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新国 ニュープロダクション《ヴォツェック》鑑賞記録(2009.11.18)  [オペラ生舞台鑑賞記録]

◎バイエルン国(州)立歌劇場のサイトで、ビデオクリップが見られます。新国のヴォツェックとマリーは美男美女でスマートだったせいか、新国の舞台の方がすっきり洗練されているようにみえます。(2009.11.27)

 ほとんど予備知識無しで見に行きました。理髪師上がりの兵士ヴォツェックは、軍医に実験台にされて精神に異常をきたしている....浮気した内縁の妻のマリーを殺して自分も死んでしまう。小さな男の子が一人残される.....音楽は、無調的な現代音楽.....という程度は知っていましたので、アバド指揮のを見ているのかもしれませんが、記憶にない!。

 今回の舞台は、けっこう見るものがたくさんあるし、子供が可愛いし、字幕も必死に読まなきゃいけないしで、脳が目に集中してしまったせいか、歌は視覚に入って来てちゃんと聞こえましたが、音楽は鳴っているのがわかった程度です。カーテンコールでは、演出チームが舞台に出て来たとたん、上の階からブー!の嵐が降ってきました。私は、ブラヴォー!かと思いましたが、あれはブー!なんだそうです。

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ドミンゴの"シモン"ベルリンを皮切りにはじまる....放送はおあずけ....ワン [オペラの話題]

◎2009年10月24日のベルリン国立歌劇場を皮切りにはじまったドミンゴの《シモン・ボッカネグラ》ツァー、途中でつまずきました。
リンデン→NYメトロポリタン→チューリヒZeljko Lucic →リンデンAndrzéj Dobber→ミラノ・スカラ→ロンドン→マドリード

◎ベルリン国立歌劇場のサイトにドミンゴのシモンのビデオ・トレーラーがアップされていました。テノール声であることに目をつぶれば立派なもんですが、とても苦しそう.....顔が晩年のギャウロフにそっくり。YouTubeに保存しましたので興味のある方はどうぞ!Simon Boccanegra2009 - Plácido Domingo

2009.10.28追記
 放送はおあずけ....ワンワンでしたので、3月にドミンゴがメト125周年ガラで歌ったシモンと娘の感動の対面シーンの音声ファイルをアップします。《シモン・ボッカネグラ》といえば、アバド.....タイトル・ロールはピエロ・カプッチッリですり込まれているオペラファンも多いと思いますので、両方並べてみました。

 1972年ミラノ・スカラ座 アバド指揮:
 カプッチッリ&フレーニ
 2009年3月 Met125周年/ドミンゴMetデビュー40周年Gala:
 ドミンゴ&ゲオルギュー
 テノールの声域も歌えるといわれたカプッチッリと比べてどうでしょうね......カプッチッリの後、1980年代はブルゾン.....YouTubeに1984年Wiener Staatsoperのリハーサルのクリップがあります。アバド、ストレーレル、ブルゾン、ライモンディ、カレーラス、リッチャレッリ.....舞台の様子はちょっとだけですが、聞きごたえ満点!

以下2009.10.26記事
 テノール歌手ドミンゴの《シモン・ボッカネグラ》が10月24日、ベルリン国立歌劇場を皮切りに....今後世界の主要歌劇場....ベルリン(リンデン)→NYメトロポリタン→チューリヒ→ベルリン(リンデン)→ミラノ・スカラ→ロンドン→マドリード...を巡る予定です。もちろんバリバリのバリトン役でバリトン歌手も憧れのヒーロー、シモンをテノールのドミンゴが歌うので話題になっています。68才の挑戦です。
 ベルリンのプレミエが放送される予定でしたが、ドミンゴのOKがでなかったので、中止になりました。来年のメトまでおあずけのようです。手ぐすねひいて待っていた人、楽しみにしていた人たちもがっかりでしょう。私も、《シモン・ボッカネグラ》は、ルッジェーロ・ライモンディがフィエスコを主要レパートリーにしていましたので、いろいろ聞いてますから、聞かせていただくつもりでした。まあ、自信がついてからのを聞かせてもらったほうがいいでしょう....楽しみに待っていましょう。
2009年10月24,27,30/11月7,10,13/3月27,30日
指揮:Daniel Barenboim
演出:Federico Tiezzi
舞台:Maurizio Balò
衣裳: Giovanna Buzzi
キャスト:
Simon Boccanegra : Plácido Domingo
Amelia :Anja Harteros
Jacopo Fiesco :Kwangchul Youn
Gabriele Adorno:Fabio Sartori
Paolo Albiani:Hanno Müller-Brachmann
Pietro:Andreas Bauer Alexander Vinogradov
Staatsopernchor/Staatskapelle Berlin

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リエージュ《ファルスタッフ》映画館でHDライヴ上映(2009.11.25) [ファルスタッフ]

★ORW : "Falstaff" 紹介の動画が"RTC Télé-Liège"にアップされていましたので、YouTubeにも保存しました。Raimondi"Falstaff"再生リストのトップにあります。(2009.11.17)

◎11月21日にローマ歌劇場の2010シーズンのスケジュール発表がありますが、ゼッフィレッリ演出の《ファルスタッフ》にR.ライモンディの名前もあるようです。すごいトリプルキャストですね......5人ともファルスタッフ?なんて言ってる人もいるようですが、それはないでしょ。
FALSTAFF : Renato Bruson/Ruggero Raimondi/Juan Pons//Alberto Mastromarino/Carlos Alvarez -- Asher Fisch - Franco Zeffirelli(2009.11.15)


