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ヨナス・カウフマン:☆来日公演延期の延期!(3/28発表)☆ 声帯の異常でパリの「ホフマン物語」もキャンセル発表(2016.10.1)☆ 復帰後。。。 ☆パリ「ローエングリン」復帰 (2017.1.18) ☆ ハンブルグも(2016.12.15発表) ☆モンテカルロも(2016.12.8)ノーベル賞コンサートも(2016.11.29発表)☆ 日本ツァー延期(2016.11.24発表)☆ Teatro Real のコンサートも(2016.11 [オペラ歌手]

◎あららら、またこの記事がトップに返り咲きです。
 なになに????延期の延期?しかも2018年1月4,6,10日だそうです。
かなり吃驚です。メトの「トスカ」を蹴ったので、スケジュールに空きが出たからってことですか。転んでもただでは起きないってことか......コンサートの方が儲かりますし。
 延期理由は、
「現在のスケジュールでは気候の変動が大きく、咽喉に負担がかかる」という カウフマンの主治医からの指導による来日スケジュールの変更
 だそうですが、つまり来日の直前がシドニーの公演(8/9,12,14)なので、「気候の変動が大きく」ということなんでしょうが、でも、シドニーの公演は、来日公演の前から決まってたのに、なにを今更ですね。アーティスト招聘会社が勝手にスケジュールを組んだってこと? どういう契約してるんでしょう。なんかメトの件も、今回の件も言い訳が言い訳になってない、「都合により」の方がいいと思います。
(メト2017/18シーズン「トスカ」:カウフマン降板 代わりはグリゴーロ (2017.3.3発表) 理由は personal life とprofessional obligations ☆ NYTimes 続報 )

詳細は → ヨナス・カウフマン ジャパンツアー2017延期公演のお知らせ
(2017.3.28)


◎あららら、またこの記事がトップに返り咲きです。
 4ヶ月の休養を経て2017年1月18日にバスティーユの「ローエングリン」で復帰を果たし、2月4日からロンドンのバービカンホールで"The Kaufmann Residency"とやらがはじまりました。4日と8日は無事終了しましたが、13日は気管支炎でキャンセルだそうです。10日は、コンサートではなく、イベントだったようですが、13日のために大事を取ってキャンセルしましたが、回復力が落ちているようですね。

◎カウフマンのスケジュール
8/6, 10, 12, 14, 18 南米ツァー 
9/12 サンカルロ劇場(ナポリ) コンサート

9/19, 20 ベルリン(リンデン):エルガーのDream of Gerontius キャンセル 代役はトビー・スペンス
9/25  ブダペスト:コンサート キャンセル
9/30, 10/3, 8 ミュンヘン:マイスタージンガー キャンセル 代役 Robert Kunzli
10/13 シャンゼリゼ:リサイタル 延期
11/3,6,9,12,15, 18 パリ:ホフマン物語(ロールデビュー) キャンセル 代役ラモン・ヴァルガス
11/13 ギュータースロー(ドイツ)歌曲のリサイタル キャンセル (一連のキャンセル後に組んだ)
11/22 マドリッド:リサイタル (2016.1.10の振替だった)キャンセル
11/28, 30, 12/3 大阪 東京 大宮:コンサート 2017.8末に延期、大阪8/21、東京8/23、東京8/26
12/8 ストックホルム:ノーベル賞コンサートキャンセル 代役はバイオリンのJanine Jansen
12/12 モンテカルロ:リサイタル 延期
1/11, 12 エルプフィルハーモニー・ハンブルク、オープニング・コンサートキャンセル代役パヴォル・ブレスリク (Pavol Breslik)
1/18, 21, 24, 27, 30 パリ:ローエングリン 復帰?
2/1 フランス:TV出演 (追加)
2/4,8,10,13 ロンドン:The Kaufmann Residency 10, 13, キャンセル(気管支炎)
2/23 ウィーン:Wiener Staatsoper, Opernball (追加)
3/12,15,18,22,30 4/2 ミュンヘン:Andrea Chenier
3/26 シャンゼリゼ:Andrea Chenierコンサート形式
4/5ギュータースロー(ドイツ):歌曲のリサイタル(11/13の振り替え/ドバイのコンサートはキャンセルした模様)
(2017.4.5)
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◎あけましておめでとうございます。
 昨日のCorriere della seraのインタビュー.....たいした内容ではないので無視していましたが、なんかネット上で一気に拡散しているので、こちらにも元記事をアップします。しかし、どうしてイタリアの新聞のインタビュー記事を記事にしてるんでしょう。少なくともフランスとドイツは独自の記事じゃないとおかしいでしょ。まあ、蓋が開くまで、あくまで予定ですからね。

