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チューリヒ歌劇場 新演出 《セビリアの理髪師》紹介のビデオクリップ☆レビュー [セビリアの理髪師]

 チューリヒ歌劇場の"Opernhaus TV"に《セビリアの理髪師》のビデオクリップがアップされました。1幕フィナーレの大騒ぎの場面でフィガロのNo.15のトランクからなぜかキリンさんが......ロジーナの驚きっぷりがかわいい...「キリン」と「大騒ぎ」となにか関係があるのかしら.....トランクの15というのも気になる......


向かって左端にフィガロ、真ん中にバルトロとロジーナ、右端にバジリオ


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チューリヒ歌劇場《セビリアの理髪師》2009.12.27プレミエ 舞台写真 [セビリアの理髪師]

チューリヒ歌劇場のサイトに舞台写真が掲載されました。
Il barbiere di Siviglia:チューリヒ歌劇場 2009年12月27〜2010年1月24日/7月10日 全13公演
Dirigent:Nello Santi
Inszenierung:Cesare Lievi
Bühnenbild:Mario Botta
Kostüme:Marina Luxardo
Lichtgestaltung:Jürgen Hoffmann
Choreinstudierung:Jürg Hämmerli
Orchester der Oper Zürich
ソリスト
Serena Malfi (Rosina) メゾ
Rebeca Olvera (Berta)
Javier Camarena (il Conte Almaviva)
 Mario Zeffiri(1/6,13,15,20,22,24 7/10)
Carlos Chausson (Bartolo)
Massimo Cavalletti (Figaro)
Ruggero Raimondi (Basilio)  → → 
Davide Fersini (Fiorillo)
Alejandro Lárraga (Offizier)
George Humphreys (Ambrogio)

 建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta, 1943.4.1 - )のデザインによる舞台です。ボッタは、ヴェネツィア大学在学中にコルビュジェの助手を務めていたそうですが、すっきりした舞台で、家具などコルビュジェ風ですね。
 ベテランのカルロス・ショーゾンとルッジェーロ・ライモンディと若い歌手さんたちの楽しい舞台になりそうです。

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新演出《セビリアの理髪師》2009.12.27プレミエ チューリヒ歌劇場 [セビリアの理髪師]

 チューリヒ歌劇場では、27日からニュープロダクションの《セビリアの理髪師》がはじまります。ルッジェーロ・ライモンディはドン・バジリオです。スイスの有名な建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta, 1943.4.1 - )が、「舞台」を担当するというのも話題の公演です。

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クリスマス! ☆Concerto di Natale(アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂)フレーニとライモンディ [RR関連]

 2005年に記事にした『アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂でのクリスマス・コンサート』の抜粋をYouTubeにアップしました。
Assisi - Concerto di Natale - Mirella Freni - Ruggero Raimondi(2009.12.19)

以下2005-12-08の記事
☆クイズ:サイドバーの《静けき真夜中》は、誰と歌っているでしょうか? 
クイズ参加ありがとうございます。フレーニです。

アッシジのサン・フランチェスコ大聖堂でのクリスマス・コンサート
雪の中のサンフランチェスコ:2001年クリスマスコンサート
《来りて拝め》:R.ライモンディ
《AveMaria》マスカーニ:M.フレーニ
assisi_natale1.jpgassisi_natale2.jpgassisi_natale3.jpg
馬小屋を飾りますクリスマスの日に馬小屋に
幼子キリストが置かれます
アッシジの聖フランチェスコによって
始められた習慣だそうです。

1997年9月26日、ウンブリアとマルケを襲った地震でアッシジのサン・フランチェスコ教会の聖堂内の天井や壁画が崩落、修復できるか危ぶまれましたが、ボランティアによる修復工事などにより、2000年にはほぼ元の形に修復できました。

◎思い出のアルバム:
イタリア アッシジ Assisi(1)
イタリア アッシジ Assisi(2) :6月の花祭りと冬のアッシジ

ローマ歌劇場2010開幕公演は《ファルスタッフ》☆★ゼッフィレッリの影響力健在! [オペラの話題]

◎今回のデッシーの出演回数が減らされた(27,30に出演予定だった)ことに抗議して、オペラフォーラムとかブロガーが音頭をとって署名を集めて劇場に抗議していました。結局、デッシーは全公演から撤退、ファビオ・アルミリアートまで降板してしまうという最悪の事態になってしまいましたが、劇場側は、今回に限ってチケットの払い戻しに応じることにしたそうです。"Gli spettatori che intendessero chiedere il rimborso del biglietto acquistato potranno rivolgersi alla Biglietteria del Teatro nei consueti orari di apertura."(2009.12.13)

