SSブログ

新国立劇場2018/2019シーズン:オペラ公演ラインアップ (2018.1.11発表) ☆一覧表 [オペラの話題]

 新国立劇場2018/2019シーズンが発表されました。「魔笛」「紫苑物語」「フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ」「トゥーランドット」が新制作。
 来シーズンから、芸術監督は飯守泰次郎から大野和士になります。

 歌手陣は、なんとなく懐かしい名前が....ローマン・トレーケル、セルゲイ・レイフェルクス、カルロス・アルバレス、藤村実穂子、ニコラ・ウリヴィエーリ、ジョヴァンニ・フルラネットとか.....あらっと思ったのが、「ウェルテル」が、サイミール・ピルグと藤村実穂子の組み合わせ、スティーヴン・コステロは、新国初登場でピンカートンかぁ.....ロールデビューだそうですけど.....フアン・フランシスコ・ガテルは、スカラ座の「ロメオとジュリエット」のテバルドでしたね。

◎2018/2019シーズン オペラ公演ラインアップ(公演詳細はタイトルをクリック)

o01_ph01.jpg
1.魔笛
o02_ph01.jpg
2.カルメン
o03_ph01.jpg
3.ファルスタッフ

1.魔笛 [新制作]:2018年10月3, 6, 8, 10, 13, 14日 (6公演)
 ローラント・ベーア/ウィリアム・ケントリッジ/東京フィルハーモニー交響楽団
  サヴァ・ヴェミッチ、スティーヴ・ダヴィスリム、島安井陽子、林 正子、九嶋香奈枝、アンドレ・シュエ、升島唯博


2.カルメン:2018年11月23, 25, 27, 30 / 12月2, 4日(6公演)
 ジャン=リュック・タンゴー/鵜山 仁/東京フィルハーモニー交響楽団
  ジンジャー・コスタ=ジャクソン、オレグ・ドルゴフ、ティモシー・レナー、砂川涼子、伊藤貴之


3.ファルスタッフ:2018年12月6, 9, 12, 15日 (4公演)
 カルロ・リッツ/ジョナサン・ミラー/東京フィルハーモニー交響楽団
  ロベルト・デ・カンディア、マッティア・オリヴィエーリ、村上公太、エヴァ・メイ、幸田浩子、エンケレイダ・シュコーザ


o04_ph01.jpg
4.タンホイザー


新制作
創作委嘱作品
世界初演


5.紫苑物語
o06_ph01.jpg
6.ウェルテル


4.タンホイザー:2019年1月27, 30 / 2月2, 6, 9日 (5公演)
 アッシャー・フィッシュ/ハンス=ペーター・レーマ/東京交響楽団
  妻屋秀和、トルステン・ケール、ローマン・トレーケル、鈴木 准、萩原 潤、リエネ・キンチャ, アレクサンドラ・ペーターザマー


5.紫苑物語[新制作 創作委嘱作品・世界初演]:2019年2月17, 20, 23, 24日 (4公演)
 大野和士/笈田ヨシ/東京交響楽団
  髙田智宏、大沼 徹、清水華澄、臼木あい、村上敏明


6.ウェルテル:2019年3月19, 21, 24,26日 (4公演)
 ポール・ダニエル/ニコラ・ジョエル/東京交響楽団
  サイミール・ピルグ、藤村実穂子、黒田 博、幸田浩子





新制作



7.フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ
o08_ph01.jpg
8.ドン・ジョヴァンニ
o09_ph01.jpg
9.蝶々夫人


7.フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ [新制作]:2018年3月14, 16, 18, 21日 (4公演)
 沼尻竜典/粟國 淳/東京フィルハーモニー交響楽団
  フィレンツェの悲劇:ヴゼヴォロド・グリヴノフ、セルゲイ・レイフェルクス、齊藤純子
  ジャンニ・スキッキ:カルロス・アルバレス、砂川涼子、村上敏明、寺谷千枝子、青地英幸


