ロンドンのロイヤル・オペラハウスの Live Cinema 日本でも一日遅れで上映:今月は「愛の妙薬」 [オペラの話題]
★11月29日ロンドン時間18:50(日本時間30日午前3:50)からBBC RADIO 3で放送されます。→ Donizetti's L'elisir d'amore
今ロンドンで上演中の「愛の妙薬」、昨夜(27日)見てきました。舞台をご覧になったロンドン在住のオペラファンの皆さんにも、また各レビューでもとても評判がいいので、楽しみにしていましたが、本当に素晴らしいできであっというまの3時間でした。
案内役の方が「はじめてのオペラに最適です」と紹介されていましたが、確かに誰も死なないし(ネモリーノの叔父さんは死ぬけど) ハッピーエンドだし、オペラ初体験の人がオペラ嫌いになることはないでしょう。でも、けっこうたいくつしちゃうのもあるので、どれでもってわけには....今回のROHのはおすすめです。ネモリーノ、アディーナ、ドゥルカマラ、ベルコーレ、それぞれの性格の解釈が非常に的確でそれに従ってそれぞれが最高の役作りをしていました。だから、性格悪いアディーナとか、間抜けなネモリーノっていうかんじがなくて、とても楽しめました。ああいう幼なじみっていますよね。ほんとほのぼのって感じで幕が下りました。(ちなみにメトのネトレプコとポレンザーニのは私にはたいくつな部類、化粧濃すぎだし...)
「愛の妙薬」が好きになったのは、ゲオルギューとアラーニャのDVD(リヨン歌劇場の)を見てからかな....演出も出演者もよくて、ドゥルカマーラの奥さんらしき中年のおばさん(歌わない役)がけっさくでした。マチェラータ音楽祭のは、ドゥルカマラがシュロットで、ネモリーノはまん丸マチャド、これも面白かった。ドゥルカマラはブッフォ系の歌手さんよりも意外性のある歌手が好きかも...なのでターフェルのドゥルカマラも嬉しかったです。最初にターフェルのインタビューがありましたが、アムステルダムでエルビス・プレスリーのドゥルカマラをやった....と話していました。薄汚い白衣ではなくギンギラギンの衣装です。画質が悪いですけどYouTubeで見られます。
カーテンコールの写真はLive Cinemaの日、26日のものです。ロンドン在住のkyokoさんに頂きました。「ファウスト」の時は前に"CAIO! MAMMA E PAPA" 後ろにI Londonと書いたTシャツに着替えてでてきましたが、今回は、意味不明のODLR THANKS でした。なんだろう...なにかの頭文字だろう...といろいろ考えましたが、先頃亡くなった「オスカー・デ・ラ・レンタ ありがとう」ではないかと.....違うかもしれませんけど。
ポスターにもワンコがいますが、舞台にも登場するというので楽しみにしていましたが、あっというまに舞台を駆け抜けたのでよくみえませんでした。アルフィー君というジャック・ラッセル・テリアなんだそうです。小さくてとてもかわいいワンコですよね。
映画館でオペラハウスの舞台を見る企画もいろいろあるようですが、今のところ私が体験したのはメトのHD上映とROHのLive Cinemaだけ。
メトのHD上映は1ヶ月遅れとはいえ、数日間上映しますし、数年前からやっていますのでそれなりに知名度もあって、演目でバラつきはあるんでしょうが、そこそこの集客力があるようです。グリゴーロが出るので重い腰を上げて、やっと今年の5月に初体験でした。
ROHのLive Cinemaが、メトのHD上映と異なるのは、ロンドンで上演中のオペラが数時間遅れで見られることと「一回限り」ということです。ROHの場合、今までバレエは上映していたようですが、オペラは全プログラム上映は初めてです。従って、認知度が低いということもあって、150席くらいあるシアターでお客さんは10人程度、「新宿バルト9」で15人だったかな。 今後、カウフマンの「アンドレア・シェニエ」(カウフマンはジェラールにしか見えないな...)、ターフェルの「オランダ人」と続きますので、Live Cinema 存続のためにもぜひ都合をつけて足を運んで頂きたいです。Live Cinema上映劇場はこちらで →http://t-joy.net/roh_2014/movie.html
関連記事:
ROH「愛の妙薬」(2014.11.18〜12.13) ☆ 日本でも一日遅れのLive Cinema(11月27日)
メト「ボエーム」(HD上映有り)
愛の妙薬(1)プレスリー・ドゥルカマーラとネモリーノは誰?
《愛の妙薬》(2)まん丸マチャド、フローレス、Mr.ビーン・ヴィリャゾン
新国立劇場《愛の妙薬》リーフレット 石戸谷 結子のエッセイ読んだ人いますか....
新国《愛の妙薬》2010.4.15
今ロンドンで上演中の「愛の妙薬」、昨夜(27日)見てきました。舞台をご覧になったロンドン在住のオペラファンの皆さんにも、また各レビューでもとても評判がいいので、楽しみにしていましたが、本当に素晴らしいできであっというまの3時間でした。
案内役の方が「はじめてのオペラに最適です」と紹介されていましたが、確かに誰も死なないし(ネモリーノの叔父さんは死ぬけど) ハッピーエンドだし、オペラ初体験の人がオペラ嫌いになることはないでしょう。でも、けっこうたいくつしちゃうのもあるので、どれでもってわけには....今回のROHのはおすすめです。ネモリーノ、アディーナ、ドゥルカマラ、ベルコーレ、それぞれの性格の解釈が非常に的確でそれに従ってそれぞれが最高の役作りをしていました。だから、性格悪いアディーナとか、間抜けなネモリーノっていうかんじがなくて、とても楽しめました。ああいう幼なじみっていますよね。ほんとほのぼのって感じで幕が下りました。(ちなみにメトのネトレプコとポレンザーニのは私にはたいくつな部類、化粧濃すぎだし...)