 ......どうしてこういう事態になったのか分かってない感じですね.....今後のスケジュールを見直した方がいいと思いますけど....今シーズンの残りで1月中はローエングリン5公演、2月はロンドンでコンサート4回とハンブルグで1回、3月?4月は「アンドレア・シェニエ」7公演、ドバイでコンサート、5月はウィーンで「トスカ」3公演とハンブルグでコンサート、6月?7月は、ROHで「オテロ」7公演とミュンヘンで「運命の力」2公演と「アンドレア・シェニエ」2公演.....凄いね......としか言えない。

メモ:「今の時代は、ポップスを歌う歌手でいる方が(オペラの)テノールをやってるより大変だ、ということがわかって、これからはオペラにフォーカスを置きたいと思ってます。ポップスの歌手は、とにかくトーク、トーク、トークで、朝の6時ごろからプロモーション活動をしなければならない時もあるんだよ。声帯って体の中で、もっとも最後に目が覚める器官だ、って知ってます?最近ではアデル(注:イギリスのノン・オペラ歌手)(声帯出血で長期休業した)の例もありますが、そんな状態で、レコードだけならともかくライブで何度も何度も自分の声域をプッシュするような歌唱を繰り広げていたら、喉を潰してしまいます。なので、最近気をつけていることは、適切なレパートリーを歌うこと、色んなことに手を出すのは構わないが、何事も程度を知ってやること、というのを心がけています。適切なレパートリーというのは、すなわち、自分に合ったテッシトゥーラ(その作品の中で主にカバーされている・中心になる音域)か、ということです」(Madokakipさんの2013.4.17の記事から、グリゴーロ談)
(2017.1.3)


◎あらららららら、もうキャンセルは終わりだと思って「まとめ」たのに、来年の初っぱなのコンサートもキャンセルだそうです。金曜日にテレビのトークショーに出るとかってファンが騒いでたけど.....ホントに?.....喋る方が喉によくないって言うのに。1月11,12日がだめで18日からのローエングリンは出るの? カウフマンって、座付きの時代が長かったから、自分の声に合ったレパートリーとか、休養の大切さとか分からなくなってるんじゃないかしら。なんか気の毒になってきましたね。
(2016.12.16)
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◎まとめ:
 9月19日ベルリン(リンデン)からはじまった、カウフマンのキャンセル騒ぎ、結局12月8日時点では完全回復にはいたらず、年内の公演はすべてキャンセルになりました。キャンセルしたのは、全部で21公演(内オペラ6+2)、やっぱり、他の歌手と比べてどさ回りコンサート(多分CDを売るためのプロモーションツァー)が多すぎでしょ。たとえば、この期間、同じエージェントのマルセロ・アルバレスは、オペラ19公演(トスカとマノン・レスコー)、コンサートゼロ。それにしても病気休養中に、来年の11月11日にシンセンでコンサート....なんて発表していますよ。シンセンって北京ほどではないかもしれませんが、かなりの大気汚染があるらしいのに......ファンなら行って欲しくないでしょうね。
 今回の健康上の問題で気になるのは、声帯にヘマトーマとやらができたのが、薬の副作用によるもの....というところですけど.....ということは、なにか持病があるということでしょうか。主役を張るオペラ歌手はコンサート歌手と違って体力がないとできないお仕事ですから....
 そこで思い出すのが、アルゼンチンの新聞の3月27日付けの「カウフマンは健康上の問題を抱えているので、今後のスケジュールはすべてキャンセルだろう....」という記事。これにエージェントが大慌てで、根も葉もない嘘と否定したことがありますが、ネット上では、地球の裏側の新聞にエージェントが過剰反応したことの方に話題がいってましたが、半分当たってるじゃないですか。
 来年の1月には復帰するんでしょうが、ビリャソンのようにならない保証はないですね。ちなみにビリャソンもその当時はこのエージェントでした。
参考記事:ビリャソン 2度目の休業