8.ドン・ジョヴァンニ:2019年5月17,19,22,25,26日 (5公演)
 フランチェスコ・ランツィロッタ/グリシャ・アサガロフ/東京フィルハーモニー交響楽団
  ニコラ・ウリヴィエーリ、ジョヴァンニ・フルラネット、妻屋秀和、マリゴーナ・ケルケジ、フアン・フランシスコ・ガテル、
 脇園 彩、久保和範、九嶋香奈枝


9.蝶々夫人:2019年6月1, 4, 7, 9日 (4公演)
 ドナート・レンツェッテ/栗山民也/東京フィルハーモニー交響楽団
  佐藤康子、スティーヴン・コステロ、須藤慎吾、山下牧子、晴 雅彦、島村武男、星野 淳



新制作
オペラ夏の祭典 2019-20
Japan⇔Tokyo⇔World
新国立劇場/東京文化会館

10.トゥーランドット

10.トゥーランドット[新制作]:2019年7月17, 20, 21, 22日 (4公演)
 大野和士/アレックス・オリエ/バルセロナ交響楽団
  イレーネ・テオリン/ジェニファー・ウィルソン(21)、テオドール・イリンカイ/サイモン・オニール(21)、中村恵理/砂川涼子(21)、
  リッカルド・ザネッラート/妻屋秀和(21)


*同じ演出で見たオペラ
新国《カルメン》鑑賞:2007.12.6
新国《ファルスタッフ》鑑賞:2007.6.19
新国《タンホイザー》鑑賞:2007.6.15
新国「ウェルテル」(2016.4.13)
新国《ドン・ジョヴァンニ》2012.4.19
新国《蝶々夫人》鑑賞記録(2005.7.6)

参考:
2018-19シーズン
イタリア語(5):ファルスタッフ、フィレンツェの悲劇/ジャンニ・スキッキ、ドン・ジョヴァンニ、
        蝶々夫人、トゥーランドット
ドイツ語(2):魔笛、タンホイザー
フランス語(2):カルメン、ウェルテル
日本語(1):紫苑物語

2017-18シーズン
ドイツ語(5):神々の黄昏、薔薇の騎士、こうもり、松風、フィデリオ
イタリア語(4):椿姫、愛の妙薬、アイーダ、トスカ
フランス語(1):ホフマン物語

2016-17シーズン
イタリアもの(6):ラ・ボエーム、セビリアの理髪師、蝶々夫人、ルチア、オテロ、フィガロの結婚
ドイツもの(2):ワルキューレ、ジークフリート
フランスもの(1):カルメン

2015-16シーズン
イタリアもの(3):トスカ、ファルスタッフ、アンドレア・シェニエ
ドイツもの(4):ラインの黄金、魔笛、サロメ、ローエングリン
その他(3):ウェルテル、イエヌーファ、夕鶴

関連記事:
新国立劇場2017/2018シーズン:オペラ公演ラインアップ (2017.1.12発表) ☆一覧表
新国立劇場2016/2017シーズン発表(2016.1.15) オペラ公演ラインアップ
新国立劇場2015/2016シーズン発表(2015.1.16) オペラ公演ラインアップ
新国立劇場2014/2015シーズン発表:どれに行こうかな..... (2014.1.17) 


nice!(3)  コメント(7) 

アラーニャのインタビュー:ローエングリン(2018バイロイト音楽祭)についても(2017.12.31メト・ライブ放送) [オペラの話題]

 アラーニャは、1月8日から始まる、メトの Cav/Pag(1/8から2/1)出演のため、家族でニューヨークに滞在中。12月31日の「トスカ」のライブ放送の2幕の後の休憩中にアラーニャのインタビューが放送されました。「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」を一緒に歌うことの難しさとか語っていますが、最後に「バイロイトのローエングリン」についてもちょっと喋っています.....ということは予定通り歌うってことなんでしょうか。

