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1957年スカラ《西部の娘》フラッツォーニ、デル・モナコ、ゴッビ [その他のオペラ]



 edcさんのブログの記事新国立劇場 西部の娘 最終日でアップされていた音声ファイルが、コレッリかデル・モナコか、ということが話題になりましたが、1957年、スカラの《西部の娘》は、ルッジェーロ・ライモンディともちょっと関係があります。どういうことかといいますと、ミラノのヴェルディ音楽院時代に、16歳のライモンディ少年が、この公演を見に行ったということなんです。(右の写真は、ミニー役で評判だったジリオラ・フラッツォーニ:♪"ソレダートにいた頃 Laggiù nel Soledad, ero piccina" デル・モナコ:♪"自由の身になったと彼女に信じさせて Ch'ella mi creda libero e lontano")

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《マクベス》バンコー:中くらいの役(1) [その他のオペラ]

"息子よ足下に気をつけろ"
Come dal ciel precipita
L'ombra più sempre oscura!
In notte ugual trafissero
Duncano, il mio signor.
Mille affannose immagini
M'annunciano sventura,
E il mio pensiero ingombrano
Di larve e di terror.
(Si perdono nel parco.)
(Voce di Banco entro la scena:)
Ohimè!...Fuggi, mio figlio!...oh tradimento!

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ラピッドシェア??《イル・フラウト・マジコ》 [その他のオペラ]

■ドイテコムの夜の女王とカペッキのパパゲーノの歌を追加しました(追記2006.7.3)
このサイトがどういうものかよくわかりませんが、会員?がアップロードしたものをダウンロードできるサイトのようです。
そこで、珍品をダウンロードしました。《イル・フラウト・マジコ》、そうです、モーツァルト作曲の《魔笛》のイタリア語版です。はっきりいって、奇妙奇天烈、《ドン・ジョヴァンニ》も《フィガロの結婚》もイタリア語でとても耳に心地よいので、《魔笛》だって.....と思いますよね、なんで、こんなにおかしくかんじるのでしょうか。
1969年、フェニーチェ座、ライモンディ、28歳、ザラストロですがやっぱり変、変、変。声的にも合ってない、というか、ザラストロが違和感があるなぁ........興味のある方はどうぞ聴いてやってください。ずいぶんスローーーです。昔の録音ですから、伸びちゃっているのかもしれません。
※ラピッドシェアがどういうものはご存知の方、コメント下さると嬉しいです。数日間無料で会員にもなれるようです。

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ヴェルディ《ルイザ・ミラー》ヴァルター伯爵 [その他のオペラ]

 R.ライモンディが、《ルイザ・ミラー》のヴァルターを歌ったのは、多分2度だけ、1971年NYメトで30歳の時、それから、1981年ハンブルグで40歳の時です。ハンブルグの公演のキャストはご覧のようにそうそうたるメンバーが集まっています。話題の公演だったのでしょうか。
ライモンディは、1984年出版の本で、ヴァルターは「全然好きじゃない」と言っていますので、当然かもしれませんが、その後は、歌っていません。
♪公演記録1971〜1981♪

メイクで父親らしくなってます
♫ヴァルター伯爵:
R.ライモンディ

音は悪いです
NYメト、1971年10月15(プレミエ)、20日
ジェイムス・レヴァイン指揮、Nathaniel Merrill演出

ルイザ:アドリアナ・マリポンテ (S)
ロドルフォ:リチャード・タッカー(T)
ミラー:シェリル・ミルンズ(Br)
領主ヴァルター伯爵:ルッジェーロ・ライモンディ(Bs)
ヴルム:ポール・プリシュカ(Bs)
公爵夫人フェデリカ:ミニョン・ダン(Ms)

※リチャード・タッカー(1914.08.28-1975.01.08 )
当時57歳
ですが、その後リサイタルで訪れていたミシガン州カラマズーで心臓発作のため60歳で急死。こちらのサイトに面白い逸話が掲載されています。カツラの話しです。
ハンブルグ、1981年10月30日(プレミエ)
シノーポリ指揮、ルチアーノ・ダミアーニ演出

領主ヴァルター伯爵:ルッジェーロ・ライモンディ(Bs)
ロドルフォ:ホセ・カレーラス(T)
公爵夫人フェデリカ:マリアナ・リポヴシェク(Ms)
ミラー:レオ・ヌッチ(Br)
ルイザ:カーティア・リッチャッレッリ(S)
ヴルム:Richard Curtin(Bs)
♫"Quando le sere al placido"(この公演の録音ではありません)
"Quando le sere al placido この穏やかな夜には"
こちらの記事でヴァルター伯爵とヴルムの二重唱のMP3をアップしました。

▼1981年ハンブルグ公演レビュー:

1981年10月30日プレミエレビュー(ドイツ語) 同じ内容の pdfファイル
1981年11月14日レビュー(ドイツ語):pdf

!ドイツ語のレビューで面白いことが書いてありましたら、教えて下さいね!
▼ヴェルディ《ルイザ・ミラー》のわかりやすい粗筋は、edcさんのブログへ!

