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訃報:ダニエラ・デッシー Daniela Dessì (1957.5.14 ジェノヴァ – 2016.8.20 ブレシア) [訃報]

 ソプラノのダニエラ・デッシー が亡くなりました。享年59才、ご冥福をお祈りします。
dessi.jpg
2016.2.10 ラス・パルマス

 まだまだ活躍中で、来日公演も多く、日本でもファンが多くいるソプラノでした。7月27日に健康上の問題で夏の公演 Torre del Lagoの「トスカ」等をキャンセル、10月8日のブレシアのロレート大聖堂でのコンサートで復帰することを発表していました。夫のテノール歌手のファビオ・アルミリアートによれば、病気は、"breve, terribile e incomprensibile" で、あっというまだったようです。病名は、今のところ発表されていません。 癌(大腸癌) だそうです。若いから進行が早かったんですね。デッシーには前の夫のジュゼッペ・サバティーニ (Giuseppe Sabbatini) との間に息子がいます。
記事:È morta a soli 59 anni, stroncata da una malattia "breve, terribile e incomprensibile". L'annuncio dato dal compagno, il tenore Fabio Armiliato
Tenor Fabio Armiliato speaks and sings at partner Daniela Dessì’s funeral / 25 August 2016 By gramilan

ラス・パルマスでの「アンドレア・シェニエ」(2/23,25,27)のマッダレーナが最後の舞台になったようです。

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ルッジェーロ・ライモンディとの共演も多いので、関連記事がたくさんあります。
関連記事:
ダニエラ・デッシー(1957- )
ローマ歌劇場2010開幕公演は《ファルスタッフ》☆★ゼッフィレッリの影響力健在!
ダニエラ・デッシーついにノルマを歌う:ちょっとしたハプニングも...
ローマ歌劇場来日公演の? その1
ローマ歌劇場来日公演の? その2
藤原の「アドリアーナ・ルクヴルール」
l'operaの注目記事(2005.9月号)
2004年マドリード・テアトロレアルの「トスカ」再放送!NHK.BS2

1999年11月ボーローニャの「トスカ」のリハーサル、トスカはデッシーです。トスカはデッシーではありませんでしたが、このプロダクションを2002年6月の東京引っ越し公演で上演しました。このビデオは前半はボローニャでのリハーサル風景、後半は東京引っ越し公演の宣伝とか....この頃はテレビ局もはりきってたんですよね。

 ヴィットリオ・グリゴーロも"Cara Daniela ti ricorderò sempre con tanto affetto .... Ti abbraccio"とお悔やみを述べています。オペラ歌手同士、共演しなくてもいろいろ接点があるようですね。

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World's best TENORS:44人のテノールのキャリアと舞台裏インタビュー ☆ 発売は秋に延期(2015.7.17) ☆ 発売されました(2016.8) [オペラ関連書籍&雑誌]

第二ブログにグリゴーロの部分の記事を載せました。(2016.8.13)

◎本日、届きました。こういうハードカバーの本を買うのは何年ぶりか......
IMG_1727.jpg A4サイズ、半分写真集ですから、しっかりした装丁の本です。アルファベット順なので、ロベルト・アラーニャが一番はじめです。多分全部同じで、各歌手6ページ、最初のページは簡単な経歴、次のページは表紙の大きな口を開けている写真、あとの4ページのレイアウトは歌手によって違いますが、写真2枚とインタビュー記事というかんじです。
 今現在(2016.8.10)、ドイツアマゾンでは掲載されていますが注文はできません。私は、オーストリアのARCADIA OPERA SHOPで8月1日に注文しました。先方の発送が8/4で本日8/10到着、合計58,05€(送料 23,15€を含む)。
(2016.8.10)

*  *  *  *  *  *  
gri_Evelyn20Rille_2.jpg◎やっぱりね、オペラ愛好家ってけっこうウルサイ人が多いから、クレームでもあったのかなぁ....44人を選んだ理由をfacebookで説明しています。

・ we are presenting 44 tenors alphabetically and back to back on our cover which consists of two pages – front and back cover where all tenors singing their high C.
(順番はモンクを言われないようにアルファベット順だそうです....年齢順でもよかったんじゃないの?)

・ we’ve aksed the most prestigious tenors after our selection but not everybody found interest and time to participate on our project.
(そうでしょうけど、あまりにも知名度の低いテノールは、無理して入れない方がよかったのでは?)

 ということで、発売は秋だそうです。44人に変更がないのになんでかな......(2015.7.17追記)

*  *  *  *  *  *  

 近日発売!だそうですが、いつなのかはっきり分かりません。

 World's best TENORS 
by Evelyn Rillé and Johannes Ifkovits
" 44 the most prestigious tenors talk about their career from the early days until now, give us a glimpse behind the scenes,divulge their habits and secrets.."

best_tenor.jpg
1.Roberto Alagna

2.Aleksandr Antonenko

3.Jaime Aragall (1939.6.6
)
4.Francisco Araiza (1950.10.4
)
5.Fabio Armiliato

6.Vladimir Atlantov

7.Piotr Beczała

8.Marco Berti
9.Ian Bostridge

10.Johan Botha

11.Pavol Breslik

12.Lawrence Brownlee

13.Benjamin Bruns 知らない 
14.Joseph Calleja

15.Javier Camarena

16.José Carreras (1946.12.5
)
17.Charles Castronovo

18.Stephen Costello

19.Placido Domingo(1941.1.24)
20.Yusif Eyvazov ネトコの七光り

21.Michael Fabiano

22.Giuseppe Filianoti

23.Juan Diego Flórez

24.Marcello Giordani

25.Massimo Giordano

26.Stephen Gould
27.Vittorio Grigolo

28.Bryan Hymel

29.Yosep Kang

30.Jonas Kaufmann

31.René Kollo (1937.11.20)

