モンテカルロ《ランスへの旅》突撃インタビュー [ランスへの旅]
追記)こちらのサイトで写真が見られます。ずーっと下のほうにもあります。色彩が美しい舞台ですね。 (2005.11.25)
生中継のインタビューは、オペラ歌手の生の声が聞けてこれが楽しいのですが、例のごとくフランス語でちぃーーともわかりません。アンダーソン、ムーラ、チョーフィ、ライモンディ、?? 楽しそうに笑ってますね、なにか面白いことを言っていましたら、ぜひ、部分的で結構ですので教えて下さい、、、毎度のお願いです
R. ライモンディは、風邪気味かなぁ。声がちょっと鼻声のような気がします。
関連記事 :2005-11-21 《ランスへの旅》生中継 ネット放送
La chiesa è stata decorata con 6500 gigli, rose rosse e bianche
Monaco, Alberto II sale al trono
La cerimonia nella cattedrale
Oltre 800 gli invitati. I festeggiamenti si chiudono con
l'esecuzione del 'Viaggio a Reims' di Rossini all'Opèra http://www.repubblica.it/2005/k/sezioni/persone/albemonaco/albemonaco/albemonaco.html
>イギリス国歌
本当に国家でビックリ&爆笑しました!ちょっとメロディが違うのは装飾音かしら?へ~国家を歌ってもらえてよかったね、イギリス(笑)もちろんシドニー卿はイングランド人ですよね?
>即興の詩のお題を決めるのに、いろいろ言ってますが
フランス語は全く分からないのでちんぷんかんぷんですが、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。こういったオペラも良いですね♪
by Sardanapalus (2005-11-24 21:26)
このオペラって、聴きやすい曲満載ですね。ディズニーの「眠れる森の美女」で王子&王女が階段から降りてくるところ映画館で見て以来、大好きなんですけど、はじめて聴いたとき、そこの音楽も出てきたので大感激でした^^!
by euridice (2005-11-25 09:21)
貴重な録音有難うございます。ラジオ放送はもうkeyakiさん頼みですよ。
出席者はベニーニ、チョーフィ、ムーラ、ライモンディ、アンダーソン、モードラー(劇場監督)です。
皆が楽しそうに笑っているところが4箇所ほどありますよね。
―(ライモンディ)「ドイツが好きなもので、今晩はドイツ人2回やっちゃった。(皆笑)フランス女を始めたのにドイツ人になってた。何でかなぁ。」〔RRの発音の不明瞭さもあって意味不明。ルソーさんもちょっと戸惑ったみたい。6番のドン・プロフォンドの各国人尽くしのアリアで歌詞を混同したという意味だと思うけど、確認してみて下さい。〕
―(ライモンディ)「ドン・プロフォンド役は悪夢の原因。(皆笑)歌詞の繋がりを見失いやすいので、もう20年来迷いっぱなし。(皆笑)だから何度も役のオファーが来るんじゃないかな。」
―(ルソー)「フォルヴィルは軽薄な役柄でしょう。」
(チョーフィ)「でも、それは私のせいじゃないわ。」(皆笑)
(ルソー)「フランス女はやっぱり軽薄?イタリア女もそうとか?」
(チョーフィ)「ウーン」(皆笑)
―(ムーラ)「私も他の皆さん同様、このオペラは初めて。」
(ルソー)「ライモンディさん、歌った経験があるのはこの中であなた1人ですよ。」
(ライモンディ)「私がみんなの洗礼授与役という訳だね。」(皆笑)
気が付いた内容としては、
―指揮のベニーニも、チョーフィ、ムーラ、アンダーソンもこのオペラは今回始めて。
―ベニーニ「1ヶ月間近く、歌手も皆最初から出席して練習した。装飾ヴァリアントが難しいから。確かにスターを揃えた公演では大変珍しい。」
―アンダーソン「コルテーゼ役は、声楽的というより性格的。」
―チョーフィ「私はロッシーニはセリアが主で、ブッファには新鮮味がある。」
―次の予定:
ベニーニ「次はマドリッド」
チョーフィ「カリアーリでマスネの『シェリュバン』」
ムーラ「スペインで『ルチア』」
ライモンディ「次はチューリッヒで、仏では来年パリの『愛の妙薬』」
アンダーソン「仏では来年マルセイユの『ノルマ』」
この公演は偶々見事にモナコのアルベール2世公の戴冠式と重なりましたが、レニエ公が死んだのは今年4月でしたし、全くの偶然だそうです。
25日付仏「ラクロワ」紙が批評を出しましたので、要所を紹介。(注意:RRに辛口!)
