ジョン・モードラー ( 現モンテカルロ歌劇場芸術監督 ) 退任記念GALA LYRIQUE [RR関連]
3月28日午後8時より、salle Garnierで、2007年6月に芸術監督を退任するジョン・モードラーのためのオペラガラコンサートが開催されます。
出演者は、ジューン・アンダーソン、ダリーナ・タコーワ、スーザン・ネヴィス、ルチアーナ・ディンティーノ、ジュセッペ・ジパリ、アニック・マシス、レオ・ヌッチ、ルッジェーロ・ライモンディ、マルコ・スポッティ、ラモン・ヴァルガス、指揮マウリツィオ・ベニーニ、という顔ぶれです。
ジョン・モードラーは、録音に詳しい人には有名な方のようです。ネットで分かった範囲で略歴を紹介します。(後任は、モナコ出身の現ワロニー歌劇場(リエージュ)総支配人 Jean Louis Grinda)
★ジョン・モードラー John Mordler:
ロンドン生まれのイギリス人、23歳で著名なオペラ歌手、指揮者、ソリストと共に働く機会を得、後にDECCAのプロデューサーになり、1973年EMIのプロデューサーとなった。彼のプロデュースによるLP、CDは数知れず。1984年にモンテカルロ歌劇場芸術監督に就任。
こちらのインタビューで、オペラハウスのディレクターになった経緯を話しています。
『私の場合は、運命というか巡り合わせでしょうか。最初にDECCA、次にEMIで、録音プロデューサーとして、連日、録音テープを聴く毎日、その合間にオペラ歌手、指揮者たちを追いかけて歌劇場から歌劇場へ....こういう生活にいい加減疲れてきていたんです。ドミンゴとの打ち合わせでヒューストンに行った時に、指揮者のローレンス・フォスターにばったり出会いました。もちろん前から知っていたので、ここでなにをしているのかを尋ねたところ、ヒューストンとモンテカルロ歌劇場のオーケストラの常任指揮者をしているということだったんです。モンテカルロ、素晴しいところですよね、いいですねぇ、とかなんとかおしゃべりをしたのですが.......その後、ひょうたんから駒とでもいいましょうか、フォスターから電話がかかってきました.....』
★ローレンス・フォスター Lawrence Foster(1941.10.23- Los Angeles, USA)
1971〜1978年まで、ヒューストン交響楽団の指揮者conductor-m-chief 、1979〜1990年まで、モンテカルロ歌劇場管弦楽団の常任指揮者
※モンテカルロ公演記録(1983-2005)
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ジューン・アンダーソン、まだ歌っているのですか。
by (2007-03-27 22:03)
gonさん、54歳ですから、まだ引退ってことはないでしょうね。
世界を飛び回って歌っているということではないようですが、たまに歌っているようです。
ネットで聴きましたが、2005年末の「ランスへの旅」のコルテーゼ夫人はなかなかよかったと思いました。
by keyaki (2007-03-27 22:28)