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ヨナス・カウフマンのキャンセルの理由:メト:日本側発表「福島原発事故」とNYタイムズ“personal reasons”/ボローニャ:手術って何?/バイエルンもキャンセルです.... [オペラ歌手]

◎2011.9.24記載
 カウフマンの公式HPに手術は無事終わった...という報告が掲載されましたので、この記事もこれを最後にしたいと思います。
カウフマンのキャンセルの顛末を時系列で
8月19日:オペのためボローニャ(9/10〜19)キャンセルの連絡有り
8月24日:NBSがカウフマンの「ローエングリン」(9/25〜10/2)キャンセルと同時に代役を発表
9月2日:ストックホルム・ガラコン出演
胸のグリグリ摘出手術したはず
9月17日:ミュンヘンのオクトーバーフェストに家族とお出かけ
9月20日:オペの結果と今後のスケジュールは全部OKヨとメッセージ
★10月7日:バレンボイム・チクルスにThomas Quasthoffの代わりに出演(9/22発表)
10月10日:エッセン・コンサート

 なんだかんだ言っても、カウフマンを含めて、ボローニャ、バイエルンの来日公演キャンセル騒動は、今の「日本の特殊事情」によるものでしょうね。なにもわざわざ病気まで公表しなくても、メトの時と状況は変わってないわけですから、放射能汚染を理由にしておけばよかったのではないかと思います。もしかしたら、劇場側から、それでは困ると言われたのかもしれませんが。ソリストもギャラをふいにしたわけですし、無給休暇をとったオケ、合唱団、裏方さんたちも、お気の毒です。電力会社は、二度とこういうことのないようにして下さい!

******************************************

◎リチートラの交通事故の件は新しい記事に移しました。(2011.8.31)

◎カウフマンがバイエルンの日本ツァーをキャンセルした件についてのドイツ国内の配信記事です。
 ドイツ在住のhaydnphilさんのブログでこの話題が取り上げられています。やっぱりカウフマンが、放射能云々を理由に来日しないのはまずいということだと思います。(2011.8.28)


◎ボローニャ来日公演のドン・ホセは、マルセロ・アルバレスに決まりました。私の予想が当たっちゃいました...メトに引き続き、お世話になりますですね。(2011.8.25)

◎バイエルンは、ヨナス・カウフマンからヨハン・ボータに変更。これですっきり一件落着しましたね。あとは、術後の復帰ですが、この際、充分に休養をとって、キャンセル魔の汚名を返上してほしいものです。今回のカウフマンとカウフマンのエージェントの対応は、よくないです。いくら劇場が違っていても、同じ場所での公演ですから、同時発表がすじでしょう。( 2011.8.24)

◎カウフマンからのメッセージがフジテレビのブログに、日本語訳と原文(英語)で掲載されています。「今回伺えなくなった理由は、胸部のリンパ節の切除の手術を受けなければならないからです。皆様にご心配をお掛けしたくないのですが、主治医から早急に手術を受けるようにと言われております。つきましては9月2日のストックホルム公演に出演後、手術を受けることに致しました。」
 しかし、早急に...と言いながら、9月2日以降って.....なんですか?

8月16日:ネトレプコ・シュロット夫妻とベルリンでコンサート
(8月19日:オペのためボローニャキャンセルの連絡有り)
(8月23日:カウフマンからのボローニャ来日公演キャンセルに関してのメッセージ)
(8月24日:NBSがカウフマンのキャンセルと同時に代役を発表
(8月25日:ボローニャのドン・ホセはマルセロ・アルバレスに決定)
(8月28日:カウフマンからののバイエルン「ローエングリン』キャンセルに関してのメッセージ)
9月2日:ストックホルム・ガラコン
9月10,13,16,19日:「カルメン」ボローニャ日本公演 キャンセル
9月25,29/10月2日:「ローエングリン」バイエルン日本公演 キャンセル
10月10日:エッセン・コンサート


 9月3日に手術をして、バイエルン日本公演に出演すると、術後21日が初日、8月19日に手術をすれば、ボローニャの公演は同じく術後21日、オペラ公演は拘束時間が長くて実入りが少ないので、コンサートの方をはずせないってことか。このメッセージもヨーロッパの有名オペラブロガーがこの件を記事にしたからあわててってことなんでしょう。(2011.8.23)

