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R.ライモンディ主演のTVドラマについてのメモ(2)制作費等 [RRのTV・ラジオ・映画出演]

 ライモンディ主演のTVドラマ"Le Sanglot des anges"について、時々関連記事が検索でヒットしますが、どうやら、今は、撮影中で、放送は4月中旬以降ということなんでしょうか。
 何日の記事か不明ですが、ニースのコンセルヴァトワールのホールでオペラシーンの撮影があったとか、カンヌでも撮影があったとか......フランス語は、まともに辞書も引けない私が、分かった範囲では、ライモンディは、カルロという往年のオペラ歌手で今は後進の指導にあたっている、どうやらテノールという設定のようですが、テノールにはどう転んでも見えないですよね。それに昨年末のインタビューでは、《セビリアの理髪師》の"陰口のアリア"、《オテロ》の一部、《椿姫》の二重唱を歌います....と語っているのに....。左上の写真のLudmila Mikaëlは、カルロのエイジェント役のようです。マルト・ケラーが、奥さんなのかな....
 フランス語が堪能な方も多いので、私の想像憶測いい加減意訳はやめて記事をリンクしておきます。


フィガロというサイトの記事フランス語が分かれば、面白い内容に違いないと思われる記事
カンヌで撮影という記事
ニースでの撮影記事ニースジャーナルの記事にリンクしていますが、直接リンクできませんでした。左サイドバーの"RUGGERO RAIMONDI : LE BARYTON TRANSFORME EN TENOR"をクリックすると記事が読めます。

もう一つ記事発見(2007.3.19追記)
ニースのthéâtre de Grasseでドラマの最終シーン撮影
カンヌのthéâtre Nogaで撮影するはずだったが、ニースのthéâtre de Grasseで撮影することになった.....この記事では、un baryton, Carlo di Vanelli (Ruggero Raimondi)となってます....敵役は、François Dubreuil (François Marthouret)...... 撮影は1月8日〜4月26日まで行われ、放送日は決まってないって書いてあるのかしら??
 これらの記事に制作費のことが書かれていますが、TVドラマ (4 x 90 minutes) の制作費というのは見当もつきませんが、わざわざ、書いているということは、TVドラマにしては、お金がかかっているということでしょうか。
 総制作費10万ユーロ(約1億5千万円)で、そのうち6万ユーロ(約9000万円)がオペラシーンに使われているとか....
 ちょっとネットで調べましたら、NHKが、制作費を公表したという記事がありました。日曜日の大河ドラマがなんと一話6000万円だそうです。民放の関係者によれば、民放では、役者とかタレントのギャラが経費を圧迫しているそうですが、NHKの俳優のギャラは驚くほど安いので、もっと節約できるはずだということのようです。こちらに『NHKが制作費公表 民放関係者「高すぎる」』という記事があります。

関連記事:
ルッジェーロ・ライモンディ主演のTVドラマについてのメモ
フランスTVドラマ出演! 有名オペラ歌手の役


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コメント 6

助六

面白い記事たくさんリンクありがとう!

keyakiさんが書かれてる通りですけど、3記事要点紹介。

【確かにテノール役】

やっぱりドラマでもprimo uomoはテノールじゃないとカッコつかんのでしょうかね。

テノール歌手のカルロは、若手歌手養成基金のトップを務めながら、献身的なマネージャーのマルレーヌ(リュドミラ・ミカエル)に助けられ、演奏旅行もこなしている。ある日突然、若いとき恋敵でもあったカルロの幼友達が姿を現し、カルロの妻エレオノール(マルト・ケラー)は消えてしまう。忘れていた過去の記憶がカルロに降りかかり…、サスペンス、ロマンス…。

【ロケ地】

カンヌ、ニース、サン・ジャン・キャップ・フェラ、エズ(この辺はライモンディの庭かな)、エクサンプロヴァンス、エクス・レ・バン(アルプスに近いサヴォワ地方)、パリ地区。

劇場シーンは、カンヌのヒルトン劇場(何ですかね、これ?ホテル・ヒルトンの中に劇場があるらしい。)で撮るはずだったが、劇場が急遽法的措置で閉鎖されてしまったので、グラース(香水製造で知られるカンヌ北方17キロの小さな街)の劇場で撮った。(そう言えば小さな劇場があったような気がしますが、普段はお芝居やコンサート用でしょうね。)

