カルメンの「花の歌」聞き比べ:アラーニャ、ビリャソン、ボチェッリ、グリゴーロ、カウフマン、アルバレス、クーラ、アルミリート、カレイヤ 他 ☆ドミンゴのルーナ伯爵 [オペラ歌手]
れいのラジオ番組"Barcaccia 10月9日"でカルメンの「花の歌」の聞き比べをやっていました。最初の部分と最後の部分だけ、けっこう面白いのでご紹介します。
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◎”La fleur que tu m'avais jetée 花の歌”>
2000年以降のドン・ホセなので、クラウスとかドミンゴは無し。ボチェッリが入っているのは全曲盤も録音してるし舞台もやってるので、まあ、知名度はあるので数合わせで入れたんでしょう。この中で舞台で歌ってないのはグリゴーロだけですね。フィナーレの4番が誰だか分かりません。分かる方教えて下さい。
こうして聞いてみると「花の歌」って、似たり寄ったりの歌い方にはならない曲なんですね。今はモーツァルト歌いになってしまいましたが、この頃のビリャソンはけっこういい、やっぱりドミンゴに聞こえますね....グリゴーロは繊細すぎ、品が良すぎ、美しすぎかな....放送で言っているように一番いい(好きな)のはアルバレスでビリャソンもいいね....というのに私も賛同。
◎ドミンゴのルーナ伯爵:
おまけでドミンゴの「トロヴァトーレ」のルーナ伯爵、これはドミンゴの歌はともかく二人の反応が面白い。さすがのドミンゴもバリトン役に転向して数年、年も73歳です.....そりゃだんだん苦しくなりますよね......いっぱいいっぱいでもちろん声質はテノールだし、バリトン好きの人たちには噴飯ものかも。
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*RAI3のラジオ番組"La Barcaccia"は、エンリコ・スティンケッリとミケーレ・スオッツォが、過去のオペラの録音や、今話題のオペラ公演の紹介とか、オペラ歌手をゲストに招いたり、電話インタビューしたり、また、"perla nera"というコーナーでは、ケッサク歌唱を放送したりしています。ケッサクというのは「ひどくこっけいなこと」のほうです。イタリアならではの番組です。
今までの取り上げた"La Barcaccia":
La Barcaccia で陽気に喋る ヨナス・カウフマン 三日に渡って放送
ジョセフ・カレヤのニューアルバムから「アリヴェデルチ ローマ」
La Barcaccia (Radio 3 - Rai.it) ミュンヘンのコンサート後のインタビュー(2012.6.12放送) ☆ グリゴーロ?グリゴロ?論争
ゲオルギューとグリゴーロ★☆Rai3のラジオ番組"La Barcaccia"
『椿姫』ジョルジョ・ジェルモンの手紙を読むヴィオレッタ
オペラ傑作歌唱で初笑い:ターフェル(ヴォータン)のGeh'! ☆ ロメオ(ベチャラ)のハイC失敗...
マリーナ・ポプラフスカヤの"Sempre libera"のケッサク歌唱(メト2011.1.15の椿姫)
フランチェスコ・メーリがトロヴァトーレのマンリーコ! ....なんだ半音下げか〜
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◎”La fleur que tu m'avais jetée 花の歌”>
最初の部分 La fleur que tu m'avais jetée Dans ma prison m'était restée, Flétrie et sèche, cette fleur Gardait toujours sa douce odeur; Et pendant des heures entières sur mes yeux fermant mes paupières, De cette odeur je m'enivrais Et dans la nuit je te voyais! 1.アラーニャ 2.ビリャソン 3.ボチェッリ 4.グリゴーロ 5.カウフマン 6.アルバレス 7.クーラ 8.アルミリアート |
最後の部分 O ma Carmen! Et J'étais une chose à toi! Carmen, je t'aime! 1.アルミリアート 2.ビリャソン 3.カウフマン 4.誰? 5.カレイヤ 6.アラーニャ 7.ランス・ライアン 8.クーラ 9.グリゴーロ 10.ワーレン・モック(中国人) |
2000年以降のドン・ホセなので、クラウスとかドミンゴは無し。ボチェッリが入っているのは全曲盤も録音してるし舞台もやってるので、まあ、知名度はあるので数合わせで入れたんでしょう。この中で舞台で歌ってないのはグリゴーロだけですね。フィナーレの4番が誰だか分かりません。分かる方教えて下さい。
こうして聞いてみると「花の歌」って、似たり寄ったりの歌い方にはならない曲なんですね。今はモーツァルト歌いになってしまいましたが、この頃のビリャソンはけっこういい、やっぱりドミンゴに聞こえますね....グリゴーロは繊細すぎ、品が良すぎ、美しすぎかな....放送で言っているように一番いい(好きな)のはアルバレスでビリャソンもいいね....というのに私も賛同。
◎ドミンゴのルーナ伯爵:
おまけでドミンゴの「トロヴァトーレ」のルーナ伯爵、これはドミンゴの歌はともかく二人の反応が面白い。さすがのドミンゴもバリトン役に転向して数年、年も73歳です.....そりゃだんだん苦しくなりますよね......いっぱいいっぱいでもちろん声質はテノールだし、バリトン好きの人たちには噴飯ものかも。
