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4月のチューリヒ《トスカ》全5公演終了:みなさんお疲れぇ〜いろいろあって [トスカ]

 4月4,8,17,20,24日、チューリッヒ歌劇場の《トスカ》、全5公演終了しました。総支配人のペレイラ氏、頭を掻きむしりたいような状況の日もあったようです。


 このチューリヒ定番の《トスカ》、ここ数年、R.ライモンディは、好んで出演しています。昨年の1月は、カヴァラドッシがマルセロ・アルヴァレスでした。このブログでも、ライモンディ絶好調だったそうですヨ...という嬉しい報告のコメントをもらいました。
 定評のあるR.ライモンディのスカルピアなんですが、今回は、全5公演、つつがなくとはいかなかったようです。17日、「ルッジェーロ・ライモンディ、キャンセル」のお知らせが.....ちょうどこの日に当たった、ライモンディファンは吃驚! オペラにはこういうことはつきものということは重々わかっていても、やっぱりショックですよね。
 
 ルーチョ・ガッロ(1959〜)が、代役に駆けつけてくれました。5月4日から始まる、コヴェントガーデンの《シモン・ボッカネグラ》のリハーサル中で、ロンドンにいたそうですが、開演(午後7時)の1時間前に到着したそうですから、もちろん、ぶっつけ本番ということです。当日、劇場でライモンディを見かけたという人もいますので、ギリギリまで舞台に立てるかどうか....だったのか、あるいは、午後5時には、なにもなかったのに、午後6時過ぎに「お知らせ」が出ていたそうですから、ガッロが間に合わなければ、無理してでも出るつもりだったのかも知れません。
 三日後の20日の公演は、どうなるかとファンの人たちは心配していましたが、完全に回復とはいかないまでも、素晴しいスカルピアだったそうです。ファンの方の、レポートを紹介します。

『ライモンディは、確かに間違いなく歌った。酷い風邪ひき状態での仕事だった。完全な鼻づまりだったが、観客の大半は気がつかなかったに違いない。彼の歌唱は酷い風邪ひき状態で歌う方法を伝授するマスタークラスだった。あまり重要でない部分は加減し、大事なところで全力を出し切った。一幕での登場シーンは、衝撃的でまるで感電したような感じで、背骨からつま先まで戦慄が走った。2幕では、いつもより頻繁にワイングラを傾けていた。のどをうるおしていたのだと思う。シコフ(カヴァラドッシ)は悪くなかった。声を節約して、大事なところで大声を出す名人だ。トスカ(ノルマ・ファンティーニ)は、「挑戦的」で、あまり魅力的とは言えず、私は好きではなかった。この公演のあとでライモンディと話した感じでは、風邪の状態はまだかなり悪そうだったが、次の公演は歌ってほしい。あきらかに完全な鼻づまりでやり遂げることができたのには、驚いた。まさにプロだ!』

 実は、カヴァラドッシ役のシコフは、4日の初日から風邪気味だったようです。こちらにそのレビューReview: Tenor Battles Cold in 'Tosca'があります。シコフの風邪が、ライモンディにうつっちゃったんでしょうか。
 風邪といえば、2002年ボローニャ歌劇場来日公演《トスカ》を思い出します。公演途中で、ホセ・クーラが風邪を引いてしまったんですが、ハンカチ片手に鼻水すすりながら、頑張って歌ってくれて、私は感謝感激、『まさにプロだ!』でした。ま、中には、風邪を引いたことを本人の責任だ、クーラが悪い、なんていちゃもんつけた人もいたようですけど.....
★Nello Santi指揮、Gilbert Deflo演出、Ezio Frigerio舞台、Franca Squarciapino衣裳、
  キャスト: Norma Fantini/Isabelle Kabatu,Neil Shicoff ,Ruggero Raimondi/(Lucio Gallo)

参考:スカルピア(トスカ)1979年〜公演記録

関連記事:
途中で死んでしまうスカルピアの出待ち....
チューリヒ歌劇場ペレイラ氏、経営方針を語る
オペラ歌手さんのキャンセル!・・・でどうしたか。

正規キャストの風邪で舞台に立つチャンス! しかしアンダーのRR自身も....
RRのエピソード:いよいよ歌手デビュー(20)スポレート〜ローマ歌劇場へ
RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ

