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エリカ・ミクローシャのコンサート:Erika Miklósa and her guests [コンサート]

News! チケット完売! 24.04.2008.

 R.ライモンディは、明日、ブタペストのBéla Bartók National Concert Hallで開催されるコンサート"エリカ・ミクローシャとゲスト"に出演します。
 エリカ・ミクローシャは、「夜の女王」として世界的にも有名ですが、ハンガリーでは、国民的歌手なんですね。NYメトロポリタン歌劇場のガリガリキョンシー風夜の女王でお馴染ですから、ご覧になっている方も多いと思います。最近では、コヴェントガーデンの《魔笛》にも出演していて、ネットを一巡しても、舞台をご覧になった方々の評判は上々のようです。edcさんのブログの記事に写真があります。

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4月のチューリヒ《トスカ》全5公演終了:みなさんお疲れぇ〜いろいろあって [トスカ]

 4月4,8,17,20,24日、チューリッヒ歌劇場の《トスカ》、全5公演終了しました。総支配人のペレイラ氏、頭を掻きむしりたいような状況の日もあったようです。


 このチューリヒ定番の《トスカ》、ここ数年、R.ライモンディは、好んで出演しています。昨年の1月は、カヴァラドッシがマルセロ・アルヴァレスでした。このブログでも、ライモンディ絶好調だったそうですヨ...という嬉しい報告のコメントをもらいました。
 定評のあるR.ライモンディのスカルピアなんですが、今回は、全5公演、つつがなくとはいかなかったようです。17日、「ルッジェーロ・ライモンディ、キャンセル」のお知らせが.....ちょうどこの日に当たった、ライモンディファンは吃驚! オペラにはこういうことはつきものということは重々わかっていても、やっぱりショックですよね。
 
 ルーチョ・ガッロ(1959〜)が、代役に駆けつけてくれました。5月4日から始まる、コヴェントガーデンの《シモン・ボッカネグラ》のリハーサル中で、ロンドンにいたそうですが、開演(午後7時)の1時間前に到着したそうですから、もちろん、ぶっつけ本番ということです。当日、劇場でライモンディを見かけたという人もいますので、ギリギリまで舞台に立てるかどうか....だったのか、あるいは、午後5時には、なにもなかったのに、午後6時過ぎに「お知らせ」が出ていたそうですから、ガッロが間に合わなければ、無理してでも出るつもりだったのかも知れません。
 三日後の20日の公演は、どうなるかとファンの人たちは心配していましたが、完全に回復とはいかないまでも、素晴しいスカルピアだったそうです。ファンの方の、レポートを紹介します。

『ライモンディは、確かに間違いなく歌った。酷い風邪ひき状態での仕事だった。完全な鼻づまりだったが、観客の大半は気がつかなかったに違いない。彼の歌唱は酷い風邪ひき状態で歌う方法を伝授するマスタークラスだった。あまり重要でない部分は加減し、大事なところで全力を出し切った。一幕での登場シーンは、衝撃的でまるで感電したような感じで、背骨からつま先まで戦慄が走った。2幕では、いつもより頻繁にワイングラを傾けていた。のどをうるおしていたのだと思う。シコフ(カヴァラドッシ)は悪くなかった。声を節約して、大事なところで大声を出す名人だ。トスカ(ノルマ・ファンティーニ)は、「挑戦的」で、あまり魅力的とは言えず、私は好きではなかった。この公演のあとでライモンディと話した感じでは、風邪の状態はまだかなり悪そうだったが、次の公演は歌ってほしい。あきらかに完全な鼻づまりでやり遂げることができたのには、驚いた。まさにプロだ!』

 実は、カヴァラドッシ役のシコフは、4日の初日から風邪気味だったようです。こちらにそのレビューReview: Tenor Battles Cold in 'Tosca'があります。シコフの風邪が、ライモンディにうつっちゃったんでしょうか。
 風邪といえば、2002年ボローニャ歌劇場来日公演《トスカ》を思い出します。公演途中で、ホセ・クーラが風邪を引いてしまったんですが、ハンカチ片手に鼻水すすりながら、頑張って歌ってくれて、私は感謝感激、『まさにプロだ!』でした。ま、中には、風邪を引いたことを本人の責任だ、クーラが悪い、なんていちゃもんつけた人もいたようですけど.....
★Nello Santi指揮、Gilbert Deflo演出、Ezio Frigerio舞台、Franca Squarciapino衣裳、
  キャスト: Norma Fantini/Isabelle Kabatu,Neil Shicoff ,Ruggero Raimondi/(Lucio Gallo)