◎バイエルンはどうするのか?
 昨夜(2011.8.21)は、公式有名なアンオフィシャルサイト共に、バイエルンの予定は削除されていましたが、今現在、また出ています。(2011.8.22)


◎ボローニャ来日公演「カルメン(9月10,13,16,19日)」キャンセルしました。8月19日の公式発表は、「カウフマンは9月上旬に手術を受けることが決まり、やむなく日本公演の出演を取りやめる」ということです。しかし、これはひどい公式発表ですね。日本公演に手術日を合わせたとしか思えない書き方です。手術と書いてあるだけで、入院とは書いてないので、日帰りオペなんでしょうか.....まあ、8月16日まで、ネトレプコ・シュロット夫妻に便乗してコンサートをやっていたわけですから、スケジュールが空いた時にでも...というような緊急を要しないような簡単なオペなんでしょう。つまりは、カウフマンは、原発のこともあるしできれば日本に来たくなかったので、ボローニャの公演にオペをぶつけただけでしょう。しかし、原発理由にしておいたほうが、心証はよかったとおもいますが.....バイエルンには来るつもりだとしたら、放射能汚染を理由にできなかったのかも......
 だいたい、短期間に、しかも一番売れっ子の時期にメト、ボローニャ、バイエルンの来日公演に出演がそもそも前代未聞だったので、原発事故の前から、まゆつばでしたね。(2011.8.20)


◎Jonas Kaufmann ヨナス・カウフマン:(1969.7.10-ミュンヘン)の代役 Lee Young-Hoon イ・ヨンフンは、2007年にトスカでルッジェーロ・ライモンディと共演しています。「巨体のトスカに少年のように細いカヴァラドッシ」だったようです。アメリカではヨンフン・リーと言っているようですが、韓国ではイ・ヨンフンだそうです。日本では韓国人の名前は、普通は、「名字・名前」ですから、「イ・ヨンフン」ですけど、俳優にイ・ヨンフンっているんですね。それで、オペラの場合は、「ヨンフン・リー」としたんでしょうか。(2011.5.15追記)

 5月末からはじまる新国の「コジ・ファン・トゥッテ」は、「原発事故による健康への懸念」という理由でイタリア人指揮者パオロ・カリニャーニ、ロシア人ソプラノのアンナ・サムイール Anna Samuil、ロシア人テノールのディミトリー・コルチャック Dmitry Korchak がキャンセルしました。その他、原発事故=放射能漏れが理由の来日予定だったアーティストのキャンセルはたくさんあります。それなのに、メトの来日公演がキャンセルゼロというのはあり得ないと思っていましたが、やっぱりです。ドイツ人テノールのヨナス・カウフマンがキャンセルしました。招聘元のジャパン・アーツの発表

「ドン・カルロ役のヨナス・カウフマンは、東日本大震災および福島第一原発の事故の影響を懸念した家族の強硬な反対を受け、来日を断念いたしました。」

「家族の強硬な反対を受け」は、書かない方が良かったのではないかと思いますけど......なんか奥さんに頭があがらなくていいなりって感じじゃないですか(事実なんでしょうけど).......新国のキャンセル組の方々も当然「家族の反対」があって来日を断念したんだと思いますよ。

 さて、日本では、キャンセルの理由をちゃんと発表しましたが、ニューヨーク・タイムズでは、“personal reasons”と簡単な一言で片付けています。メトの発表のままでしょうが、ニューヨーク・タイムズは、あえてFukushimaもメルトダウンも避けているとしか思えません。ソリストは、自分の都合でキャンセルできる立場ですが、オーケストラ、合唱団員、裏方さんたちへの影響を懸念して、メト側から、キャンセル理由の詳細はふせるように言われたのかもしれません。アメリカは原発推進の立場を変えていませんし。

 カウフマン自身は、「福島第一原発メルトダウン」ということを知る前にメト側には、キャンセルの意向を伝えていたと思いますが、収束どころか、状況は悪くなる一方のようですから、引越公演自体が本当に行われるのかどうかも怪しいと思います。9月〜10月にかけてのボローニャとバイエルンの来日公演も、どうなることやら........原発推進に突き進んだツケは大きい......

