《ブラザー・サン シスター・ムーン》 おや!ライモンディが.... [RRのTV・ラジオ・映画出演]
フランコ・ゼッフィレッリ監督の映画《ブラザー・サン シスター・ムーン》、若き日のアッシジの聖フランチェスコと聖キアラを描いた映画で、ウンブリアとかトスカナの中世の町と美しい田園風景、そしてドノバンの優しく語りかけるような歌が印象的です。
この映画、ゼッフィレッリ監督の作品の中では一番好きで、何度も見ていましたが、気づきませんでした。ライモンディが出ているなんて.....
発見した経緯は、ネットを散策していて、ライモンディの今までの公演とか、出演映画を紹介しているフランスのサイトを発見。目新しい情報はないなぁ、フランス語わからないけど、ええぇええ???
★Fratello sole, sorella luna, rèal. Franco Zefirelli, 1972
これって、「ブラザーサン シスタームーン」、映画館でも見たし、テレビやLDでも見ている・・・・でも、オペラに全く興味がない頃で、もちろんライモンディなんか知らなかった・・・・さっそくチェック! 座っているだけですけど、やっぱり存在感ありますねぇ。フランチェスコが、教皇に謁見する場面で、ずらーーと身分の高い方々が並んでいますが、その中の一人です。手前から3人目の紫の衣裳がライモンディ、出演とはいえない出てるだけ.....すでに若手オペラ歌手として注目され、ひっぱりだこ状態でしたので、多分、ゼッフィレッリに頼まれたからではないかと思います。
この映画のロケは、アッシジの他にサン・ジミニャーノ、グッビオ、ローマ法王謁見の場は、シチリア島パレルモ近郊のモンレアーレのドゥオーモ(11世紀)。
モンレアーレの司教は、映画の内容に感激し、無条件でその豪華な教会を使わせてくれた。この寛大な強力のお返しに、私はイタリア最高の修復専門家を呼び、西欧で最も美しいモザイクに元通りの輝きと色彩を甦らせた。ーゼッフィレッリ自伝よりー
(ということは、私が見学した時は、ゼッフィレッリが修復した直後ということになりますよ。)
オペラ歌手は、日本で言えば歌舞伎役者のようなもので、こういう衣裳も着慣れているので、ゼッフィレッリが頼んだんでしょうか。他にもオペラ歌手が座っているのかもしれません。隣に座っているのが、ジュセッペ・タッデイのような感じもしますけど......どうなんでしょう.....
昔、昔のアルバムを整理していて気づきましたが、これって、映画で使っていた、塔(San Gimignano)だと思います。フランチェスコが、雀を追いかけて、このベランダから屋根に降りるシーンがあるんですよ。
ついでの話:
「ゼッフィレッリの自伝」によれば、若き日のアル・パチーノもフランチェスコ役のオーディションを受けたそうです。一目見てイタリア的な容貌と人を惹き付ける魅力をそなえ、彼なら聖者を演じられると思ったそうです。スクリーンテストまでしたそうですが、当時は舞台的な演技をカメラの前で抑える方法を学んでいなかったのであきらめたそうです。その後、彼は、「ゴッドファーザー」に出演してスターになりましたが、なんとその時のスクリーンテストのフィルムをコッポラ監督に見せるように手配したのはゼッフィレッリだそうです。
France2ドラマ"Le sanglot des anges"のサイト開設 [RRのTV・ラジオ・映画出演]
R.ライモンディのめずらしい写真:美女と一緒にスポーツカーで... [RRのTV・ラジオ・映画出演]
これは面白い!RAIのラジオミッレヴォーチ [RRのTV・ラジオ・映画出演]
とても面白いサイトを教えてもらいました。『Radiomillevoci』というサイトで、1900年から今日までの「声の記録,資料館」とでもいいますか、著名人の声を聞くことができます。ルッジェーロ・ライモンディの声もありますよ、と嬉しいお知らせをもらいました。ありがとうございます。
10の分野のアーカイヴから選んでいるということですが、歴史上の人物からオペラ歌手、指揮者等々、検索してみるとなかなか面白いです。ムッソリーニのもいろいろありますから、日本で、こういうのをNHKがやるとしたら、あの玉音放送なんてのもアップされるんでしょうね。
R.ライモンディ主演のTVドラマについてのメモ(2)制作費等 [RRのTV・ラジオ・映画出演]
ライモンディ主演のTVドラマ"Le Sanglot des anges"について、時々関連記事が検索でヒットしますが、どうやら、今は、撮影中で、放送は4月中旬以降ということなんでしょうか。
何日の記事か不明ですが、ニースのコンセルヴァトワールのホールでオペラシーンの撮影があったとか、カンヌでも撮影があったとか......フランス語は、まともに辞書も引けない私が、分かった範囲では、ライモンディは、カルロという往年のオペラ歌手で今は後進の指導にあたっている、どうやらテノールという設定のようですが、テノールにはどう転んでも見えないですよね。それに昨年末のインタビューでは、《セビリアの理髪師》の"陰口のアリア"、《オテロ》の一部、《椿姫》の二重唱を歌います....と語っているのに....。左上の写真のLudmila Mikaëlは、カルロのエイジェント役のようです。マルト・ケラーが、奥さんなのかな....
フランス語が堪能な方も多いので、私の想像憶測いい加減意訳はやめて記事をリンクしておきます。
ルッジェーロ・ライモンディ主演のTVドラマについてのメモ [RRのTV・ラジオ・映画出演]
チューリッヒの《トスカ》の全3公演、無事終了。ノルマ・ファンティーニ、マルセロ・アルバレスともども、ライモンディも、素晴らしいできばえで、この《トスカ》を見なれている人たちも絶賛でした。もしかしたら、スカルピア歌い納め....だったりするのかしら? 次のオペラは、4月25日から、同じチューリッヒで、やはり何度かやっている演出の《ファウスト》ですが、それまで、オペラの予定はなし。その代わりに、2006年3月18日の記事『フランスTVドラマ出演!有名オペラ歌手の役』 で紹介したTVドラマが、フランスで放送されます。あまり情報がありませんが、共演者等わかっていることをメモしておきます。