ヨナス・カウフマン 過去の長期休業:
・2012年4月23~7月14日復帰(2ヶ月20日) 理由は感染症
・2014年9月27日~11月15日復帰(1ヶ月18日) 理由は咽頭炎
・2015年12月20日?2016年3月16日復帰(2ヶ月26日) 理由は健康上の問題
・2016年9月12日?2017年1月18日復帰予定(4ヶ月) 理由は声帯の血腫→風邪→健康上の問題


(2016.12.10)

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◎やっと発表.....Debuts monegasques de Jonas Kaufmann reportes モンテカルロも延期
(2016.12.9)


12月10日のBMWのアドベントコンサートもパヴォル・ブレスリク (Pavol Breslik)に代わった....と騒いでますが、このコンサートは、カウフマン側からは公式には発表されていませんでした。多分バイエルン国立歌劇場が絡んでいるので、ストックホルムとモンテカルロの途中だから寄ってよね.....とかで発表しちゃったのかも。8日(ストックホルム)、10日(ミュンヘン)、12日(モンテカルロ)って、普通に考えれば非常識な日程だけど、そういうのでも引き受けてきたんでしょう......来日公演も28日大阪、30日東京なんて日程でしたものね。
(2016.11.30)


◎いつまで続くのか.....ノーベル賞コンサートもキャンセルした模様。
Jonas Kaufmann staller in ? Janine Jansen ersatter
 代わりはバイオリンのJanine Jansen。8日がダメなら12日のモンテカルロも無理じゃないの.....なんか未練がましくポロポロ発表しないで潔く年内はすべてキャンセルにできないのかな......ゆっくり休養した方がいいと思いますけどね.......ビリャソンの道をたどるのか.....
(2016.11.29)


kaufmann_asahi.jpg◎あららららら.....朝日新聞2016年11月24日大阪本社夕刊(2面特集)にすでに延期のことが書かれています。見出しは、「世界の"テノール王"に酔う」「ヨナス・カウフマン 来夏大阪公演」、内容は周知のことだけ。最後に「今月予定されていたカウフマンの大阪公演は、本人の急病のため延期になった。振り替え公演は来年8月21日午後7時。払い戻しなどの問い合わせはフェスティバルホール(電話番号)」
 ちょっと素早過ぎますが、来日のための記事をそのまま載せたってことでしょう。でも「急病のため」じゃないでしょ、新聞社なんだからちゃんと調べて記事を書きましょう。記事の内容もなんか白々しい.....今これを掲載する意味は全くないと思います。

◎11月24日午後1時頃主催者より来年の8月末に延期の発表がありました。
 カウフマンのスケジュールでは、2017年8月9,12,14日とシドニーでパルジファル(コンサート形式)ですから、その後来日ということのようです。声帯の異常→ひどい風邪→健康上の問題という発表ですが、一体全体どこが悪いのか分かりませんが、今までの過密スケジュールのツケがまわってきているのか......今年はじめのキャンセルも約3ヶ月後の復帰でしたからうまくいって12月中旬ってことかな....ポロポロキャンセルを発表するより、ビリャソンみたいに、一気に長期休暇ってのもいいかも。

◎クラウド・ファンディングって何? すっきり割引券出した方がいいと思いますが.....これって支援した人にメリットがあるってことなのかなぁ。

 割引券もあるようですが、なんか面倒くさそう....
(2016.11.24)


◎カウフマンのコンサートに突如ソプラノが参加......こんなの有りなの.....オーケストラ伴奏のコンサートは、テノールとソプラノがセットになっているケースが多いので、べつにいいんですけど、後から突然出てくるのは、だまされたかんじがしませんか? 「*曲目は予告なく変更することがあります」とは書いてありますが、予告なくソプラノが加わってもいいのかしら。私は、てっきりカウフマンのソロコンサートだと思っていました。ソプラノが一緒に出るのであれば、「ソプラノ未定」と最初から発表するべきでしょう。
kaufmann_omote.jpgkaufmann_1.jpgkaufmann_ura.jpgkaufmann_2.jpg