 2018年のバイロイト音楽祭の「ローエングリン」(7/25〜8/10)は、新演出で、タイトルロールは、ロベルト・アラーニャと昨年の7月に発表されています。数年前の噂では、エルザはネトレプコでした。その後、ネトレプコはドレスデンでロールデビュー(2016.5)したので、バイロイトも当然と思いきや、なんですが......やめた理由は、一説によればドイツ語の問題とかといわれています。どうなんでしょう....ネトレプコはフランス語だってうまくないって言われていますから、そんなことへっちゃらだと思いますけど。オペラでは、勉強はじめてから、やっぱりやぁめた....も有りなのですが、アラーニャはどうなんでしょう。グリゴーロと違って新しいレパートリーにチャレンジするタイプですけど。

 数年前のアラーニャのインタビューでも、アラーニャはチャレンジ精神旺盛、グリゴーロは保守的ってことが分かりますね。(ロベルト・アラーニャのインタビューにグリゴーロの名前が.....なんだろう(Opernglas_02_12))


nice!(2)  コメント(12) 

◇ミラノ・スカラ座『アンドレア・シェニエ』

◇パヴァロッティ没後10年記念ガラ・コンサート 1月22日(月)【1月21日深夜(日)深夜】午前0時00分~ [オペラの話題]

 ミラノ・スカラ座2017/18シーズン開幕公演『アンドレア・シェニエ』、続いての残り時間で、2017年9月6日に開催された「パヴァロッティ没後10周年記念コンサート」がBSプレミアムシアターで放送されるようです。ということはコンサートは短縮版でしょうね。

BSプレミアムシアター
1月22日(月)【1月21日深夜(日)深夜】午前0時00分~

◇ミラノ・スカラ座2017/18シーズン開幕公演
歌劇『アンドレア・シェニエ』
【5.1サラウンド】

◇パヴァロッティ没後10年記念ガラ・コンサート


関連記事:
パヴァロッティ没後10周年記念コンサート:Arena di Verona 2017.9.6 ☆ ピオヴァーニ作曲"Luciano"

今のところyoutubeに全編アップされています。

アンドレア・シェニエ、フランス革命 関連記事:
レイフェルクスのカルロ・ジェラール(新国アンドレア・シェニエ)
アンドレア・シェニエ&”ca ira!”&バンデラス
オペラファンならニヤリ!とする映画(4)フィラデルフィア
謎のLP《Chantons la Revolution》ジャン=クロード・マルゴワール指揮



nice!(2)  コメント(1) 

訃報:デミトリー・ホロストフスキー Dmitri Hvorostovsky (1962.10.16〜2017.11.22) [訃報]

 ご冥福をお祈りします......55才...早過ぎます......脳腫瘍のため、オペラの舞台からの撤退を発表して1年足らず......

 「"デミトリー・ホロストフスキー オペラの舞台から撤退......(2016.12.8発表)" 」

 5月7日のメトロポリタン・オペラ 50th Anniversary Galaにはサプライズ出演しました。カーテンコールでも同僚たちととても楽しそう......「メトロポリタン・オペラ 50th Anniversary Gala (2017.5.7)


nice!(2)  コメント(2) 

テノールのマイケル・ファビアーノ 婚約発表=カミングアウト(2017.8.30) [オペラ歌手]

 ファビアーノが、facebook とTwitterで発表しました。 ふーん.....そうなんだ....おめでとうございます。ENGAGED to the love of my life, Bryan McCalister [黒ハート]

オペラ関連のサイトの記事:
Forum Opéra:Carnet rose : Michael Fabiano fiancé
parterre box:Possente amor li chiama


nice!(2)  コメント(2) 

メト2017/18シーズン「トスカ」:カウフマン降板 代わりはグリゴーロ (2017.3.3発表) 理由は personal life とprofessional obligations ☆ NYTimes 続報(3/8) ☆ オポライス降板 トスカはヨンチェヴァ(2017.6.16メト発表)☆ネルソンス→レヴァイン(2017.7.11) ☆ レヴァイン→ヴィヨーム(2017.12.6) ☆ ターフェル→ルチッチ(2017.12.12) [オペラの話題]