【ライモンディ談】

彼には初TVドラマ役だそう。

「役者やるなんてのは気違い沙汰ですが、時々やってしまいます。それにこのドラマには、確かな質の追求がありますから。特に照明がそうで、役者の表情がいつも照明で活かされてます。コーチが付いて毎晩練習してますが、フレーズの言い回し方に慣れないと。難しいこともあります。」

風光明媚観光地ロケものをボンヤリ見るのは嫌いじゃないので、小生も時間が合えば、見てみたいと思います。やはりコート・ダジュールのシーン、グラースの劇場シーンがある回がいいですね。
by 助六 (2007-03-18 10:12) 

keyaki

助六さん、ありがとうございます。
テノールという設定は本当なんですね。あちらのオペラ関連のフォーラムでも、ライモンディが、テノールというのは記事が間違っているというような指摘もあったりして、こいうミスは今までも目にしていますので、そうだと思ってました。
まるまる3ヶ月は、このドラマに専念しているということですね。
連続ドラマが、DVDで発売されることが多いようですから、いずれ、見られるかもしれませんが、できれば、日本のどこかのテレビ局が放送してくれることを期待してます。フランスのTVドラマ・シリーズでは、『アラン・ドロンの刑事物語』もNHKで放送されましたし。
by keyaki (2007-03-18 11:52) 

助六

>テノールという設定は本当

う~ん、

"RUGGERO RAIMONDI : LE BARYTON TRANSFORME EN TENOR"と言う記事は、見出しも文字通り「バリトンがテノールに変身」だし、「バス・バリトンのライモンディがテノール役をやるのが驚き、TVは何でもやっちゃうということだ。だから天使はすすり泣く les anges sanglotent のかも」なんて書いてあるから、ニースの地元紙サイトみたいだし(よく見たら新聞サイトではなく、ネット・ニュースサイトのよう)、確認とって書いたのだろうと思ったのですが、読み返してみると直接取材はせずに、プレス・リリースだけ見て書いてるかもしれませんね。

「フィガロ」は一応一流全国紙で、監督や役者に直接会って書いているようだけど、書いてるのはTV記者みたいだから、音楽のことはあまり知らないかもしれないし、リリース鵜呑みにして「テノールのカルロ」と書いてるかもしれない。

リリースが「テノール役」になってるのは多分間違いないと思いますけど、やっぱり誤りの可能性もある気がしてきました。何と言っても、歌唱シーンがあるはずですしねぇ。

バス・バリトンの役は恋敵や邪魔者役が多いから、ライモンディとしては、テノール役であろうとなかろうと、オペラでの鬱憤を晴らせるドラマ役かもしれませんが。
by 助六 (2007-03-19 09:18) 

keyaki

助六さん、もう一つ記事を見つけましたので、追記しましたが、これにはバリトンと書いてありますが、これも、ライモンディだから、当然バリトンでしょう、ということで記者が勝手に付け加えて書いたのかもしれません。
私が目にした本人のインタビューは、撮影に入る前のものですが、その時点では、テノール歌手役とは夢にも思ってないのではないかと思います。もし、テノール歌手の役であれば、当然、インタビューで、なんらかの発言があるはずではないかなぁ、と。
この記事では、いつ放送されるか未定となっていますが、来年だろう、といっているのですか、それとも、来年ということはない、今年放送されると言っているのですか?
4月の末まで撮影しているということは、放送は早くても、夏以降ということでしょうか。
by keyaki (2007-03-20 00:56) 

助六

当該記事のあらすじ紹介は「バリトン歌手のカルロ」となってますから、バリトン役に間違いないでしょうね。地元有力紙「ニース・マタン」の配信記事みたいだから、まあ信用できるでしょう。

見出しも「テノールに変身」なんてやってしまった記者氏は哀れ、「フィガロ」も誤報ということですか。文化記事は政治・経済記事に比べて、チェック機能もお粗末なのは、どこも同じということみたい。

仇役は、ライモンディがトップを務める歌手養成基金と隣接する庭園を狙う悪徳不動産業者という設定の由。この業者が幼友達なのかどうかは不明ですが。

放送時期は未定だが、年内の放送はなかろうとのこと。随分先ですなぁ。
by 助六 (2007-03-21 03:32) 

keyaki

助六さん、ありがとうございます。
全く歌わない役ならともかく、やっぱり、バリトンにしておいてもらわないと、ライモンディが快く引き受けるとは思えないですよね。
そろそろプログラムに出てもいいのに....なんて思っていましたが、TVドラマの放送って、そんなに先になるものなんですね。
日本だとお正月の連続一挙6時間放送なんてのになりそうですけど。
by keyaki (2007-03-23 13:53) 

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