メトの《ドン・カルロ》新旧 [ドン・カルロ]
お友達ブログのりょーさんの記事
『SIRIUSインターネットラジオの「72時間Freetrial」の聴き方』で、メトの《ドン・カルロ》を聴いてみました。りょーさん、紹介と懇切丁寧な視聴方法ありがとうございます。
このプロダクションは1979年5月からのもので、1983年の公演(ドミンゴ、フレーニ)は、DVDでも発売されています。所謂、伝統的演出で、衣裳も豪華なものです。ライモンディも1989年に同じプロダクションに出演していて、ちょっと映像がありますので、新旧フィリッポII世ということで、お声と写真をご紹介。
ライモンディは、1968年26歳から、2003年60歳まで、毎年のようにフィリッポII世を歌っていて、主要レパートリーの一つです。メトには、1972年と1989年にフィリッポII世で登場しています。
《ドン・カルロ》の公演記録追加:トムとのツーショット [ドン・カルロ]
トムとサムではないですが、左下の、トムとルッジの写真、ずーっと気になっていましたが、ネット情報で判明。チューリッヒ歌劇場での公演でした。ついでに、これもずーっとわからなかったチョン・ミュンフン指揮、ボローニャ歌劇場の《ドン・カルロ》のキャストもわかりました。その他、ジュネーヴ大劇場とビルバオでの公演の情報も。ジュネーヴ大劇場のキャストには、ギャンビルの名前も........。もう一つ興味深いのは、フワン・ポンスがバスの役(今はバリトン)で出演していることですね。
■以前話題にした時の記事はこちらです。
1993年5月8日、チューリッヒ歌劇場、アダム・フィッシャー指揮
ドン・カルロ エリザベッタ ロドリゴ フィリッポII世 エボリ |
フランシスコ・アライザ ガブリエラ・ベニャチコヴァ トーマス・ハンプソン ルッジェーロ・ライモンディ マルヤーナ・リポヴシェク |
※ウェルナー・ドゥッゲリン演出の《ドン・カルロ》は、チューリッヒの定番で、今も上演されています。ライモンディは、2002年にも、シコフ、ブルゾンと共演。今シーズンもライモンディは出演しませんがシコフ、クーラ、ガザーレ、ヌッチ、スカンディウッツィ等が出演します。 |
フィリップ二世(オペラ、ドン・カルロ)-Ruggero Raimondi Mensch und Maske- [ドン・カルロ]
1975.7.15ミュンヘン プレートル指揮 フィリッポ:ライモンディ ドン・カルロ:コッスッタ エリザベッタ:リッチャッレッリ ロドリーゴ:ヴェヒター エボリ:ファスベンダー 大審問官:ローニ シェンク演出 ハインリヒ衣装 |
※音源はミュンヘンのではない 血まみれの犠牲を払って・・ フィリップ二世(オペラ、ドン・カルロ) |
1975年7月15日、ルッジェーロ・ライモンディは、ミュンヘンの国立劇場の舞台で、ヴェルディの「ドン・カルロ」でフィリップ王を初めて歌った。古い演劇的観点からは問題ないのだが、ゲネプロでは、いくつかのトラブルがあった。そのひとつは大したことではなかったし、だれも気にしなかった。つまり、ライモンディが健康上の理由で、最後の場面に登場できなかったのだ。なんと指揮者のプレートルが彼の代りに歌った。
「ドン・カルロ」共演者の一覧 [ドン・カルロ]
1968年から2003年の主な公演の共演者(指揮者と歌手)の一覧表を作ってみました。
◆エーベルハルト・ヴェヒターとトーマス・ハンプソンですが、共演したことは確かなのですが、あとがまったくわかりません。(写真下)
ご存知の方いらっしゃいませんかーーーーぁ。
◆指揮者のチョン・ミュンフンもいつの公演なのか、共演者は誰かが全くわかりません。ボローニャ歌劇場で1980年後半だと思います。
ご存知の方よろしくお願いします。
ドン・カルロの最後は・・・ [ドン・カルロ]
ウィーン国立歌劇場のHPでレパートリーのビデオクリップが見られます。映画の予告編のようでなかなか面白いです。
その中で、おやっとおもったのが
「ドン・カルロ」、これは1989年ピッツィ演出のものじゃないですか。
このビデオクリップは何年の公演かは知りませんがシコフ、フルラネット(あとは知らない歌手ですが、お分かりの方は教えてくださいネ)のものです。
舞台衣装はプレミエの時のアバド指揮のリマ、フレーニ、ブルゾン、ライモンディのと同じです。最後の場面が見られるのですが、なんとドン・カルロが短剣で自殺してしまいます。それに、エリザベッタも後追い自殺をしているようにも見えますし、後追い自殺をしようとしたが、気絶したようにも見えます。????
1989年のプレミエの時は、自殺しているようにはみえませんが、暗いのでよくわかりません。(※写真をクリックすると録画が見られますリンク切れ)
この最後の場面はいろんな演出があります。しかし、あれれーーどうなったの?というくらいあっというまに終わってしまって、よくわからないこともあったりです。ほとんど、Deus ex machinaってやつでしょうか。
フィリッポ2世(ドン・カルロ) [ドン・カルロ]
レパートリー別公演記録、フィリッポ2世(ドン・カルロ) 追加しました。
レコーディング、ライブ録音は数種類ありますが、映像がないというかあるのはあるのですが、残念ながらタイトルロールのテノールさんがね、なんていうかよくわからんのですわ。なんていったらいいのか。モグモグ
バルセロナだしぃ、時期的に見て、もしかしたら、カレーラスだったのかもしれないなーーーんてネ、想像をたくましくしています。カレーラスの復帰祝いの公演だったが、やっぱり時期尚早で、直前キャンセルだったかなぁーーーーとか。妄想ですけど。ホホホホホ
ウィーンのテレビ番組で、例のアリア"Ella giammai m'amò をライモンディ、ネステレンコ、ギャウロフと順番に三つに分けて聴かせているのですが、なかなか興味深いです。
写真)2003年1月モンテカルロ公演、演出&フィリッポ2世