◎ついにシーズン発表のキャスト総入れ替えになりました。ターフェルが喉の不調で降板、代わりはルチッチに。(2017.12.12)

◎もぉおお.....今度はジェームス・レヴァインが降板を余儀なくされました。代わりは、エマニュエル・ヴィヨーム Emmanuel Villaumeに。
(2017.12.6)


◎あらららら、今度はアンドリス・ネルソンスがキャンセル、ジェームス・レヴァインが振るそうです。理由は発表されていませんが、奥さんが出ないなら、やっぱりやーめたってことかなぁ。いつまで続くのって感じですが、シーズン発表で唯一残っているターフェルは大丈夫かな.....
 NYtimesの記事、James Levine to Replace Andris Nelsons in the Met’s New ‘Tosca’
(2017.7.11)



◎あら、吃驚、オポライスが “for personal reasons,”で降板、代役はソーニャ・ヨンチェヴァとの発表がありました。(2017.6.16メト発表)
 ヨンチェヴァは、「フィガロの結婚」(12/29〜1/13)の伯爵夫人からトスカに乗り換え、伯爵夫人はアイリーン・ペレス、ヨンチェバは来シーズン「トスカ」「ボエーム」「ルイザ・ミラー」にHD出演ということになります。新演出の「トスカ」、混迷続きですが、さすがメトってことですか......うまくおさめました。キャスト変更はこれで最後にして欲しいですね。

・NYTimesの記事:Adding a Note of Turmoil, the Met Opera Loses Its Tosca

 しかし、ヨンチェヴァの来シーズンのスケジュール凄いですよ。ロールデビューが、「ドン・カルロ」、「トスカ」、「ルイザ・ミラー」、ベリーニの「海賊」と四つも。

◎ヨンチェヴァ来シーズンのスケジュール:
パリ(10/10〜10/28):フランス語版「ドン・カルロ」新演出 初役
パリ(12/1〜12/16):「ボエーム」新演出
メト(12/31〜1/27):「トスカ」新演出 初役 HD
ジュネーヴ 2/4:コンサート
ドルトムント 2/7:コンサート
スカラ座 2/11:リサイタル
メト(2/16~3/10):「ボエーム」HD
メト(3/29〜4/21):「ルイザ・ミラー」初役 HD
チューリッヒ 5/1:リサイタル
ロール スイス 5/4:リサイタル
フィラデルフィア(5/12,16,19):コンサート形式「トスカ」
シャンゼリゼ劇場 6/1:コンサート
バーデンバーデン 6/3:コンサート
スカラ座(6/29〜7/17):ベリーニの「海賊」初役


 今シーズンは健康上の理由でのキャンセルもあったようですが、全部こなせるのかしら。(ヨンチェヴァに関する過去記事)
(2017.6.17)

=  =  =  =  =  =  

◎ニューヨークタイムズから続報が出ました。

1、なぜ、発表前に言わなかったかは、回答を得られなかった
2、ヨーロッパ外の公演は2週間が上限
3、ヨーロッパ内では、各週ごとに1〜2日は家族と過ごす
4、カウフマンの提案:4公演だけ歌ってもいい、リハーサル期間と大晦日ガラには参加しない。HDシネマには出ても良い。今回の提案はゲルプにとっては許容できる程度を超えていたので、グリゴーロを雇った。(メトのギャラは$17,000/1公演、リハーサル中は、約$2,000/1週間)

以上のような内容です。

 ということは、ヨーロッパ外では、オペラの出演はまず無理でしょう。

Jonas Kaufmann: A Tenor in Demand, Now in Short Supply
(2017.3.9)

=  =  =  =  =  =  =  


◎3月4日「ウェルテル」最終公演、ライブ放送の幕間インタビューでグリゴーロが「トスカ」について話しています。「2019年にロールデビューの予定だったのでプランの変更をせまられたが、チャンスをもらえて嬉しい.....カヴァラドッシを歌うことは、ローマでパヴァロッティとトスカの舞台にパストレッロ役で出演した時からの夢だった....」と。



