メト《ボエーム》ベチャラ&ネトレプコ☆オリジナル"Che gelida manina 冷たい手" [ボエーム]
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このところ、メトではロドルフォの『冷たい手』をオリジナルの調ではなく半音下げで歌うのが、当たり前になってきていましたが、今回は、ベチャラがちゃんと歌いました(右の上の音声ファイル)。
もちろん劇場の問題というよりは、テノールによるわけですが....その辺の事情の記事"『冷たい手 Che gelida manina"の半音下げの移調は誤摩化し、賞味期限のつけかえみたいなもの...』を書いていますので、興味のある方はどうぞ....
"Che gelida manina 冷たい手"をオリジナルで歌った場合は、1幕フィナーレのミミとロドルフォの二重唱"O soave fanciulla"の最後は、上げてミミとユニゾンで終わるのが伝統となっています(右の下の音声ファイル)。
ネトレプコ のミミは映画版でも感じましたが、見た目は魅力的ですが、声はこれといって特徴がないし、惹かれるものがない.....それにこの公演では中音域がなんか喉にひっかかっているようなかんじで、聞いていて心地よくないです。交流ブログ "Opera! Opera! Opera!" さんに鑑賞レポート"LA BOHEME (Sat, Feb 20, 2010)"が掲載されています。
ピョートル・ベチャラ Piotr Beczala(1966.12.22生)は、チューリヒ歌劇場でたいせつにされているテノールの一人で、世界の主要歌劇場でも活躍しています。メトデビューは、2006年12月19日《リゴレット》のマントヴァ公爵、その他《ルチア》《オネーギン》《ボエーム》にも出演しています。派手さはないですが、実力のある堅実なタイプのテノールと言えるでしょう。