参考:スカルピア(トスカ)1979年〜公演記録

関連記事:
途中で死んでしまうスカルピアの出待ち....
チューリヒ歌劇場ペレイラ氏、経営方針を語る
オペラ歌手さんのキャンセル!・・・でどうしたか。

正規キャストの風邪で舞台に立つチャンス! しかしアンダーのRR自身も....
RRのエピソード:いよいよ歌手デビュー(20)スポレート〜ローマ歌劇場へ
RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ

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新国《魔弾の射手》鑑賞:2008.4.18 [オペラ生舞台鑑賞記録]

■新国の会場で無料配布される「ステージノート」の仕様が変わりました。カラーになったのはいいのですが、活字が小さくなって、ちょっと不便。今までは、なんとか読めていましたが、全く読めません。新聞は活字を大きくする傾向にあるのに、まったくもう〜です。オペラ関係のところだけPDFでご覧いただけます。(2008.4.21追記)
アガーテ&マックス.jpg 新国の《魔弾の射手》に行ってきました。地域によってはかなりの強風を伴う雨でしたが、ほぼ満席、盛況でした。このところ、ほんと、客の入りがいいです。
 《魔弾の射手》は、最もドイツ的なオペラと言われているそうですが、私の世代では、序曲の初っ端のホルンの奏でる有名な美しくゆったりした主題は、「♪秋の夜半の み空澄みて〜」という歌詞で歌いました。アガーテの歓喜の歌も、介添えの少女たちの歌う「花嫁の冠を編みましょう」もよく聞くメロディーですし、「狩人の合唱」は、子供の頃習っていたヴァイオリンで弾いた記憶が....とまあ、よく知っている旋律満載で、しかもお話は、単純明快、とても楽しめました。

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アクセス解析★☆検索エンジン「ヤフー Yahoo!」と「グーグル Google」 [パソコン/ネット/YouTube/mp3,mov]

 ここ、ソネットブログのリニューアルから2ヶ月になろうとしていますが、まだ不具合があるんですよ。まあ、それはおいておいて.....今回のリニューアルの目玉の一つは、『アクセス解析』のようです。『解析』なんて、ブログで商売しているわけでもないし、私には『猫に小判』、『無用の長物』なんですけど。
ヤフーロゴ
 話題的に面白いのは『検索ワード』かな。たまに何でこんなので!というのがあるくらいで、だからなんなのってことなんですが。

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マジエラ氏 "口パク"告白のパヴァロッティ本★☆天声人語では.... [パヴァロッティ]

pavarotti_magiera
 パヴァロッティの"口パク"と、オーケストラの"ふり"に言及した本、レオーネ・マジエラ著"Pavarotti Visuto da vicino"が届きました。どのように書かれているのか、好奇心に勝てずにクリックして注文してしまいました。写真もいろいろありますが、マジエラ氏の著書は、いつもそうですが、声楽テクニック関係の章もありますので、オペラ歌手を目指す人にも興味深い本かもしれません。
 さて、トリノ冬季オリンピック開会式のことは、「エピローグ」という章に書かれていました。内容は、報道されている通りですが、その頃のパヴァロッティは、新しいことを覚えられないだけでなく、物忘れが激しくなり、なんの病に冒されているのかはわからなかったが、肉体的にもいつも刺すような痛みに苦しめられ、車椅子での生活を余儀なくされるような限界状況にあったということです。マジエラ氏の気持ちとしては、早く引退して欲しいという思いがあったように感じられました。

 「皆さんは、生演奏だと信じていたかもしれませんが、現実にはそうではありませんでした.....」というような書き出しで事実が明かされています。彼自身も指揮の"ふり"をした....と書いています。これで、こんどこそパヴァロッティもコンサートツアーはやめるだろうと信じたが、数日後には4月にブラジルツァーに行くから同行して欲しいと電話がかかってきて吃驚したとか......世界を渡り歩く「さよならコンサート」は、Harvey Goldsmithが仕切っていたようですが、プロモーターのゴールドスミスにとっては、どのような形であれ、トリノ冬季オリンピックの開会式の舞台にパヴァロッティを立たせることは、最高の宣伝になるということだったのでしょう。しかし、親友のために指揮の"ふり"をしなければならなかったマジエラ氏の心中はどのようなものだったんでしょう....

