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ミラノ・スカラ座2009-2010シーズン発表:これでも腐っても鯛....なのか.... [オペラの話題]

◎開幕公演無事終了(2009.12.8追記)
carmen2009scala.jpg
 12月4日のアンテプリマは、ヨナス・カウフマンが急に具合が悪くなったということで、アンダーのアカデミアの生徒が代役で歌うというハプニングがありましたが、7日のミラノ・スカラ座2009-2010シーズン開幕公演は、何ごともなく無事に終了したようです。ヨーロッパでテレビ放送をご覧になった方がコメントを下さいましたので、こちらの記事をトップに上げました。

 今から25年前の1984年にも《カルメン》がミラノ・スカラ座の開幕公演で上演されています。アバド指揮、ピエロ・ファジョーニ演出、シャーリー・ヴァーレット、プラシド・ドミンゴ、ルッジェロー・ライモンディというスカラ座にふさわしいトップクラスの歌手を揃えた公演でした。更にダブルキャストで後半の公演は、ホセ・カレーラス、アグネス・バルツァ、R・ライモンディという、まさに夢の競演でした。画質も音声も良くないですが、このときの録画の一部をYouTubeにアップしました。インタビュー(ジュリエッタ・シミオナートもいます)もありますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。
"Carmen- Abbado - La Scala 1984"再生リスト

 今回の《カルメン》もいずれ録画がYouTubeで見られると思いますが、「花の歌」をアップしました。カルメン役のアニタ・ラチヴェリシュヴィリAnita Rachvelishvili は、若いので当然ですが、張りのあるいい声をしています。カウフマンはいい声じゃないし.....やっぱり、苦手だわ.....

★以下 2009-05-29の記事
 世界の歌劇場の来シーズンのスケジュールは、すでに出そろっていますが、オペラの殿堂ミラノ・スカラ座のシーズン発表が5月27日に行われました。バレンボイムが仕切っているようで、ベルリンのリンデン並、もちろんリンデンの方はもっと冴えませんけど。開幕公演の《カルメン》とか、ドミンゴの《シモン・ボッカネグラ》とか一部はリークされていましたので、一番のニュースは、「クラウディオ・アバド、スカラ座に帰る」でしょうか。1986年以来24年ぶりです。2010年6月4日と6日に特別コンサート(マーラー8番)が開催されます。


 そうはいっても、ミラノ・スカラ座は、やっぱり、歴史的にもオペラの総本山であることは間違いないということなんでしょう、日本のネットニュースでもシーズン発表のニュースが流されました。
 ムーティ解任以来、ここ数年トラブル続きのお騒がせスカラ座ですが、だらだらやる割には魅力に欠けている......特に歌手が、魅力的とは言えません。たとえば、クーラはとっくの昔にスカラ座とは縁を切ったようですし、アラーニャは、れいのアイーダ事件、M.アルバレスもお宅には出ません宣言をしましたので、この大物人気テノール3人が、全く出ないというなんとも淋しい状態です。どんな歌手がお出ましなのか、スカラ座が一応自慢?して発表した歌手はですね.....

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