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訃報:ピーター・グロソップ(Peter Glossop 1928.7.6〜2008.9.7 ) [訃報]



 バリトンのピーター・グロソップが、9月7日に亡くなりました。享年80歳、ご冥福をお祈りします。
 こちらの記事にもあるように、ヴェルディ・バリトンのタイトルロールとしてミラノ・スカラ座の舞台に立った、唯一のイギリス人歌手だそうです。
 1928年7月6日、イギリスのシェフィールド生まれ。兵役を終えた後、シェフィールド・オペラソサエティーの一員となり、次いでロンドンのサドラーズ・ウェルズ合唱団に入団、第1バリトン歌手となった。1956年《トロヴァトーレ》のルーナ伯爵で、オペラの初舞台を踏み、1961年には、ブルガリア国際オペラコンテストで優勝、ヨーロッパの歌劇場に進出する機会を得た。同年、エジンバラ音楽祭、翌1962年にはコヴェントガーデンにデビュー、更にイタリアでは、最もデビューの難しいパルマの歌劇場でリゴレットを歌い成功をおさめ、直ちにミラノ・スカラ座にもリゴレットでデビュー、1971年まで、リゴレットと《仮面舞踏会》のレナートを歌った。1970,72年にはザルツブルグ音楽祭でカラヤン指揮・演出の《オテロ》にヤーゴ役で出演している。 メトには、1967年リゴレットでデビュー、ウィーンには、1968年《トスカ》のスカルピアでデビューしている。1971年には、NHK招聘「第6次イタリア歌劇団」として来日、《リゴレット》を歌った。共演は若手テノールのパヴァロッティと若手バス歌手のルッジェーロ・ライモンディ。(第6次イタリア歌劇団プログラム参照)

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タグ:グロソップ
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