 今回のネット配信されたニュースは、事実だけを伝えるものでしたが、それに対する様々な反応を、様々なブログ、日記、掲示板等で見ることができて、なかなか面白かったです。
 記事では「明かされた...」となっているのが、「暴露」というかなり強烈な言葉になっていたり、「指揮者のレオーネ・マジエラ」が、「マネージャーのレオーネ・マジエラ」になっていたり....
 事実であっても、知りたくなかった...という気持ちの方が多かったようですが、それはそれで普通に正直な気持ちだと思いますが、更にそれを飛び越えて、事実を明かした奴が許せない、悪い、ナニサマだ! 自分の本を売りたいからだろう....とか....おぉ、怖! 知りたくないことを知らされて、八つ当たり、今流行りのバッシング、というところでしょうか。
 この件について、「天声人語」では、『大声で弁護はしないが....』と、次のように書かれています。→天声人語の記事 

 せっかく手に入れた本ですから、私の貧弱な知識では、いつになるかわかりませんが、また、面白いエピソードとかあれば、ご紹介したいと思います。

参考:パヴァロッティのプロモーター:ハーバート・ブレスリン(「王様と私」の著者)、Tibor Rudas、Harvey Goldsmith
※レオーネ・マジエラ関連の記事:
・パヴァロッティの"Nessun dorma" 実は.....レオーネ・マジエラ氏近著で明かす
・RRのエピソード:声楽授業(11)レオーネ・マジエラ
・RRのエピソード:声楽授業(12)ボローニャ音楽院-1-
・ローマの音楽公園Sala Sinopoliでチャリティーコンサート
・ビルバオ(1)マジエラ氏、モデナから車でビルバオへ
・ビルバオ(2)カップチッリとライモンディ

※パヴァロッティ関連記事:
・パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》3幕☆★VideoClip&MP3
・パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》2幕☆★VideoClip
・パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》1幕☆★VideoClip

・パヴァロッティの足跡:王様になる前まで
・訃報 ルチアーノ・パヴァロッティ(1935.10.12〜 2007.9.6)
・「パヴァロッティ退院」略歴、ライモンディとの共演等まとめ
・あのジョーン・サザーランドをかつぐ.... 1971年リゴレットVidoClip
・ミルンズ、サザランド、パヴァロッティ、RR《リゴレット》
・《天声人語》:パヴァロッティ
・デタァ!パヴァちゃん&マジエラさん《冬季オリンピック開幕式》
・RRと指揮者(12-a)クラウディオ・アバド"Verdi Requiem"

パヴァロッティの"Nessun dorma" 実は.....レオーネ・マジエラ氏近著で明かす [パヴァロッティ]

Leone Magiera著:Pavarotti. Visto da Vicino すでにご存知かとおもいますが、バヴァロッティ氏、トリノ五輪の熱唱は“口パク”なんて記事がネットニュースで配信されました。
 私の感想は、「あ、そう」ってなもんですし、ああいう状態であれば、当然のことでしょうし、特別言いたいことは何もありませんが、レオーネ・マジエラは、ルッジェーロ・ライモンディの本を書いて下さっていますので、このブログでは、お馴染みさんですし、パヴァロッティのその"Nessun dorma"についても記事にしていますし、やっぱり取り上げないわけにはいかないでしょう.....
※その時の記事:
デタァーー!パヴァちゃん&マジエラさん《冬季オリンピック開幕式》VidoClipあり


 マジエラさんは、パヴァロッティとは同郷で、しかも子供時代には同じ学校に通っていたという親しい間柄でした。世界を渡り歩いた「さよなら公演」では、ピアノ伴奏をしたり、オーケストラの指揮をしたりして、最後までパヴァロッティを支えた親友です。彼の最近の著書『Pavarotti, Visto da Vicino 近くで見たパヴァロッティ』で、この件を明かしているそうです。20年以上前に、すでに『Metodo e Mito:Luciano Pavarotti』という本を書いていますので、パヴァロッティに関しては2冊目になります。日本語訳が出れば、ぜひ読んでみたいです。
 Metodo e Mitoシリーズとして、Mirella Freni と Ruggero Raimondiについての著書もあります。ピアニストで、指揮者でもありますが、多くのオペラ歌手の声楽教師でもあり、特に、パヴァロッティ、フレーニ、R.ライモンディ、グロソップ等が有名です。