「愛の妙薬」が好きになったのは、ゲオルギューとアラーニャのDVD(リヨン歌劇場の)を見てからかな....演出も出演者もよくて、ドゥルカマーラの奥さんらしき中年のおばさん(歌わない役)がけっさくでした。マチェラータ音楽祭のは、ドゥルカマラがシュロットで、ネモリーノはまん丸マチャド、これも面白かった。ドゥルカマラはブッフォ系の歌手さんよりも意外性のある歌手が好きかも...なのでターフェルのドゥルカマラも嬉しかったです。最初にターフェルのインタビューがありましたが、アムステルダムでエルビス・プレスリーのドゥルカマラをやった....と話していました。薄汚い白衣ではなくギンギラギンの衣装です。画質が悪いですけどYouTubeで見られます。
カーテンコールの写真はLive Cinemaの日、26日のものです。ロンドン在住のkyokoさんに頂きました。「ファウスト」の時は前に"CAIO! MAMMA E PAPA" 後ろにI Londonと書いたTシャツに着替えてでてきましたが、今回は、意味不明のODLR THANKS でした。なんだろう...なにかの頭文字だろう...といろいろ考えましたが、先頃亡くなった「オスカー・デ・ラ・レンタ ありがとう」ではないかと.....違うかもしれませんけど。
ポスターにもワンコがいますが、舞台にも登場するというので楽しみにしていましたが、あっというまに舞台を駆け抜けたのでよくみえませんでした。アルフィー君というジャック・ラッセル・テリアなんだそうです。小さくてとてもかわいいワンコですよね。
映画館でオペラハウスの舞台を見る企画もいろいろあるようですが、今のところ私が体験したのはメトのHD上映とROHのLive Cinemaだけ。
メトのHD上映は1ヶ月遅れとはいえ、数日間上映しますし、数年前からやっていますのでそれなりに知名度もあって、演目でバラつきはあるんでしょうが、そこそこの集客力があるようです。グリゴーロが出るので重い腰を上げて、やっと今年の5月に初体験でした。
ROHのLive Cinemaが、メトのHD上映と異なるのは、ロンドンで上演中のオペラが数時間遅れで見られることと「一回限り」ということです。ROHの場合、今までバレエは上映していたようですが、オペラは全プログラム上映は初めてです。従って、認知度が低いということもあって、150席くらいあるシアターでお客さんは10人程度、「新宿バルト9」で15人だったかな。 今後、カウフマンの「アンドレア・シェニエ」(カウフマンはジェラールにしか見えないな...)、ターフェルの「オランダ人」と続きますので、Live Cinema 存続のためにもぜひ都合をつけて足を運んで頂きたいです。Live Cinema上映劇場はこちらで →http://t-joy.net/roh_2014/movie.html
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メト2014-15シーズンの「ボエーム」(2014.9.23〜2015.1.24) どこまで続く...ころころ代わるキャスト(2014.11.26) ☆ マイケル・ファビアーノ君も登場(2014.11.27) [オペラの話題]
◎やっぱり、ヴァルガス全公演キャンセルで、デムーロ(12/1, 5)とマイケル・ファビアーノ(12/10,13)が歌うことになったようです。
マイケル・ファビアーノ君(1984.5.8 - )は、私のブログでも「24才のアメリカ人テノール、スカラ座での「ひどい体験」を語る」という記事で取り上げているので、なんか親しみがありますし、メトのオーディションのドキュメンタリー(2007年)でも注目されていましたし、テノールにしては悪役面(若禿げなのでカツラをつけると別人になる)ですし、それはともかくとして、ここでヴィットリオ・グリゴーロが出てくるんですよ。実は、グリゴーロは12月13日までロンドンで「愛の妙薬」の舞台があるのに、12月16日と18日にカナダのケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団のクリスマス・コンサートの予定が入っていました。これを11月19日に正式にキャンセルしたんです。マネージメントのミス、スケジュール管理のミスのようです。それで、グリゴーロの代わりとしてスーザン・グラハムとマイケル・ファビアーノが歌うことに決まっています。ファビアーノは12月13日にメトで歌って16日にモントリオールでクリスマス・コンサートに出るんでしょうか.....それとも.....。オペラって主役級が転ぶと次々にいろんなところに波及していくんですよね。
グリゴーロのOSMクリスマス・コンサート出演は3月4日に発表されて、グリゴーロも正式に予定として入れていましたので、グリゴーロ目当てでチケットを買った人もたくさんいると思います。そんな中のお一人が「2013年にはヨナス・カウフマンがキャンセルしたし、今度はグリゴーロが....悲しい...」とつぶやいていました。グリゴーロのfacebookに掲載されたキャンセルの謝罪文はこちら。(2014.11.27追記)
メトでは定番のゼッフィレッリ演出の「ボエーム」、ついこないだ、今年の春(3〜4月)グリゴーロのロドルフォで、アニタ・ハルティッヒの急病と代役のクリスティーネ・オポライスで話題になりましたが、またやってるんですね。
今回も話題には事欠かないようです。まるでマザーグースの「ジャックが建てた家“This is the house that Jack built.”」みたい....というレビューを見つけましたので、こちらでもちょっと記事にしておこうかと。マザーグースの歌のようにまだまだ延々続くのかもしれませんし。
まずシーズン発表の正規のキャストは、すっきりと3人のロドルフォに3人のミミでした。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko
2.Ramón Vargas& Kristine Opolais, Angela Gheorghiu
3.Jean-François Borras & Kristine Opolais
それが11月24日の時点で5人のロドルフォに5人のミミになりました。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko 9/23
2.Bryan Hymel & Hei-Kyung Hong 9/26,29, 10/4
