SSブログ

66歳のお誕生日特集:ライモンディ・ファミリー [RR関連]

 今日、10月3日は、ルッジェーロ・ライモンディの66歳のお誕生日です。10月7日はトリノ歌劇場の開幕公演《ファルスタッフ》が控えています。いまだに、やりたい役ができるとは、なんと幸せなオペラ歌手でしょう。
 さて、お誕生日特集として、ライモンディの家族のことなどまとめてみます。出版物とかネットで集めたことのまとめです。

↑右端のほっそり美人に注目!
↑♪VideoClipを視聴するにはQuickTime7以上が必要です(期間限定)終了しました

1941年10月3日午前6時、ルッジェーロ誕生
父チェーザレと母ドーラの三男、末っ子。
兄は、ラッファエッロ(5才)とロベルト(3才)
右写真:ライモンディ三兄弟→

1957年、16才から本格的に歌の勉強をはじめる

1964年、22才、オペラ歌手デビュー

1973年11月、ボローニャ出身のヴィットリア・チェヴェニーニさんと結婚
ボローニャでの結婚式は、それは盛大なもので、各界の著名人が参列

『彼は歌手として名が知られるようになった初期の頃から、女性のアイドルであった。どこへでも彼について回る熱狂的な女性ファンが何人もいた。とりわけオペラ歌手が映画スターなみの人気者であるアメリカではそうであった。しかし、ジャーナリストたちは一度も彼の恋の戯れを目撃したことはなかった。なぜ恋人がいないのかと質問されると、彼は、理想の女性を待っているからです、と答えたものである。本当は、意中の婚約者がいたのであったが、隠していた。1973年11月の結婚式のわずか数ヶ月前になって初めて、彼女と連れだって人前に現れたのだった。』オペラ座の名歌手より抜粋

1975年2月3日、ラッファエッロとリッカルド誕生、双子ですヨ。
         クリスティアーノ(3男)誕生


1984年頃、ヴィットリアさんとの結婚破綻
3人の息子たちとは、その後もずーっといい関係を保っている

1985年頃、スペインのバスク出身のイザベラさんと結婚
1990年頃、ロドリゴ(4男)誕生
★ライモンディの兄のラファエッロは家業を継ぎ、次男のロベルトは貿易関係の仕事で、ミュンヘン在住、奥さんはドイツ人だそうです。右の写真は、ウィーンで、ライモンディの本の著者のアンケンブランドさんとの話し合いの時、ドイツ語とイタリア語が堪能ということで、ライモンディが甥を同席させたとか、その時の写真です(左から、甥、RR、父チェーザレ1984年)。

★1991年にマーガレット・プライスとルッジェーロ・ライモンディのコンサートに行きました。終演後、私がサイン待ちで並んでいる時に、暇を持て余した夫が、ライモンディの奥さんと息子の写真を撮らせてもらっていました(左写真)。この時は、2番目の奥さんで、この少年は前の奥さんとの子供だなんて、ぜんぜん知りませんでした。それで、「オペラ座の名歌手」の中で、ライモンディが、映画の《ドン・ジョヴァンニ》に妻もちょっと出てるんですよ、という話をしていたので、どこ、どこ、と探したのですが、わかりませんでした。その時は、イザベラさんの顔しかしりませんでしたし、離婚のことも知らなかったのです。その後、ヴィットリアさんの写真を見て、すぐに、このひとだぁ!とわっかったというわけです。
※上の写真の右端のひとです。

★ライモンディの長男のラファエッロは写真家、次男はジュエリーデザイナーだそうです。こちらの記事に長男が、ライモンディの代理で授賞式に出席している写真があります。
ライモンディの4男のロドリゴ君はダウン症ですが、最近は、お母さんのイザベラさんとオペラを見に来ていることが多いようです。写真の一番右端がロドリゴ君です。

★ライモンディは、ボローニャ生まれの生粋のイタリア人ですが、モネガスコ(モナコ国民)で、家族とモンテカルロに住んでいます。モナコに住むのは簡単ですが、国籍をとるのは難しいそうです。
関連記事:
モンテカルロ
ルッジェーロ・ライモンディ、65歳記念特別放送
聖母マリアの衣
ローマの音楽公園Sala Sinopoliでチャリティーコンサート


nice!(1)  コメント(10)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 10

euridice

RRのお誕生日、おめでとう!です。お元気でご活躍、家族にも恵まれて、お幸せそう。映画ドン・ジョヴァンニに出てるという奥様は先妻だったんですね・・華奢な雰囲気の美人ですよね。現奥様って、バスク人ですか。へぇ・・ って、バスクって美人が多いのかしら(知ってるバスク女性たちも美人だったから)。奥様二人とも美人だわ。
by euridice (2007-10-03 23:55) 

Sardanapalus

お誕生日おめでとうございますー。今シーズンはファルスタッフからですか。これからもまだまだ楽しませてくれるはずのライモンディ氏、今回は家族の素敵な写真でも楽しませていただきました。プールサイドでの親子写真が面白いですね!
by Sardanapalus (2007-10-04 00:31) 

