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訃報:ジョン・サザランド Joan Sutherland (1926.11.7〜2010.10.10) ☆ Mp3:Caro nome...(1972.6.22) [訃報]


 オーストラリア出身の国際的ソプラノ歌手ジョン・サザランドが、10月10日にスイスの自宅で亡くなりました。享年83歳、ご冥福をお祈りします。

 ルッジェーロ・ライモンディ(1941.10.3- )とは、《ノルマ》と《リゴレット》で共演しています。ライモンディは、1970年の開幕公演《エルナーニ》でメト劇場デビュー、続けて、サザランド主演の《ノルマ》に出演、サザランド、ホーン、ベルゴンツィ、ライモンディというキャスティング、《リゴレット》は1972年6月、これもミルンズ/マヌグエッラ、パヴァロッティ、サザランド、ライモンディ.....キャストを見ただけでもため息が出ます......まさにメトの黄金期だったんですね。

 ライモンディがデビューした頃にはサザーランドはその超絶技巧のコロラトゥーラですでに世界的スター歌手でしたし、ライモンディもあっというまに主役を張る歌手になってしまったわけですから、共演のチャンスは本当に短い期間でした。サザーランドが得意としたレパートリーでは、バスは、それほど大きな役がなかったこともあるでしょう。

 1972年の《リゴレット》の録音がありますが、パヴァロッティとサザランドが登場したとたん凄い拍手と歓声でメトの観客の熱狂ぶりにもワクワクします。 1幕のジルダと公爵の二重唱"Addio,Addio"からジルダのアリア"Caro nome"をアップしました(右の音声ファイル)。サザランドのトリルは「本物」なんだそうです。この時の指揮はもちろんリチャード・ボニング(Richard Bonynge, 1930年9月29日 - )です。

ついでの話し:

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