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*RAI3のラジオ番組"La Barcaccia"は、エンリコ・スティンケッリとミケーレ・スオッツォが、過去のオペラの録音や、今話題のオペラ公演の紹介とか、オペラ歌手をゲストに招いたり、電話インタビューしたり、また、"perla nera"というコーナーでは、ケッサク歌唱を放送したりしています。ケッサクというのは「ひどくこっけいなこと」のほうです。イタリアならではの番組です。
今までの取り上げた"La Barcaccia":
La Barcaccia で陽気に喋る ヨナス・カウフマン 三日に渡って放送
ジョセフ・カレヤのニューアルバムから「アリヴェデルチ ローマ」
La Barcaccia (Radio 3 - Rai.it) ミュンヘンのコンサート後のインタビュー(2012.6.12放送) ☆ グリゴーロ?グリゴロ?論争
ゲオルギューとグリゴーロ★☆Rai3のラジオ番組"La Barcaccia"
『椿姫』ジョルジョ・ジェルモンの手紙を読むヴィオレッタ
オペラ傑作歌唱で初笑い:ターフェル(ヴォータン)のGeh'! ☆ ロメオ(ベチャラ)のハイC失敗...
マリーナ・ポプラフスカヤの"Sempre libera"のケッサク歌唱(メト2011.1.15の椿姫)
フランチェスコ・メーリがトロヴァトーレのマンリーコ! ....なんだ半音下げか〜
唱歌 Shoka:モントリオール交響楽団, ケント・ナガノ & ディアナ・ダムラウ [オペラ歌手]
ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau, 1971.5.31 - )が歌う唱歌......さっそくiTunes Store で購入。ダムラウは、すでに大劇場で活躍する有名なソプラノですが、今後グリゴーロとの共演(メトのマノン、スカラ座のルチア)も控えていて、私にとっては更に注目度アップのソプラノさんです。
唱歌(童謡)は私の世代あたりまでかな.....小さい頃母がよく歌ってくれてましたし、うちにはSPレコードの童謡集(唱歌と童謡の区別はよくわかりませんが...)がたくさんありました。
最初は、怖いもの聞きたさ....もありましたが、ダムラウの澄んだ声で歌う唱歌、懐かしさでいっぱいでほろっときました。もちろん、発音は、あれっというような違和感がゼロというわけではありませんが(ドキッとすること数回).....感情過多にならず、本当に母が娘に歌って聞かせている感じでいいです。合唱は日本の児童合唱団かと思うくらい耳障りなところがありませんが、これは合唱のせいなんでしょうか。
モントリオール交響楽団といえば、2014年12月16,18日にクリスマスコンサート"Christmas with Kento Nagano & Vittorio Grigolo" があります。
唱歌(童謡)は私の世代あたりまでかな.....小さい頃母がよく歌ってくれてましたし、うちにはSPレコードの童謡集(唱歌と童謡の区別はよくわかりませんが...)がたくさんありました。
最初は、怖いもの聞きたさ....もありましたが、ダムラウの澄んだ声で歌う唱歌、懐かしさでいっぱいでほろっときました。もちろん、発音は、あれっというような違和感がゼロというわけではありませんが(ドキッとすること数回).....感情過多にならず、本当に母が娘に歌って聞かせている感じでいいです。合唱は日本の児童合唱団かと思うくらい耳障りなところがありませんが、これは合唱のせいなんでしょうか。
モントリオール交響楽団といえば、2014年12月16,18日にクリスマスコンサート"Christmas with Kento Nagano & Vittorio Grigolo" があります。
不運続きのスカラ座 ☆ カウフマン降板(2014.10.3,4 アバド追悼コンサート) ☆ アラーニャ、スカラ座復帰せず! (2014.9.5) ☆ やっとスカラ座2014-2015シーズン発表(2014.6.17) ☆ スカラ座2014-2015シーズン概要....アレクサンダー・ペレイラ次期総裁発表(2014.3.27) [オペラの話題]
◎行きがかり上ご報告。「三度目の正直」とはならず....「2度あることは3度ある」ということでジャパンツァー全部キャンセル。呼び屋の発表では、来年2015年の5月28(大阪)、30日(東京)、6月1日(川崎)に延期だそうです.....(2014.10.15)
*スカラ座とは関係ないですが、行きがかり上メモしておきます。ヨナス・カウフマンは10月7日のブダペストのコンサートもキャンセルした模様.....(2014.10.6)
10日のバルセロナもキャンセル(2014.10.7)
13日のルツェルンもキャンセル、来日に備えての用心ということかな..(2014.10.7)
参考:10月4日にLa stampaのインタビュー記事(オペレッタのアルバムについて)がありますが、「喉の調子はどうですか?」と尋ねられています.....本当は、ミラノでインタビューの予定だったんでしょうけど、ミュンヘンの自宅に電話でインタビューしたようです。
◎このところトラブル続きのイタリア・オペラ界、トリノのノセダ、ローマのムーティ、ナポリのルイゾッティが相次いで辞任、ローマ歌劇場は、組合との交渉決裂、オケと合唱団員の大半を解雇、今後は外部委託でやる...とかの話もあったり....
