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ベルリン《トスカ》の宣伝用ビデオクリップ [トスカ]

  Deutschen Oper Berlinの《トスカ》は、シーズン中、様々な歌手で上演され、5月はルッジェーロ・ライモンディ、ナディア・ミヒァエル、ヨナス・カウフマンという布陣でした。6月は、ゲオルギューのトスカのはずでしたが、(やっぱり)キャンセルしたということを小耳にはさみましたので、ベルリン・ドイツオペラのサイトにちょっと行ってみました。そこで思わぬ収穫、宣伝用ビデオクリップがアップされていました。いつまであるのか分かりませんから自分用に保存させていただきました。

 上の写真をクリックするとYouTubeにリンクしています。ライモンディは、声は無しでお姿だけですが、トスカに刺される場面が一瞬見えますし、素敵な死体も......
 ヨナス・カウフマンのカヴァラドッシの一幕のアリア「妙なる調和」と、3幕の「星は光りぬ」の一部が聞けますが、どっちも同じに聞こえます。この全く違う状況で歌われる二つのアリアが同じように聞こえるようでは、表現的歌唱とは言えませんし、甘さなさすぎだし、一所懸命歌うと全部同じになっちゃうタイプなのかも。テノールはテノール声と言われてこそ価値があると思うんですけど.....また、しつこく言いますが、20年近く、日の目を見なかったということがそれを証明しているということです。いくらカウフマンが素敵でも、これを「世界最高のテノール」というのは賛成できません。私がキャッチコピーをつけるとしたら「遅咲きのテノール」かな....徒花(あだばな)に終わるかもしれませんけど。
*レビューにbella voce tenorileと書かれるテノール声の『星は光ぬ』はこちらにあります。

アンジェラ・ゲオルギューですけど、ミュンヘンで6月9,12,15日と、カフマンと《椿姫》の予定でしたが、初日は出演したものの後はキャンセル、日替わりヴィオレッタになったそうです。12日はMyrtó Papatanasiu、15日はElaine Alvarez....二人とも若くて美人です.....こういう経緯があって、20日と24日のベルリンの《トスカ》をキャンセルしてます。ミュンヘンの《椿姫》は、サイモン・キーンリーサイドが、パパ・ジェルモンを歌ってます。もしかして初役?

関連記事:ベルリンの《トスカ》 ヨナス・カウフマンの" Vittoria! Vittoria!

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