 グリゴーロは、昨年の12月31日から3月4日までメトの公演「ロメオとジュリエット」と「ウェルテル」に出演、リハーサルを含めると4ヶ月以上ニューヨークに滞在したわけですが、これってトップレベルのオペラ歌手の宿命、クリスマスもお正月も自宅で家族と過ごしたいのであれば、劇場の専属歌手になるか、最初から、この期間は歌わないことを周知しておくことが必要でしょう。それを発表後2週間経って、キャンセルって......まあ、どうでもいいですけど...開いた口が...です。
 カウフマンのファンにとっても今回のキャンセルは残念なことのはずですが、中には大晦日に歌いたくないのは当たり前だとか、カウフマンならあの大きな劇場を満席にできるからといって、9回も歌わせるのは異常なことだ、とメト側を非難していますが、この大晦日ガラって、メトではかなり前からやっていて、今回の「ロメオとジュリエット」も9公演ですし、同じドイツ出身のダムラウは、2年連続(真珠採りとロメオ)で出演しています。カウフマンは、以前も「この時期家族と居たい....」という理由で公演をまるまるキャンセルしたことがありますが、その時は6月でした。
ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表)
(2017.3.5)

=  =  =  =  =  =  =  

 2月15日に発表されたメト来シーズンの「トスカ」から、カウフマンが降りることが発表されました。そんな理由ならシーズン発表前に出られないって言えるでしょ.....の一言につきるわけですが.....

理由:
personal life and professional obligations

"I feel that I cannot allow myself to have such long periods away from my family at this time," he said in a statement issues through his agents. "I look forward to returning to the Met in the near future. I also look forward to my appearances at Carnegie Hall next season in a recital (1/20)and as soloist (4/12)with the Boston Symphony."


werther1314.03.jpg →  →  →  → gri_werther2017met_20-db4e7.jpg

 ちなみにカウフマンは、メトでは2014年「ウェルテル」(今グリゴーロが歌って、好評を博している)が最後で、その後の「カルメン」「マノン・レスコー」は健康上の理由で降板しています。
 2017年10月28日パリの「ドン・カルロ」最終公演以降オペラの公演は白紙状態なので、今後のスケジュールによっては、更なる真相が明らかになる可能性もあります。

1、よくあるのは、他の劇場の公演に乗り換え
  (可能性としては、スカラ座の開幕公演が「アンドレア・シェニエ」ですから、可能性ゼロとは言えない。ペレイラの発表では、ネトレプコ夫婦だそうですが、タイトルロールは、マッダレーナではなく、シェニエですし、シェニエがネトレプコの夫というのはいかがなものか....と私は思っています)
2、トスカは飽きたし、新しいものを歌いたい....第二のドミンゴになりたい
3、長期間(4〜6週間)のリハーサルを要求されない劇場を優先する
4、知名度も上がったし、今後は実入りのいいコンサート中心でいく
5、ファミリーが子供たちのことかどうか分からないが、彼女Christiane Lutzが関係している公演に出たい
6、その他

参考記事:今のところNYTimesの記事とAP通信の記事が配信されている
Jonas Kaufmann Withdraws From Met Opera’s ‘Tosca’
Tenor Jonas Kaufmann Cancels at Met Opera Yet Again
 ゲルプは、万一に備えて(そうでしょうね、カウフマンはあてにできない)、グリゴーロに、トスカを歌うつもりがあるかどうかは打診していたそうです。グリゴーロは、2018年または2019年にROHでロールデビューするつもりでしたがどうなるんだろう。ゲルプに恩を売っておいて、ウェストサイドをメトでって話が実現したりして.......