32.Yonghoon Lee

33.Francesco Meli

34.Saimir Pirgu

35.Joel Prieto 知らない

36.Matthew Polenzani

37.Lance Ryan

38.Michael Schade

39.Peter Schreier (1935.7.29)

40.Neil Shicoff (1949.6.2)
41.Michael Spyres

42.Ramón Vargas

43.Rolando Villazón

44.Klaus Florian Vogt

 "most prestigious tenors"と言えないようなのがいたり、(多分)オペラの舞台からは引退しているジャコモ・アラガル、フランシスコ・アライサ、ホセ・カレーラス、ルネ・コロ、ペーター・シュライヤーがいたり、13,20,35は"the most prestigious tenors"とは思えないし、ドミンゴは数年前からバリトンだし.....写真を撮ってインタビューできた44人のテノールと元テノールということかな.......

 ところで、この本の写真は、スペイン、バルセロナのペララーダ・フェスティバルFestival Castell de Peraladaの期間中、パラウ・ロベルト庭園(3/26〜4/26)に展示されていました。44人中18人の写真が下の画像のように展示されました。
 グリゴーロの場合は、こんなかんじ.....ちょっと先に見えるビリャソンはなぜか泡風呂で黒いアヒルと遊んでいる
gri_perarada2.jpggri_perarada1.jpggri_perarada.jpg
Roberto Alagna, Giacomo Aragall, Fabio Armiliato, Piotr Beczala, Lawrence Brownlee, Joseph Calleja, Javier Camarena, José Carreras, Plácido Domingo, Giuseppe Filianoti, Juan Diego Flórez, Vittorio Grigolo, Yosep Kang, Jonas Kaufmann, Neil Shicoff, Ramón Vargas, Rolando Villazón, Klaus Florian Vogt 以上18名

gri_Evelyn Rillé.jpg 著者のEvelyn Rillé & Johannes Ifkovits の素性がよくわかりませんが、オペラファンの間でちょっと話題になった"Die Oper kocht" の著者ですね。kinoxさんのブログに、この本の紹介記事" [おいしいもの] Die Oper kocht: オペラ歌手の料理本"があります。
 Johannes Ifkovitsはオーストリアのフォトグラファーで、オペラ歌手の写真を良く撮影しているようです。
 Evelyn Rilléは、右の写真でも分かるように美人さん、ネットで検索するとモデルとか女優みたいですが、多分、スタイリストのような仕事をしているのかと思います。
 44人の中には、誰それ? みたいなテノールとか、ネトレプコが側にいないと「誰それ?」のテノール君が含まれているのに、断られたのかもしれませんが、マルセロ・アルバレスとかホセ・クーラがいなかったり....."most prestigious tenors" という宣伝文句は、おかしいですけど、ま、いろいろな都合でこれらの44人になったんでしょう。

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ロイヤル・オペラ2014『愛の妙薬』:クラシカ・ジャパン初回放送 2016年7月30日(土) [オペラの話題]

◎放送は、本編だけで、Live Cinemaのインタビューとかリハーサル映像がカットされていました。リハーサル映像はROHのyoutubeのチャンネルにアップされていますが、インタビューはないので、まとめた動画を作りました。下の画像をクリックするとビデオにリンクしています。Live Cinemaの宣伝はカットしました。それから、カーテンコールでは、当日グリゴーロは謎のシャツを着て現れましたが、他の日のと差し替えられています。


歩いているように見えますが、実際には目にも留まらぬ早さで舞台を駆け抜けるジャック・ラッセルのアルフィー君
 ターフェルがインタビューで話しているアムステルダムのプレスリー・ドゥルカマラは過去記事にあります。 (愛の妙薬(1)プレスリー・ドゥルカマーラとネモリーノは誰?)
alfie-and-tom-1.jpgalfie-opera-best.jpgAlfie-stage-1.jpg
アルフィー君は、2012年の公演から出演しているそうです。(Animal Ambassadors)
(2016.8.1)
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◎クラシカジャパン、契約しました。あの変なアンテナは絶対にいやっだったのですが、ひかりテレビで視聴できるということなので、ネットでクリックしちゃいました。本日11時55分にチューナーが届きました。パパッと接続、今晩9時からのグリゴーロの「愛の妙薬」も録画予約しました。
 今まで放送したものもオンデマンドで配信されているんですね。知りませんでした.....クラシカオンデマンドと言ってビデオ配信なので、いつでも見られる.... 佐渡裕の「レッドリボン・コンサート」2015 とか2014年パリ・オペラ座の「セビリアの理髪師」とかちらっと見てみました.....こんなサービスがあるとは知りませんでした。全部がビデオ配信されるのか一部なのか.....どういう基準でビデオ配信するんでしょうか。
・最新のテレビオンデマンド > クラシカ オンデマンドのビデオ作品一覧
(2016.7.30)
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 CLASSICA JAPANでグリゴーロ主演の『愛の妙薬』が放送されます。2016年7月30日(土) 21:00 〜 クラシカ・ジャパン初回放送、日本初です。



 ロイヤル・オペラのLive cinemaの放送で、グリゴーロ主演のオペラは、2012「リゴレット」(2015.10.10初回放送)に続き2本目、2011年の「ファウスト」もぜひとも放送して欲しいものです。





関連記事:
ROH「愛の妙薬」(2014.11.18〜12.13) ☆ 日本でも一日遅れのLive Cinema(11月27日) ☆ インタビュー☆ 舞台写真 カーテンコールの動画 ☆ レビュー

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