での公演「ドン・パスクァーレ」です。前にもオペラ雑誌の記事で書きましたが、"OPERA NOW"は記事が遅いといわれているように、半年近くたってのレビューです。イギリス国内のは、もう少し早く掲載されるのでしょうか。
このレビューは、RRのデビュー40周年の記念公演ということを踏まえて書かれたのではないかと思います。

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エピソード:声楽授業初日(3)そこに至るまで [ L.Magiera著:RR]

7月20日の記事の続きです。
Ettore Campogalliani(写真左)は、イタリアオペラの歌手で、彼のレッスンを受けてない歌手っているのかしら?というくらい著名なマエストロのようですね。
ざっと調べただけでも、Renata Tebaldi, Fiorenza Cossotto, Mirella Freni, Carlo Bergonzi, Aldo Protti, Luciano Pavarotti,Ivo Vinco,Luigi Alva, Ilva Ligbue.........

会計士の専門学校を3年で中退して、いよいよ歌の勉強開始です。
ライモンディは、16才でカンポガッリアーニ先生のレッスンを受け、ヴェルディ音楽院の入学準備をすることになりました。
今日は、カンポガッリアーニ先生のレッスン初日です。教室に行くと、20人くらい生徒がいて、すでにレッスンがはじまっていました。ルッジェーロに気づいた先生は、
先生:おや、誰だったかな? そうそう、モリナーリ・プラデッリが話していた、ジャンニ・ライモンディのボローニャの兄弟っていうのは君のことかな?
ルッジェーロは、遠い親戚でもなんでもない同郷の同じ姓の有名なテノールがいることを意識しはじめることになります。

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エピソード:声楽授業初日(2)そこに至るまで [ L.Magiera著:RR]

先日の記事で、10才から父と一緒に歌劇場通いが始まったことをご紹介しました。

ある時、ボイトの「メフィストフェレ」を見に行き、タイトルロールのジュリオ・ネーリの驚異的な力強い響きに親子共々興奮気味。凄い声だったね、と話しながら、夜道を我が家へ急ぎます。(家は、地図左の薄紫の丸印、劇場は地図右上の青色の印)
ルッジェーロは、
"Ecco il mondo"高音の"F"のアクートが気になり、父に、調子笛を持って来ているかを尋ねます。
「もちろんポケットにあるよ」
「パパ、ファの音をお願い」と言って、父からファの音をもらいます。ルッジェーロは、大きく息を吸って、高音のファの音を長く力強く響かせます。
「パパ、音は正しい?」と時々尋ねて、父が
「ああ、正確だよ」
と答えると

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エピソード:声楽授業初日(1)そこに至るまで [ L.Magiera著:RR]

ブログ仲間のedcさんがペーター・ホフマンの声楽個人授業初日の面白いエピソードを紹介されていますので、私も便乗してRRの「はじめてのお歌のレッスン」の様子をご紹介しましょう。

その前にそこに至までのエピソードを・・・・

RRは、オペラ愛好家の父チェーザレの影響で、幼い頃から、オペラのレコードを聴いて育ちます。二人の兄達は、父がレコードをかけると外に遊びに行ってしまいましたが、末っ子のルッジェーロは、いつも父と一緒に聴いて、歌をすぐに覚えてしまうのです。
こういう時の父親の反応は世界共通かもしれません。

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ベルリンの「コジ」をなぜキャンセルしたか! [コジ・ファン・トゥッテ]

前の記事《執念のドン・アルフォンソ"COSI` FAN TUTTE"》の一覧表にも載せましたが、RRは、2000年6月にベルリンで、COSÌに出演するはずでしたが、キャンセルしています。理由は明らかにされていませんでしたが、演出絡みではないかと予想していました。(2月13日の記事)
フランスの雑誌「Classica−Repertoire」の7-8月号にライモンディのインタビューが掲載され、そのことについて、本人が話しているという情報をコメント(7月18日)に助六さんが書いて下さいました。
まずは、インタビューのその部分をご紹介します。

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執念のドン・アルフォンソ"COSI` FAN TUTTE" [コジ・ファン・トゥッテ]

Aix-en-Provence音楽祭で"COSI` FAN TUTTE"上演中です。
2月13日の記事《「コジ ファン トゥッテ」三度目の正直》でも、書きましたが、ドン・アルフォンソ役は、なかなかチャンスが巡ってこなかったようです。(下記の表でもわかるように、どうやら三度目の正直ではなく四度目の・・だったようです)
RRは、1990年頃から、モーツァルトの『フィガロ』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ』の三作品を一連のものととらえ、まだ演じたことのない『コジ』のドン・アルフォンソにこだわり続けていました。

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Aixの「コジ」生中継ネット放送、録音 [コジ・ファン・トゥッテ]

7月11日の記事でもお知らせしましたが、今朝、日本時間で4時(現地時間午後9時)から、ラジオ生中継がありました。
ブログ仲間で、聴いて下さった方もいらっしゃって、嬉しいです!
私が騒いでましたのでご存知かとおもいますが、舞台だけではなく、歌の方もかなり酷評されてまして、どんなものかと興味をお持ちの方もいらっしゃるとおもいます。♪こちらで聴けます。(一週間期間限定!)

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Aix-en-Provence"Così" のドン・アルフォンソの写真! [コジ・ファン・トゥッテ]

7.14追記)Financial Times ANDREW CLARKのAixのレビュー発見、 Andrew Clark? ん?どこかで見たことある、有名な評論家?かな?

「パトリス・シェロー、"Così fan tutte"でオペラに戻る」(スペインのサイト)
この写真を見るかぎり、ステッキもついてませんし、足を負傷しているようには見えません。ステッキは、演出上の小道具かもしれません。
靭帯断裂というのは、本人も気づかないこともあるとか・・・・

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訃報、Piero Cappuccilli が亡くなりました・・・ [訃報]

7月11日にPiero Cappuccilliが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。(Trieste 1929 11.9- Trieste 2005.7.11)
さきほど、イタリアの記事を見つけました。 「昨日、偉大なバリトン歌手ピエロ・カップッチッリが、長い闘病後、故郷のトリエステで亡くなりました・・・」(追記)

1929年生まれということですから、75才です。(78才と書いてある記事がありますが??)
1992年、交通事故で、奇跡的に助かったというような大怪我をして、62才で引退しました。ヴェローナの「ナブッコ」の公演後の事故でした。(大きな舞台から引退ということのようです)

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