 もしかして、ソプラノが加わったのは、このチラシをもらった人しか知らないサプライズなのかな.....(アーチなんたらのサイトでも発表してない).....ゲストのソプラノさんの投稿 facebookで発見
(2016.11.23)


◎マドリードのテアトロ・レアルでのコンサートも健康上の理由で降板。このコンサートは、2016年1月10日の振替だったんですけど......声帯の異常は回復したはず.....だって、皆をがっかりさせたパリの「ホフマン物語」を18日まで歌う予定だったのに、11月13日にドイツのギュータースローの劇場で歌曲のリサイタルをわざわざ復帰コンサートとして予定してたんですから。それを風邪で延期して、今度は「健康上の理由」でキャンセル、22日に歌えなくて、来日となると、来日優先で22日キャンセルしたってことになりそう。日本っていいところらしいですから。アラーニャが、「お金に困ったら日本!」と言ってますし。オペラだって、風邪ですけど頑張って歌います....ってのはよくあることなのに、それさえできない状態ってことか....

◎カウフマンのスケジュール
8/6, 10, 12, 14, 18 南米ツァー 
9/12 サンカルロ劇場(ナポリ) コンサート

9/19, 20 ベルリン(リンデン):エルガーのDream of Gerontius キャンセル 代役はトビー・スペンス
9/25  ブダペスト:コンサート キャンセル
9/30, 10/3, 8 ミュンヘン:マイスタージンガー キャンセル 代役 Robert Kunzli
10/13 シャンゼリゼ:リサイタル 延期
11/3,6,9,12,15, 18 パリ:ホフマン物語(ロールデビュー) キャンセル 代役ラモン・ヴァルガス
11/13 ギュータースロー(ドイツ)歌曲のリサイタル キャンセル (一連のキャンセル後に組んだ)
11/22 マドリッド:リサイタル (2016.1.10の振替だった)キャンセル
11/28, 30, 12/3 大阪 東京 大宮:コンサート 2017.8末に延期、大阪8/21、東京8/23、東京8/26
12/8 ストックホルム:ノーベル賞コンサートキャンセル 代役はバイオリンのJanine Jansen
12/12 モンテカルロ:リサイタル 延期
1/11, 12 エルプフィルハーモニー・ハンブルク、オープニング・コンサートキャンセル代役パヴォル・ブレスリク (Pavol Breslik)

1/18, 21, 24, 27, 30 パリ:ローエングリン
2/4,8,10,13 ロンドン:The Kaufmann Residency
3/12,15,18,22,30 4/2 ミュンヘン:Andrea Chenier
3/26 シャンゼリゼ:Andrea Chenierコンサート形式
(2016.11.19)
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◎"Rai News24"で9月12日のサン・カルロ劇場での様子が見られます。
 Jonas Kaufmann: un tedesco canta in napoletano (下の画像をクリックするとリンクしています)



 ニューアルバム"Dolce Vita" のプロモーションというか箔を付けるためのナポリ訪問だと思いますが、この時すでに喉の異常を感じていたはずですね。だって、ヨレヨレ....それともいつもこんなものですか? 
 (2016.10.9)

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◎この「ホフマン物語」は再演にも拘らず、チケットは他のオペラより25%割高、日本円でいうと、2万円の席が2万5千円、これは「カウフマン価格」なんだそうです.....だとすると前もって降板したわけですから、劇場側は、返金するのが当然だと思いますが、返金する代わりに、今シーズンの他のオペラ8とバレエ2タイトルからお好みのパフォーマンスに無料ご招待.....なんだそうです。なんかただでオペラが見られてお得なような気がしますが、劇場側にとっては返金するより得だから....に決まってますよね。しかもこの補償は、定期会員サブスクライバーだけなんだそうです。チケット持っている人全員が対象じゃないのは不公平ですね。

 「カウフマン価格」とか「ネトレプコ価格」とか、本人が要求しているのか、それとも劇場が勝手にやってるのか。オペラは、一人でやるものじゃないし、歌手の直前キャンセルもあるのに、こういう価格設定はおかしい。
 こちらに詳しい記事があります。→Annulation de Jonas Kaufmann a l'Opera de Paris : compensation pour les abonnes seulement ?