関連記事:
メトの「ウェルテル」:ヴィットリオ・グリゴーロ(2017年)とヨナス・カウフマン(2014年
メト2017−2018シーズン発表 (2017.2.15) ☆一覧表
ヨナス・カウフマン:復帰後。。。 ☆パリ「ローエングリン」復帰 (2017.1.18) ....
ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表)


=  =  =  =  =  =  =  


「1990年、ローマ歌劇場は《トスカ》の3幕のために牧童を必要としていた。ヴァチカンが、たまたまヨハネパウロ2世にコーヒーを持って来たシスティーナ聖歌隊のソリスト、ヴィットリオ・グリゴーロを提供した。」Opera News”2010年9月号ヴィットリオ・グリゴーロの特集記事から



関連記事:
1990年ローマ歌劇場《トスカ》13才のグリゴーロ(羊飼いの少年):パヴァロッティ感激
13才のヴィットリオ・グリゴーロ"パヴァロッティーノ"の新聞記事


カウフマンの「オテロ 」テジエ(イアーゴ)降板(ROH 2017.6.2発表) [オペラの話題]

◎劇場側のキャストチェンジのお知らせから、テジエが「健康上の理由」でキャンセルしたという文言が消されました。やっぱり、劇場側の作文だったんですね。コミニュケーション不足ってことだと思いますが、勝手に理由を作ってはダメでしょう。
(2017.6.11)


◎twitterのアカウントが本物のテジエのものかどうか怪しい(面倒くさい世の中になったなぁ)という声があったようで、ForumOperaに再度とりあげられました.....で結局どうなのか(私には)よくわかりません。

Ludovic Tézier parle aux Anglais (et aux autres)
(2017.6.8)


 ROHの今シーズン一番の目玉のカウフマンのオテロでイアーゴを歌うはずだったリュドヴィク・テジエ Ludovic Tezier が降板しました。(させられましたかな...)

 ROHの発表:Cast change: Verdi's Otello on 21, 24, 28 June and 2, 6, 10 July 2017/The role of Iago will be sung by Marco Vratogna.
 劇場側発表の「健康上の理由」というのはウソだということで話題になっています。リハーサルに2日遅れたのが理由で、健康上はなんの問題もないということのようです。テジエによれば、リハーサルに遅れたことは事実だが、降板を決定したのはROH側ということです。(Plus de Iago pour Ludovic Tézier)

 実はテジエは5月の「ドン・カルロ」を個人的な理由でキャンセルしていますので、これの報復ではないか....なんて言われたりも。(Cast change: Christoph Pohl and Simone Piazzola to sing in Don Carlo(5/2発表))

 この「ドン・カルロ」は、けっこういいキャストを揃えたのに、エリザベッタ(Krassimira Stoyanova)とロドリーゴ(Ludovic Tezier )の主要キャストが二人も直前キャンセルした上、なんと最終日は、エリザベッタの代役のソプラノが救急車で病院に運ばれて、代役が見つからずに中止になったそうです。中止と言っても1幕から3幕までの抜粋で1時間半近く上演して、切符代は全額返金ということだったそうですけど、劇場側としては踏んだり蹴ったりの公演だったんですね。(ロンドンの椿姫さんのブログの情報

 ずっと前のことですが、スカラ座からリハーサルに出なければ解任する....と言われたとかで、マルセロ・アルバレスが怒って、その後の出演(開幕公演のドン・カルロとアンドレア・シェニエ)を全部キャンセルしちゃったことがあります。記事:マルセロ・アルバレス、天下のスカラ座を袖に.....

 ROHの発表では「来シーズンの"L’Ange de Nisida"での復帰を楽しみにしています」とテジエが言ったことになっていますが、本当なのかしら。



2017-2018シーズン発表:☆バイエルン国立歌劇場 (4/2発表)☆ ウィーン国立歌劇場 (4/5発表)☆ ロイヤル・オペラハウス(4/5発表)☆ スカラ座(5/31発表) [オペラの話題]

ミラノ・スカラ座 2017-18シーズン (2017.5.31発表)
バイエルン国立歌劇場 Bayerische Staatsoper 2017-18シーズン(2017.4.2発表)
ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper 2017-18シーズン(2017.4.5発表)
ロイヤル・オペラハウス(2017.4.5発表)