3.Bryan Hymel & Sonya Yoncheva 11/14,20
4.Francesco Demuro & Sonya Yoncheva 11/24
5.Charles Castronovo & Sonya Yoncheva 11/28(予定)
6.Ramón Vargas Francesco Demuro & Sonya Yoncheva 12/1,5(予定)11/27変更
7.Ramón VargasMichael Fabiano & Angela Gheorghiu 12/10,13(予定)11/27変更
8.Jean-François Borras & Kristine Opolais 2015/1/15,19,24(予定)
マザーグースの歌のように歌えば、
・9月23日の初日はイーメルとシェルバチェンコが歌った
・9月26, 29日と10月4日はシェルバチェンコが急病でイーメルとホン姉さんが歌った
・11月14と20日は、ヴァルガス&オポライスのはずだったのに、ヴァルガスは急病でイーメルに、オポライスはミュンヘンにとられて、産休中のヨンチェヴァが代役になってイーメル&ヨンチェヴァが歌った
・11月24日は、ヴァルガスの代役のカストロノーヴォ&ヨンチェヴァのはずだったのに、カストロノーヴォが急病で、12月30日が椿姫のアルフレードでメトデビューのはずだったフランチェスコ・デムーロがロドルフォでメトデビュー、デムーロ&ヨンチェヴァが歌った
・11月28日は、カストロノーヴォの病気が回復してカストロノーヴォ&ヨンチェヴァが歌う予定になっているんだって
ややこしいので間違っているところがあるかもしれませんが、こんな風になります。とりあえずこの先は病人が出ない限り、ヴァルガス&ゲオルギュー、オポライス、ボラス&オポライスが歌うことになっています。
メモ:Bryan Hymel(1979.8.8 アメリカ)のカタカナ表記はハイメルとヒメルが多いようですが、フランス系の家系でイーメルが正しい。ee_melと読むとNYタイムズでも注意喚起している。
マザーグースの歌のようだ...と書いてある11月24日のレビューはこちら、Despite another sub, Met’s “Bohème” remains a strong and enjoyable show デムーロのロドルフォについては、あの状況下ではまあよくやったと思うよ....メトにはちょいと声が小さい.....ということです。
デムーロは12月30日の「椿姫」のアルフレードがメトデビューだったんですが、すでにニューヨークに居たということは12月7日からの第一組と一緒にリハーサルってことなんでしょうか....だとすると第一組のアルフレードのコステロ君でもよかったと思いますが、断ったのかなぁ。
関連記事:
バイエルンの「マノン・レスコー」演出絡みでネトレプコ降板! 産休中のヨンチェヴァが助け舟
メトの「ボエーム」:News! ミミがオポライスに...
MET ゼッフィレッリ演出《ボエーム》のロドルフォ & ミミ
マイケル・ファビアーノ君(1984.5.8 - )は、私のブログでも「24才のアメリカ人テノール、スカラ座での「ひどい体験」を語る」という記事で取り上げているので、なんか親しみがありますし、メトのオーディションのドキュメンタリー(2007年)でも注目されていましたし、テノールにしては悪役面(若禿げなのでカツラをつけると別人になる)ですし、それはともかくとして、ここでヴィットリオ・グリゴーロが出てくるんですよ。実は、グリゴーロは12月13日までロンドンで「愛の妙薬」の舞台があるのに、12月16日と18日にカナダのケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団のクリスマス・コンサートの予定が入っていました。これを11月19日に正式にキャンセルしたんです。マネージメントのミス、スケジュール管理のミスのようです。それで、グリゴーロの代わりとしてスーザン・グラハムとマイケル・ファビアーノが歌うことに決まっています。ファビアーノは12月13日にメトで歌って16日にモントリオールでクリスマス・コンサートに出るんでしょうか.....それとも.....。オペラって主役級が転ぶと次々にいろんなところに波及していくんですよね。
グリゴーロのOSMクリスマス・コンサート出演は3月4日に発表されて、グリゴーロも正式に予定として入れていましたので、グリゴーロ目当てでチケットを買った人もたくさんいると思います。そんな中のお一人が「2013年にはヨナス・カウフマンがキャンセルしたし、今度はグリゴーロが....悲しい...」とつぶやいていました。グリゴーロのfacebookに掲載されたキャンセルの謝罪文はこちら。(2014.11.27追記)
* * * * * * * *
メトでは定番のゼッフィレッリ演出の「ボエーム」、ついこないだ、今年の春(3〜4月)グリゴーロのロドルフォで、アニタ・ハルティッヒの急病と代役のクリスティーネ・オポライスで話題になりましたが、またやってるんですね。
今回も話題には事欠かないようです。まるでマザーグースの「ジャックが建てた家“This is the house that Jack built.”」みたい....というレビューを見つけましたので、こちらでもちょっと記事にしておこうかと。マザーグースの歌のようにまだまだ延々続くのかもしれませんし。
まずシーズン発表の正規のキャストは、すっきりと3人のロドルフォに3人のミミでした。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko
2.Ramón Vargas& Kristine Opolais, Angela Gheorghiu
3.Jean-François Borras & Kristine Opolais
それが11月24日の時点で5人のロドルフォに5人のミミになりました。
1.Bryan Hymel & Ekaterina Scherbachenko 9/23
2.Bryan Hymel & Hei-Kyung Hong 9/26,29, 10/4
3.Bryan Hymel & Sonya Yoncheva 11/14,20
4.Francesco Demuro & Sonya Yoncheva 11/24
5.Charles Castronovo & Sonya Yoncheva 11/28(予定)
6.
7.