さて、スカラ座は、アレクサンダー・ペレイラ新総裁就任以来、不運続きで、今回の「アバド追悼コンサート」のヨナス・カウフマン降板の経緯を説明、10月2日の記者会見だと思います。
「一昨日(9/30)の午後8時に、カウフマンがボストンで歌った後、喉頭炎になっちゃったんで無理かもしれない、と連絡してきた。すぐに代役さがしををはじめた。夜中の3時(10/1の早朝)にカウフマンが正式に辞退してきた。結局昨日の午後、コヴェントガーデンの力添えもあってマシュー・ポレンザーニの出演契約をとりつけた。ちょうど、11月3日からのイドメネオに出演するので運良く予定が空いていたことに感謝。ソプラノのAnja Harterosは、クレジットカードとパスポートを忘れて、飛行場から引き返したが、なんとか今日のリハーサルに間に合うように到着するはず。いろいろあるが、すべてうまく行くと思う。」と語った。お疲れさまでした.....こういうことには慣れっこのペレイラ氏ですが、「不運続きのスカラ座」なんて記事も出ていますが、確かに....いろんなことが重なってお気の毒様です。
・ペレイラ新総裁就任以降のスカラ座の災難 (LA MALEDIZIONE DELLA SCALA )
1.新演出の「アイーダ」の指揮者マゼールが亡くなった(代わりはメータに決定)
2.プレートル90歳のお祝いコンサート「ウェルテル」が、プレートルの大腿骨骨折で中止に
3.バレーの「ロメオとジュリエット」Ivan Vasilievが健康上の理由で辞退
4.「アバド追悼コンサート」看板歌手のカウフマンが辞退、事なきを得たがハルテロスの忘れ物事件
この記事ではとりあげていませんが、「アラーニャのスカラ座ボイコット宣言」なんてのもあります。(2014.10.4追記)
◎ヨナス・カウフマンが健康上の理由で10月3、4日のアバド追悼特別コンサート(ヴェルディのレクイエム)を降板しました。代わりは、ポレンザーニ。
相変わらずきつきつのスケジュール、9月27日ボストン、10月3、4日ミラノ、7日ブダペスト、10日バルセロナ、13日ルツェルン、18日からいよいよ日本.....(2014.10.2)
◎アラーニャの名前がトスカから消えました。代わりはまだ決まっていないようです。
アラーニャがスカラ座で見た「コジ」と「オリー伯爵」はアラーニャが言っているようなブーイングはなかったようです。イタリアのオペラフォーラムのコメントによれば、つまりこの二つの演目は超たいくつでブアトーリさんたちも眠っていたとか....確かに彼らが手ぐすね引いて待っているのは、ヴェルディのものですよね。巡回ブログのふくきちさんがちょうどこの時期スカラ座で両方とも鑑賞したそうですが、「3公演見ましたが、その中では、客席から声が飛んだのは1回だけだと思います.....むしろ活気がなくて拍子抜けな印象でした。(客席に熱気がない感じでした)」ということです。「オリー伯爵」は、フローレスが初日だけで降りちゃいましたし、コジはB組で知名度のある歌手ゼロ状態でした。契約していないのだから、断るのに言い訳の必要ないと思いますけどね.....(2014.9.18)
◎ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre, 1924年8月14日 - )の90歳のお祝いに企画された「ウェルテル」は、プレートルの大腿骨骨折(6月)療養のため延期というかとりあえず中止になりました。2015年に予定しているようです。。
Una comunicazione dal M° Prêtre (2014.9.9追記)
◎シーズン発表では、下記のようにロベルト・アラーニャのスカラ座復帰(ウェルテルとトスカ)が発表されましたが、結局アラーニャは、スカラ座には出ないことに決めたそうです。
・La stampa:Alagna scappa dalla Scala: “Troppi fischi”
・Corriere della sera:Alagna dice no a Milano:«Alla Scala troppi fischi, non ci torno»
・Repubblica:Bufera alla Scala, Alagna rinuncia al ritorno: "Troppe contestazioni agli spettacoli"
the guardianからまとめ記事が出ました。
・La Scala's catcalling loggionisti continue their restiveness(2014.9.8追加)
