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ローマ歌劇場2010開幕公演は《ファルスタッフ》☆★ゼッフィレッリの影響力健在! [オペラの話題]

◎今回のデッシーの出演回数が減らされた(27,30に出演予定だった)ことに抗議して、オペラフォーラムとかブロガーが音頭をとって署名を集めて劇場に抗議していました。結局、デッシーは全公演から撤退、ファビオ・アルミリアートまで降板してしまうという最悪の事態になってしまいましたが、劇場側は、今回に限ってチケットの払い戻しに応じることにしたそうです。"Gli spettatori che intendessero chiedere il rimborso del biglietto acquistato potranno rivolgersi alla Biglietteria del Teatro nei consueti orari di apertura."(2009.12.13)

◎18日からの《椿姫》のキャストの日程が発表されました。ダニエラ・デッシーとファビオ・アルミリアートは、ゼッフィレッリに反発して、手に手をとって降板、デッシーは、来シーズン幕開けの《ファルスタッフ》にも出演しないことに....(2009.12,11)

 やっとローマ歌劇場2010シーズンの概略が発表されました。2009シーズンは、ゼッフィレッリ演出の《椿姫》で12月31日に幕を閉じ、2010年はゼッフィレッリ演出の《ファルスタッフ》で開幕です。ファルスタッフには、ブルゾン、ポンス、R.ライモンディが予定されていて、アリーチェはダニエラ・デッシー、フォード氏は、カルロス・アルバレスで劇場デビューだそうです。

 メトロポリタン歌劇場では、《トスカ》《カルメン》と徐々にゼッフィレッリ演出のものをゼッフィレッリではない演出家の新演出に取り替えているようですが、イタリアではまだまだ健在ぶりをアピールしています。1923年2月12日生まれですから86才.....アレーナ・ディ・ヴェローナではゼッフィレッリが20年前から要求していたマイクの使用を来年から認めることにしたとか....マイクを使用しないのなら、演出をやらないと宣言したそうです。まあこの辺が、ちょっとお年かな....という感じもします。ちなみに来年は、《トゥーランドット》《アイーダ》《蝶々夫人》《カルメン》《トロヴァトーレ》と五つのオペラの演出を引き受けているとか。
 ゼッフィレッリによれば、周囲の環境が昔とは変わってきていて、飛行機は飛ぶわ、車は増えるわ...でうるさいそうです。しかし、歌手側からの要望というわけではないようで、マイク使用に反対、あるいは戸惑っている歌手もいるようですが、ドミンゴは、テクノロジーの必要性を常に訴えいてるということで、賛成なのかな....すでに今年のガラ公演(来年の2月に国際フォーラムで来日公演がある)では、マイクを使用したようですし.....

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