8.Jean-François Borras & Kristine Opolais 2015/1/15,19,24(予定)
マザーグースの歌のように歌えば、
・9月23日の初日はイーメルとシェルバチェンコが歌った
・9月26, 29日と10月4日はシェルバチェンコが急病でイーメルとホン姉さんが歌った
・11月14と20日は、ヴァルガス&オポライスのはずだったのに、ヴァルガスは急病でイーメルに、オポライスはミュンヘンにとられて、産休中のヨンチェヴァが代役になってイーメル&ヨンチェヴァが歌った
・11月24日は、ヴァルガスの代役のカストロノーヴォ&ヨンチェヴァのはずだったのに、カストロノーヴォが急病で、12月30日が椿姫のアルフレードでメトデビューのはずだったフランチェスコ・デムーロがロドルフォでメトデビュー、デムーロ&ヨンチェヴァが歌った
・11月28日は、カストロノーヴォの病気が回復してカストロノーヴォ&ヨンチェヴァが歌う予定になっているんだって
ややこしいので間違っているところがあるかもしれませんが、こんな風になります。とりあえずこの先は病人が出ない限り、ヴァルガス&ゲオルギュー、オポライス、ボラス&オポライスが歌うことになっています。
メモ:Bryan Hymel(1979.8.8 アメリカ)のカタカナ表記はハイメルとヒメルが多いようですが、フランス系の家系でイーメルが正しい。ee_melと読むとNYタイムズでも注意喚起している。
マザーグースの歌のようだ...と書いてある11月24日のレビューはこちら、Despite another sub, Met’s “Bohème” remains a strong and enjoyable show デムーロのロドルフォについては、あの状況下ではまあよくやったと思うよ....メトにはちょいと声が小さい.....ということです。
デムーロは12月30日の「椿姫」のアルフレードがメトデビューだったんですが、すでにニューヨークに居たということは12月7日からの第一組と一緒にリハーサルってことなんでしょうか....だとすると第一組のアルフレードのコステロ君でもよかったと思いますが、断ったのかなぁ。
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ベルリンの壁崩壊25周年:バレンボイム 第九「歓喜の歌」フレミング、ガランチャ、フォークト、パーペ (2014.11.9) [オペラ歌手]
2014年11月9日、ベルリンの壁崩壊25周年を記念して、ブランデンブルグ門で式典が行われました。推定100万人が集まったそうです。式典では、LEDを内蔵した白い光の風船約7千個が計約15キロにわたり並べられ、ベートーベン第九の「歓喜の歌(Ode to Joy)」の演奏に合わせ、次々と夜空に舞い上がりました。
バレンボイム指揮、Staatskapelle(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)、ソリストはRenée Fleming, Elīna Garanča, Klaus Florian Vogt, René Pape。ソリストと合唱の部分だけアップします。光の風船が舞い上がる様子も見られます。
ARDで放送されたものは、音楽に解説だか対談だかが一部かぶっていましたので、その部分はYouTubeにアップされていたものを使いました。全体をご覧になりたい方はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=z6wli5Jf4vs#t=27978(第九は07:42〜08:08まで)
バレンボイム指揮、Staatskapelle(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)、ソリストはRenée Fleming, Elīna Garanča, Klaus Florian Vogt, René Pape。ソリストと合唱の部分だけアップします。光の風船が舞い上がる様子も見られます。
ARDで放送されたものは、音楽に解説だか対談だかが一部かぶっていましたので、その部分はYouTubeにアップされていたものを使いました。全体をご覧になりたい方はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=z6wli5Jf4vs#t=27978(第九は07:42〜08:08まで)
ヨナス・カウフマン ジャパンツアー全滅.....このスケジュールではね.... ☆ 呼び屋について ☆ フォークトにまで影響が... [オペラ歌手]
◎ヨナス・カウフマンは、11月9日の「ベルリンの壁崩壊25周年記念行事」のブランデンブルグ門での第九のソリスト降板、代わりはクラウス・フロリアン・フォークト(Klaus Florian Vogt, 1970.12.4).....んんんん....なんなんだろう、カウフマンはこの予定を入れたのは日本公演とかすべてキャンセルした後。今更、その後の「マノン・レスコー」のために大事をとるってことなのか、それとも「マノン・レスコー」のリハーサルにも入ってないのか......そもそも引き受けたのが解せない...前のサッカーの時のように口パクはあり得ないんだから、いくら国民的行事でも断るのが筋でしょう。そうすれば、最初からカウフマンでもフォークトでもないテノールが選ばれたはずですよね。フォークトはスカラ座の開幕公演「フィデリオ」に出演ですから最初から9日の第九はお断りだったはずです。(スカラ座開幕公演は、アンテプリマが12月4日で、一ヶ月以上前からリハーサルに入るそうです)それをカウフマンが引き受けてこんなに間際にキャンセルしたんじゃフォークトだってイヤとは言えないでしょう。指揮が両方ともバレンボイムですし。フォークト、風邪をひかないようにね!(2014.11.8)
◎大阪が5月28日から、6月4日に変更だそうです。呼び屋がカウフマンのメッセージを掲載しています。
その一部 "I was also unable to sing my performances at the Scala in Milan as well as the recitals which were scheduled in Europe. "のところを「同様にミラノスカラ座で予定されていたリサイタルも歌うことができませんでした」と訳しているので、スカラ座のリサイタルが延期になったのは去年のことでしょ(今回のはリサイタルじゃないんです...)とつっこみを入れたくなりました.....端折り過ぎだしちょっと違うでしょ。日本語訳つけない方がいいんじゃないの。(私ってモンク多いね)
22. Oktober 2014, Liederabend, Tokyo → 2015/5/30
18. Oktober 2014, Liederabend, Kawasaki → 2015/6/1
20. Oktober 2014, Liederabend, Osaka →2015/5/28 2015/6/4
もうちょっと落ち着いて発表すればいいのに.....それにたったの二日後に持ってくるって....なぜ?ですが、思いつくのはピアノ伴奏のヘルムート・ドイチュHelmut Deutsch(1945.12.24)の都合かなってことです。ドイチュ氏って、けっこう忙しい方なんですね。スカラ座でもディアナ・ダムラウとかアニヤ・ハルテロスの伴奏してますし、ドイツ系の方々、軒並みドイチュ氏ですよ。かなり先のことですし、スケジュールは把握できませんが、変なのを見つけちゃいました。若手テノールのマウロ・ペーターMauro Peter、彼のスケジュールでは2015年6月4日にロンドンのウィグモア・ホールでドイチェのピアノ伴奏でリサイタルをするつもりなんです。あらら.....他の伴奏者を探して...と言われているか、リサイタル自体をとりやめなければならないか....さてどうなるか....いろんなところに影響が出てきますね。ペーター君、若いんだから我慢して頑張ってね。(2014.10.24追記)
覚え書き(思い出したこと):
今回のカウフマンのキャンセルは歌手には普通にあることですが、キャンセルと同時に次の日程を発表したのが前代未聞.....これって単にお金を返したくないからじゃないのかな.....それにファンクラブと称して集めたお金はどうなるんでしょう.....