 バイエルンもウィーンも連日オペラをやっていますので、オペラ愛好家の皆様ご贔屓の歌手がだいたい出ているのではないかと思います。来シーズンは、グリゴーロもちょっとだけ出演予定、両劇場とも「愛の妙薬」です。

◎バイエルンは、こちらのサイトで、出演歌手等だいたい分かります。
 J. Kaufmann, A.Netrebko And All The Major Stars in Bayerische Staatsoper’s 2017-18 Season
  
◎ウィーンは、こちら。
 All The Major Opera Stars Performing At The Vienna State Opera 2017-18 Season

◎ROHは、こちら。
 6 Opera Stars You Must See At the Royal Opera House in 2017-18
 6 Opera Starsって、マイケル・ファビアーノを入れちゃうの? まあアメリカのサイトだからか。へえぇーーなのが、フォークトのローエングリンにオポライスのエルザ、指揮は夫のネルソンス。ネトレプコはキャンセルされないように夫婦共演にしちゃてるじゃないの。予想では、フローレスがルチアに出演することになっていたようですが、やっぱり出ませんね。今シーズンのあの(ひどい)ニュープロダクションでは出ないだろう......と言われていましたけど。

関連記事:
パリ国立歌劇場 l’Opéra national de Paris 2017/2018シーズン:オペラ公演ラインアップ (2017.1.25発表)
メト2017−2018シーズン発表 (2017.2.15) ☆一覧表





今シーズンも「ダブル・リゴレット」(2017.5.27〜6.27)☆パリ(バスティーユ)新演出「リゴレット」:ドッペルゲンガー・リゴレット(2016.4.9〜5.30) [オペラの話題]

◎ l’Opéra Bastilleでは、前シーズンに続いて今シーズンもクラウス・グート演出の「ダブル・リゴレット」やります。
今シーズンのキャスト:
・Daniele Rustioni, Claus Guth
 Vittorio Grigolo, Željko Lučić, Nadine Sierra, Kwangchul Youn ,Elena Maximova


 第二ブログに今シーズンの「リゴレット」追っかけ記事
パリ国立歌劇場 l’Opéra Bastille リゴレット(2017.5.27〜6.27 ー11公演)」があります。
(2017.5.27)

=  =  =  =  =  =  =  =  = 

以下2015-16シーズン
 
 パリ・オペラ座2015-16シーズンの「リゴレット」、ただ今上演中。クラウス・グートの新演出で、来シーズンも再演(2017.5.27〜6.27)されることになっていて、グリゴーロが出演予定です。なので、どんな演出か気になります。
 今シーズンの公爵は、あのマイケル・ファビアーノ、そう、このパリのリゴレットのオファーがなければ、新国で「ウェルテル」を歌っていたはずの......(ウェルテルって顔じゃないから....コルチャック君の方がよかったけどね)。

pari-Rigoletto2016.jpg
 クラウス・グートの新演出で、見た目はメトの「ラスヴェガス・リゴレット」みたいですが、なんかリゴレットが二人....ドッペルゲンガーってこと? Pascal Lifschという俳優が演じています。キャストを見て、吃驚、なんとマッダレーナがヴェッセリーナ・カサロヴァ(Vesselina Kasarova 1965.7.18 - )、ロールデビューなのかなぁ。舞台写真を見るとリゴレットが小さい段ボール箱を抱えているけど、舞台全体がその段ボールの中という設定なのかなぁ.....こういう演出って年取るとめんどくさい......