下記のオペラ8とバレエ2、カウフマン主演の「ローエングリン」が入ってない......
- Lucia di Lammermoor (a l’Opera Bastille, a partir du 14 octobre)
- Cavalleria Rusticana / Sancta Susanna (au Palais Garnier, a partir du 30 novembre)
- Iphigenie en Tauride (a l’Opera Bastille, a partir du 2 decembre)
- La Flute Enchantee (a l’Opera Bastille, a partir du 23 janvier)
- Trompe-la-mort (au Palais Garnier, a partir du 16 mars)
- Wozzeck (a l’Opera Bastille, a partir du 26 avril)
- Rigoletto (a l’Opera Bastille, a partir du 27 mai) グリゴーロが公爵
- Carmen (a l’Opera Bastille, a partir du 13 juin)
- Jiri Kylian (au Palais Garnier, a partir du 29 novembre)
- Drumming Live (a l’Opera Bastille, a partir du 1er juillet
(2016.10.7)
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 恒例のカフマンのキャンセルの話題ですが、パリの「ホフマン物語」のキャンセルが発表されました。何でも歌っているカウフマンですが、ホフマンはロールデビューなんですよね、ということは表向きは病気が理由ですけど、勉強する時間がなかったんで....という可能性ゼロでもないかなぁ。ま、いずれにしても8月の南米ツァー9月12日のナポリでのコンサート以降、すべてキャンセルしてるようですから、11月のジャパンツァーのために充分に喉を休養させるってつもりなんでしょう。
 しかし、病気での全公演の降板は、だいたい2年か3年おきだったのですが、今年の2/12?3/11のメトの「マノン・レスコー」をキャンセルしてるんですよ....間隔が短くなってる.....
  今回のキャンセルの理由は、「薬の副作用による声帯の小静脈の破裂 the side effects of a medicine made burst a small vein on my vocal cords」だそうです。薬の副作用って何の薬を飲んでるのかしら?
 カウフマンの今回の降板の記事で、よくわからないのは、すでに「ヘマトーマ(血腫)」ができているのか、血腫ができる前段階なのか.....ネットでちょっと調べてみました。

「声帯の異常の第1段階は、声帯粘膜の炎症により声帯の粘膜に充血が起こる。第2段階は、充血が起こった状態で大声を張り上げたりして、声帯を酷使すると声帯粘膜上皮下の血管が破れて血腫ができ腫れる。程度が軽ければ声の安静で血腫は自然に吸収される。第3段階は、無理な発声を続けるとポリープになる。」

 ということは、やっぱり、血管が破れているわけですから、第2段階の血腫ができていると考えられます。今、現在この血腫が自然吸収されるのを待っている状態なんでしょう。

◎カウフマンのスケジュール
上に移動しました

代役のRamon Vargas(1960.9.11 - ) は、11/1,4, 10とメトの「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオを歌うことになっていましたが、恐らくカウフマンと同じエージェントなので、ホフマンを歌うことに調整されたんでしょう。このメトの「ドン・ジョヴァンニ」は、シーズン発表では、Rolando Villazon / Paul Appleby / Ramon Vargas / Matthew Polenzaniと4人もオッターヴィオいたのですが、いつのまにかビリャソンが降板、バルガスも降りて、前半は全部 Paul Appleby(1983.6.29 - )が歌うことになったようです。カウフマンの代わりは、ベテランよりも期待の若手の方が、聴いてどうだかは分かりませんが、前もってのガッカリ度が低いと思いますけどね、野次馬としてもつまんない人選です。これならセッコ君でよかったのではないですか?

 ところで、カウフマンが、9月12日にナポリに行っているのを今、知りました。その後病気になったので、「ナポリを見て死ね Vedi Napoli, e poi muori.」をもじって、"Kaufmann vede Napoli e poi si ammala. "なんてスレッドがたっていました。カウフマンのあの声にはカンツォーネ・ナポレターナは合わないと思いますけどね。
Napoli - Teatro San Carlo: Jonas Kaufmann Day

こちらのサイトに、カウフマンの降板理由のメッセージが転載されています→
Just in: Jonas Kaufmann cancels Paris
Breaking: Jonas Kaufmann cancels Elgar

 ちなみにロベルト・アラーニャは、12月4?16日のROHの「トロヴァトーレ」を副鼻腔の手術のために全公演降板するそうです。11月は9日にウィーン国立歌劇場でコンサートの予定があるだけです。

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