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euridice

どの程度でキャンセルするかは微妙な問題のようですね・・
特に人気歌手の場合、本人にとっては出演してもキャンセルしても、
完全にめでたいとはいかないということです。
運営側にとってはとにかくはってでも出てくれるのがベストかもしれませんね。
観客としては、どうかなぁ・・ケースバイケースかな?
ボローニャ来日のトスカ、私も行きましたが、
クーラが出てくれてよかったです^^+
by euridice (2008-04-26 09:39) 

keyaki

euridiceさん、どの程度でキャンセルするかは、時と場合もありますしね。
ライモンディ自身、ロッシ・レメニのアンダーだった時に、彼がひどい流感にかかってチャンスがめぐってきたわけですが、それでも劇場側は、最後の最後まで、世界中の歌劇場に電話をかけまくって、歌える歌手をさがしたそうです。これは、もちろんライモンディの将来を考えてのことなんですけどね。
結局、代役が見つからなくて、ライモンディが歌うことになったんですけど、彼も、また風邪にかかっていたんですが、それを内緒で歌って、その後のチャンスをものにしたということなんですよね。

カラヤンに認められたのも、ギャウロフが急病で、ライモンディに白羽の矢が立ったということですし。

ですから、ライモンディ自身も、控えの歌手がいる場合は、チャンスを与えているようです。(ズル休みというわけではないでしょうけど)
演目がなんだったか忘れましたが、ライモンディのアンダーだった歌手が、その公演の最終日に劇場に行ったら、指揮者のアバドが、「今日は、ルッジェーロは来ないよ」と言ったとかの話しを読んだことがあります。で、彼は、めでたく大役を果たしたんだそうです。

TBありがとうございます。
ほんと、オペラ歌手って、いろいろ大変。こういう話し好きです。

by keyaki (2008-04-26 12:02) 

なつ

情報ありがとうございます。

>観客としては、どうかなぁ・・ケースバイケースかな?
私も同じくですー
不調でもよく頑張ってくれた!と感謝するか、良いパフォーマンスを提供できないくらいなら潔く降りてくれた方がよい、と思うかは…

シコフの「風邪で不調です」のアナウンスは、不安がある時の彼のお守り(?)じゃないかという気がするのですが、今回はライモンディに移しちゃうわで、ほんとうにしっかり引いてしまったようで…。

>ほんと、オペラ歌手って、いろいろ大変。
身体が楽器なんですものね。。。
サントリーホールオペラの「ドン・カルロ」で、目の前でブルゾンの声がまったく出なくなった時は、こちらも大ショックでした。
フランドルの使者の役だった日本人の若いバリトンの方が、衣装もそのままで急遽ロドリーゴを歌いましたが、振り返るってみと、よく最後までこぎつけたなあ、と奇跡に思えるほど。
by なつ (2008-04-27 00:15) 

keyaki

なつさん
>不調でもよく頑張ってくれた!と感謝するか、良いパフォーマンスを提供できないくらいなら潔く降りてくれた方がよい、と思うかは…

そうですね。それは歌手の判断にまかせて、体調が万全でなくても出て来てくれれば、それはそれで感謝感激だし、キャンセルしたら、充分休養をとって、次の公演に備えて欲しい、と思いますし...ね。

シコフもライモンディもチューリヒの観客に愛されているようですから、ちょっとの風邪ではキャンセルはしないってことでしょうね。


by keyaki (2008-04-27 11:59) 

菅野

日本公演かな?あそこはギャラが周辺諸国の1,5倍なので良い歌手を集められますね。オケがドイツ系なので指揮者が相当良くないと伴奏が台無しです。
by 菅野 (2008-04-28 17:16) 

keyaki

菅野さん
>日本公演かな?
この《トスカ》のことですか? いいえ、日本公演ではありません。

>あそこはギャラが周辺諸国の1,5倍
そうなんですか。1.5倍も...その上、劇場が小さいし、客筋はいいし、歌手には天国ですね。
ギャラをたくさん出しても、ちゃんと黒字経営だそうです。