関連記事:
キャンセルについては、ネトレプコと関係してから[アーウィン・シュロット]が、いろいろ騒ぎを引き起こしてます。病気が理由であれば、損害賠償もないようです。

ビデオ・メッセージ:ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロ カウフマンのイタリア語....
ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 ☆ ついでにゲオルギューとカウフマン
チューリヒの三大若手テノール
ヨナス・カウフマンいかがでしたか? 
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kametaro07

米国の人はチェルノブイリも関係なかったので、日本人が生活しているなら問題ないという感覚で来日できると思います。
オケのメンバーには欧州出身の人もいるかもしれませんが、全員で来日というわけでもないような?
欧州の人達はチェルノブイリで散々悩まされ、放射線を通常よりあびてきて、体内に放射性物質の蓄積の可脳性もあったわけで、これ以上は御免ということでしょう。。
問題なのは日本の情報が正確性、信頼性に欠けること。
神奈川のお茶問題がありましたが、雨が降るたびどこで同じようなことがあるか?把握しきれないですよね。
確かにバイエルン来日はなんとも?

>原発推進に突き進んだツケは大きい......
仰るとおり。

by kametaro07 (2011-05-15 18:52) 

keyaki

kametaroさん
東京電力の大本営発表にはあきれてしまいます。
ドイツでは、かなり詳しく報道されているようですから、ドイツ語が分かる人たちが来たくないのは当然だと思います。

>欧州の人達はチェルノブイリで散々悩まされ、放射線を通常よりあびてきて、体内に放射性物質の蓄積の可脳性もあったわけで、これ以上は御免ということでしょう。。

その通りだと思います。
特にカウフマンは、ボローニャ、バイエルンの来日公演にも参加予定ですから、他の人たちよりも長期滞在になるわけですから、とりあえずメトはキャンセルするのが賢明でしょうね。
by keyaki (2011-05-15 20:37) 

euridice

新国来シーズン初の出演者変更通知がありました。12月1日からの「こうもり」ロザリンデ役のソプラノ、イルディコ・ライモンディが「原子力災害による自身の健康への懸念から、現在の日本に長期滞在することが困難であると決断を下したため、代わって、アンナ・ガブラーが出演いたします。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。」とのことです。

来年6月のローエングリン、フォークト君、どうでしょうか。

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001531.html

代わりのアンナ・ガブラーさん、ミュンヘンっ子ですって。なかなかの美人さん、楽しみです。ま、放射能については、対応は人それぞれの、自由な意志を尊重すべきだと思います。


by euridice (2011-06-17 19:29) 

keyaki

euridiceさん
チェルノブイリの体験から、お気楽には考えられないって人が多いということですね。秋に来日予定のバイエルンも劇場側は来日を決定したそうですが、合唱団の人たちは、やっぱり不安に思っている人たちが多いそうです。ソリストと違って、自分の意志がどの程度通せるのか.....組合が強そうだから、どうなるかわかりませんね。
脱原発を国民投票で決めたイタリアのことを「集団ヒステリー」だとか、石原都知事の息子が言ったそうですけど、来日をとりやめた歌手のこともヒステリーだって言うのかしら.....しかし、どうしてそこまで原発にこだわるのか理解できませんね。なんか利益があるんでしょうね。
by keyaki (2011-06-17 20:52) 

jojo

keyakiさん、こんにちは。
8月に入ったというのに、まだカウフマンが本当に来日してくれるのか疑問で、チケットの買えない私です。
カルメンだし、知らないプロダクションだし、でもパウロ・ショットと一緒なら観たいし。
困り果てています。
by jojo (2011-08-03 10:34) 

keyaki

jojoさん
メトの時の状況とは変わってないというか、確実に食べ物の汚染はあるわけですから、なんとも.....スジを通せば、来ないのが優勢のような気もしまし....長期滞在は、リスクが大きいと考えているなら、ミュンヘンだけという選択もありだし....
先日の朝日新聞にボローニャの宣伝というか記事だったかな....それには、フローレスのことばかりで、カウフマンのことはまったく触れていませんでした。
最近の来日は、完売はないですから、ギリギリ待っても大丈夫じゃないかと思います。高い席が安くなるケースも多いですし。
by keyaki (2011-08-03 10:53) 

