オペラファンならニヤリ！とする映画（6）株とオペラ「ウォール街」

本日は、予想通りライブドア＝ホリエモンショックで株価は全面安となりました。一時的な調整で終わればいいのですが。せっかく順調に上げてきたのに、様子見ですね。

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1987年 オリバー・ストーン監督《ウォール街》、中堅証券会社に勤める若き証券マン、バド（チャーリー・シーン）の野望と挫折。また、この映画の時代設定は1985年だが、昨今日本のお茶の間で話題に上るようになった《企業買収》の功罪をわかりやすく描いている。
この映画の中で、ほんの一瞬オペラが流れるシーンがある。バドが憧れの投資家ゲッコー（マイケル・ダグラス）に取り入る事に成功、大金を手にし、高級マンションを買って（今の日本ならさしずめ六本木ヒルズ？）贅沢な暮らしを始める引っ越し祝いのシーン。そこでレコードをかけるが、それがリゴレットの《あれかこれか》、オペラはお金持ちの趣味の代名詞なのか。にぎり寿司の自動製造機？なんてぇのもでてきて吃驚。

実は、この映画を最初に見たときは、私自身が《株》ってなに？　どこでどうやって買うの ？　という状態でしたから、ちっとも面白くなかったのです。株取引に関心を持つようになって改めてこの映画を見たら、そうそうそうなのよ、そうなんだ、、ということで楽しめました。
大手証券の営業担当から聞いた内輪話のようなことも描かれていて納得。インサイダー取引とか、株価操作にメディアを利用したり、株主総会の場面もあって、ちょっとした経済のお勉強もできるというためになる映画でもあります。

ところで、昨年末から、日本でも個人の株取引が活発になってきているそうです。今まで、下がりっぱなしであきらめて冬眠していた個人が目を覚ましているようです。株取引をしてみようかな、、とお考えの方は、まずこの映画からどうぞ！
先日も知人が「私も株やってみたーーい」と言ってましたが、オペラのように「じゃ今度一緒に行きましょう」というわけにはいきませんが、オペラと株はけっこう共通点がありますヨ。

ついでの話：
私の株歴。1998年株式売買手数料自由化のちょっと前から、株取引に関心を持つ。最初から取引はインターネットのみ、ITバブル、その後の暴落も経験。儲けることより損をしないことをモットーに、小額の株式売買を行う。配当、株主優待等も楽しみ。

コメント 4

子どものころ、祖母がかぶを買いに行くのについて行ったことがあります。あの白いカブだと思ってたんですけどね、いっこうに登場しないのが不思議でした。電力株かなんかだったということ、ずっと後で知りましたが、それにしても祖母はどこで株を買ってたのでしょう・・
by euridice (2006-01-17 21:00) 

この映画、封切の時に見ましたが、「あれかこれか」が流れるシーンなんてあったんですか。全然覚えてない・・・
というか映画全体を覚えてないような。シナトラの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」で入るんですよね、たしか。
by TARO (2006-01-17 21:58) 

euridiceさん
地場の小さな証券会社でもあったのかもしれませんね。今は、クリックするだけで買えて、株主でも株券にお目にかかることはないですね。
今でも電力株は配当がいいので人気のようですね。

今日は、ついに東証システムのパンク予防措置で、2時40分に全銘柄売買停止、いやーー、東証のシステムって情けない！
しかし、ここまでライブドアの影響が出るとは、しかけた誰かさんも想定の範囲外だったのでは？　恐るべしホリエモン。
この時期に強制捜査をぶつけたのは、なにかから国民の目をそらす為なんじゃないのかしら？
by keyaki (2006-01-18 15:33) 

TAROさん
アリアは、ほんの一瞬なんですけどね。
＞というか映画全体を覚えてないような
今見ると、けっこう面白いかもしれませんよ。
最後は、証券取引法違反で逮捕ですから。

東証のシステムパンクするかも、と全銘柄売買停止も、つまりは小口の個人投資が増えているということなんです。
東証は各証券会社にまとめて発注して、、という依頼をしたようですが、私達がネットで注文すると、ちゃんとしたネット証券会社は、直に東証に発注するシステムになっているのに、何を寝言を、、という感じですね。
しかし、少し戻りかけていたのにまたまた水を差した東証の責任は大きいですね。
by keyaki (2006-01-18 15:49)