>指揮者が相当良くないと伴奏が台無し
このトスカはネロ・サンティでした。
by keyaki (2008-04-28 17:37) 

菅野

現地ですか?DVDですか?
黒字ということはスポンサーが多いのかな?
補助はいくらなんでも70%ぐらいでしょう。
ギャラは現地で使うと普通のギャラのです、外国でユーロに変えるとスイスの1,5倍のものが買えるのですよ。だからみんな喜ぶのです。

ネロ・サンティは時つばぼくの指揮の先生の先生ですが、あの人だめです。歌手にしょっちゅう合わせるようでは肝心の音楽の流れが壊れてしまいます。でも音質はイタリア風の明るいものかもしれません。
by 菅野 (2008-04-29 05:19) 

keyaki

菅野さん

>現地ですか?DVDですか?
この記事に書いてありますが、4月17日の公演の話しです。私がチューリヒに行ったのではありませんし、DVDの話しでもないんですけど。
全体を読んでいただければ、分かると思いますが、私の文章がおかしいのかな? 駄文には違いないですけど、なにか勘違いさせるようなことを書いているのかなぁ。

>黒字ということはスポンサーが多いのかな?
これも関心がおありでしたら、下の方にある関連記事の「チューリヒ歌劇場ペレイラ氏、経営方針を語る」をぜひご覧になって下さい。

>ネロ・サンティは時つばぼくの指揮の先生の先生
孫弟子ということですね。ちなみに菅野さんの先生はどなたですか。

>歌手にしょっちゅう合わせるようでは
どういうことかわかりませんが、たとえば、《トスカ》だと、テノールがヴィット〜〜〜〜リア....を延々延ばすのを好きにさせるとかですか。これで、音楽の流れが壊れるってことはないと思いますけど。歌手に合わせられない指揮者も問題じゃないですか。それこそ、聞いている方は、たまんないです。


by keyaki (2008-04-29 18:17) 

菅野

TVですか?それともネットで見た?

東京の音大でチューリッヒで勉強しアシスタントやっていた人です。絞られました!

昔パヴァロッティがWienにセルヴィーニとか言うとんでもない指揮者を連れてきて、プローベで最初の数小説で棒がわからなくなってオケが止まったそうです。それで文句をディレクターに言おうとしたらわかっていたらしく、逃げた後だった。控えの指揮者もいないのでそのまま本番したら、棒が酷いだけじゃなくテンポを完全にパバロッティの思うとおりにあわせていましたね。全体的に音楽の流れが止まってパヴァロッティの独唱会のようでもはや「トスカ」ではありませんでした。DVDでサンフランシスコのオペラでやっている「トスカ」がそうです。とにかく酷い演奏です。
by 菅野 (2008-04-29 21:47) 

keyaki

菅野さん
>TVですか?それともネットで見た?
「ネットで見た?」というのにあてはまるでしょうけど、一応、しつこく説明をばいたします。ちゃんと読んで下さいね。

この4月17日にライモンディが風邪で降板、コヴェントガーデンでリハーサル中だったガッロが、1時間前にチューリヒに到着して、代役で歌ったというのは、チューリヒにこの公演を見に行った複数の人たちの話しを、私が、まとめて記事にしたものです。
この公演を見に行った人と直接話したのではなくて、ネット上にライモンディのファンサイトがあって、そこにこういう情報がどんどんアップされるんです。
ライモンディがキャンセルして、ガッロが代役で歌ったことは、チューリッヒ歌劇場のホームページで確認できます。

>ティツィアーノ・セヴェリーニ
パヴァロッティが好きなように歌いたいから連れて来た指揮者なんですか?
指揮がヘタクソで、オケが止まっちゃった.....
>逃げた後だった
誰がどこに逃げたんですか。
プローベでダメだったら、本番までに、代わりの指揮者を見つけるのは可能でしょう。でも替えなかったのは、パヴァロッティのためだったんですか。1989年のことのようですから、パヴァロッティはもう王様になってましたからね。
せっかく面白そうな話しなのに、もうちょっと分かるように落ち着いて書いて欲しいです。