おまけ:
♫......♫似てない?"この穏やかな夜には"と。同じ様な状況におかれた男の心情、怒りを爆発させたあと、彼女への愛を歌う静かな部分
 

ドビュッシー:《ペレアスとメリザンドPelléas et Mélisande》 [その他のオペラ]

Debussy;Pelleas Et MelisandeSardanapalusさんのブログに《ペレアスとメリザンド》のザルツブルク・イースター音楽祭公演の記事が掲載されています。ペレアスは「テノール、バリトン、どっちが歌うの?」という疑問についてとても興味深いコメントもついています。
ところで、R.ライモンディもカラヤンの下、アルケル王役の録音がありますので便乗記事です。今回のザルツブルク・イースター音楽祭のゴローはこのCDと同じジョゼ・ヴァン・ダムなんですよ、急な代役だそうです。
※ちなみにこのCDのペレアスはリチャード・スティルウェル、バリトンです。メトのカレーラス&ストラータスのボエームのマルチェッロ役の歌手さんです。

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《運命の力》グアルディアーノ神父 [その他のオペラ]

2006-03-31の記事でもご紹介しましたが、昨日新国で《運命の力》を見てきました。
一部とはいえ、このオペラを初めて聞いたのは、R・ライモンディのCD《イタリアオペラアリア集》の中に入っていた、グアルディアーノ神父の歌です。普通は、ソプラノの有名なアリア"Pace,pace.mio Dio!"なのでしょうけれど。どういう場面の歌なのかも知りませんでしたが、とても美しいメロディーで、気に入っていました。

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2004マチェラータ音楽祭の『ホフマン物語』 [その他のオペラ]

DVDがリリースされます。
※公演の詳細はここで見られます。またマチェラータ音楽祭のサイトでたくさん写真が見られます。先日edcさんやなつさんのブログで話題になった「愛の妙薬」のビデオクリップもあります。

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カラヤンの《トロヴァトーレ》DVDの写真の不思議 [その他のオペラ]

1978年カラヤンの《トロヴァトーレ》のDVDの箱のマンリーコ(ドミンゴ)の写真か絵かしりませんが、明らかに中身とは違っています。
中身の写真をアップします。(写真右) オペラのDVDは"ドミンゴ"というだけで売れるのでしょうか。このときのドミンゴは若くて、今時のオペラ=ドミンゴとおもっている人達には、識別不能かもしれません。それで、TDKは、ドミンゴとわかるように作ったのかなぁ。どうでもいいことですけどね。ちょっと気になりました。
CDですといつの写真なのというようなのも多いですけど、少なくとも中身が映像ですから、それと一致したものでないとおかしいとおもいます。

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アントニ・ガウディ(1852ー1926)を描いたオペラ「GAUDI」 [その他のオペラ]

ガウディのサグラダファミリアです。1882年着工後、現在もなお建築が続けられています。 この写真は1973年のものです。(昔の写真って、色が褪せて悲しいですね)

ところで「GAUDÌ」というオペラがあったとは知りませんでした。 彼の人生はたしかにオペラになりそうですね。
Joan Guinjo作曲で、昨年の11月にバルセロナのリセウ劇場で上演されました。(世界初)
http://www.liceubarcelona.com/comu/recull.asp?i=95 
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ガウディの晩年は、親しい人達に先立たれ、天涯孤独だったとか。他の仕事を断り、現場に寝泊まりしてサグラダファミリアの建設に没頭したそうです。
1926年6月7日夕刻、ガウディはバルセロナ市内で電車にはねられ、三日後に亡くなります。若い頃はダンディなことで有名だった彼も、まるで浮浪者のような格好だったために病院に搬送されるのが遅れたそうです。遺体はサグラダ・ファミリアに埋葬されています。
サグラダファミリアの完成は、いまだに100年後、200年後といわれています。
写真右)カサ・バトリョ(1904-06)隣の建物より目立つ建物をという施主の注文で増改築した。


アンドレア・シェニエ&”ca ira!”&バンデラス [その他のオペラ]

オペラでフランス革命・・・といえば、”アンドレア・シェニエ”
ア! サイラ サイラ サイラ・・・・・・・もつかわれてますね。
今まで気づきませんでした。(恥)

第二幕でギロチン台へ向かう死刑囚の護送車が通る時、「サ・イラ」が勢いよく演奏されます。 

iPad/iPhone用

映画「フィラデルフィア」で、このオペラのアリアが実に効果的に使われていて感動しました。 あそこでは、絶対泣けるんですね・・・・ あの場面を思い出しながら聴いて下さい  iPad/iPhone用
ちょいやくで、アントニオ・バンデラスが出ているのも・・・しかもゲイの役ですよん。 お写真アップしてみました。 アンドレア・シェニエからアントニオ・バンデラスって・・・飛躍し過ぎ!

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