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夢の実現か野望か無謀か、ドミンゴのボッカネグラ [シモン・ボッカネグラ]

 みなさん、すでにご存知かとおもいますが、1月21日、66歳(多分)の誕生日をむかえたプラシド・ドミンゴが、2009年ベルリン国立歌劇場で《シモン・ボッカネグラ》のタイトルロールを歌うと、24日に発表しました。シモンは、究極のバリトン役なので、当然初役!でニュース!ニュース!というわけです。
 ドミンゴは、2005年4月に、最後のambition(大望、野望、野心、夢)として、シモン役を歌いたいと抱負を語っていましたが、これが実現することになります。ということは、この役を最後に引退かともうけとれますが、ベルリンで歌った後、ミラノ・スカラ座、コヴェントガーデンでも歌うということですから、いつが、最後かは不明です。

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ヴェヒターのシモン:1971年《シモン・ボッカネグラ》 [シモン・ボッカネグラ]

1971年7月、バイエルン国立歌劇場、アバド指揮、オットー・シェンク演出によるヴェルディ《シモン・ボッカネグラ》のライブの録音が手に入った。
ライモンディは29歳、ヴェヒターとの共演で、下記の2枚の写真、このときの公演のもので、最近になって、このリハーサル写真の謎が解決した。フィリッポに懇願するロドリーゴ? こんな場面あったかな?と悩んでいたが、フェイスコとシモンだったのだ。
ライモンディは、1968年9月、26歳でロールデビュー、現時点では、1997年11月の公演が最後となっている。インタビューで、フィエスコではなくシモンを歌いたい...と語っていたが、実現は不可能だろう、時間的に。ドミンゴまでもシモンを歌ってみたいといっていたようだが、何でも屋のフィガロと違って、さすがに実現できなかった。歌手にとって魅力的な役のようであるが、マイナーなオペラなので、チャンスはなかなかないようだ。
一時代、シモン役は、カップチッリ(アバド指揮、ストレーレル演出があまりにも有名)が一手に引き受けていた感があった。カップチッリの後は、ブルゾンに引き継がれていたが、現在、これを当たり役とする歌手は出ているのだろうか。
■公演記録参照フィエスコ:シモン・ボッカネグラ 主な公演 1968ー1997

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息の長さ:カップチッリのシモン [シモン・ボッカネグラ]

DOGE:
Figlia!... a tal nome palpito
Qual se m'aprisse i cieli...
Un mondo d'ineffabili
Letizie a me riveli;
Qui un paradiso il tenero
Padre ti schiuderà...
Di mia corona il raggio
La gloria tua sarà.

AMELIA:
Padre, vedrai la vigile
Figlia a te sempre accanto;
Nell'ora malinconica
Asciugherò il tuo pianto...
Avrem gioie romite
Note soltanto al ciel,
Io la colomba mite
Sarò del regio ostel.

DOGE:
Figlia!...
 本日のお題は、声を長く伸ばすこと、叫ぶのではなく、すーっと美しく長くのばすテクニックって難しそうですね。
オペラ好きといっても鑑賞の仕方にそれぞれ違いがあるようですが、中には、高音にゾクゾクする人、声をどれだけ長く伸ばすかに関心がある人も多いようです。あと、声の大きさもありますね。まあ、これは、聞こえないと困りますが、ただ大きいだけというのは問題外ですよ...ね。
 声を長く伸ばす、ということで、思い浮かぶのは、《トスカ》の"ヴィットリア!ヴィット〜リア"と《ワルキューレ》の"ヴェルゼ!ヴェ〜ルゼ"でしょうか。
 最近では、やたらに伸ばすのは流行らないようですが、でもたまに延々伸ばす歌手さんに遭遇することもあります。私は、あまり長いと、自分が窒息しそうになるので、そこそこがいいですけど。

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