>DVDでサンフランシスコのオペラでやっている
これは《トスカ》じゃなくて、パヴァ&フレーニとギャウロフの熟年《ボエーム》で、そんなにひどくないと思います。っていうか、指揮者の良し悪しは良くわかりませんが、すごくひどい演奏はわかります。
ひどい演奏というのは、ウィーンの《トスカ》で、そのとき、たまたま菅野さんが見に行っていたということですね。

そういえば、数年前、ウィーンで小澤さんの指揮では歌えないとかって降りちゃった歌手がいましたね。
by keyaki (2008-04-30 00:28) 

菅野

「ネットで見た?」というのにあてはまるでしょうけど、一応、しつこく説明をばいたします。ちゃんと読んで下さいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
書いてあったかなあ?でもすぐわかる状況じゃなかったですね。

この4月17日にライモンディが風邪で降板、コヴェントガーデンでリハーサル中だったガッロが、1時間前にチューリヒに到着して、代役で歌ったというのは、チューリヒにこの公演を見に行った複数の人たちの話しを、私が、まとめて記事にしたものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こういうのはWien・Muenchenでも良くある話ですね。

パヴァロッティが好きなように歌いたいから連れて来た指揮者なんですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのようですね。パヴァロッティが指揮者を指揮したようです。

>逃げた後だった、誰がどこに逃げたんですか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クラウス・ヘルムート・ドレーゼがドイツのルール地方に逃げて行ったとか?

プローベでダメだったら、本番までに、代わりの指揮者を見つけるのは可能でしょう。でも替えなかったのは、パヴァロッティのためだったんですか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そのようですね。時間の制約はあります。ここは質問していいのですからわからないとこと質問しあいましょう。急ぐ必要は無いです。と言っても今は急いで書いていますが、足りないと個は後で書いておきます。

1989年のことのようですから、パヴァロッティはもう王様になってましたからね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何しろ当時で3大テノールで年に一回しかこなかったですからね。ドミンゴは2回、カレーラスは3回ぐらいでしたね。

>DVDでサンフランシスコのオペラでやっているこれは《トスカ》じゃなくて、パヴァ&フレーニとギャウロフの熟年《ボエーム》で、そんなにひどくないと思います。っていうか、指揮者の良し悪しは良くわかりませんが、すごくひどい演奏はわかります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勘違いかも知れません。「ボエーム」だったかも?とにかく指揮はセルヴィーニです。

ひどい演奏というのは、ウィーンの《トスカ》で、そのとき、たまたま菅野さんが見に行っていたということですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まああの時はWienにいましたからねえ。その指揮者がサンティのやり方に似ているわけです。パヴァロッティの犬ですね。要するに大指揮者じゃないですね。指揮者はカラヤンやトスカニーニのように歌手も統率できないと音楽全体はとても聴いていられません。要するに歌手のわがままをいつも通すような指揮者はだめですね。残念ながら聴いた限りサンティはこれに入ります。

そういえば、数年前、小澤さんの指揮では歌えないとかって降りちゃった歌手がいましたね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの人は第一に交響曲の指揮者ですからねえ。
by 菅野 (2008-04-30 00:38) 

keyaki

菅野さん
>書いてあったかなあ?
全体を読めば、判断できると思いますし、私のブログは、タイトルにもあるように
「ネットで追っかけている R.ライモンディとオペラについての話題を中心に、記録とメモ用に・・・」
ということなんで、そのへんからも察して下さい。よろしく。

>クラウス・ヘルムート・ドレーゼがドイツのルール地方に逃げて行ったとか?
ドレーゼは、ウィーンでは嫌われて苦労したそうですが、でも1991年6月末まで監督だったんですよね。斬新な演出を推進したのがウィーン人には受け入れられなくて嫌われた原因だそうですが、同時にアバドが音楽監督だったので、この時期ライモンディもウィーンにはよく出演してますが、今からみれば、真っ当な演出が多いと思いますけど。

