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オペラ歌手さんのキャンセル!・・・でどうしたか。  [オペラ歌手]

歌手さんも生身の人間、いろいろな原因で、声が出なくなることもあります。 普通は、代役が代わりに歌ってことなきを得るわけです。 今はあまりききませんが、この代役は、新人にとってのチャンスなんですね。 ライモンディも体調不良のロッシ・レメニの代役で歌って、認められ、その後順調にキャリアを積んで行ったということです。
突然声が出なくなった場合は、舞台上の演技は、そのまま出演歌手がつとめ、オケピットで、代役の歌手が歌うというケースもよくあるようです。
このケースにあたるのですが、なんと舞台上の演技は演出家、オケピットで代役の歌手が歌ったという変則的な公演もあるんですね。
2003年夏のザルツブルグ音楽祭の「ホフマン物語」、題名役のニール・シコフが一日だけですがキャンセルしましたが、なんと演出家のデヴィッド・マクヴィカーが、ホフマンを演じました。 (カツラはつけてなかったそうです、あわなかったのかしら?)
この「ホフマン物語」は、録画を見ましたが、演出家の厳しい要求に応えたんでしょうね、シコフが大熱演で感心しました。

最近のケースでは、ネットを散策していて見つけましたが、ターフェルがヴォータンを歌うというので話題になっているコヴェントガーデンの「リング」です。
そのターフェルが、初役で緊張したのか、風邪か、とにかく声が突然出なくなってしまって、さあ、大変! 
その日は天候が非常に悪く、ドイツからは代役を呼べない! どうしよう!
なんとドナルド・マッキンタイア(70才)をつれてきたんです。もちろん舞台上はターフェルが演技してオケピットでマッキンタイアが歌いました。
マッキンタイアは引退してるようですが、新国でフンディングを歌ったのはまだ記憶に新しいですね。

それにしても新国の「ルル」の上演版の変更、納得できません!
現キャストで「高い水準を維持した公演」ができなければ、キャストを変えるのがフツーじゃないですか!
そもそも「高い水準を維持した公演」ってなんですか?

写真)「ホフマン物語」シコフ&ライモンディ、両手に持っているのは目玉、この目玉はマシュマロのようです。食べてました。


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