イタリア式？セーター活用術：カマーバンド風はいかがですか

　セーターは、ちゃんと着るよりも、肩にかけたり、腰に縛り付けたりするのが好きなのがイタリア人、ライモンディのリハーサルの時の写真とか、映像を見ていますと、必ずといっていいほどセーターを肩にかけています。

←左の写真は、半袖シャツに肩掛けセーター、多分カシミアですね。パリですけど何月頃かしら、暑くも寒くもない季節だとおもいます。

→右の写真は、ロストロポーヴィチとワシントンDCで、ボリス・ゴドノフの録音、7月です。

　多分、イタリアは、日本より昼夜の気温の差が大きいので、昼間は暑くてもセーターとかカーデガンを持ってでかける習慣があるようです。

←次の左の写真は、アバドと仲良くリハーサルを見学、同じような格好で、やっぱりセーターを肩にかけてますでしょ。これは２月頃のフェッラーラです。

↓右下の写真は、2005年7月Aix、手前は演出のシェローです。肩掛けセーターはきりがないのでこのくらいにしておきましょう。

　さて、前の記事のローマ歌劇場での舞台リハーサルのビデオクリップを見ていて、わぁ、これ、これ、イタリア人の男性がセーターを腰に巻く独特のやり方なんですが、ライモンディもやってるじゃないの！　

←左の写真をご覧下さい。腰にくくり付けているのは、最近流行のウエストポーチではありません。セーターなんです。セーターを広げた状態でだらりと腰にくくりつけるのとは違います。
やり方はですね、セーターの身頃の部分を三つ折りにして、きちんとたたみまして、お腹に巻き付けるんです。

　このイタリア式腰巻きというか腹巻きセーターですが、「イタリア人って可笑しいんだよ、セーターを選ぶ時に合うかどうか、鏡の前で腰に巻いてみて選んでるんだよ...」と、その昔、聞いたことを思い出しました。そう言って笑っていた人も、「郷に入れば郷に従え」で、イタリア式にセーターを折りたたんで腰に巻いたりしていましたけどね。これって、タキシードのカマーバンドに由来しているのではないかと思います。
ちなみに、私もよくセーターとかカーデガンを肩にかけていますので、見かけたら、keyakiさんですか、と声をかけて下さい。(o^∇^o)ﾉ
夏の冷房対策にももってこいですし、どこかに置き忘れることもないですからいいですよ。

コメント 5

えっ、ぜったいウエストポーチだと思ってました！なにか歌手の七つ道具（なにそれ）でも入ってるのかと・・・。カマーバンド風セーター巻き、知りませんでした。
＞鏡の前で腰に巻いてみて選んで
楽しすぎます＾＾
by (2007-07-21 08:37) 

わはっ、ちょっと可愛い巻き方ですね！でも、びらびらしなくて機能的だと思います。

>セーターを選ぶ時に合うかどうか、鏡の前で腰に巻いてみて選んでるんだよ...
って本当ですか？おっかしい～（笑）

それにしても、さすがライモンディは着るもののセンスが良いですねぇ。いつでも同じ格好のイギリス人にコーディネート術を教えて欲しいです…。
by Sardanapalus (2007-07-21 20:19) 

一歩間違うときわめておっさんぽくなってしまうので、自分ではできません。。。ｗ
by (2007-07-21 23:44) 

同じイタリア人でもアバドの似合わなさを見ると、どうやら肩にセーターのためには、ある程度の肩幅が必要なようですね。
いま試しにカマーバンド風セーターをやってみました。
おや！？ちょっといい感じ。。。

＞いつでも同じ格好のイギリス人にコーディネート術を教えて欲しいです…。

特にボストリッジには重点的に。
by TARO (2007-07-22 04:37) 

お腹に巻き巻きは、やっぱりめずらしいんですね。
イタリアでも、ローマより上の人たちがおしゃれですよね。
イタリアのお店は、いろいろコーディネートして、勧めてきますし、既製服のお直しも神業で、ピッタリ、あつらえたようにしてくれますし、やっぱりファッションの国ですね。
by keyaki (2007-07-23 01:56)