実は一年前にあるブログで、こんなコメントをした人物がいることを思い出しました。「2014年10月下旬にカウフマンがリサイタルを東京・大阪・神奈川で行います そのカウフマンのオフィシャルファンクラブを結成したいのですが.....」
名前を調べたらこの人物がザックコーポレーション社長で、現在アーチ・エンタテインメントの顧問です。(面倒を避けるため以下削除) (2014.10.18)
*スカラ座の記事にカウフマンのキャンセルの件を一部書きましたが、別記事にします。
「2度あることは3度ある」になっちゃいましたが、チケット買った方もやっぱりそうか....って感じなんでしょうね...9月27日のボストンのオープニングガラコン以降、ミラノ・スカラ座、ブタペスト、バルセロナ、ルツェルン全公演キャンセルして健康の回復に専念したようですが、残念ながらだめだったようです。
ビリャソンがコンサートのやり過ぎで喉を駄目にしちゃってますが、やっぱり、コンサートの割合が多過ぎると疲れが出るんじゃないでしょうか....カウフマンのキャンセルについての過去記事を読み返してみましたが(ぐちゃぐちゃわかりにくいですけど...)、だいたい9月と5月頃に疲れがでるようです。
・2012-05-17の記事:「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける(2012.5.11/13 ) ☆ 5/27コンサート延期 ☆ ROH「トロイ人」全公演降板 ☆ 6/10歌曲コンサートキャンセル☆ 5/30キャンセル狂騒曲終わり
・2011-05-14の記事:ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト:日本側発表「福島原発事故」とNYタイムズ“personal reasons”/ボローニャ:手術って何?/バイエルンもキャンセルです....
カウフマンの公式HPには現時点(2014.10.15)では発表されていませんが、ジャパンツアーは下記のように延期したと呼び屋が発表してます。
18. Oktober 2014, Liederabend, Kawasaki → 2015/6/1
20. Oktober 2014, Liederabend, Osaka → 2015/5/28
22. Oktober 2014, Liederabend, Tokyo → 2015/5/30
これって....もしかしたら呼び屋が会場を押さえただけってことないですよね。
来年のこの時期のカウフマンのスケジュールをみますと、2015年5月23日 パリのシャンゼリゼ劇場でコンサート、確かにその後ちょっと空いてますが、6月12日からスカラ座で「カヴァレリア・ルスティカーナ」ですよ。スカラ座はけっこうきっちりリハーサルやるはずなので、その辺の調整はどうなっているのか、スカラ座をキャンセルするのか........まあ、それに、また疲れが出る時期ですし....どうなるか、間際まで様子を見た方が賢明でしょうね。
参考:人気テノールさんのスケジュール
あら、オペラの公演数が同じ.....やっぱりコンサートが多すぎ、どさ回りって実入りはいいけど疲れますよね。カウフマンは、休暇無しのスケジュールを組んでるから、いったん体調を崩すと回復が遅い....レコーディングとか私たちにはわからないスケジュールもありますしね。ミュンヘンの「マノン・レスコー」はネトレプコがお相手ですから万全の体調で臨むためにも遠い国のコンサートはキャンセルなんでしょう。ヨーロッパから日本って遠いですよ....
*アラーニャとグリゴーロと比較したのは、単純にスケジュールがすぐにつかめるからです。グリゴーロのは私keyakiがチェックしていますし、アラーニャは、アラーニャの情報ならここ!というファンの方のブログを使わせていただきました。
関連記事から:健康上の理由でキャンセルしまくった時に「口パク」でファンサービスしたカウフマンの動画
欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19):ヨナス・カウフマンとデヴィッド・ギャレットの演奏 (2012.5.19)☆ カウフマン自身がリップシンクだった....と発表(2012.5.24)
ヨナス・カウフマン関連記事:
・イタリアのラジオ番組 La Barcaccia で陽気に喋るヨナス・カウフマン(2014.5.20/21/22)
・Jonas Kaufmann 離婚していた.....(2014.4.9発表)
・欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19) 2012-05-24
・「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける 2012-05-17
・ビデオ・メッセージ:ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロ 2011-05-21
・ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト/ボローニャ/バイエルン 2011-05-14
・ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 2010-11-24
・ヨナス・カウフマンいかがでしたか? 2009-06-05
・チューリヒの三大若手テノール 2008-07-13
メモ:Mauro Peter | London, Liederabend Wigmore Hall, 4. Juni 2015.pdf
◎大阪が5月28日から、6月4日に変更だそうです。呼び屋がカウフマンのメッセージを掲載しています。
その一部 "I was also unable to sing my performances at the Scala in Milan as well as the recitals which were scheduled in Europe. "のところを「同様にミラノスカラ座で予定されていたリサイタルも歌うことができませんでした」と訳しているので、スカラ座のリサイタルが延期になったのは去年のことでしょ(今回のはリサイタルじゃないんです...)とつっこみを入れたくなりました.....端折り過ぎだしちょっと違うでしょ。日本語訳つけない方がいいんじゃないの。(私ってモンク多いね)
22. Oktober 2014, Liederabend, Tokyo → 2015/5/30
18. Oktober 2014, Liederabend, Kawasaki → 2015/6/1
20. Oktober 2014, Liederabend, Osaka →
もうちょっと落ち着いて発表すればいいのに.....それにたったの二日後に持ってくるって....なぜ?ですが、思いつくのはピアノ伴奏のヘルムート・ドイチュHelmut Deutsch(1945.12.24)の都合かなってことです。ドイチュ氏って、けっこう忙しい方なんですね。スカラ座でもディアナ・ダムラウとかアニヤ・ハルテロスの伴奏してますし、ドイツ系の方々、軒並みドイチュ氏ですよ。かなり先のことですし、スケジュールは把握できませんが、変なのを見つけちゃいました。若手テノールのマウロ・ペーターMauro Peter、彼のスケジュールでは2015年6月4日にロンドンのウィグモア・ホールでドイチェのピアノ伴奏でリサイタルをするつもりなんです。あらら.....他の伴奏者を探して...と言われているか、リサイタル自体をとりやめなければならないか....さてどうなるか....いろんなところに影響が出てきますね。ペーター君、若いんだから我慢して頑張ってね。(2014.10.24追記)
覚え書き(思い出したこと):
今回のカウフマンのキャンセルは歌手には普通にあることですが、キャンセルと同時に次の日程を発表したのが前代未聞.....これって単にお金を返したくないからじゃないのかな.....それにファンクラブと称して集めたお金はどうなるんでしょう.....