オペラは時代によって、歌手の時代、指揮者の時代、演出の時代なんて言われますが、今は、演出の時代なのかしら。オペラを鑑賞する側も、いろいろあるようですが、私は、歌手中心にオペラを見たり聞いたりしますから、歌手に着ぐるみ着せちゃう演出は論外ですし、歌手を大切にしない(勝って気ままを許すということではない)指揮者もやだな。
歌手の立場は、音楽面では、指揮者の指示を尊重し、演技面では演出家の指示に従うということですが、歌手、指揮者、演出家が意気投合して、いいものを作り上げて欲しいです。
リハーサルの様子を録画したものをよく見ますが、ライモンディに関しては、指揮者の指示に従ってますし、演出家にもちゃんと指示を仰いでいます。しかし、特に演出に関しては、納得できない演出の場合は、キャンセルしています。
指揮者については、いろんな指揮者の下で歌っていますが、お互い相性もあるでしょうし、音楽についての考え方が違う場合は、共演しないです。「ムーティとは、意見がだいぶ違うので共演は難しい」と語っています。お互い若い時は、けっこう共演してますが、音楽面だけでなく、南北問題もあるのかな、と邪推してますけど、まあ、同年なんで、反発し合うということもあるのかもしれません。

オペラに関しては、いい歌手が集められるというのもいい指揮者の条件の一つだと思います。

by keyaki (2008-04-30 11:03) 

菅野

ネットでオペラが見れる時代になったのですね。でもなんかTVよりもしんどそうな気がしないでもありませんが。ということはそのまま録画してDVDにできるし著作権に反すれば公開することもできるのですね。

ドレーゼはとにかく金を使いすぎて大赤字を作った人ですね。でも年間のオペラのレパートリーの豊富さはこれはまあ凄かったです。年間60曲以上のオペラがかかっていましたね。Wienに一年ぐらいいるとたいていのオペラとか大方の指揮・歌手のスターは見てしまいます。3大テノールや年間40人以上の指揮者陣の契約は凄かったです。今のホーレンダー体制は演目上はちっとも面白くないですね。赤字は無いのですが!

演出は今までの台本どおりの舞台がつまらないから、やっているわけですが初心者には筋がわかりにくいので不評です。Wienも伝統的な舞台からドイツの影響をもろに受けた演出に移ってきてますね。

良い歌手はどこでも取り合いなのですべてを揃えるのは不可能ですね。まずみんなギャラの高いとこや格の高いとこ優先で行きますね。Wienは格は最高なのですが、ギャラはチューリッヒやミュンヘンの半分以下ですね。いつもその合間の時間つぶしにWienで歌って、また出番が来たらチューリッヒやミュンヘンに帰って行くのが多いです。最近はこれらのほかにBerlinやコヴェントガーデン・メトなども加わりましたね。Berlinは汚い町なのでみんな住もうとはしませんが。
by 菅野 (2008-04-30 17:09) 

keyaki

菅野さん
>ネットでオペラが見れる時代
そう、ここ2、3年のインターネットの普及と進化はめざましいものがあります。
1ギガのものでもあっというまにダウンロードできますから。
日本に居ながらにして、ヨーロッパのテレビ放送を見たり、ラジオ放送を聞いたりできちゃうんですから。
CDだって、iTunes Storeで、ダウンロードしたほうが、お店で買うより早く手に入るし、邪魔にならないし....

オペラだけでなく、買い物、銀行、株式、ネットで全部OK
来日オペラのバカ高いチケットだって、オークションで最高の席が安く手に入ることもありますしね。
by keyaki (2008-05-02 00:13) 

菅野

CDやDVDはここでは安いので寧ろ買っちゃいますね。いつも一枚3ユーロ以下のばっか買っています。ダウンロードの手間が省けるし、自分でCD作るとタイトルだなんだでめんどくさいですね。そのまま放っておくと何の録音・録画か忘れるし。でも珍しい録音や録画はとても興味あります。ラジオからのエアチェックが多いですね。でも最近はめんどくさいのでいつも聞き流しています。エアチェックの録音はCDではなく自分の頭にあるみたいです。TVのオペラは毎週ぐらい放映されるのでかなり撮っています。空のDVDが一枚40セントからありますから録画時間はCDより格安ですね。パヴァロッティはカラヤンみたいにどこにでもあるので録音はしませんが。
by 菅野 (2008-05-02 17:10) 

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