jojo

keyakiさん、お返事ありがとうございます。
カウフマンはドイツ語で聴きたいので、カルメンにS席料金は...という点だけでも躊躇する理由になるのですが。
マスコミに名前を出さないということは、雲行きが怪しいですね。
もうしばらく様子見てみます。
話題が変わりますが、来シーズンの新国立のメンバー表、ありがとうございました。
あの中にコルネッティの名前、なかったですよね。彼女から「来シーズン、たぶん日本に行くわよ」とメッセージ貰っていたのですが。
やっぱり、本当に観たいものは海外に行くしかないのかな。
by jojo (2011-08-03 11:59) 

jojo

keyakiさん。
予想通り、キャンセルしましたね。全く驚きませんでした。
代役は誰なんでしょうね。
昨シーズンの音源を聴かせて貰った限り、中南米出身のテナーが
いいな、と思っているんですが。
恐らくこのプロダクションは長く続かないと思うので、ショットが
出てくれるなら観に行こうという気になりました。
by jojo (2011-08-20 21:15) 

keyaki

jojoさん
そもそも数ヶ月の間に、イタオペ、フランスもの、ワーグナーなんて、そのへんの使いっ走りオペラ歌手ならともかく、トップテノールのやることじゃないですよね。ヨーロッパのフォーラムなんかでも、カウフマンのキャンセルが多い理由に、とにかくなんでもオファーを受けて、あとから決めてるんだ...とか、決めるのは、お金になるところにだとか.....言われてますから......まあ、バイロイトの出演(ローエングリン)を前例を無視して1年で降板したのも、そんなとこでしょう。ネトレプコ夫妻とコンサートの方が、何十倍も稼げるでしょうから。
それに、オペラの本契約って、かなりぎりぎりみたいで、人気歌手の場合は、劇場としては、シーズン発表は、とりあえず出て頂けたら嬉しいな....みたいな感じなのかもしれませんね。
歌手自身が知らないところで、勝手に「出演」することになっているケースもけっこうあるようですし、生身の人間、いろいろあるでしょうし、要は、気分が乗らないってことでしょう。いやいや来てもらうこともないですが、招聘もとは、カウフマンを説得できなかった責任とって、払い戻しに応じたっていいとおもいますよ。
チケットは1ヶ月前から発売ということにすれば、こういう問題はほとんどないと思いますけど。


by keyaki (2011-08-21 12:08) 

jojo

keyakiさん、こんにちは。
見るかげも無く(暴言)大柄になられたネトレブコとカウフマンの動画を見ました。
http://youtu.be/mY1s3QySWv8

出演者のキャンセルについて、どこかでこんな開き直った記述を見かけました。
(概要)
「出演予定者に変更があった場合でも払い戻しには一切応じられません。ご了解いただけないお客様は当日券をお求め下さい。」ですって!
これじゃあダメです。
毎回、公演日の四週間前に決まってキャンセル発表がありますね。今後、賢い消費者はこの時期を待ってからチケ購入すべきでしょう。
by jojo (2011-08-21 16:30) 

keyaki

jojoさん
YouTubeでは画面が小さくて分かりませんが、インテルメッツォさんのブログで、このテレビ放送を見た人が、カウフマンの歯に金具が見えたから、多分、歯の治療じゃないかというコメントがありました。
私もそんなものじゃないかと思います。カウフマンって、あんまり歯並びよくなかったような気が.......

カウフマンのファンのサイトのスケジュールですが、昨日までは、ボローニャとバイエルンの日程が載っていましたが、今現在、ボローニャは当然ですが、バイエルンも消してます......バイエルンは、まだキャンセル発表ないですよね。

by keyaki (2011-08-22 00:20) 

kametaro07

こんにちわ。
私も昨日見たのですが、公式、有名なアンオフィシャルサイト共消えていたので、ローエングリンは誰が来るかな?などとちょっと考えてしまいました。
再度載せたということは来る意志があるようにも見えますが、まだ正式発表してないのに早まって削除してしまったので、あわててもどしただけかもしれませんね。
バイエルンは来るのじゃないかと予想してましたが、キャンセルしても個人的には全く問題なし・・・^^;
ファンの方で3演目とも購入していた方にとってはかなりガッカリでしょうが・・・
でもみんなある程度は予想していたでしょうし、ゲオルギュー降板事件、フリットリ横滑り事件で購入をぎりぎりまで控える人も多くなってますから、それほど騒ぎにはならないような?
by kametaro07 (2011-08-22 13:29) 