実は一年前にあるブログで、こんなコメントをした人物がいることを思い出しました。「2014年10月下旬にカウフマンがリサイタルを東京・大阪・神奈川で行います そのカウフマンのオフィシャルファンクラブを結成したいのですが.....」
名前を調べたらこの人物がザックコーポレーション社長で、現在アーチ・エンタテインメントの顧問です。(面倒を避けるため以下削除) (2014.10.18)
* * * * * *
*スカラ座の記事にカウフマンのキャンセルの件を一部書きましたが、別記事にします。
「2度あることは3度ある」になっちゃいましたが、チケット買った方もやっぱりそうか....って感じなんでしょうね...9月27日のボストンのオープニングガラコン以降、ミラノ・スカラ座、ブタペスト、バルセロナ、ルツェルン全公演キャンセルして健康の回復に専念したようですが、残念ながらだめだったようです。
ビリャソンがコンサートのやり過ぎで喉を駄目にしちゃってますが、やっぱり、コンサートの割合が多過ぎると疲れが出るんじゃないでしょうか....カウフマンのキャンセルについての過去記事を読み返してみましたが(ぐちゃぐちゃわかりにくいですけど...)、だいたい9月と5月頃に疲れがでるようです。
・2012-05-17の記事:「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける(2012.5.11/13 ) ☆ 5/27コンサート延期 ☆ ROH「トロイ人」全公演降板 ☆ 6/10歌曲コンサートキャンセル☆ 5/30キャンセル狂騒曲終わり
・2011-05-14の記事:ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト:日本側発表「福島原発事故」とNYタイムズ“personal reasons”/ボローニャ:手術って何?/バイエルンもキャンセルです....
カウフマンの公式HPには現時点(2014.10.15)では発表されていませんが、ジャパンツアーは下記のように延期したと呼び屋が発表してます。
18. Oktober 2014, Liederabend, Kawasaki → 2015/6/1
20. Oktober 2014, Liederabend, Osaka → 2015/5/28
22. Oktober 2014, Liederabend, Tokyo → 2015/5/30
これって....もしかしたら呼び屋が会場を押さえただけってことないですよね。
来年のこの時期のカウフマンのスケジュールをみますと、2015年5月23日 パリのシャンゼリゼ劇場でコンサート、確かにその後ちょっと空いてますが、6月12日からスカラ座で「カヴァレリア・ルスティカーナ」ですよ。スカラ座はけっこうきっちりリハーサルやるはずなので、その辺の調整はどうなっているのか、スカラ座をキャンセルするのか........まあ、それに、また疲れが出る時期ですし....どうなるか、間際まで様子を見た方が賢明でしょうね。
参考:人気テノールさんのスケジュール
ヨナス・カウフマン 6/17〜 7/7 ロンドン「マノン・レスコー」7 7/11 フィンランド 7/15 ミュンヘン 7/18 チェコのチェスキー・クルムロフ 7/25,28 ミュンヘン「運命の力」2 8/3 スペイン Peralada Festival 8/10 シドニー 8/14 メルボルン 8/17 シドニー 9/27 ボストン 10/3,4 10/7 10/10 10/13 10/18 10/20 10/22 11/9 11/15〜 12/7 ミュンヘン「マノン・レスコー」7 6〜12月オペラ:16公演 コンサート:17(9キャンセル) |
ロベルト・アラーニャ 5/10〜 6/3 ロンドン「トスカ」8 6/14 モロッコ 6/27 パリ 8/2,5 オランジュ「オテロ」2 8/9 モナコ 9/21〜 10/2 ウィーン「ドン・カルロ」4 10/19 フランスTV 11/22 モスクワ 12/2,8 ベルリン「カルメン」2 6〜12月オペラ:16公演 コンサート:5 |
ヴィットリオ・グリゴーロ 4/18 メトのボエーム全9公演終了 5月何もなし 6/16,19 ベルリン「ウェルテル」2 7/12.15.19 ロンドン「ボエーム」3 7/27 スイスのヴェルビエ 8/2,28, 9/6 ヴェローナ「ロメオとジュリエット」3 9/13 ロンドン プロムス 9/18 ポンペイ「ボエーム」1 10/6 カザフスタンのアスタナ 11/18〜 12/13 ロンドン「愛の妙薬」7 6〜12月オペラ:16公演 コンサート:3 |
あら、オペラの公演数が同じ.....やっぱりコンサートが多すぎ、どさ回りって実入りはいいけど疲れますよね。カウフマンは、休暇無しのスケジュールを組んでるから、いったん体調を崩すと回復が遅い....レコーディングとか私たちにはわからないスケジュールもありますしね。ミュンヘンの「マノン・レスコー」はネトレプコがお相手ですから万全の体調で臨むためにも遠い国のコンサートはキャンセルなんでしょう。ヨーロッパから日本って遠いですよ....
*アラーニャとグリゴーロと比較したのは、単純にスケジュールがすぐにつかめるからです。グリゴーロのは私keyakiがチェックしていますし、アラーニャは、アラーニャの情報ならここ!というファンの方のブログを使わせていただきました。
関連記事から:健康上の理由でキャンセルしまくった時に「口パク」でファンサービスしたカウフマンの動画
欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19):ヨナス・カウフマンとデヴィッド・ギャレットの演奏 (2012.5.19)☆ カウフマン自身がリップシンクだった....と発表(2012.5.24)
ヨナス・カウフマン関連記事:
・イタリアのラジオ番組 La Barcaccia で陽気に喋るヨナス・カウフマン(2014.5.20/21/22)
・Jonas Kaufmann 離婚していた.....(2014.4.9発表)
・欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19) 2012-05-24
・「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける 2012-05-17
・ビデオ・メッセージ:ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロ 2011-05-21
・ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト/ボローニャ/バイエルン 2011-05-14
・ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 2010-11-24
・ヨナス・カウフマンいかがでしたか? 2009-06-05
・チューリヒの三大若手テノール 2008-07-13
メモ:Mauro Peter | London, Liederabend Wigmore Hall, 4. Juni 2015.pdf
バイエルンの「マノン・レスコー」演出絡みでネトレプコ降板! 産休中のヨンチェヴァが助け舟 [オペラの話題]
オペラ界ではよくあるいつもの玉突きキャストチェンジ、なんか久々な感じ.....と思いましたが、これは運が良かった....ってことで「玉突き」ではありませんね。私の早とちりでした。
ネトレプコ→オポライス(メト)→ヨンチェヴァ(サンフランシスコ)という玉突き状態かと思いましたが、ヨンチェヴァは、サンフランシスコの「ボエーム」は妊娠が分かった時点でキャンセルして、ヴルガリドゥが代役に決まっていたようです。ということは、メトが10月6日に出産して産休中のヨンチェヴァを説得して担ぎだしたってことですね。ゲルプ氏のお手柄ってことか......
