SSブログ

アンデアウィーンの《コジ・ファン・トゥッテ》 [コジ・ファン・トゥッテ]

★中継の中止は、シェローの要請だそうです。詳細はコメントをご覧下さい

.....................................................................


昨日の記事にコメントしていただいたところによりますと、やはり中継の予定が変更になったということです。放送前のアナウンスをアップ (左の画像をクリック)しますので、理由を言っていましたら教えていただけると嬉しいです。私の勘では、言っていたとしても「都合により....」程度ではないかと思いますが。
今回の舞台、気になるところですが、こちらのサイトにドイツ語のレビュー"COSI FAN TUTTE im Theater an der Wien, 3.6.2006"が出ました。(写真右:ガランチャとライモンディ)
"Vom Sängerteam wurden Elina Garanca und Ruggero Raimondi am meisten gefeiert." ということは、歌手チームの中で、ガランチャとライモンディが特によかった...というような意味かしら。下の方では、相変わらず、歌ってない話している.... と書かれているような感じもしますが、全体的にネガティヴ批評ではないようです......よね?
このシェロー演出の《コジ・ファン・トゥッテ》は、2005年7月のAix(10公演)にはじまり、9月〜10月にはパリのガルニエ(11公演)、そして、今回のアンデアウィーン(5公演)、その後、またパリガルニエ(7公演)、アンデアウィーン(5公演)と続きます。
2008年には、ミラノ・スカラ座で上演の予定
もあるようでが、これは予定は未定の確立が高いかもしれません。いずれにしても、R.ライモンディは、シェローとの共演がとても楽しく満足だそうですから、皆勤賞で出演して欲しいものです。

nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 5

Sardanapalus

少しはお助けできるかと思って放送聞いてみました…が、「アン・デア・ウィーン劇場からの中継が出来ないので2005年7月エクスからの録音を」というようなことしか言っていなかったような。細かいところが分からないのですが、特に理由は言ってないと思います。「(デスピーナは)今晩ウィーンではマリー・マクローリンが歌っています」という発言があるので、当初は生中継の予定だったのでしょうね。

>歌手チームの中で、ガランチャとライモンディが特によかった...というような意味かしら
そうだと思います。Der Neue Merkerの批評(本論)の方も、人生や女性関係に失望したような策士然としたアルフォンゾを時にはオーバーなほど朗らかに演じたライモンディは平均以上、良かった、というような評価のようです。この人はこのアルフォンゾを面白い解釈だと思っているようで、好評だと思いますよ♪
by Sardanapalus (2006-06-05 20:14) 

keyaki

Sardanapalus さん、ありがと!
日本なら、やはり「都合により」というところかしら。
実は、笑い話みたいですが、最初の部分はお風呂に入っていて、アナウンスを聞いていないので、バーバラ・ボニーが歌っているなんて夢にも思いませんでしたから、「わぁーー、 マクローリン、ボニーとそっくりだわ」...で、ソファーで、半分眠りながら聴いていて、ずいぶんおとなしい観客、テンション低すぎぃ...で最後のアナウンスで、バーバラ・ボニーというアナウンスを聞いても、あら、やっぱり歌うことにしたんだぁ....とにかく頭から中継と決めこんでいましたからね。
ブログのおかげでみなさんに教えていただけて、助かります。
by keyaki (2006-06-05 21:31) 

助六

シェローの要求だそうです。テキスト演出上の理由で客席を使って演じられるシーンがあり、そのためのマイクを設置してあるので、同時中継は控えてくれとのことだそう。
そこまでウルサく言うのならDVDではどう処理してるのか聞き物ですな。
oe1も「同時中継が出来なくなり残念です」と言ってますし、ここまで理由も教えてくれれば立派かもね。

引用下さってる部分は「歌手の中ではガランチャとライモンディが最大の喝采を受けた」という意味ですが(これはパリでも同じだったなぁ)、リンクして下さってる批評全文はどういうわけか先方のトラブルで接続できませんでした。また後ほどでも。
by 助六 (2006-06-06 07:46) 

助六

つながりましたわ。

「人生や女性に失望したシニカルなアルフォンソ」というのがシェローの解釈で、「ライモンディの威光は私には身体からも感じられた。頂点は過ぎてしまったが、今なお存在感はあり、平均以上の出来と言うに充分だ」(「歌ってない話してる」ではなかった!(笑))と述べてます。

後はハーディングには好意的、シェローは「特に6人の歌手間の交流が素晴らしい」とほぼ絶賛。
歌手ではガランチャを絶賛、マセイ(って読むのかな)もかなり誉めてます。ウォールとドゥグーは「例外的とは言えないけど結構」、マクローリンにも好意的で
かなり満足の体。

批評の書き方からは、ガルニエのときよりも客席での演技がかなり増えている印象を受けます。
小生はシラケ気味でしたが、同じ演出が場所を替えて何度もやられているうちに見違えるような向上を遂げることは間々あるから、秋のパリでの再演も観てみようかなという気になってきました。
by 助六 (2006-06-06 08:56) 

keyaki

助六さん、ありがとうございます。
なるほど、シェローの要望を受け入れたということでしたか。ガルニエでは中継されましたから、劇場によって異なるということですね。
それに、演出もその都度手直ししたりしているし、若い4人の歌手達もどんどん成長していくんでしょうね。シェロー一座ということですね。新国にもシェロー一座御一行様を呼んでほしいものです。
ライモンディは、アンデアウィーンではドン・ジョヴァンニ、フィガロの伯爵もやってますから、これを見ている観客もいるわけですね。モーツァルトの三部作をチクルスで...というのは実現しませんでしたけれど、15年かかりましたが、ライモンディの執念で、三部作やっちゃった.....ってことですね。
by keyaki (2006-06-06 10:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。