keyaki

kametaro07さん
なんか削除したり、また載せたり....そんなことをするのなら、ボーローニャのキャンセルについてのカウフマンからのメッセージでも載せればいいのに.....オフィシャルサイトって最近ですよね。前はレコード会社のだけだったと思います。
しかし、ボローニャのあとすぐにバイエルンなのに、もし来日するとしたら、単なる野次馬の私でも、どのつらさげて....と言いたい気もします。カウフマンは、広報担当が三人もいるそうですが、お粗末ですね。

>それほど騒ぎにはならないような?
それも淋しいかも.....

by keyaki (2011-08-22 17:43) 

jojo

こんにちは。
昨日どこかのクラシック・フォーラムで、「カウフマンはキャンセルの常連へ驀進中」とアメリカ人が書いていました。
日本だけでなく、アメリカでも信じてチケットを買えるのはソロ・リサイタルのみですって。
世界的にそういう認識の人なのでしょうね。彼の「喉の具合が...」のキャンセルは、毎度のことだそうです。
歯並びもですが、密かに気になっているのは頭髪です...

新国立のキャンセル組の中には、原発を避けてバカンスにお出かけの人達がいらっしゃったようですが、そういう事実がバレてしまうネット社会も怖いですね。
by jojo (2011-08-23 11:06) 

keyaki

jojoさん
本人のメッセージが出ましたね。19日のキャンセル発表と同時にメッセージを出さなかったのに、ヨーロッパのブログ、インテルメッツォさんともう1つドイツ語のブログにも書かれちゃったので、あわてて出したんでしょうね。

しかし、記事にも追記しましたが、たった1日のガラコン優先というのがなんとも酷い話しですね。

カウフマンのキャンセルは、ヨーロッパでは数年前から有名です。前のコメントでも書きましたが、とりあえずオファーを全部受けて、あとで、選んでいる...と言われています。下積み時代が長かったので、そうなっちゃうんでしょうね。
by keyaki (2011-08-24 00:28) 

jojo

keyakiさん。
本人のメッセージ(どうせ代筆でしょ。)、ムカっとしません?
これだけ日本のファンに被害を与えておきながら、まだ近い将来に来日しようだなんて。
次回はノー・ギャラのチャリティーですよ。

今回フジテレビですね。まさか、あの薄いルックスの韓流テナー連れて来ないでしょうね!
声楽家として韓流には優れた人が多いのは事実ですが、カウフマンを含めて「美形トリオでのカルメン」が売りだったのでは?
by jojo (2011-08-24 02:20) 

keyaki

jojoさん
バタバタとついにバイエルンもキャンセルを公表しました。
ヨハン・ボータだそうです。カウフマンがダメならフォークトかも...と思ったワグナーファンも多いのでは? スケジュールが空いてないみたいですけど。

ドン・ホセの代役は誰なんでしょうね。M.アルバレスってことはないかな....ちょっとスカラ座のばらの騎士と重なるけど、スカラ座もOK出してくれるんじゃないのかな。
by keyaki (2011-08-24 11:25) 

jojo

keyakiさん、こんにちは。
アルバレスだったら、いっそA.リチャーズというのは?
どちらもカウフマンとマネージメント同じだし、再来年はMETでホセをやるんですよね。
ルックスで許せるのは、この辺りまでです。
by jojo (2011-08-24 14:18) 

keyaki

jojoさん
>A.リチャーズ
Andrew Richardsってぜんぜん知りませんが、もともとボローニャのプレミエの時のドン・ホセなんですね。最初からそれでよかったんではないですか。

