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新国《愛の妙薬》2010.4.15 [オペラ生舞台鑑賞記録]

 おぉ....いつものカーテンではなくて、素敵な色合いのパッチワーク風の紗幕が降りています。アルファベットが並んでいますが、なにか意味があるのかしばし眺めましたが、特別なにもないようです。この紗幕の雰囲気と、演出チームの趣味から、もうこれはポップ調のすっきりくっきり舞台ではないかという予感がしました。予感は的中で、舞台にはElisirの巨大文字と両脇には日独伊の「トリスタンとイゾルデ」の巨大な本、合唱団の衣裳は赤青緑黄色系、ソリストさんたちの髪の毛もネモリーノがニンジン色、アディーナがプラチナブロンド、ドゥルカマーラが緑、ベルコーレが紫ととても賑やか....ドゥルカマーラの登場は、馬車とかバスとかバイクとか....観客にとっては、どのように登場するのか楽しみでもあるわけですが、今回は、プロペラ機......

 実は、私にとっては、《愛の妙薬》は、部分的には面白いところもあるのですが、たいくつなオペラとしての位置づけでした。はじめて面白いと思ったのが、DVDにもなってますが、リヨン歌劇場のゲオ&アラのと、マチェラータ音楽祭のマチャドとエスポージト(シュロットがドゥルカマーラ)のを見てからです。ルッジェーロ・ライモンディが2006年にドゥルカマーラを歌ったこともあって、まったくもって現金ですが、今では好きなオペラの一つに昇格......ということで、新制作でもあり、楽しませてもらいました。

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