◎18日からの《椿姫》のキャストの日程が発表されました。ダニエラ・デッシーとファビオ・アルミリアートは、ゼッフィレッリに反発して、手に手をとって降板、デッシーは、来シーズン幕開けの《ファルスタッフ》にも出演しないことに....(2009.12,11)

 やっとローマ歌劇場2010シーズンの概略が発表されました。2009シーズンは、ゼッフィレッリ演出の《椿姫》で12月31日に幕を閉じ、2010年はゼッフィレッリ演出の《ファルスタッフ》で開幕です。ファルスタッフには、ブルゾン、ポンス、R.ライモンディが予定されていて、アリーチェはダニエラ・デッシー、フォード氏は、カルロス・アルバレスで劇場デビューだそうです。

 メトロポリタン歌劇場では、《トスカ》《カルメン》と徐々にゼッフィレッリ演出のものをゼッフィレッリではない演出家の新演出に取り替えているようですが、イタリアではまだまだ健在ぶりをアピールしています。1923年2月12日生まれですから86才.....アレーナ・ディ・ヴェローナではゼッフィレッリが20年前から要求していたマイクの使用を来年から認めることにしたとか....マイクを使用しないのなら、演出をやらないと宣言したそうです。まあこの辺が、ちょっとお年かな....という感じもします。ちなみに来年は、《トゥーランドット》《アイーダ》《蝶々夫人》《カルメン》《トロヴァトーレ》と五つのオペラの演出を引き受けているとか。
 ゼッフィレッリによれば、周囲の環境が昔とは変わってきていて、飛行機は飛ぶわ、車は増えるわ...でうるさいそうです。しかし、歌手側からの要望というわけではないようで、マイク使用に反対、あるいは戸惑っている歌手もいるようですが、ドミンゴは、テクノロジーの必要性を常に訴えいてるということで、賛成なのかな....すでに今年のガラ公演(来年の2月に国際フォーラムで来日公演がある)では、マイクを使用したようですし.....

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ヴェルサイユでチャリティーコンサート(2009.12.7)☆年末は新演出の《セビリアの理髪師》 [RR関連]

ルッジェーロ・ライモンディは、12月7日、ヴェルサイユで開催された、第17回アン・アイモーン・ジスカールデスタンによるChildren created財団の慈善チャリティー・ガラに出演しました。(Anne-Aymone Giscard d'Estaingは、元仏大統領 Valéry Giscard d'Estaing夫人)

ルッジェーロ・ライモンディは、12月27日から来年の1月24日まで、チューリヒ歌劇場で新演出の《セビリアの理髪師》に出演、1月1日元旦はなんと、午後は《セビリアの理髪師》、夜は《IL CORSARO》という私には垂涎もの....もちろん行けませんけど、なんかわくわくします....
rr_charity_gala2.jpg rr_charity_gala3.jpgrr_charity_gala1.jpg
 ←アン アイモーン ジスカール デスタンとルッジェーロ・ライモンディ



ローランド・ビリャソン復帰!3月ウィーンでネモリーノ☆5月にはチューリヒ歌劇場デビューも [オペラ歌手]

Villazon_08_06_51a.jpg ローランド・ビリャソン Rolando Villazón (1972.2.22 - )の復帰が決まりました。すでに自身のホームページに8月までのスケジュールが発表されています。
 さすが人気者です....3月22日ウィーンを皮切りに、ちゃんと毎月お仕事が入っています。ビリャソンの復帰挨拶ビデオでも言ってますが、チューリヒ歌劇場デビューもできることになって、とても嬉しいそうです。捨てる神あれば拾う神あり...というかチューリヒはさすがに商売上手です。
 ウィーンの《カルメン》とROHのマスネ作曲《マノン》はすでにキャンセルしてビリャソンの代役が決まっています。《マノン》のデ・グリューは、なぜかヴィットリオ・グリゴーロなんです。これらは本人の意志で自らがキャンセルしたのか.....もうちょっと早く復帰宣言して欲しかった.......
 ネモリーノ、レンスキー、アルフレードで喉ならし...ということなんでしょうか。コンサートとかリサイタルが4月〜8月にかけて9公演ありますが、オペラ公演は下記のようになっています。 

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ミラノ・スカラ座2009-2010シーズン発表:これでも腐っても鯛....なのか.... [オペラの話題]

◎開幕公演無事終了(2009.12.8追記)
carmen2009scala.jpg
 12月4日のアンテプリマは、ヨナス・カウフマンが急に具合が悪くなったということで、アンダーのアカデミアの生徒が代役で歌うというハプニングがありましたが、7日のミラノ・スカラ座2009-2010シーズン開幕公演は、何ごともなく無事に終了したようです。ヨーロッパでテレビ放送をご覧になった方がコメントを下さいましたので、こちらの記事をトップに上げました。