ヨハン・ボータのことを、「日本の観客の皆さんにも大変人気があると思いますが」って、だったら最初からボータにしとけば....ですよね。スケジュールが空いてる歌手がいなかっただけでしょ。
by keyaki (2011-08-24 14:44) 

jojo

keyakiさん。
リチャーズは「Opera Rocks」というブログをやっているので、たまに読んであげてくださいね。
来シーズンはボローニャでカラフをやりますし、最初から彼で良かったですね。勝手な事を書いてますが、彼の夏のスケジュールが分からないんです。
by jojo (2011-08-24 16:29) 

keyaki

jojoさん
彼の可能性高いかも。
9月、10月は、コペンハーゲンでダブルキャストでカヴァラドッシだったようですが、コペンハーゲンのサイトを見に行ったら、カヴァラドッシが1人になってました。
http://www.operabase.com/listart.cgi?name=Andrew+Richards&loose=E&acts=+Schedule+

http://kglteater.dk/Alle_forestillinger/11_12/Opera/Tosca.aspx

雰囲気的にパウロ・ショットに似てますね。写真だと充分にイケメンですし。
by keyaki (2011-08-24 18:05) 

kametaro07

ボローニャがアルバレスと発表になりましたが、今回はやはり払い戻しとかの騒ぎはほとんどないでしょう。
もともとワグナーファンが多いであろうローエングリンはカウフマンにそれ程こだわりはありませんし、ボータの方が喜ぶ人たちは大勢います。
ボローニャもアルバレスで文句があろうはずはありませんから。

by kametaro07 (2011-08-25 15:57) 

jojo

とっても普通(無難)な代役ですが、最初から彼で発表しておけば良かったのに、と思います。
とにかく東洋人の演ずるホセは許せないので、ほっとしました。
by jojo (2011-08-25 16:28) 

keyaki

kametaro07さん、jojoさん
ドン・ホセの発表があったんですね。マルセロ・アルバレスですか....私の予想が当たっちゃいましたよ。スカラ座のばらの騎士は全然重なってなかったですね。ローエングリンと混同してました。

やっぱり、カウフマンは、放射能汚染の件は関係ないなんて言ってますが、メトの時と、状況が改善されているわけでもないので、できれば避けたいというのは当然で、この際、前々から医者に言われていたけど、のびのびになっていたグリグリの切除をやろう...ということでしょうね。
メトの時に、反対した奥さんが数ヶ月で気持ちが変わるはずもないし....家族の影響は大きいですからね。
ライモンディなんかも奥さんが日本が好きなんだそうです。

アルバレスは、昨年バレンシアの音楽祭で、ドン・ホセ歌っていますが、そのときのエスカミーリョは、パウロ・ショットの予定だったのに、都合が悪くてキャンセルしたんですよ。カルメンはガランチャでした。

>>kametaroさん
>もともとワグナーファンが多いであろうローエングリンはカウフマンにそれ程こだわりはありませんし、ボータの方が喜ぶ人たちは大勢います。

見た目より声なんでしょうけど、ボータねぇ......
今回の代役は、ボローニャの判定勝ち.....かな。
by keyaki (2011-08-25 17:05) 

jojo

keyakiさん、こんばんは。
私的には、これでショットが出てくれれば、大団円てところです。
安いチケット探そう(笑)
ガランチャがやってるカルメンのプロダクションは酷いです。
お隣にいた上品そうなご夫婦は顔をしかめて、「あなた、どう思う?」と話しかけられました。彼女がドレスの裾を、ご立派な太腿まで捲り上げるのは、色気を通り越して気分悪かったです。

でもカウフマンの為に大枚叩いたファンは沢山いるでしょうし、バイエルンのチケットお持ちの方は怒り心頭に発する、かも。
by jojo (2011-08-25 19:10) 

ペーターのファンです。

カウフマンはすべてキャンセル、それも直前発表と予想してたら全部当たっちゃいました。いえ、震災前からの予想です。
ボローニャとバイエルンの代役はいずれもアップグレードですね。ボータはともかくアルバレスのホセは俄然聴きたくなりました。チケット探そうかと思い始めています。私の好みでは、声だけでなく見た目もアルバレスの方がカウフマンよりいい男でもあります。
by ペーターのファンです。 (2011-08-25 22:22) 

keyaki

jojoさん、ペーターのファンさん
オペラにつきもののキャンセル騒動ですが、はっきりした病気ならいいのですが、今回の発表はまずいと思います。検査結果とかをまた発表するつもりなんでしょうか。各国のオペラフォーラムとかブログで「カウフマン腫瘍の手術!」というのが一人歩きしているようです。
度重なるキャンセルで、主催者側から、詰め寄られての発表なんでしょうけど.......