ふくきち

ライモンディのお誕生日おめでとうございます!
声帯は、年齢の影響が訪れるのが他の器官に比べて遅いそうですから、これからもたくさん活躍してほしいですね。
by ふくきち (2007-10-04 22:44) 

keyaki

みなさん、どうもです。

euridiceさん
ほんと、華奢なブロンド美人、旅から旅の生活についていけなくなったのかしら.....
今の奥さんは、だいたいついて歩いてますね。昨年のフィレンツェの来日公演でも一緒に来ていて、サイン会?の様子をビデオで撮ってましたよ。

Sardanapalusさん
こういうファミリーの写真がけっこうあるんですよ。腕相撲しているのとか、海とか草原のキャンプとか.....ダウン症のロドリゴ君のためにあえて公開しているのかもしれません。

ふくきちさん
声は変わらないっていいますね。声より足かもしれませんね。ライモンディもあれだけの体格を、あの細い足て支えているので、太らないように注意しているようですね。

みどさん、nice!ありがとう!
by keyaki (2007-10-05 00:42) 

euridice

>旅から旅の生活についていけなくなった
そういうこともあるかもしれませんね。三人の男の子がいるんですから、子育て優先タイプなのかも・・私からすれば当然だと思いますけど・・ 

ホフマンの場合も伝記の雰囲気ではそういう感じがします。離婚の原因として「客演のための落ち着かない生活」「彼女は、子どもたちの世話に没頭したいという理由で、めったに客演に同行しなかった」「私はしょっちゅう家をあけていた。これは、子どもたちに対してより、妻に対して悪い結果をもたらしたのだが、それは同時に子どもたちの環境を悪くしていた」「私は彼女に対して申し訳ないという思いを常に抱えていた。私は勉強させてもらい、歌わせてもらい、客演に行かせてもらっている・・・その一方で、私より早くから、舞台に立つという夢を持っていた妻は、家にいて、子どもたちのそばに座っていた」などという記述があります。

人それぞれにしても、日本人よりあちらの人のほうが、カップルが一緒にいないことは重大なようですし・・

>声より足
舞台の場合、脚と身体のバランスが崩れてくると、老いが見えると思います。
by euridice (2007-10-05 07:40) 

keyaki

ライモンディの場合は、ヴィットリアさんに未練があるような感じを受けるんですよね。1980年の初め頃って、最高に忙しくしていた時期だと思います。
1997年頃のインタビューでは、舞台外での生活も大切にしたいから、年に50公演以上は歌わない....って言ってますものね。
上の写真でも前の奥さんは、人前に出るのが好きじゃないみたいな感じですものね。今の奥さんは、社交的な方みたいですものね。前妻との3人の息子さんたちとも一緒にオペラを見に来ていたり、けっこう目撃されているようです。
by keyaki (2007-10-05 22:16) 

峠茶屋の爺

>1997年頃のインタビューでは、舞台外での生活も大切にしたいから、年に50公演以上は歌わない....って言ってますものね。

カリタ・マッティラもインタビュー記事で、家庭生活を大事にするために年に40~50公演に抑えていると言ってましたな。
そのかわり、いい生活はさせてあげられないけれども・・・・とも。彼女クラスともなれば、40公演もこなせば十分いい生活が出来ると思いますがのう。
数少ない経験じゃが、海外で楽屋口から夫婦揃って出てくるのを見たのはフレーニ/ギャウロフ、指揮者のハイティンク。国内では朝比奈隆さんはいつも町子夫人と一緒でしたな。
職場まで夫婦一緒にいるなんて、古い日本男児の爺には窮屈でたまらんけどなぁ・・・・
by 峠茶屋の爺 (2007-10-06 01:04) 

keyaki

峠茶屋の爺さま、
>カリタ・マッティラもインタビュー記事で、家庭生活を大事にするために年に40~50公演に抑えている

これは、いいお話をありがとうございます。
ライモンディの50公演云々は、最初は、喉に負担をかけないためかな...と思っていましたが、家族のためなんだ、というのに最近思いいたりました。マッティラの発言はそれを裏づけるものですね。
50公演ということは、だいたい年間オペラ8演目としてリハーサルとか移動に2週間で16週間=112日、中二日の公演として148日、合計260日
大雑把に計算しても、50公演が週休二日の仕事と一緒ですから、夏休みをとるためには、40公演くらいがいいということでしょうね。

忘れていましたが、2005.6.24のインタビューでは年間の公演数は35公演におさえている・・・と言ってました。
http://blog.so-net.ne.jp/keyaki/2005-06-26

>職場まで夫婦一緒にいるなんて、古い日本男児の爺には窮屈でたまらんけどなぁ・・・・
そうなんですか。私は、職場は一緒でもいいですけど、家にはいない時間が多い方がいいです。(笑
by keyaki (2007-10-06 10:40) 

euridice

えっと参考までに、ホフマンの場合を・・
「年に50公演歌っていますが、すべての公演に関して何としても成功したいという気持ちでやっています」(インタビュー1981年)ということです。ほとんどワーグナーの主役だとすれば、負担は大きいかもしれないと思います。インタビュー1981年ということは、ポピュラー活動を始める前。離婚の後ですね・・
by euridice (2007-10-06 19:38) 

keyaki

euridiceさん、リハーサルは3週間のところも多いようですから、やっぱり50公演が歌手が身を入れてできる範囲ということなんでしょうね。
自分で仕事が選べるようになるまでは、断ると次が来なくなる不安もあって、働き過ぎになる傾向があるかもしれません。
by keyaki (2007-10-07 02:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。