チューリヒ歌劇場HP進化!《アルジェのイタリア女》初日キャンセル [アルジェのイタリア女/イタリアのトルコ人]
チューリヒ歌劇場のサイトが、素晴しく進化して、ビデオクリップと音声ファイルがリンクされています。しかもQuickTimeじゃありませんか。まるで私のブログのようだわ。 今、チューリヒで上演中の《アルジェのイタリア女》の公演のビデオクリップと、リンドーロ(Javier Camarena)とイザベラ(カサロヴァ)の歌が聴けますので、ぜひ、ぜひこちらからどうぞ。とまあ、嬉しいことなんですが、ライモンディは、初日をキャンセルしちゃったんです。ですから、ビデオも写真も代役のカルロ・レポーレなんです。本当に残念!無念!です。初日に出演してくれないことには、レビューも写真も無しなんです。
※写真をクリックするとOperaCriticのギャラリーにリンクしています。その他の写真が数枚ありますが、なぜかムスターファの写真が1枚もない! 代役の写真は載せない習慣でもあるのかしら?
アバド指揮《アルジェのイタリア女》ウィーンの観客は大喜び [アルジェのイタリア女/イタリアのトルコ人]
★ rar の解凍について追記しました(2007.1.12)
《アルジェのイタリア女》の録音がラピッドシェアにアップされています。ドイツグラモフォンから出ている、スタジオ録音と同じアバド指揮で、キャストも同じですが、ウィーンでのプレミエ公演の中継放送で、笑い声も入っていて、ウィーンのお客さんの楽しそうなこと。
「ウィーン公演記録1945-2005」で調べてみましたが、意外なことに、なんとウィーンではこの1987年9月28日の公演が、1945年以降では、初《アルジェのイタリア女》なんですね。この後、レパートリーに組み込まれ、2005年までに61公演。ということで、この公演は記念すべき公演ということになります。
アバドは、ミラノ・スカラ座で、1973年の開幕公演、1975年と1983年にも《アルジェのイタリア女》を振っているように、この曲を得意としています。関心のある方は、ぜひ聴いてみて下さい。ウィーンのお客さんには大受けで大爆笑です。
※「オペラ御殿」の L'ITALIANA IN ALGERI の項に作曲の経緯、あらすじ、各アリア、重唱、CD紹介等、実に詳細な解説がありとても参考になります。
(この曲を聴くと、最後の方で、パパゲーノとそっくりの歌がでてきますので、あれ、魔笛を聴いていたの?....なんて錯覚に落ち入ります。パパゲーノとパパタッチでなんか似ているから、わざと拝借した?? しかし、この海賊の首領ハーリーのアリアは、ロッシーニの助手が作曲したんだそうです。)