ボローニャもバイエルンも他にも大物歌手が来日予定ですが、他の歌手さんたちは大丈夫なんでしょうね。

by keyaki (2011-08-26 09:09) 

jojo

keyakiさん、こんばんは。
「カルメン」の放出席、結構掘り出し物があります。
S席前方がA席のお値段で入手できました。
やはり、カウフマンあっての価格設定だったのでしょうか。

気になり始めたのはJ.ボータです。
彼の宣材写真をじーっと観察しましたが、ヴォイトと同じ手術を受けたらどうでしょう。
顔立ちは体型ほど悪くはないので、期待できるかも....。

by jojo (2011-08-28 19:26) 

keyaki

jojoさん
安い席は完売でも高い席は残っていますから、間際になるとS席が安く売り出されることが多いんですよ。

>カウフマンあっての価格設定
カウフマンよりもマイヤーの方がオペラ通には人気があるのではないかと思います。

>J.ボータ
太っているという自覚がないんじゃないですか....健康的とは言えませんよね。歌手生命も短いと思いますよ。

by keyaki (2011-08-28 22:05) 

kametaro07

こんばんは。
驚きました。
オペラ界の貴重な才能、リチートラを失いたくありません。
頑張って!リチートラ!
by kametaro07 (2011-08-29 00:05) 

jojo

keyakiさん。
私にはオペラ通の友人がいないので、ボローニャのチケットを特別先行時期から買っていた人たちは、揃ってカウフマン派なんです。
彼がオペラ・デビューという人もいます。
ですので、交通費と宿泊費を沢山使って代役を観に行こうという気にはなれないそうです。
私自身も日本でオペラに行くことは、ほぼ皆無です。
今回は偶然上京時期と来日公演が重なったので、ちょっと言ってみようかと。

by jojo (2011-08-29 08:28) 

keyaki

jojoさん
だいたい来日公演に行く方にはいろんなタイプがあるんですけど、公演そのものが目的で歌手にはこだわらない人たちは、とにかく安い席を手に入れて毎日でも通う.....こういう人たちは、先行予約で安い席を手に入れなければならないので競争が激しい.....

歌手にこだわりがある人は、遠くの安い席より、近くで見たいので、高い席を買うことになりますが、これはまず完売もないし、都合が悪くて行けなくなった人とか、招待券をもらった人がオークションに出したりしますので、ぎりぎり直前までねばって安く手に入れることができるんです。

>カウフマン派
ならば、彼がよくキャンセルするのはご存知のはずなんですけどね.....でもショックですよね。心中お察しします。しかし、どういうつもりで、連続3回も来日公演のオファーを受けたのか....謎ですけど。
カウフマンに限らずオペラはキャンセルがつきもの、2時間3時間歌い続けるには、ちょっとでも風邪を引いたり体調不良だと影響が出ますから、すぐキャンセルしちゃうんですよね。体調不良をおして出演しても、誰も誉めてくれない世界なんです。ちょっと声がかすれただけでブーされますから。

次々とハプニングで、最終的にどうなるやらですね。

by keyaki (2011-08-29 09:03) 

jojo

keyakiさん、こんにちは。
昨日イタリアの友人から「サルヴォが交通事故で重傷」と連絡が来て、危篤説まで出ていたのです。
今から代役探しとは、また公演にミソがついちゃいしたね。今回の予想はどうですか?

>カウフマン派ならば、彼がよくキャンセルするのはご存知のはず

それは今だから言えることであって、一年近く前からキャンセル予想というのは、初心者ファンには無理なことだと思います。良席確保のために会員にまでなって、電話にかじりついて先行予約したそうです。

私は年間20本くらい、海外でオペラを観るのですが、プロダクションをメインに選らんでいます。代役でも仕方ないと納得して、最高席(でも日本より格安)を買います。やはり良席を取るために、数箇所で会員になっています。お金のかかる道楽ですね。

フローレスは無事に来てほしいものです。
by jojo (2011-08-29 11:49) 

斑猫

今回のキャンセルラッシュ、リチートラはもちろん除いて、全員、原発がらみと判断できる可能性はありますよね。ですから、一応、突発的例外事項とあきらめるにしても、ですよ、全世界的にオペラ歌手のキャンセルってずいぶん多いですよね。ゲオルギュー、ネトレプコ、カウフマンetc. これは最近の傾向なのか、昔からそういうものなのか、ふと考えてしまいました。