※レオーネ・マジエラ関連の記事:
・RRのエピソード:声楽授業(11)レオーネ・マジエラ
・RRのエピソード:声楽授業(12)ボローニャ音楽院-1-
・ローマの音楽公園Sala Sinopoliでチャリティーコンサート
・ビルバオ(1)マジエラ氏、モデナから車でビルバオへ
・ビルバオ(2)カップチッリとライモンディ
※パヴァロッティ関連記事:
パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》3幕☆★VideoClip&MP3
パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》2幕☆★VideoClip
パヴァロッティを偲んで:ヴェルディ《エルナーニ》1幕☆★VideoClip

パヴァロッティの足跡:王様になる前まで
訃報 ルチアーノ・パヴァロッティ(1935.10.12〜 2007.9.6)
「パヴァロッティ退院」略歴、ライモンディとの共演等まとめ
あのジョーン・サザーランドをかつぐ.... 1971年リゴレットVidoClip
ミルンズ、サザランド、パヴァロッティ、RR《リゴレット》
《天声人語》:パヴァロッティ
デタァ!パヴァちゃん&マジエラさん《冬季オリンピック開幕式》
RRと指揮者(12-a)クラウディオ・アバド"Verdi Requiem"

《スタバト・マーテル》放送 MP3★☆ウィーン2008/2009シーズン発表 [レクイエム/スタバト・マーテル]

★復活祭にちなんで《スタバト・マーテル》を放送 詳細はRai3のサイト 
STABAT MATER Baciccio.jpg
 3月22日と23日に、プーランク、ロッシーニ、ビバルディ、シマノフスキ、ドヴォルザーク、ペンデレツキ作曲"Stabat Mater" がRaiのラジオ・アーカイヴから、放送されました。
 ロッシーニの《スタバト・マーテル》は、1974年11月9日録音のもので、バスは、R.ライモンディです。ライモンディは、ジュリーニ指揮で、1981年にプロムスで歌い録音もしていますが、1974年のこの放送は、聴くのは、もちろんはじめてですが、演奏記録としても把握していませんでした。
♪MP3:バスのアリア " Pro peccatis suae gentis..."
 この演奏は、女声歌手ソプラノの"t"がかなり耳につく......ラテン語の正しい発音はどうなのかは知りませんが、名前から察するに英語圏の歌手のせいでしょうね。イタリア人歌手だと、こういう強烈"t"はありえなぁ〜いってことなんですけど。
♪Elisabeth Harwood(S), Beverly Wolff(MS). Veriano Luchetti(T). RR(B),Fernando Previtali指揮
■参考:カルロ・マリア・ジュリーニ1981年プロムスのビデオクリップ有り

★ウィーン国立歌劇場の来シーズンのスケジュール発表:
R.ライモンディが、2009年5月9日、12日《トスカ》に出演します。
久々のウィーン国立歌劇場出演です。2002年以来7年ぶりということですが、その時も《トスカ》に出演しています。
年内ではなく来年のことですが、共演がネイグルスタッドカウフマンというのが、なかなか興味深いです。みんな絵になる歌手だし......《トスカ》は、食傷気味ですが、放送されれば聞いてみたいです。
■参考:共演者リスト:テノール:カウフマン,ヨナス Kaufmann, Jonas (1969-)


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France2ドラマ"Le sanglot des anges"のサイト開設 [RRのTV・ラジオ・映画出演]

ライモンディ主演のテレビドラマ《Le sanglot des anges》、なかなか放送されませんが、lesanglotdesanges.comというサイトが開設されて、写真とかクリップがいろいろ見られるようになっています。このサイトの右の出演者の写真をクリックすると各シーンの短いクリップを見ることができます。
photo7.jpgphoto13.jpgphoto30.jpg

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1988年ウィーン《ランスへの旅》舞台裏 [ランスへの旅]

アリアに備えてうがいをするライモンディ
↑クリック:VideoClip
 前記事で、若き日の前新国芸術監督ヴォラツスキー氏がいます....と『アバド指揮"ランスへの旅"舞台裏のドキュメンタリー』のビデオクリップを紹介しましたが、その他の場面をピックアップしてみました。
 ただただ、カメラが舞台裏をウロウロ回って撮影しているだけなんですが、歌手さんの楽屋の様子とかもちょっとあります。
 嬉しいことにほとんどR.ライモンディなんですけど、楽屋でうがいをしたり(写真右→)、休憩時間に歌のおさらいとか......関心のある方は、右上の写真をクリックするとビデオクリップが見られます。それにしても、ライモンディって、楽しそうにしているので、カメラも向けやすいんでしょうね。

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