11/15からのミュンヘンの「マノン・レスコー」、アンナ・ネトレプコとヨナス・カウフマンの共演で宣伝していましたが、ネトレプコが演出に納得できない(あのノイエンフェルスですよ)と降板、バイエルンは過去(2010年)に演出に納得できないとしてリハーサル初日に降板したシュテンメ(ルサルカ、クシェイ演出)の代役で出てくれたオポライスに目を付けましたよ。この時もメトのムゼッタをキャンセルして出てくれたし。今回もオポライスは、なんという偶然でしょう...メトで11/14から今度はムゼッタではなくミミで「ボエーム」に登場するはずでした。メト側もOKしてネトレプコの代わりはオポライスに決定。
オポライスの穴埋めはヨンチェヴァに.....メトとしてはオポライスはすでに4月に「ボエーム」のHD上映の日にミミ役のアニタ・ハルティッヒが突然声が出なくなり、代わりにミミを歌ってますし、最近人気の出てきたヨンチェヴァに出て欲しかったんでしょう。ヨンチェバは、本来ならば、11/14からサンフランシスコで「ボエーム」だったんですが、妊娠が分かってからキャンセルしていて、産休中でした。10月6日が出産でしたので、そろそろ産休開けということで、メトが説得したんでしょう.....ということで、めでたし、めでたし......
演出でもめるのは、だいたいドイツ、ライモンディも納得いかない演出はお断りしていましたし、ヌッチはずっと前にドイツではオペラに出ないと宣言してますし、グリゴーロもこの手の演出が嫌いなようでドイツではコンサートだけになるだろう...と言ってます。それにしてもディーヴァのネトレプコ様にどんなことをやらそうとしたのかしらね。ノイエンフェルスだと、昆虫とか動物が出てくるのかなぁ。
ネトレプコ→オポライス(メト)→ヨンチェヴァ(サンフランシスコ)という玉突き状態かと思いましたが、ヨンチェヴァは、サンフランシスコの「ボエーム」は妊娠が分かった時点でキャンセルして、ヴルガリドゥが代役に決まっていたようです。ということは、メトが10月6日に出産して産休中のヨンチェヴァを説得して担ぎだしたってことですね。ゲルプ氏のお手柄ってことか......
11/15からのミュンヘンの「マノン・レスコー」、アンナ・ネトレプコとヨナス・カウフマンの共演で宣伝していましたが、ネトレプコが演出に納得できない(あのノイエンフェルスですよ)と降板、バイエルンは過去(2010年)に演出に納得できないとしてリハーサル初日に降板したシュテンメ(ルサルカ、クシェイ演出)の代役で出てくれたオポライスに目を付けましたよ。この時もメトのムゼッタをキャンセルして出てくれたし。今回もオポライスは、なんという偶然でしょう...メトで11/14から今度はムゼッタではなくミミで「ボエーム」に登場するはずでした。メト側もOKしてネトレプコの代わりはオポライスに決定。
オポライスの穴埋めはヨンチェヴァに.....メトとしてはオポライスはすでに4月に「ボエーム」のHD上映の日にミミ役のアニタ・ハルティッヒが突然声が出なくなり、代わりにミミを歌ってますし、最近人気の出てきたヨンチェヴァに出て欲しかったんでしょう。ヨンチェバは、本来ならば、11/14からサンフランシスコで「ボエーム」だったんですが、妊娠が分かってからキャンセルしていて、産休中でした。10月6日が出産でしたので、そろそろ産休開けということで、メトが説得したんでしょう.....ということで、めでたし、めでたし......
演出でもめるのは、だいたいドイツ、ライモンディも納得いかない演出はお断りしていましたし、ヌッチはずっと前にドイツではオペラに出ないと宣言してますし、グリゴーロもこの手の演出が嫌いなようでドイツではコンサートだけになるだろう...と言ってます。それにしてもディーヴァのネトレプコ様にどんなことをやらそうとしたのかしらね。ノイエンフェルスだと、昆虫とか動物が出てくるのかなぁ。
オペラ:Jonas Kaufmann contre Vittorio Grigolo (L'HEBDO 2014.10.31) [オペラ歌手]
L'HEBDOは、スイスの有名な雑誌だそうですが、ネットでこんな記事を見つけました。"Opéra: Jonas Kaufmann contre Vittorio Grigolo"
フランス語なので筆者の気持ちはよくわかりませんが、どっちがいいとか、好きとか嫌いとかの記事ではなくて、まあ比較ってことかな......
確かにこの二人は声だけでなく(お団子声とイタリア声)全く違うタイプなことは確かですね。グリゴーロは、バチカンの少年聖歌隊から(多分親がオペラ歌 手にしたかったので)中高はフランス人学校、大学では政治学を学んでいる。9歳から聖歌隊のソリストとして大勢の前で歌っていて、自分の声は神から与えら れたものという意識が強く、イタリアの文化であるオペラの素晴らしさを世界の人たちに知って欲しい思いがある....という感じかな。
一方、カウフマンは、オペラ歌手になりたかったが、普通の大学で数学を学び、それでも歌手になりたくて音楽の専門学校に入学、地道に努力をして、今ではトップクラスのオペラ歌手に....遅咲きのテノールと呼ばれている。
二人のスケジュールにも違いが出ていて面白いですよ。グリゴーロは今後徐々にオペラから自分のやりたいことにシフトするつもり....なんて言ってます ので、スカスカのスケジュールが更にスカスカになる可能性があります。一方、カウフマンは相変わらずの稼げるときに目一杯ってことでキツキツ、キャンセル 分を入れるともっと凄いんでしょうね。こんなに違いますが、オペラの公演数はほぼ同じというのも面白い。
◎2013年9月から2014年8月までの公演数:
ヨナス・カウフマン関連記事:
・ヨナス・カウフマン ジャパンツアー全滅.....