私はいわゆるヒスヲタですから、昔の歌手の記録を調べることが多いので、公演記録は残っていても、キャンセルの記録はそうそう残っていません。ですから、いいかげんな発言になってしまうのですが、どうも近年キャンセルがだんだん日常化しているような気がしてならない。これはマネージメントの問題なのか、歌手のプロ意識のありかたの変化なのか、どうなんでしょう。

フローレスの海水云々の件にしても、ふと想像するに、デル・モナコやバスティアニーニがたとえ暇な時があったとしても、海に入って泳いでる、とか考えにくいんですよね。カラスやディ・ステファノなどのキャンセルは話題になっていましたが、話題になるということは例外的なことだったからなんじゃないか、それを思うと昨今の歌手は簡単にキャンセルしすぎじゃないか、なんて思ってしまう。

もっとも、バスティアニーニの公演記録を見ると、ヴェローナとザルツブルグで交互に一週間のうちに4公演、なんて暴挙もあり、これでは病気になるのも時間の問題だろうから、現代の歌手が「慎重に」キャンセルするのにも理があるのかもしれません。

まあ、なんだか書いているうちに主旨がずれてきてしまいましたが、来日公演が忌避されている、という特殊な状況なのか、全世界的一般的なキャンセル織り込み済み、が現状なのか、どうなんだろう、と思った次第です。

まあ、本心はフローレスショックによる単なる愚痴にすぎませんが…
by 斑猫 (2011-09-03 13:18) 

guest

メトに続きボローニャもバイエルンもキャンセルしましたね。
6月にキャンセルしたので9月も無理と思ていましたが
フローレンスもいい加減な理由でキャンセル、本当は放射能汚染が心配だから。
代役を探すにしても難しいと思う。
ハイCを安定して歌える歌手は簡単に見つからない。
S券54,000は高い。払い戻しができないなら当日券を
購入せざるを得ない。

by hatahata

by guest (2011-09-03 15:48) 

keyaki

hatahataさん
最後の砦のフローレスまでキャンセルとは.....
いつも疑問に思うことは、代役とのギャラの差は、主催者の利益になるんですよね。なんか釈然としませんね。
by keyaki (2011-09-04 22:00) 

jojo

東京文化会館の当日券の発売は、開演時間の一時間前です。念のため。

by jojo (2011-09-05 08:01) 

keyaki

斑猫さん
トップレベルの歌手は、今も昔も、ちょっとでも調子が悪いとキャンセル...という伝統は変わってないのではないかと思います。無理してうまく歌えなければ、批判されるだけ、体調が悪くても頑張って歌った....なんてのは誰も評価しない世界ですから。共演者にも迷惑かかりますし。
遠路はるばる来てくれるだけでも感謝感激というのは、日本基準ですけど、でも日本のオペラ好きさんの中には、日本だから手抜きしたとか言っちゃう人もいますし、オペラを最初から最後まで、破綻なく歌うということは、体調が良好であってもなかなか難しいことのようですし、やっぱりちょっとでも不安(原発とか体調不良)をかかえての登板はやらない、というのがプロなのかな....
昔と違って、今はすぐに情報が世界を駆け巡ってしまうので、キャンセルも目立ってしまうんでしょうね。それに、昔よりもシーズンが長くなってますし、トップレベルの歌手にオファーが集中しますし、どうしても過密スケジュールになるので、キャンセルも多くなる.....短時間で移動できるようになったので、気候がいろいろで体調管理が難しい.....
若いグリゴーロでさえ、風邪でキャンセルってけっこうあるんですよ。ご本人はそうとう気をつけているようですけど。マイク片手にポップ歌手やってるほうが、金も稼げるし、楽みたいですけど、こういう分野では、一番大変な仕事かもしれません。
今回の来日のキャンセル騒動は、やっぱり異常ですね。オペラ歌手には甘い私でさえ、放射能のせいで、突然、瘤とか、石とか、海水を呑み込んだりが出て来たと考える方が妥当なような気がしてきましたもの。

>jojoさん
お知らせありがとうございます。
またニュース等なにかありましたらコメント頂けると嬉しいです。
by keyaki (2011-09-05 09:01) 

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