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2011年3月13日〜 フィレンツェ来日公演《トスカ》:舞台写真を一足先に(雑誌 l’opera2月号レビュー) [トスカ]

◎フィレンツェ歌劇場来日公演、本日13日、予定通り「トスカ」で開幕しました。イタリアの新聞でも次のような記事が掲載されました。"Inferno Giappone/Il Maggio non si ferma, stasera la Tosca"
 続報!14日以降の公演はすべて中止となりました。原発事故がどんどん悪い方向に行ってますから、残念ですが帰国もしかたがないですね。Renzi: "Vado in Giappone"Ma il Maggio vuole tornare

 フィレンツェ来日公演、いよいよ迫ってきました。ルッジェーロ・ライモンディが出演するのは、13日(日)神奈川県民ホールと17日(木)NHKホールです。ちなみに最終日の20日は、いつものジョルジョ・スリアンです。この公演は、フィレンツェで2010年12月7,(9),10,12,(14)日に上演されたものを持ってくるようです。現地では、トスカは、ヴィオレッタ・ウルマーナと来日するアディーナ・ニテスクのダブルキャスト、カヴァラドッシは、マルコ・ベルティ、スカルピアは、ライモンディとジョヴァンニ・メオーニでした。風邪が流行っていたようで、一般公開のゲネプロはトスカもカヴァラドッシもスカルピアも代役で、ライモンディの追っかけさんたちは、気が気ではなかったようですが、ライモンディは予定通り歌いました。どうやらカヴァラドッシが代役でワルター・フラッカーロだったようです。

 スカルピアが赤の衣装ってけっこうめずらしい......しかし、ウルマーナは、ますます鬼瓦のようになってきましたね。彼女は、2005年にフィレンツェでトスカのロールデビューで、ライモンディがスカルピアでしたが、その時は、まだ若さでちょっよはましだったんですけど......(写真)うぅ〜ん、ほとんど同じかな.....まあ、来日公演は、若くて美人ソプラノのアディーナ・ニテスクなので、皆さまご安心を。

 右の画像が雑誌のレビューですが、ライモンディについては、「スカルピアとしてのルッジェーロ・ライモンディの再登場(5年半ぶり)は、長いキャリアによって声楽的には、いくらかのあやふやな発声とかテンポのずれのようなものがあらわになった。とはいえ、特に上品で貴族的なワルとしての男爵を明確に演じる、その存在感は傑出している。」歌唱については、まあ年齢を感じさせるものだったが、まだまだ魅力的なスカルピアだよ.....ということだと思います。

メモ:
<マルティナ・セラフィンMartina Serafin、2010年12月妊娠8ヶ月、夫はバスの Alessandro Guerzoni

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