ペレイラ氏に説得されて、スカラ座に出るつもりだったけれど、7月の初めに2週間ミラノに滞在してスカラ座の公演(コジとオリー伯爵)を全部見て、全公演口笛でひどくやじられた(これはかなり誇張して言っているようです.....天井桟敷の元締めは「普通」だったと否定、アラーニャの振る舞いは「幼稚」とコメント)のを 目の当たりにして、気が変わった.....ということらしい。もしかして、パートナーのクルザックもやじられたの? アラーニャも50歳過ぎてますから、若ければ、2006年のリベンジ!と意気込んだんでしょうが、 あえて火中の栗を拾うようなことはしたくない....ということでしょう。スカラ座の伝統とも言えるヤジ、過去にはレタスが投げられたり、子猫がパラシュートで舞い降りたりというようなこともあったりで、今でも他の劇場とは違うようですが、ほんの一部の観客の態度を気にしてもね.....ペレイラ氏も天井桟敷の代表?と話し合いをしていい方向にもっていこうと努力したようですが.....残念な結果になってしまいました。(2014.9.6追記)
◎6月17日正午に2014-2015シーズン発表がありました。ルッジェーロ・ライモンディがヌッチと一緒に「セビリアの理髪師」に....グリゴーロは「ルチア」と予想通り「ボエーム」と「愛の妙薬」に出演。ダブルキャストの日程が発表されていませんね。(2014.6.17)
◎下のmasiさんのコメントにもあるように、ペレイラ氏の件でもめているようです。最新情報では、ペレイラ氏は、任期6年の予定が、2015年12月までの期限付き総裁就任に決まったようですが、ペレイラ氏はそれで納得したんでしょうか。つまりすぐにでもクビにしたいけどミラノExpoがあるので....ということなんですが。なんかよくわからん.....つまりはメンツの問題? ザルツブルグのおさがりがいやなら、それはダメですむことじゃないの? 権力を持ってる人たちってめんどくさいね。それで来シーズンはいつ発表するんですか! (2014.5.16追記)
スカラ座のシーズン発表は4月末だったり、5月だったりで、まだ正式な発表はありませんが、ラ・レプッブリカに記事 "La Scala presenta la sua stagione low cost: 20 appuntamenti a metà prezzo"が掲載され、来シーズンのプログラムの概要が分かりました。
ペレイラ総裁がどのように腕をふるうのか........ミラノExpo2015期間中(5月1日〜10月31日)は毎晩オペラ公演をやるということもあり、例年オペラは、15演目くらいですが、20演目もやっちゃうようですし、条件付きのようですが、チケットも半額.....とか.....その他すでにスカラ座名物の天井桟敷の人々のブーイング対策にも乗り出しているとか.....こちらのブログ「クラシックおっかけ日記」に詳しい記事があります。「アレキサンダー・ペレイラのスカラ座フーリガン対策」
◎スカラ座2014-2015シーズン概要(レプッブリカとその他の情報)
1.「フィデリオ」Deborah Warner演出:開幕公演、Florian Vogt主演、バレンンボイム指揮
2.「トゥーランドット」:ミラノExpo2015期間中、次期音楽監督シャイー指揮、(Antonenko, Stemme)
3.「ヴェルディのレクイエム」:Jonas Kaufmann, Gabriele D'Arcangelo,Anja Harteros
4.「天地創造」:Zubin Mehta指揮
5.「アイーダ」: Lorin Maazel マゼール指揮、Peter Stein新演出
6.「トスカ」:ロベルト・アラーニャが戻ってくる(2006年アイーダで舞台放棄)
7.「ボエーム」ゼッフィレッリ演出:ドゥダメルがヴェネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを引き連れ演奏……スカラ座管弦楽団はその間夏期休暇をとる
8.モーツァルトの「ルーチョ・シッラ」
9.ロッシーニの「オテロ」: Juan Diego Alvarez (Kunde, Florez, Peretyatko)
10.「ファルスタッフ」カーセン再演:(Maestri)
11.「シモン・ボッカネグラ」:ドミンゴ主演
12.「カヴァレリア・ルスティカーナ」マリア・マルトーネ再演:ガランチャ
13.「パリアッチ」マリア・マルトーネ再演:
14.「カルメン」エンマ・ダンテ再演:(Meli, Garanca)
15.「ランメルモールのルチア」:ヴィットリオ・グリゴーロ
16.「愛の妙薬」:
17.「ポッペアの戴冠」:
現代オペラ:
18.ジョルジオ・バティステリ作曲でアル・ゴアの「不都合な真実」
19.クルターグ・ジェルジュ Kurtag Gyorgy作曲 "Endgame"
20.ベルント・アロイス・ツィンマーマンSessanta da Bernd Alois Zimmermann作曲「兵士たち」
レプッブリカもオペラに詳しい記者がいないのか......Gabriele D'ArcangeloとかJuan Diego Alvarezとか.....どうしちゃったの。これは皆さんお分かりと思いますが、Ildebrando D'Arcangelo、Juan Diego Florezですよね。