Opéra Royal de Wallonie 新演出《ファルスタッフ》11月17,20,22,25,29/12月1日 全6公演
rr-Falstaff-Live-25.11.jpg 指揮........Paolo ARRIVABENI
演出 ........Stefano PODA
ニュープロダクション

キャスト:
Sir John Falstaff........Ruggero RAIMONDI
Ford ........Luca SALSI
Mrs Alice Ford........Virginia TOLA
Nannetta........Sabina PUÉRTOLAS
Fenton........Tiberio SIMU
Mistress Quickly ........Cinzia DE MOLA
Mrs Meg Page........Liliana MATTEI
Dr Caius........Gregory BONFATTI
Bardolfo ........Pietro PICONE
Pistola ........Maurizio LO PICCOLO

Orchestre et Choeurs:
Opéra Royal de Wallonie

microcinema/utopolis

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ラ・マルセイエーズLa Marseillaiseフランス国歌:ボブ・ウィルソン演出美術、他 [コンサート]

★《バスティーユこけら落しガラコンのラ・マルセイエーズ》をYouTubeの動画に差し替え(2009.11.3)

フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』 いろいろ
    
(写真をクリックするとそれぞれのマルセイエーズが視聴できます)

★ジョルジュ・プレートル指揮、オペラ座管弦楽団、合唱団
先の記事でも紹介しました1989年7月13日に開催された『バスティーユこけら落しガラコンサート』は、フランス国歌の演奏で幕が開きました。ローバート・ウィルソン演出美術に注目です。ギロチン台をイメージしたオブジェかしら........続いて一番はじめに登場のライモンディのグノーの「ファウスト"黄金の仔牛"」と威勢よくはじまります。
カーテンコールの写真で、テレサ・ベルガンサと手をつないでいる男性が巨匠ローバート・ウィルソン(上左の写真)、世界を駆け回っているビジネスマンにしかみえませんけど。コンサートのフィナーレでも出演者全員でマルセイエーズを歌っています。
指揮はジョルジュ・プレートル、オペラ座管弦楽団、合唱団 演出美術ボブ・ウィルソン、フランスで人気のオペラ歌手10人によるフランス・オペラ抜粋のコンサート。劇場は突貫工事にもかかわらず、まだ未完成でしたが、このコンサートは、フランス革命200年記念日の前日に開かれ、ミッテラン、ブッシュ、サッチャー、コール、日本からは宇野首相ら当時のサミット首脳をはじめ、計33カ国の国家主席が招待されましたた。ブッシュは、もちろんお父さんのほうです。

★ジャン=クロード・マルゴワール(Jean-Claude Malgoire)指揮 La Grande curie et la Chambre du Roy、ルッジェーロ・ライモンディ
マルゴワールということは、古楽器による歴史的再現の『ラ・マルセイエーズ』ということなんでしょうか、貴重かもしれません.....このLPもまだ入手してないのでどういういきさつで録音したのかはわかりませんが、伴奏が古楽器なので、ライモンディが苦労したとか...

★2005年式典の演奏
応援団長のように、微動だにせずビシッと決めて歌っています。かっこいいですね。誰って、もちろんアラーニャですよ。リンク先に、フランス国歌の由来もあります。

関連記事:
(続)フランス国立視聴覚研究所(INA):バスティーユこけら落しガラコン
謎のLP《Chantons la Revolution》ジャン=クロード・マルゴワール指揮
Ah! ca ira, ca ira, ca ira!"サ・イラ"が国歌になっていたかも.....

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Met Playerでオペラを見よう聞こう...勝手にキャンペーン (1985年ポネル演出フィガロの結婚) [パソコン/ネット/YouTube/mp3,mov]

2009.11.1追記
1985年メトロポリタン歌劇場、レヴァイン指揮、ポネル演出《フィガロの結婚》のフィガロ・ハイライトをYouTubeにアップロードしました。
Le nozze di Figaro 1985-Ruggero raimondi(Figaro)(日本語字幕/イタリア語キャプション付き)
 伯爵として定評のあるライモンディですが、声域的には若い頃からフィガロを歌ってますし、アレンの伯爵の若殿ぶり、ヴァネスの伯爵夫人、バトルの愛らしいスザンナ、それぞれ役柄にピッタリで音楽的にも演劇的にも楽しめます。このポネルの演出は1987年ザルツブルグでもレヴァイン指揮、ルッジェーロ・ライモンディ主演で上演しています。全幕はぜひぜひ"MetPlayer"でご覧下さい。

以下2009.10.16記載
 ちょうど1年前くらいになりますか...メトロポリタン歌劇場の"MetPlayer"が話題になったのは。私も『インターネットでオペラ:コヴェントガーデンとメトもストリーミング配信』という記事を書きましたが、ほとんどテレビで放送されたものでだったりその後、実際に試してみることもなく、すっかり忘れていました。
 ところが、交流ブログの"Opera! Opera! Opera!"さんから1985年のライモンディ主演の《フィガロの結婚》が見られる...という情報を得て、さっそく試してみました。
 ちゃんとサクサク見られるじゃないですか....これなら合格!です。最近は若者のテレビ離れ...というか、パソコンがあればテレビはいらない...という人も増えていますので、NHKのBShiとかBSが見られない人にもいいですよ。


"Aprite un po' quegl' occhi" 写真をクリックするとYouTubeにリンクしています

 

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