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1977〜79年ミラノ・スカラ座《ドン・カルロ》フィナーレ 死神の山車! [ドン・カルロ]


↑VideoClip:1978年
ミラノ・スカラ,アバド指揮

 29日の記事でも、1977〜79年ミラノ・スカラ座、アバド指揮の《ドン・カルロ》を取り上げましたが、その映像を手に入れましたので、めずらしいフィナーレの部分を紹介します。
 この映像は1978年1月7日の公演で、主要キャストは、ネステレンコ,ドミンゴ、ブルゾン、M.プライス、オブラスツォワ....どういうことでこの日の舞台がテレビ中継されたのかは不明(イタリアで放送されたのかどうかもわかりません)ですが、みんな若い! でも....ああぁ、なんでライモンディじゃないの!残念!です。

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1989年メト《 ドン・カルロ》他-9-★☆いよいよ最後☆めずらしい終幕もアップ [ドン・カルロ]

1989年メト《 ドン・カルロ》録音入手記念記事 その9 終わり


↑1989年ウィーン:VideoClip
写真は1979年カラヤンのもの

 左写真をクリックするとVideoClipにリンクしています。暗くてほとんど見えませんが、最後の場面とカーテンコールです。
 「その6」でも紹介したオーストリアの音楽評論家カール・レーブル Karl Löblのクラシック音楽番組の一部ですが、1989年ウィーン国立歌劇場で、久々にアバド指揮、ピッツィの新演出の《 ドン・カルロ》が上演されたので企画された番組ではないかと思います。ウィーンでは、1982年以来,実に7年ぶりの上演でした。
 過去記事でも話題にしましたが、この演出は、未だにウィーンで上演されていますが、どうやら最後にカルロが、自分の短剣で胸を刺す演出に変えられているようです。プレミエでは、台本通り、修道院に引き込まれています。

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1989年メト《 ドン・カルロ》他-8-★☆ロドリーゴの死☆フィリッポとカルロの二重唱 [ドン・カルロ]

1989年メト《 ドン・カルロ》録音入手記念記事 その8
3幕2場(4幕2場/5幕もの)
■獄中の場

♪音声ファイル(1):Son io, mio Carlo
 反逆罪で牢に入れられたカルロのもとにロドリーゴがやって来る。カルロは会えたことを喜ぶのだが、「もうなにする気力もない、エリザベッタへの恋に苦しみぬいて死ぬだけだ、あとは頼む..」とあきらめている。「こんな所からは,早く出なければいけません。私は、あなたを救ったのです...」とロドリーゴ。「えっ、どういうことですか?」とけげんそうに尋ねるカルロ。
「おぉ、カルロ、お別れを言いに来ました。

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訃報:カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(1915.2.7〜2007.12.13) [訃報]

 指揮者のカルロ・フェリーチェ・チラーリオが、12月13日に亡くなりました。享年92歳、ご冥福をお祈りします。 チラーリオは、2003年3月に引退して、故郷のボローニャ近郊のカステル・サン・ピエトロ・テルメで余生をおくっていたそうです。
Castel San Pietro Termeのサイトの訃報

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マルセロ・アルバレス、天下のスカラ座を袖に..... [スカラ座事件]

 マルセロ・アルバレスが、来年出演予定のミラノ・スカラ座の公演をすべて取り消したことが話題になっています。
 6月のオーレン指揮《アンドレア・シェニエ》と、12月の来シーズン開幕公演のガッティ指揮《ドン・カルロ(ス)》だそうです。カルロスということはフランス語版なんでしょうか...ということは、ロベルト・アラーニャにお鉢が回ってきそうですが、昨年の《アイーダ》の件もありますし、どうなんでしょう。シェニエは初役かな.......
 ミラノ・スカラ座は、なんといってもオペラ歌手にとっては、重要な劇場であることは間違いないでしょうから、それを蹴った...ということはやっぱり話題になるんですね。12月13日のインタビューで、出演取り消しの理由をアルバレスが語っています。オペラ歌手と劇場の関係、いろいろあるんですねぇ....
2008-9シーズン開幕公演は、《ドン・カルロス》か《ドン・カルロ》かどちらかわかりません。私が読んで参考にした記事は、Don Carlosになっていました。Don Carlosといえば、一般的にフランス語版ですが、Don Carloと書いてある記事もありました。スカラ座ではイタリア語版上演が普通ですが、いつもなにかと大騒ぎになる開幕公演ですから、わざとフランス語版にするのこともあるかもしれないかな...という単なる憶測です。→イタリア語版ドン・カルロで、フィリアノーティがタイトルロールに決定→ワシントンのジェンナーロはヴィットリオ・グリゴーロに...オペラ+ポップス歌手☆13才ボーイソプラノMP3(2008.6.3追記)

 「スカラ座の《アンドレア・シェニエ》と《ドン・カルロ(ス)》の出演をとりやめたという噂は、どの程度信憑性がありますか?」という質問には、「残念ながら、本当ですし、この決定は最終的なものです。」と言っています。取りやめた理由は、「ちょっとばかげたおかしな話しなんだけど.....」と次のように説明しています。

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1989年メト《 ドン・カルロ》他-7-★☆むごい運命よ(呪われし美貌) [ドン・カルロ]

