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イタリアのラジオ番組 La Barcaccia で陽気に喋る ヨナス・カウフマン 三日に渡って放送(20145.20/21/22) [オペラの話題]

 時々紹介しているイタリアのオペラ番組"La Barcaccia "で三日に渡ってヨナス・カウフマンの歌とおしゃべりが放送されました。
 4月14日のスカラ座のリサイタルでミラノを訪れたヨナス・カウフマンをゲストに迎えて録音したものです。オペラについて、キャリアについて、スカラ座の観客について、家族についてとてもリラックスした雰囲気....この番組はいつもそうですけど.....で、カウフマンも饒舌で楽しんでいるようです。
 初っぱなの「vicino al sol」は、アラーニャの舞台放棄の原因になった一節ですね。
 社交辞令じゃなくて本当にイタリアが好きなのかなぁ.....カウフマンの子供たちの名前も話題になってます。息子たちはファビオとマテオなんだそうです(長女はシャルロッテ)....イタリアの名前じゃないの.....ってことで。離婚のことを知っているのかどうか不明....「奥さんは.....」って言ってる...でもテノールの妻は忍耐が必要だね....とも言ってるし。
   2014.5.20 約26分

2014.5.21 約40分

2014.5.22 約20分

iPad/iPhone用mp3:(1) (2) (3)

RAI3のラジオ番組"La Barcaccia"は、エンリコ・スティンケッリとミケーレ・スオッツォが、過去のオペラの録音や、今話題のオペラ公演の紹介とか、オペラ歌手をゲストに招いたり、電話インタビューしたり、また、"perla nera"というコーナーでは、ケッサク歌唱を放送したりしています。ケッサクというのは「ひどくこっけいなこと」のほうです。イタリアならではの番組です。

今までの取り上げた"La Barcaccia":
ジョセフ・カレヤのニューアルバムから「アリヴェデルチ ローマ」
La Barcaccia (Radio 3 - Rai.it) ミュンヘンのコンサート後のインタビュー(2012.6.12放送) ☆ グリゴーロ?グリゴロ?論争
ゲオルギューとグリゴーロ★☆Rai3のラジオ番組"La Barcaccia"
『椿姫』ジョルジョ・ジェルモンの手紙を読むヴィオレッタ
オペラ傑作歌唱で初笑い:ターフェル(ヴォータン)のGeh'! ☆ ロメオ(ベチャラ)のハイC失敗...
マリーナ・ポプラフスカヤの"Sempre libera"のケッサク歌唱(メト2011.1.15の椿姫)
フランチェスコ・メーリがトロヴァトーレのマンリーコ! ....なんだ半音下げか〜

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Jonas Kaufmann 離婚していた.....(2014.4.9発表) ☆ 家庭生活と両立させるための境界線.... [オペラ歌手]

私の守備範囲ではないのですが、覚え書きとして...
 カウフマンの公式ホームページのニュースに「離婚のお知らせ」が掲載されました。子供も3人いて、夫唱婦随?婦唱夫随?の「円満な家庭」もカウフマンの「売り」だったので、ちょっと吃驚、でも、すぐにやっぱり....ね、と思いました。
Separation:Margarete Joswig and Jonas Kaufmann would like to communicate hereby that they have separated.
Trennung:Margarete Joswig und Jonas Kaufmann geben hiermit gemeinsam bekannt, dass sie sich getrennt haben.
*今は削除されています。

 オペラ歌手はトップクラスになると「旅から旅への旅烏」、グリゴーロも「ジプシーみたいなもん」なんて言ってますし、なかなか家庭生活がうまくいかないみたいです。そういえば、グリゴーロも最近とんと奥さんを見かけなくなりました.....昨年当たりまでは、イベントとかによく同伴してたのに.....グリゴーロはカウフマンとは違ってほんとお仕事セーブしすぎというくらいスケジュールがスカスカですが、趣味が多過ぎみたいだし.....ライモンディも離婚経験者で、2番目の奥さんは、必ずついて回ってましたね。カウフマンに似てるかな....息子が三人いて40過ぎて離婚.....カウフマンもあっちこっちについてまわってくれる奥さん見つかるといいね.....もういるのかな?

☆引く手あまたのオペラ歌手さんの家庭生活と両立させるための境界線
年50公演だそうです。
ルッジェーロ・ライモンディ:舞台外での生活も大切にしたいから、年に50公演以上は歌わない
カリタ・マッティラ:家庭生活を大事にするために年に40~50公演に抑えている
さて、ヨナス・カウフマンはどのくらい働いているのかな.....
2013年:57公演(オペラ39、コンサート18)
2012年:63公演(オペラ31、コンサート32)
2011年:63公演(オペラ35、コンサート28)
 やっぱり超えてますね......コンサートを半分くらいにすれば家族との生活もうまくいったかも。トップクラスになるとオペラはちゃんとリハーサルする場合が多いので、それほど増やせないようですが、このコンサートというのがくせものですね。コンサートは知名度のある歌手にとっては効率的に稼げるいい方法なんですが、これで、ビリャソンは家庭生活は破綻しなかったようですけど喉をダメにしたとおもいますよ。

・ビリャソンの公演数:ビリャソン 2度目の休業
・カウフマンのキャンセルの記録:カウフマン、グリゴーロ、ベチャラの公演数比較表

 グリゴーロは9才から何千人もの前で歌ってきているせいもあるとおもいますが、常に「休養の大切さ」を語っています。彼の場合、休養といってもリモコンのヘリコプターを飛ばしたり、いずれはまたレースに出たいみたいで、車やバイクを飛ばしているようですけど。

 ルッジェーロ・ライモンディが家庭生活の大切さを語っています。2001年のインタビューですから60才の時ですね。カウフマンも60になれば同じことを言うのかもしれません。
「現在は、1年に50公演以上は歌いません。私にとって、 家庭生活は逃げ場です。家庭生活から、力を得ます。楽園ではありませんが、非現実世界に生きている劇場から出るとき、私にとって良き現実です。上演のあ と、私はいわば大地に足をつけなければならないのです。家族は私に、普通であることの安定を与えてくれます。それがなかったら、オペラの架空の国の空たか く永遠に飛び続けながら、だめになることなく生き延びることはできなかっただろうと思います。」



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