SSブログ

新国《ドン・ジョヴァンニ》2008.12.11 [オペラ生舞台鑑賞記録]

 クリスマスのイルミネーションで美しく飾られた新国立劇場に、新演出の《ドン・ジョヴァンニ》を見に行って来ました。
 《ドン・ジョヴァンニ》は、ドン・ジョヴァンニとレポレッロ主従が登場している時は、話しの展開も早く、面白いのですが、あとが、ハ〜イ、アリアですよ〜で、とても長く感じられて、天才モーツァルトには申し訳ないけど、ちとたいくつ。
 今回は、新演出だし、知っている歌手さんが三人も出演するし....ということで頑張って見て来ました。結果は、たいくつじゃなかったです。やっぱり新演出だと、それぞれの人物をどう解釈しているかとか、舞台転換にも興味津々ですし、映像でお馴染みの歌手が3人いれば、目もぱっちり......。それに、幕が上がったとたん、ヴェネツィアじゃないですかぁ...あの、ジョセフ・ロージー監督の映画《ドン・ジョヴァンニ》を彷彿とさせるものがあって、そのあとは、ここの場面もちょっと似てる....とか、ここでは、階段を2段飛びで逃げるはず...とか、この林は....そんなこんなで、とても楽しめました。演出家の潜在意識にこの映画の記憶があったのではないかと思います。ロージー監督の映画のイメージに合わないのは、メリーゴーランドかと思った、大きなチェスの白と黒の駒と、ドン・ジョヴァンニが操って遊んでいた、巨大な人形。これ以外は、奇をてらったところのないオーソドックスな演出で、大変結構でした。参考:OPERA-FILM《ドン・ジョヴァンニ》

続きを読む


nice!(1)  コメント(12)  トラックバック(2) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。