―ピッツィの演出は、豪華ホテル風舞台装置、最上の趣味の衣装が心地良く、生き生きとしていて、滑稽味も充分。
―ムーラ、アンダーソン、ミンガルド、ヴィンコ、ブレイク、ヒメネスは皆ブリオと心地良いユーモアに満ちている。ライモンディは衰えた声と格闘し、音程も不安定。当夜のスターはチョーフィで、開花を遂げた歌唱と、迫力ある演技が素晴らしい。
―ベニーニの指揮は、14声のコンチェルタートの驚くべきパッセージを初め、複雑なアンサンブルを精緻に仕上げた。
―豪華な劇場での至福の瞬間。
個人的には「ランスへの旅」は大好きで傑作と考えています。ロッシーニは、アンダーソンやチョーフィ同様私もセリアに圧倒的に興味がありますが、1817年の「チェネレントラ」を最後に一旦ブッファと決別したロッシーニが、セリアの様々な実験の後、パリ時代の1825年に再び書いたこのブッファは、声楽・オケ書法表面でセリアの先端的成果を継承した力強さがあると同時に、ロッシーニ生来の清潔で軽快な躍動感も全く失われていない傑作と思います。名歌手10人をズラリと揃えた14声のGrand pezzoなど何度聞いても我を忘れます。勿論ドン・プロフォンドの「国尽くしアリア」(RRは、難しいとは言っても気に入っているようで、数年前のパリのリサイタルでもアンコールに歌って大ウケでした。)や、終わりの「各国歌合戦」も楽しいですし。
やはり89年5月にヴィーンで観たアバド指揮ロンコーニ演出アウレンティ美術の有名なプロダクションが、忘れられない思い出です。ただレパートリ再演だったせいか、キラ星の如き歌手陣は見事だったけれど、オケと指揮はディスクほどの目覚しさはなかったような印象があります。今月初め、所用でブリュッセルに行った際に偶々この20年前のプロダクションをモネが再演していたので観ましたが、演出も舞台装置も全く古びた印象がないのを嬉しく思いました。歌については、80-90年ロッシーニ歌手の黄金時代は去ってしまったことを再確認させられた形でしたが、健闘賞を進呈したい出来とも言え、楽しませて頂きました。
ところで、アンダーソン、ブレイク、メリットといったアメリカ勢は、80-90年代、ロッシーニ歌手として仏では最高の、伊でもかなり高い評価を受けていましたが、日本ではどうなのでしょうか?
by 助六 (2005-11-26 13:24)
Sardanapalusさん、edcさんコメントありがとうございます。
>>イギリス国歌
シドニー卿は、イギリス軍人ということなんです。私は音楽家ではないので歌は一つしか知りません・・・ということで、これなんですよ。
これは、アバド指揮では、れいのレイミーが歌ってますが、最後のところが、自然に、ヴェルディ風にあぁぁぁーーーーと延々延ばすので、バスタ、バスタなんて言われて、まじめなレイミーが笑いを取ってて、面白いんですよ。
by keyaki (2005-11-26 21:33)
助六さん、いつもありがとうございます。
ドン・プロフォンドのアリア、初っ端から、"Io Don Profondo!"というのがなくて、あれれとおもったのですが、ドイツ人を2回やっちゃったのは気づきませんでした。というか、なにしろ夜中というか、他のものはぐっすりの午前4時過ぎですから、家族にちょっと遠慮して音量を絞ってますので。切断しないように見張っているという状態なんです。
今、改めて聞いてみましたが、ドイツ人が2回で、フランス人(女)がどこかにいっちゃってました。(笑)
モネ劇場でも同時期にロンコーニ演出のが上演されたんですね。若手豪華キャストでよかったそうですね。出演料は、モンテカルロがすごく高そうですね。
ライモンディのドン・プロフォンドも恐らくこれが最後でしょうね。
ファンとしては、豪華キャストでまた聴けて嬉しいです。
>アンダーソン、ブレイク、メリット
ロッシーニ歌手として評価されているとおもいます。
メリットは、前にも話題になりましたが、ムーティがヴェルディを歌わせて、ロッシーニから遠ざかったようなかんじですよね。
アンダーソンもセリアでしたよね、ブッファはめずらしいのではないですか。
>この公演は偶々見事にモナコのアルベール2世公の戴冠式と重なりましたが、
そうなんですか。いつも開幕公演は、楽しい軽いものにしているようですが、それにしてもピッタリでビックリですね。
by keyaki (2005-11-26 21:56)
>>イギリス国歌
>シドニー卿は、イギリス軍人
>歌は一つしか知りません
なるほど!それにしても、お歌の上手い軍人さんですね(笑)あの国家、結構ゆったりとしたテンポだから装飾音とかつけやすそうでもあるし、ちょっと変わった歌い方をすると皆が気づくから楽しいですね。レイミーのヴェルディ風イギリス国家も面白そうです(笑)
by Sardanapalus (2005-11-27 19:19)