第二ブログでヴィットリオ・グリゴーロの最新のインタビューを取り上げましたが、そこで、「今後の予定としては、......スカラ座には来年また「ルチア」で戻ってくるし、プッチーニとかミラノ・エキスポ2015(2015.5.1〜10.31)の企画もあるし、チューリッヒ歌劇場でいろいろお世話になったアレクサンダー・ペレイラが新総裁だし、スカラでの仕事も増えるんじゃないかな.....」とか言ってますので、夏休みのドゥダメル指揮の「ボエーム」に出演の可能性もあると思います。もしかしたら「愛の妙薬」もかもしれません.....ROHで歌う事が決まっているようですし、たしかローラン・ペリの同じ演出だったと思いますし.....
グリゴーロのミラノでのインタビューと写真(2014.3.15)
チューリヒ歌劇場ペレイラ氏、経営方針を語る
*スカラ座とは関係ないですが、行きがかり上メモしておきます。ヨナス・カウフマンは10月7日のブダペストのコンサートもキャンセルした模様.....(2014.10.6)
10日のバルセロナもキャンセル(2014.10.7)
13日のルツェルンもキャンセル、来日に備えての用心ということかな..(2014.10.7)
参考:10月4日にLa stampaのインタビュー記事(オペレッタのアルバムについて)がありますが、「喉の調子はどうですか?」と尋ねられています.....本当は、ミラノでインタビューの予定だったんでしょうけど、ミュンヘンの自宅に電話でインタビューしたようです。
◎このところトラブル続きのイタリア・オペラ界、トリノのノセダ、ローマのムーティ、ナポリのルイゾッティが相次いで辞任、ローマ歌劇場は、組合との交渉決裂、オケと合唱団員の大半を解雇、今後は外部委託でやる...とかの話もあったり....
さて、スカラ座は、アレクサンダー・ペレイラ新総裁就任以来、不運続きで、今回の「アバド追悼コンサート」のヨナス・カウフマン降板の経緯を説明、10月2日の記者会見だと思います。
「一昨日(9/30)の午後8時に、カウフマンがボストンで歌った後、喉頭炎になっちゃったんで無理かもしれない、と連絡してきた。すぐに代役さがしををはじめた。夜中の3時(10/1の早朝)にカウフマンが正式に辞退してきた。結局昨日の午後、コヴェントガーデンの力添えもあってマシュー・ポレンザーニの出演契約をとりつけた。ちょうど、11月3日からのイドメネオに出演するので運良く予定が空いていたことに感謝。ソプラノのAnja Harterosは、クレジットカードとパスポートを忘れて、飛行場から引き返したが、なんとか今日のリハーサルに間に合うように到着するはず。いろいろあるが、すべてうまく行くと思う。」と語った。お疲れさまでした.....こういうことには慣れっこのペレイラ氏ですが、「不運続きのスカラ座」なんて記事も出ていますが、確かに....いろんなことが重なってお気の毒様です。
・ペレイラ新総裁就任以降のスカラ座の災難 (LA MALEDIZIONE DELLA SCALA )
1.新演出の「アイーダ」の指揮者マゼールが亡くなった(代わりはメータに決定)
2.プレートル90歳のお祝いコンサート「ウェルテル」が、プレートルの大腿骨骨折で中止に
3.バレーの「ロメオとジュリエット」Ivan Vasilievが健康上の理由で辞退
4.「アバド追悼コンサート」看板歌手のカウフマンが辞退、事なきを得たがハルテロスの忘れ物事件
この記事ではとりあげていませんが、「アラーニャのスカラ座ボイコット宣言」なんてのもあります。(2014.10.4追記)
* * * * *
◎ヨナス・カウフマンが健康上の理由で10月3、4日のアバド追悼特別コンサート(ヴェルディのレクイエム)を降板しました。代わりは、ポレンザーニ。
相変わらずきつきつのスケジュール、9月27日ボストン、10月
◎アラーニャの名前がトスカから消えました。代わりはまだ決まっていないようです。
アラーニャがスカラ座で見た「コジ」と「オリー伯爵」はアラーニャが言っているようなブーイングはなかったようです。イタリアのオペラフォーラムのコメントによれば、つまりこの二つの演目は超たいくつでブアトーリさんたちも眠っていたとか....確かに彼らが手ぐすね引いて待っているのは、ヴェルディのものですよね。巡回ブログのふくきちさんがちょうどこの時期スカラ座で両方とも鑑賞したそうですが、「3公演見ましたが、その中では、客席から声が飛んだのは1回だけだと思います.....むしろ活気がなくて拍子抜けな印象でした。(客席に熱気がない感じでした)」ということです。「オリー伯爵」は、フローレスが初日だけで降りちゃいましたし、コジはB組で知名度のある歌手ゼロ状態でした。契約していないのだから、断るのに言い訳の必要ないと思いますけどね.....(2014.9.18)