パリ・オペラ座 2016-17シーズン:
リゴレット:2017年5月27, 30日/ 6月2, 5, 9, 12, 15, 18, 21, 24, 27日 (11公演)2016.2.10発表
 Daniele Rustioni / Vittorio Grigolo, Željko Lučić, Nadine Sierra, Kwangchul Youn, Elena Maximova

メトのラスベガス・リゴレット(2013年4月)


メト:リンカーンセンター50周年ガラコンサート(2017.5.7) 出演者最終発表(2017.3.15)☆ ライブ放送 [オペラの話題]

◎第2ブログにも記事(プログラムも)があります。



 ネトレプコは「マクベス」のマクベス夫人の "Vieni t'affretta..."と「マダム・バタフライ」の"ある晴れた日に Un bel dì " を歌いましたが、歌もマクベス夫人と同じに怖かった....芸者スタイルなんて言ってましたが、ケバケバした着物風?衣装と怖いメイクでとても蝶々さんには見えません。YouTubeのビデオで衣装とメイクが見られます。
(2017.5.9)


Metropolitan Opera 50th Anniversary Gala Review: Dmitri Hvorostovsky’s Surprise Return Among Many Highlights in a Memorable Night

◎グリゴーロ登場、ロメオです。 
☆Ah! lève-toi, soleil

 2曲目は、トスカから"E lucevan le stelle"


Free Live Audio Streams で放送中。
(2017.5.8)


◎あららら.....フローレスまでキャンセルだそうです。理由は、
Flórez announced the news on his website stating, “It is with much regret that I have to cancel my participation at the MET Gala due to an indisposition. I send the best wishes to all my friends and colleagues for a wonderful celebration. Thanks for your understanding.”(全文はoperawire)

 "indisposition" ってよく分かりませんが、なんとなく気がのらないってことなの? 一曲歌うだけのために海を渡ってニューヨークまで来たくないってこと? ビリャソンの突然の辞退も変だし、もしかしてトランプのせい?
(2017.5.7)


◎ローランド・ビリャソンがキャンセルしました。ビリャソンは5月27日からのROHの「愛の妙薬」もキャンセルしています。理由は、medical reasons、ネモリーノは無理じゃないかと思っていたので、やっぱり....と思いましたけど....歌手から演出にシフトしているようです。
(2017.5.4)


 5月7日に行われる「Soloist in the 50 Years at Lincoln Center Gala」の出演者が、最終的に決まったようです。

 メトのシーズン発表(2016.2.17)後、出演者リストが時々変更されていましたが、今回の発表が最終的なもののようです。出演者リストにヴィットリオ・グリゴーロが追加(合計28名)されてた時点(2016.6.17)では、総勢28名でしたが、最終的には歌手は36名、8名も増えています。プログラムが決定してから、必要な歌手を揃えたんでしょうけど、やっぱりね....というテノールも追加されています。泣くこと地頭にはなんとやら....なのかしら。

50th Anniversary Gala:2017年5月7日
(2016.6.17での出演者は青と赤、その後追加された出演者は緑)
指揮者:
 Marco Armiliato, James Levine, Yannick Nézet-Séguin

テノール (86名+2名=108名):
 Piotr Beczała, Benjamin Bliss, Javier Camarena, Michael Fabiano, Juan Diego Flórez,
 Vittorio Grigolo, Matthew Polenzani, Rolando Villazón, Joseph Calleja, Yusif Eyvazov

カウンターテノール (+1名);
 David Daniels

バリトン(5名+2名=7名):
 Plácido Domingo, Mariusz Kwiecień, Željko Lučić, James Morris, Michael Volle, Dwayne Croft,
 Yunpeng Wang


バス(3名+1名=4名):
 Ferruccio Furlanetto Gunther Groissböck, Eric Owens, René Pape, Christopher Job


ソプラノ(8名-1名+1名=8名):
 Diana Damrau, Renée Fleming, Amanda Majeski, Angela Meade, Anna Netrebko,
 Kristine Opolais, Pretty Yende, Sonya Yoncheva. Latonia Moore

メゾ (4名+2名=6名):
 Joyce DiDonato, Elīna Garanča, Susan Graham, Isabel Leonard, Dolora Zajick, Stephanie Blythe



 やっぱりね....のテノールが、たまたまBarcacciaのPerle Nereで放送されました。
*2017.3/9放送:"Nessun dorma" 高音を失敗したとかではなく.....ノンベリッシマ.....



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。