ヴェルディ作曲《アッティラ》ルッジェーロ・ライモンディのアッティラ [アッティラ Attila]
2月23日からメトロポリタン歌劇場で《アッティラ》が上演されています。バスのルッジェーロ・ライモンディを贔屓にしている私には、数少ないバスがタイトルロールのオペラということもあって、とても興味のあるオペラなのですが、世間的には、全くマイナーなオペラだったということを認識しました。メトでムーティが指揮をするということで話題になっているだけでなく、なんとメトロポリタンでは、今まで《アッティラ》が上演されたことがない!..つまり『メト初演』なんだそうです。そこで、この際この話題にのってみようかな.....ということです。
音楽:1970年11月21日、ムーティ指揮、RR(アッティラ)、ジャンジャコモ・グエルフィ(エツィオ) ♬音声ファイル:
ローマの武将エツィオは、アッティラの世界制覇を認める代わりに自分にイタリアを残してくれと頼む
"Avrai tu l'universo, resti l'Italia a me.".....しかし、交渉決裂、そこで歌われる二重唱"Vanitosi! Che abbietti e dormenti pur del mondo tenete la possa,"
リッカド・ムーティ Riccardo Muti 1941.07.28- [イタリア]指揮
ルッジェーロ・ライモンディ Ruggero Raimondi 1941.10.3- [イタリア]バス
ジャン・ジャコモ・グェルフィGian Giacomo Guelfi 1924.12.21- [イタリア]バリトン
アッティラは、「神の鞭」と呼ばれたり、ヴェネツィアが今日あるのもアッティラが原因だとか、西洋ではよく知られた娯楽TV映画(ジェラルド・バトラー主演《覇王伝アッティラ》)にもなるような伝説的人物です。日本で言えば、ジンギスカンかな.....
ルッジェーロ・ライモンディにとっても、《アッティラ》は、重要なレパートリーで、1972年11月21日に、弱冠29才で歌っていますし(上の映像の音声ファイル)、1990年10月には、エドワード・ダウンズ指揮、モシンスキー演出で、コヴェントガーデンで初めて上演....つまりROH初演は、メトより20年早いわけですが.....ライモンディが主演しています。それにしても、メトで今まで一度も演奏されてなかったって、不思議です。
3月6日には、メトの《アッティラ》が放送されますのでぜひとも聞いてみたいと思っています。めったに演奏されない演目ですし、ムーティがはじめて振ったアッティラと40年後を比べてみるのも面白いかもしれません.....
関連記事:
[アッティラ Verdi/Attila] ルッジェーロ・ライモンディの公演記録、写真等
TV用映画《騎馬大王アッティラ/平原の支配者》の紹介記事
音楽:1970年11月21日、ムーティ指揮、RR(アッティラ)、ジャンジャコモ・グエルフィ(エツィオ)
ローマの武将エツィオは、アッティラの世界制覇を認める代わりに自分にイタリアを残してくれと頼む
"Avrai tu l'universo, resti l'Italia a me.".....しかし、交渉決裂、そこで歌われる二重唱"Vanitosi! Che abbietti e dormenti pur del mondo tenete la possa,"
リッカド・ムーティ Riccardo Muti 1941.07.28- [イタリア]指揮
ルッジェーロ・ライモンディ Ruggero Raimondi 1941.10.3- [イタリア]バス
ジャン・ジャコモ・グェルフィGian Giacomo Guelfi 1924.12.21- [イタリア]バリトン
アッティラは、「神の鞭」と呼ばれたり、ヴェネツィアが今日あるのもアッティラが原因だとか、西洋ではよく知られた娯楽TV映画(ジェラルド・バトラー主演《覇王伝アッティラ》)にもなるような伝説的人物です。日本で言えば、ジンギスカンかな.....
ルッジェーロ・ライモンディにとっても、《アッティラ》は、重要なレパートリーで、1972年11月21日に、弱冠29才で歌っていますし(上の映像の音声ファイル)、1990年10月には、エドワード・ダウンズ指揮、モシンスキー演出で、コヴェントガーデンで初めて上演....つまりROH初演は、メトより20年早いわけですが.....ライモンディが主演しています。それにしても、メトで今まで一度も演奏されてなかったって、不思議です。
3月6日には、メトの《アッティラ》が放送されますのでぜひとも聞いてみたいと思っています。めったに演奏されない演目ですし、ムーティがはじめて振ったアッティラと40年後を比べてみるのも面白いかもしれません.....
関連記事:
[アッティラ Verdi/Attila] ルッジェーロ・ライモンディの公演記録、写真等
TV用映画《騎馬大王アッティラ/平原の支配者》の紹介記事
2010-03-03 16:31
nice!(0)
コメント(5)
トラックバック(2)
このアッティラ、若きRRにそこはかとなく似てません? あのテレビ映画、日本語字幕付きの国内版が出たんですね。
by euridice (2010-03-03 18:17)
これ数年前に、BSで前編、後編で放送したんですよね。リピート放送がなかったので、NHKのBSだったのかも...同じ時期に、髪の毛を切られると力がなくなる...なんだっけ....クーラがレパートリーにしている....あれも放送したんですよ。サムソンとデリラ
いつのまにか日本語版がでてますけど値段が高すぎですね。
ライモンディの方が、目が茶色だしアッティラっぽいかも。確か無声映画のジークフリードにもアッティラが出てくるんですよね。
by keyaki (2010-03-03 20:33)
ライモンディ,グェルフィの二重唱、ワイルドな力強さにあふれてますね。
こうして映像を見せていただくとMETのアウディの演出はやはりイメージが???とあらためて思います。
TBさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
by kametaro07 (2010-03-03 20:35)
kametaro07さん
ヴェルディは、バスとバリトンの掛け合いが男らしくていいですね。
メトのシダ類が茂っているようなイメージは、どこなんでしょうね。
めったに上演されないオペラも運良くご覧になることができてラッキーでしたね。
TBありがとうございます。
by keyaki (2010-03-04 01:47)
euridiceさん
これ、これ、お猿さんのようなアッティラで、復讐の鬼と化したクリームヒルトは、いくらなんでもひどすぎでした。
TBありがとうございます。
by keyaki (2010-03-04 10:02)