◎ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre, 1924年8月14日 - )の90歳のお祝いに企画された「ウェルテル」は、プレートルの大腿骨骨折(6月)療養のため延期というかとりあえず中止になりました。2015年に予定しているようです。。
Una comunicazione dal M° Prêtre (2014.9.9追記)
◎シーズン発表では、下記のようにロベルト・アラーニャのスカラ座復帰(ウェルテルとトスカ)が発表されましたが、結局アラーニャは、スカラ座には出ないことに決めたそうです。
・La stampa:Alagna scappa dalla Scala: “Troppi fischi”
・Corriere della sera:Alagna dice no a Milano:«Alla Scala troppi fischi, non ci torno»
・Repubblica:Bufera alla Scala, Alagna rinuncia al ritorno: "Troppe contestazioni agli spettacoli"
the guardianからまとめ記事が出ました。
・La Scala's catcalling loggionisti continue their restiveness(2014.9.8追加)
ペレイラ氏に説得されて、スカラ座に出るつもりだったけれど、7月の初めに2週間ミラノに滞在してスカラ座の公演(コジとオリー伯爵)を全部見て、全公演口笛でひどくやじられた(これはかなり誇張して言っているようです.....天井桟敷の元締めは「普通」だったと否定、アラーニャの振る舞いは「幼稚」とコメント)のを 目の当たりにして、気が変わった.....ということらしい。もしかして、パートナーのクルザックもやじられたの? アラーニャも50歳過ぎてますから、若ければ、2006年のリベンジ!と意気込んだんでしょうが、 あえて火中の栗を拾うようなことはしたくない....ということでしょう。スカラ座の伝統とも言えるヤジ、過去にはレタスが投げられたり、子猫がパラシュートで舞い降りたりというようなこともあったりで、今でも他の劇場とは違うようですが、ほんの一部の観客の態度を気にしてもね.....ペレイラ氏も天井桟敷の代表?と話し合いをしていい方向にもっていこうと努力したようですが.....残念な結果になってしまいました。(2014.9.6追記)
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◎6月17日正午に2014-2015シーズン発表がありました。ルッジェーロ・ライモンディがヌッチと一緒に「セビリアの理髪師」に....グリゴーロは「ルチア」と予想通り「ボエーム」と「愛の妙薬」に出演。ダブルキャストの日程が発表されていませんね。(2014.6.17)
* Georges Prêtre :Beatrice Uria Monzon, Hélène Guilmette, Roberto Alagnap, Laurent Naouri プレートルの大腿骨骨折リハビリのため中止 ・開幕公演「フィデリオ」新演出:2014年12月7, 10, 13, 16, 20, 23日 Daniel Barenboim, Deborah Warner Anja Kampe, Mojca Erdmann, Florian Vogt, Falk Struckmann, Peter Mattei ・ツィンマーマン「兵士たち」新演出(ザルツブルグ共同制作):2015年1月17, 20, 25, 27, 31/2月3日 Ingo Metzmacher, Alvis Hermanis / ・「ポッペアの戴冠」新演出(パリ共同制作):2015年2月1, 4, 7, 10, 13, 17, 20, 27日 Rinaldo Alessandrini,Robert Wilson Miah Persson,Monica Bacelli, Silvia Frigato, Sara Mingardo ・「アイーダ」新演出:2015年2月15, 18, 21, 25 /3月1, 11, 14日 Kristin Lewis, Anita Rachvelishvili, Fabio Sartori, George Gagnidze/Ambrogio Maestri ・「ルーチョ・シッラ」新演出(ザルツブルグ共同制作):2015年2月26, 28/3月 3, 12, 15, 17 Marc Minkowski, Marshall Pynkoski : Rolando Villazón ・「カルメン」:2015年3月22, 24, 28 / 6月4, 6, 9, 13, 16日 Massimo Zanetti, Emma Dante Elīna Garanča/Anita Rachvelishvili, Elena Mosuc/Nino Machaidze, José Cura/ Francesco Meli ・「トゥーランドット(ベリオ版)」新演出(アムステルダム制作):2014年5月1, 5, 8, 12, 15, 17, 20, 23日 Riccardo Chailly, Nikolaus Lehnhoff Nina Stemme, Maria Agresta, Aleksandrs Antonenko ,Alexander Tsymbalyuk ・ジョルジオ・バティステリ「CO2」新演出:2015年5月16, 19, 22, 24, 27, 29日 Cornelius Meister, Robert Carsen ・「ランメルモールのルチア」:2015年5月28, 31/ 6月3, 5, 8, 11日 Stefano Ranzani,Mary Zimmerman Diana Damrau/Elena Mosuc, Vittorio Grigolo, Gabriele Viviani ・「カヴァレリア/パリアッチ」:2015年6月12, 15, 17, 20, 23日 Carlo Rizzi,Mario Martone カヴァレリア:Elīna Garanča, Mara Zampieri, Jonas Kaufmann パリアッチ: Fiorenza Cedolins, Marco Berti, Marco Vratogna ・「トスカ」:2015年6月22, 24, 27, 30 / 7月3, 6日 Nello Santi, Luc Bondy:Beatrice Uria Monzon, ・ロッシーニの「オテロ」新演出: 2015年7月4, 7, 10, 14, 17, 20, 24日 John Elliot Gardiner, Jürgen Flimm Olga Peretyatko, Annalisa Stroppa, Gregory Kunde, Juan Diego Flórez ・ドニゼッティ(女王三部作)のオペラ・コンサート:2015年7月23日 Marco Armiliato:Edita Gruberova,アカデミア研修生 ・「セビリアの理髪師」: 2015年7月27, 29, 31 / 8月 2, 4, 6, 8, 10日 Massimo Zanetti, Jean Pierre Ponnelle Leo Nucci,Ruggero Raimondi,Massimo Cavalletti,アカデミアの研修生 ・「ボエーム」: 2015年8月19, 22, 25, 26, 28, 29, 31 / 9月2日 Gustavo Dudamel, Franco Zeffirelli Maria Agresta/Ailyn Pérez, Vittorio Grigolo/Ramón Vargas, Massimo Cavalletti/Gabriele Viviani ・「愛の妙薬」:2015年9月18, 21, 25, 28 / 10月6, 10, 13, 17日 Nello Santi,Grischa Asagaroff Eleonora Buratto, Vittorio Grigolo/Atalla Ayan, Michele Pertusi ・「ファルスタッフ」:2015年10月14, 16, 19, 21, 24, 26 / 11月4日 Daniele Gatti,Robert Carsen Eva Mei, Marie-Nicole Lemieux, Eva Liebau, Laura Polverelli, Nicola Alaimo, Massimo Cavalletti,Francesco Demuro ・クルターグ・ジェルジュ "Endgame"新演出(ザルツブルグ共同制作):2015年10月29, 31 / 11月3, 6, 8, 13日 Ingo Metzmacher, Luc Bondy: *Expo期間中5月1日〜10月31日までのプログラム http://www.teatroallascala.org/includes/doc/2014-2015/brochure-expo.pdf ☆特別コンサート(声楽関係): ・クラウディオ・アバド記念:ヴェルディ「レクイエム」2014年10月3,4日 Riccardo Chailly:Anja Harteros, Elīna Garanĉa, ・レオ・ヌッチ,James Vaughan(ピアノ):2015年6月21日 ・ホセ・カレーラス、Lorenzo Bavaj(ピアノ):2015年7月30日 ・トーマス・ハンプソンとMartin Grubinger:2015年10月25日 ・チェチリア・バルトリ:Concerto finale Expo 201 "Omaggio a Vivaldi" 2015年10月27日 ☆リサイタル:Ian Bostridge, Diana Damrau, René Pape, Anja Harteros, Daniela Barcellona, Ramón Vargas, Christian Gerhaher |