1989年メト《 ドン・カルロ》録音入手記念記事 その7
3幕1場(4幕1場/5幕もの):フィリッポII世の書斎
■エリザベッタが駆け込んでくる

♪音声ファイル(1)
エリザベッタが宝石箱が盗まれた....と駆け込んできます。フィリッポは、これかな...と机の上の宝石箱を見せ、それをこじ開けます。そこにはカルロの肖像画が大事にしまってあるではないですか....なんということを、まさか息子のカルロと....。エリザベッタは困惑するものの、毅然とした態度で、身の潔白を主張します。しかし、フィリッポは、なんとそらぞらしい、恥知らずめ!と怒りに震えるフィリッポ。私は間違ったことはしていません....。不貞の妻が何を言うか!あまりの言葉にエリザベッタは気を失います。あわてて助けを呼びます。エボリが駆けつけ、気絶した王妃を見て、大変なことをしてしまった...と後悔します。実は、宝石箱を盗み、あらぬ不貞を告げ口したのは嫉妬に狂ったエボリだったのです。陛下!世界のなかばを支配するあなたが、ご自分を抑えることができないのですか? とロドリーゴ。

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ザグレブで《トスカ》:Sutej指揮,Nadja Michael,Fabio Armiliato,RR [トスカ]

 R.ライモンディのスケジュールでは、リエージュの《トスカ》が今年最後の舞台だったはずですが、14日と16日にクロアチアの首都ザグレブで演奏会形式の《トスカ》に出演するようです。
 リエージュのワロニー王立劇場での《トスカ》は、12月9日に、MUSIQ3で12月1日の公演の放送があったんですが、完璧チェック漏れで、録音していません。また《トスカ》...もういいよ....とはいえ、録音できなかったとなると悔しい!です。まあ、いずれ手に入ることを期待しましょう。
 この時のフローリア・トスカさんは、お世辞にも美人とはいえませんし、体形もかなり巨大で、あれではスカルピアがかわいそう...という声もありましたが、今度のナディア・ミヒァエル Nadja Michaelは、美人ですよ(左写真)。カヴァラドッシもファビオ・アルミリアートですし、スカルピアもお年を召したとはいえ...ですから、演奏会形式ではもったいないですね。
 ナディア・ミヒァエルは、ドイツのライプチッヒ生まれで、メゾでデビュー、2005年からソプラノにスイッチしたそうです。1993年頃から舞台に立っているようですので、デビューして14〜5年、多分35歳くらいでしょうか。今年の3月にはミラノ・スカラ座で《サロメ》に出演したそうですが、きっと評判だったでしょうね。左上の写真をクリックすると彼女のHPにリンクしています。写真もいっぱいあります。


♪トスカ(演奏会形式:2007年12月14,16日
指揮:ヴィェコスラフ・シュテイ→Vjekoslav SutejのHP
Zagreb Philharmonic Orchestra
会場:Lisinski Hall→ザグレブのHP
出演者:
ナディア・ミヒァエル、ファビオ・アルミリアート、RR、アルフレード・マリオッティ

参考:スカルピア(トスカ):主な公演 1979ー2006年
関連記事:
ワロニー王立劇場《トスカ》07'11.20〜12.1


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1989年メト《 ドン・カルロ》他-6-★☆フィリッポのアリア〜大審問官との問答 [ドン・カルロ]

1989年メト《 ドン・カルロ》録音入手記念記事その6


↑三者三様フィリッポのVideoClip

 いよいよ、というかやっと、バス歌手になったからには一度は歌ってみたいというアリア「王妃は、私をもう愛していない....」のある場面、3幕(4幕/5幕もの)です。
 オーストリアの音楽評論家カール・レーブル Karl Löblのクラシック音楽番組でフィリッポ歌いとして実力、人気のある3人の歌手を紹介しています。このVideoClipは、前にも紹介しましたが、それぞれ個性があって、なかなか面白い試みなので、再度アップします。
 恐らく、1989年ウィーン国立歌劇場で、久々にアバド指揮、ピッツィの新演出で《 ドン・カルロ》が上演されるので企画された番組ではないかと思います。ウィーンでは1982年以来、7年ぶり上演です。ライモンディは、新演出のものですが、あとのネステレンコとギャウロフは、1982年のカラヤン演出のものです。

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新国《カルメン》鑑賞:2007.12.6 [オペラ生舞台鑑賞記録]

 新演出の《カルメン》に行ってきました。今年最後のオペラ、ホワイエもクリスマスの飾り付けで華やいだ気分でした。カメラが入っていましたから、いずれNHKで放送されると思います。
 私にとって《カルメン》と言えばエスカミーリョ、もちろんR.ライモンディが「好きじゃない」といいながらもピッタリ役柄にはまっている伊達男エスカミーリョを演じているからなんですが、今回は、ヴィノグラドフのエスカミーリョお目当て。ブログ仲間のヴァランシエンヌさんの影響で、声もお姿もよく知っていましたので、生で見るのははじめてですが、そのまんまという印象、見目麗しく素敵なエスカミーリョでした。
 さて、今回は新演出で、舞台・衣裳等、お金がかかっていそうなオーソドックスな舞台でした。有名なゼッフィレッリ風(ウィーンとかメト)ではなくファジョーニの舞台(パリ・オペラ座とミラノ・スカラ座)にかなり似通っていたので、私にとってはなんか見慣れた感じがしました。壁にもたれかかって昼寝をしている人がいたり.....。

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1980年ヴェローナ・ガラコンサートLP★☆ヤフー・ジャパンと米eBay提携 [コンサート]

 こんなLPがあったんですね。1980年ヴェローナ音楽祭でのガラコンサートです。1987年にも再販されたようです。当時活躍していた歌手12人が出演して、お得意のオペラ・アリアを披露しています。

Gianni Raimondi
Mirella Freni
Renato Bruson
Katia Ricciarelli
Raina Kabaivanska
Luciano Pavarotti
Piero Cappuccilli
Ruggero Raimondi
Garbis Boyagian
Viorica Cortez
Luis Lima
Paolo Washington

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