 今から25年前の1984年にも《カルメン》がミラノ・スカラ座の開幕公演で上演されています。アバド指揮、ピエロ・ファジョーニ演出、シャーリー・ヴァーレット、プラシド・ドミンゴ、ルッジェロー・ライモンディというスカラ座にふさわしいトップクラスの歌手を揃えた公演でした。更にダブルキャストで後半の公演は、ホセ・カレーラス、アグネス・バルツァ、R・ライモンディという、まさに夢の競演でした。画質も音声も良くないですが、このときの録画の一部をYouTubeにアップしました。インタビュー(ジュリエッタ・シミオナートもいます)もありますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。
"Carmen- Abbado - La Scala 1984"再生リスト

 今回の《カルメン》もいずれ録画がYouTubeで見られると思いますが、「花の歌」をアップしました。カルメン役のアニタ・ラチヴェリシュヴィリAnita Rachvelishvili は、若いので当然ですが、張りのあるいい声をしています。カウフマンはいい声じゃないし.....やっぱり、苦手だわ.....

★以下 2009-05-29の記事
 世界の歌劇場の来シーズンのスケジュールは、すでに出そろっていますが、オペラの殿堂ミラノ・スカラ座のシーズン発表が5月27日に行われました。バレンボイムが仕切っているようで、ベルリンのリンデン並、もちろんリンデンの方はもっと冴えませんけど。開幕公演の《カルメン》とか、ドミンゴの《シモン・ボッカネグラ》とか一部はリークされていましたので、一番のニュースは、「クラウディオ・アバド、スカラ座に帰る」でしょうか。1986年以来24年ぶりです。2010年6月4日と6日に特別コンサート(マーラー8番)が開催されます。


 そうはいっても、ミラノ・スカラ座は、やっぱり、歴史的にもオペラの総本山であることは間違いないということなんでしょう、日本のネットニュースでもシーズン発表のニュースが流されました。
 ムーティ解任以来、ここ数年トラブル続きのお騒がせスカラ座ですが、だらだらやる割には魅力に欠けている......特に歌手が、魅力的とは言えません。たとえば、クーラはとっくの昔にスカラ座とは縁を切ったようですし、アラーニャは、れいのアイーダ事件、M.アルバレスもお宅には出ません宣言をしましたので、この大物人気テノール3人が、全く出ないというなんとも淋しい状態です。どんな歌手がお出ましなのか、スカラ座が一応自慢?して発表した歌手はですね.....

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メトの《ホフマン物語》誤算続きのコケまくり... M・アルバレス、ビリャソンに続きパペまでも! [オペラの話題]

◎キャスト変更の嵐に見舞われたメトの《ホフマン物語》ですが、いよいよ12月3日に初日を迎えます。公演に先立って開催される「レクチャー」のレポートがmadokakipさんのブログに掲載されました。メトのアーティスティック部門のアシスタント・マネージャーから、キャスト変更の経緯の説明があり、パペの降板理由は謎でしたが、ほぼ私の予想通りだったようです。パペにとっては、テッシトゥーラが高すぎるということに突然気づいた......んだそうです。気づくのが遅過ぎですよ。(2009.12.1)

★ジョゼ・ヴァン・ダムからニコラ・カヴァリエ(Nicolaus Cavallier)に代わりました。(2009.11.8追記)

★2010年1月23日からのモンテカルロの《ホフマン物語》はどうなるのか...と気になっていましたが、パペの代わりは、ジョゼ・ヴァン・ダム(José van Dam 1940.4.25-)に決まりました。納得の代役ということでしょう。ひょっとしたら モネガスコのR.ライモンディもあり....かと思いましたが、似たようなもんですね....(2009.9.8追記)


Ruggero Raimondi (Dapertutto), Waltraud Meier (Giulietta)
一度、ケチがつくと.....いやはやことごとく裏目に出るってことの見本のようなメトの《ホフマン物語》....面白いので、今までの経緯をざっと振り返ってみましょうか。

★2007年3月:2007/08シーズン発表で《ホフマン物語》を2008年2月に上演すると発表
キャスト:マルセロ・アルヴァレス、アラン・ヘルド、アレクサンドラ・クルザック、クラッシミラ・ストヤノヴァ、ナンシー・ファボイラ・ヘレイラ、ゾフィー・コッホ他

★2007年5月8日:《ホフマン物語》を《カルメン》に差し替え発表

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