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◎下のmasiさんのコメントにもあるように、ペレイラ氏の件でもめているようです。最新情報では、ペレイラ氏は、任期6年の予定が、2015年12月までの期限付き総裁就任に決まったようですが、ペレイラ氏はそれで納得したんでしょうか。つまりすぐにでもクビにしたいけどミラノExpoがあるので....ということなんですが。なんかよくわからん.....つまりはメンツの問題? ザルツブルグのおさがりがいやなら、それはダメですむことじゃないの? 権力を持ってる人たちってめんどくさいね。それで来シーズンはいつ発表するんですか! (2014.5.16追記)
スカラ座のシーズン発表は4月末だったり、5月だったりで、まだ正式な発表はありませんが、ラ・レプッブリカに記事 "La Scala presenta la sua stagione low cost: 20 appuntamenti a metà prezzo"が掲載され、来シーズンのプログラムの概要が分かりました。
ペレイラ総裁がどのように腕をふるうのか........ミラノExpo2015期間中(5月1日〜10月31日)は毎晩オペラ公演をやるということもあり、例年オペラは、15演目くらいですが、20演目もやっちゃうようですし、条件付きのようですが、チケットも半額.....とか.....その他すでにスカラ座名物の天井桟敷の人々のブーイング対策にも乗り出しているとか.....こちらのブログ「クラシックおっかけ日記」に詳しい記事があります。「アレキサンダー・ペレイラのスカラ座フーリガン対策」
◎スカラ座2014-2015シーズン概要(レプッブリカとその他の情報)
1.「フィデリオ」Deborah Warner演出:開幕公演、Florian Vogt主演、バレンンボイム指揮
2.「トゥーランドット」:ミラノExpo2015期間中、次期音楽監督シャイー指揮、(Antonenko, Stemme)
3.「ヴェルディのレクイエム」:Jonas Kaufmann, Gabriele D'Arcangelo,Anja Harteros
4.「天地創造」:Zubin Mehta指揮
5.「アイーダ」: Lorin Maazel マゼール指揮、Peter Stein新演出
6.「トスカ」:ロベルト・アラーニャが戻ってくる(2006年アイーダで舞台放棄)
7.「ボエーム」ゼッフィレッリ演出:ドゥダメルがヴェネズエラのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラを引き連れ演奏……スカラ座管弦楽団はその間夏期休暇をとる
8.モーツァルトの「ルーチョ・シッラ」
9.ロッシーニの「オテロ」: Juan Diego Alvarez (Kunde, Florez, Peretyatko)
10.「ファルスタッフ」カーセン再演:(Maestri)
11.「シモン・ボッカネグラ」:ドミンゴ主演
12.「カヴァレリア・ルスティカーナ」マリア・マルトーネ再演:ガランチャ
13.「パリアッチ」マリア・マルトーネ再演:
14.「カルメン」エンマ・ダンテ再演:(Meli, Garanca)
15.「ランメルモールのルチア」:ヴィットリオ・グリゴーロ
16.「愛の妙薬」:
17.「ポッペアの戴冠」:
現代オペラ:
18.ジョルジオ・バティステリ作曲でアル・ゴアの「不都合な真実」
19.クルターグ・ジェルジュ Kurtag Gyorgy作曲 "Endgame"
20.ベルント・アロイス・ツィンマーマンSessanta da Bernd Alois Zimmermann作曲「兵士たち」
レプッブリカもオペラに詳しい記者がいないのか......Gabriele D'ArcangeloとかJuan Diego Alvarezとか.....どうしちゃったの。これは皆さんお分かりと思いますが、Ildebrando D'Arcangelo、Juan Diego Florezですよね。
第二ブログでヴィットリオ・グリゴーロの最新のインタビューを取り上げましたが、そこで、「今後の予定としては、......スカラ座には来年また「ルチア」で戻ってくるし、プッチーニとかミラノ・エキスポ2015(2015.5.1〜10.31)の企画もあるし、チューリッヒ歌劇場でいろいろお世話になったアレクサンダー・ペレイラが新総裁だし、スカラでの仕事も増えるんじゃないかな.....」とか言ってますので、夏休みのドゥダメル指揮の「ボエーム」に出演の可能性もあると思います。もしかしたら「愛の妙薬」もかもしれません.....ROHで歌う事が決まっているようですし、たしかローラン・ペリの同じ演出だったと思いますし.....
グリゴーロのミラノでのインタビューと写真(2014.3.15)
チューリヒ歌劇場ペレイラ氏、経営方針を語る