・イタリアのラジオ番組 La Barcaccia で陽気に喋るヨナス・カウフマン(2014.5.20/21/22)
・Jonas Kaufmann 離婚していた.....(2014.4.9発表)
・欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19) 2012-05-24
・「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける 2012-05-17
・ビデオ・メッセージ:ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロ 2011-05-21
・ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト/ボローニャ/バイエルン 2011-05-14
・ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 2010-11-24
・ヨナス・カウフマンいかがでしたか? 2009-06-05
・チューリヒの三大若手テノール 2008-07-13
ヴィットリオ・グリゴーロ関連記事:
・keyakiの第2ブログ「ヴィットリオ・グリゴーロ資料室」
フランス語なので筆者の気持ちはよくわかりませんが、どっちがいいとか、好きとか嫌いとかの記事ではなくて、まあ比較ってことかな......
確かにこの二人は声だけでなく(お団子声とイタリア声)全く違うタイプなことは確かですね。グリゴーロは、バチカンの少年聖歌隊から(多分親がオペラ歌 手にしたかったので)中高はフランス人学校、大学では政治学を学んでいる。9歳から聖歌隊のソリストとして大勢の前で歌っていて、自分の声は神から与えら れたものという意識が強く、イタリアの文化であるオペラの素晴らしさを世界の人たちに知って欲しい思いがある....という感じかな。
一方、カウフマンは、オペラ歌手になりたかったが、普通の大学で数学を学び、それでも歌手になりたくて音楽の専門学校に入学、地道に努力をして、今ではトップクラスのオペラ歌手に....遅咲きのテノールと呼ばれている。
二人のスケジュールにも違いが出ていて面白いですよ。グリゴーロは今後徐々にオペラから自分のやりたいことにシフトするつもり....なんて言ってます ので、スカスカのスケジュールが更にスカスカになる可能性があります。一方、カウフマンは相変わらずの稼げるときに目一杯ってことでキツキツ、キャンセル 分を入れるともっと凄いんでしょうね。こんなに違いますが、オペラの公演数はほぼ同じというのも面白い。
◎2013年9月から2014年8月までの公演数:
ヨナス・カウフマン (1969.7.10ドイツ ミュンヘン) 10/6 ECHO ベルリンTV 10/5〜17(5公演)ウィーン:西部の娘 10/21 ミラノリサイタル(振替) 11/3 ウィーン ガラ 11/9〜20(4公演) ミュンヘン:トロヴァトーレ 11/17 ミュンヘン 11/23 モスクワ 12/7 ミュンヘン 12/13(1公演)ミュンヘン:トスカ 12/22〜11/11 (6公演) ミュンヘン:運命の力 2/18〜3/15(7公演) メト:ウェルテル 2/20 ニューヨーク、カーネギーホール 3/19 シカゴ 3/28 バルセロナ 3/30 ジュネーヴ 4/1 ベルリン 4/4 グラーツ 4/6 ロンドン 4/8 パリ 4/10 チェコのプラハ 4/12 モスクワ 414 ミラノ 5/1 ウィーン 5/4 ウィーン 5/5 リンツ 5/6 ミュンヘン 5/7 フランスのトゥールーズ 5/8 パリ 5/10 バーデンバーデン 5/11 ルクセンブルグ 5/13 アテネ 6/17〜7/7 (7公演) ロンドン:マノン・レスコー 7/11 フィンランド 7/15 ミュンヘン 7/18 チェコのチェスキー・クルムロフ 7/25,28(2公演)ミュンヘン:運命の力 8/3 スペインのペララダ 8/10 シドニー 8/14 メルボルン 8/17 シドニー オペラ:32公演 コンサート:33回 |
ヴィットリオ・グリゴーロ (1997.2.19 イタリア アレッツォ→ローマ) 9/7〜10/5(5公演)パリ:ルチア 11/11 ドルトムント:スカラ座コンサート 12/4〜11(3公演)ウィーン:ボエーム 2/1〜28 (6公演)ミラノ:ルチア 3/9 メト リサイタル 3/19〜4/18 (9公演)メト:ボエーム 4/24 Oscar de la Renta受賞ガラ ゲスト出演 5/8 ミラノ大聖堂前広場 教会のイベント 6/1 ヴェローナ ガラ 6/16,19 (2公演)ベルリンDOB:ウェルテル 7/12〜19 (3公演)ロンドン:ボエーム 7/27 ヴェルビエ音楽祭 8/23〜9/6 (3公演)ヴェローナ:ロメオとジュリエット オペラ:31 コンサート:7 |
ヨナス・カウフマン関連記事:
・ヨナス・カウフマン ジャパンツアー全滅.....
・イタリアのラジオ番組 La Barcaccia で陽気に喋るヨナス・カウフマン(2014.5.20/21/22)
・Jonas Kaufmann 離婚していた.....(2014.4.9発表)
・欧州サッカーチャンピオンズリーグ決勝戦オープニングセレモニー(ミュンヘン 2012.5.19) 2012-05-24
・「ヨナス・カウフマン Gala」が、グルベローヴァと「レオ・ヌッチGala」に化ける 2012-05-17
・ビデオ・メッセージ:ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロ 2011-05-21
・ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト/ボローニャ/バイエルン 2011-05-14
・ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 2010-11-24
・ヨナス・カウフマンいかがでしたか? 2009-06-05
・チューリヒの三大若手テノール 2008-07-13
ヴィットリオ・グリゴーロ関連記事:
・keyakiの第2ブログ「ヴィットリオ・グリゴーロ資料室」