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オペラ歌手の劇場のかけもちって..... [RR関連]

オペラ歌手のスケジュールは、鑑賞側にとっては、気になるところです。一般には、連日は歌わないとか、中二日あけるのが理想的だとか言われていますし、劇場のかけもちというのは普通はしないものだとおもいます。
 一人のオペラ歌手を追っかけていますと、その歌手の公演記録を作成したくなrります。いつ、どこで、何を歌ったか、という簡単なものなのですが、これが、楽しみでもあるのですが....但し、ドミンゴのファンは、彼自身がちゃんとメモっていて、それを公開していますので、こういう楽しみがないわけですが.....これが、なかなか一筋縄ではいかない、完璧にわかるのはメトでの公演とミラノ・スカラ座の一時期だけでしょうか、あとは、歌う予定でも歌ってないこともあったり......
 ライモンディの公演記録を、ちょこちょこと作成しているのですが、なんだこりゃ、というようなスケジュールを見つけました。ウィーン国立歌劇場の公演記録の本がメトデータベースのように日々わかれば、いいのですが、回数だけという中途半端なものなので、わけがわからなくなりますが、ごちゃまぜ公演とでもいいましょうか、劇場のかけもちを見つけました。頭が混乱してしまいますが、間違いないようですので、メモに残しておきます。


♪ロンドンの《MOSÈ IN EGITTO》とウィーンの《フィガロの結婚》かけもち公演
1.《モーゼ》1994年5月23,28,31日、6月3, 6, 8, 11 日/コヴェントガーデン
オルミ指揮、デ・アナ演出、R.ライモンディ、アントナッチ、B.フォード、マレイ、アライモ
2.《フィガロの結婚》1994年5月26,28,30日/ウィーン国立歌劇場、アンデアウィーン
アバド指揮、ジョナサン・ミラー演出、R.ライモンディ、ガッロ、ボニー、ガスディア、キャスト詳細はこちら

・1994年5月23日はロンドンで《MOSÈ IN EGITTO》
・1994年5月26日はウィーンで《フィガロの結婚》の伯爵
・1994年5月28日以降はロンドンで《MOSÈ IN EGITTO》


ロッシーニとモーツァルトなので、声的にはOKなんでしょうね。《フィガロの結婚》の28,30日は、1962年組のボー君が歌いました。
《MOSÈ IN EGITTO》は、1990年ボローニャ新演出のプロダクションの再演です。こちらで、ボローニャでのリハーサルのビデオクリップが見られます。


♪ウィーンの《ランスへの旅》とミュンヘンの《ファウスト》かけもち公演
1.《ランスへの旅》1988年1月20,23,25,27,29,31日 2月3日/ウィーン国立歌劇場、アバド指揮、ロンコーニ演出、キャスト詳細はこちら
2.《ファウスト》1998年1月26,31日/ミュンヘン

・1月20,23日はウィーンで《ランスへの旅》ドン・プロフォンド
・1月26日はミュンヘンで《ファウスト》メフィスト
・1月29日はウィーンで《ランスへの旅》ドン・プロフォンド
・1月31日はミュンヘンで《ファウスト》メフィスト
・2月3日ウィーンで《ランスへの旅》ドン・プロフォンド


ウィーンの1月25,27,31日は、れいのごとくスリアンがドン・プロフォンドを歌いました。 ミュンヘンでは、ライモンディのメフィストが人気だったようですから、こういうことになったんでしょうね。
 日程的にはなんの問題もないので、最初からわかっていてこういうスケジュールを組んだのだとおもいますが、ライモンディもさすがに最近は、このようなかけもちはないです。「現在は、1年に50公演以上は歌いません。」と2001年のインタビューで話していますので、それ以前は、あちこち飛び回っていたので、こういうスケジュールになってしまうこともあった、ということでしょうか。
 前に話題になった、ソプラノのシャーシュのすざまじいスケジュールとか、指揮者のマゼールの時差を利用したスケジュールとか、ゲルギエフの過密スケジュールで、助手に指揮をさせちゃった話とは違って、節度は保たれていると思いますが、名声を得た歌手さんは、「初日だけは、絶対出演して下さい、お願いします....」なんて劇場側から言われるんでしょうね。

関連記事:
2006-10-05ローマ歌劇場来日公演の? その1歌手とか指揮者のスケジュールについて、コメントに興味深い話題満載です。


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コメント 2

Sardanapalus

最近はこういう「かけもち」のスケジュールは聞きませんね。興味深いです。やはり演出も拘るようになっているし、歌手の負担も多いでしょうから、マネジメント会社が調整するんでしょうね。あ、そういえばオペラ公演の合間にリサイタルやってる人は今でもよく見ますね。

新しいスキン素敵です~。トップの写真もいいですね♪雪景色のセゴビアなんて初めて見ました。色あせた感じが絵画みたいです。中央の教会も雰囲気がありますし。これは街の大聖堂の鐘楼とかから撮ったものですか?それとも丘の上ですか?
by Sardanapalus (2007-02-17 20:13) 

keyaki

Sardanapalusさん、
そうですよね。こういうことをすると叩かれそうですね。でも、よくみれば、日程的には、ちゃんと考えていますよね、特に《ランスへの旅》は、ライモンディのドン・プロフォンドを楽しみにしているファンも多いでしょうしね。

Sardanapalusさんのが、素敵なのでカスタマイズしました。なかなか手持ちの写真でいいのがないのですが、意外に古色蒼然としてつまんない写真のほうが目立たなくてしっくりするかもしれませんね。
この写真は、岩の上のお城からです。ディズニーの白雪姫だかシンデレラ?だかのモデルになったとかの小さな可愛いお城ですよね。この坂道で滑って、ブーツの踵がとれて、マドリードで靴を買うはめになりましたが、イタリアの靴と違って、丈夫が一番みたいなかんじのドテッとしたのしかなくて、何軒も靴屋さんを回った記憶があります。

最近、旅行した方が、ほとんど同じ場所から撮っている写真を見つけましたが、30年以上前とぜんぜん変わってない!ヨーロッパってこういうところがいいですよね。ちょっとリンクしますので見て下さい。雪はないですけど、同じでしょ。
http://4travel.travel.msn.co.jp/e/msn/traveler/marukun/album/10051431/title.html
by keyaki (2007-02-17 21:28) 

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