チェドリンスもお目出度! スカラ座の《アンドレア・シェニエ》が《椿姫》に [オペラの話題]
フィオレンツァ・チェドリンスもお目出度!だそうです。こちらは、ネトレプコと違って、ゴシップというかニュース性はゼロみたいです。
それで、チェドリンスは、6月から出演するはずだったミラノ・スカラ座の《アンドレア・シェニエ》をキャンセル。劇場としては、代役を立てて《アンドレア・シェニエ》を上演するのが普通ですが、スカラ座のホーム・ページに行ってみると、おやまあ! 演目が《椿姫》に変わってました。
※映画監督のテリー・ギリアムの演出というのも話題でしたが、いつのまにかキャンセルしていたんですね。当初の予定がこれだけグチャグチャになると演目変更したほうがいいということなんでしょうかねぇ。
★延期された《アンドレア・シェニエ》:ダニエル・オーレン指揮
M・アルバレス / Giuliacci、チェドリンス / Serafin、ブルゾン / Zanon
★《椿姫》:リリアナ・カヴァーニ演出、カルロ・モンタナロ指揮
デヴィーア/Lungu、ホセ・ブロス、ブルゾン
関連記事:
・ 2006年7月ヴェローナ《トスカ》DVD(2)チェドリンス、アルバレス、RR
・『マルセロ・アルバレス、天下のスカラ座を袖に..... 』
ミラノ・スカラ座は、《アンドレア・シェニエ》をひんぱんに上演するのですか。 古い録音がありますが.......
by サンフランシスコ人 (2008-02-10 04:45)
カレーラス、カップッチッリ、マルトンでLDがでていましたね。あれが1985年ですね。多分、その後は上演してないんじゃないですか。
久々に、アルバレスとチェドリンスという、人気歌手で、上演するつもりだったのに、その両方ともが降板ということで、やめちゃたんでしょうね。
映画監督テリー・ギリアムが演出ということでも話題だったようですが、ニコラ・ジョエルNicolas Joël に変わっていたのかな?....普通に考えると、テリー・ギリアムの演出はリスクが大きすぎるような気がしますけど....
by keyaki (2008-02-10 10:34)
チェドリンスのご主人は、彼女よりずっと年上のジェントルマンだと聞いたことがあります。
なにはともあれ、美人ソプラノにおめでた続きですね。
久々のスカラ座の『シェニエ』が中止なのは残念ですが、主役二人が降板では、仕方ないのでしょう。
テリー・ギリアムは好きな映画監督ですが、オペラ演出となるとどうなってしまうのか、想像もつきません。
なんだか制作費が膨大にかさみそうだし…。
by なつ (2008-02-10 20:50)
なつさん、
チェドリンスはちゃんとSignoraなんですよね。ネトレプコよりおとなのかんじですけど、多分、年は同じくらいじゃないかと思います。
>テリー・ギリアム
アンドレア・シェニエは、延期といってますので、無期延期かもしれませんけど、いずれ、テリー・ギリアムの演出でやるつもりなのかしら?
ほんとに、なにをするか想像できませんね。チケットは売れても、映画と違って、収入は限られているわけですから、きっと大赤字じゃないですか。
テリー・ギリアムで検索すると、映画関係の記事がヒットしますが、「テリー・ギリアムが10日間、ミラノ・スカラ座の芸術監督に ...」とか書いてあって、よく一日○○署長とかあるじゃないですか、ああいうのかと思いました。(笑
by keyaki (2008-02-11 01:47)
このギリアム演出、パリ・オペラ座との共同制作と発表されてたんですよね。
ギリアムはすでに12月にキャンセルを発表してましたわ。
彼の宿願の企画で、99年に資金問題で頓挫した「ドンキホーテを殺した男」を完成させる話が持ち上がったとか。
ヘタにオペラ演出に進出して失敗するより、その方がよいかもね。
スカラはまずパリ・オペラ座次期総監督のニコラ・ジョエル(既にシェニエの演出メトで出してて、トゥールーズでも来シーズンにシェニエ「新演出」を予定してる)の演出に取り替えたんですが、アルバレスに続くオーレンのキャンセルで「シェニエ」そのものを断念し、一時残るチェドリンスとブルゾン使い指揮にチョンを呼んで浅里演出「バタフライ」再演への切り替えを考えたようです。
チェドリンスもアウトになって、結局「トラヴィアータ」になったんですね。
劇場監督さんもたいへんですわな。
by 助六 (2008-02-11 08:26)
助六さん
なるほど、ギリアムがいつの間にかキャンセルになっていて、あれれぇ..でしたが、リスネル以外は、皆さん多分ホッとしたので、あまり話題にならなかったのかもしれませんね。
>99年に資金問題で頓挫した「ドンキホーテを殺した男」
これって、資金面だけでなく、とにかく次々に不運に見舞われたんですよね。ほんとに、「ついてない男」ってことだったんで、スカラも次々に不運に見舞われたのは、ギリアムのせいかも....(笑
しかし、マルセロ・アルバレスは、今後スカラ座には出演しないという気持ちは変わってないようで、来シーズンのドン・カルロもキャンセルで、代わりにフィリアノーティが浮上してきているようです。
ライモンディのバスティーユでは、絶対に歌わない、というのは理由がわかりませんが、アルバレスのは感情的な問題のようですから、説得できないこともないと思いますけど......
by keyaki (2008-02-12 00:25)
いろいろ調べました..........アメリカで、現在《アンドレア・シェニエ》は、残念ですが、あまりやらないようです。
by サンフランシスコ人 (2008-02-12 03:58)
スカラ座は相変わらずの伏魔殿のようですね。
チェドリンスはおめでたと言う事であれば仕方ありませんが、感情のもつれによるアルヴァレスの降板は残念ですね。どうしてもう少し歌手を大切に扱えないんでしょうか?
by rosina (2008-02-25 09:48)
rosinaさん
理由はわかりませんが、ライモンディはバスティーユでは絶対歌いませんし、クーラは、マドリードのTeatro Real には出演しない、とかいろいろあるようですが、やっぱり、気分良く歌える環境が必要ですものね。
by keyaki (2008-02-28 03:20)
ミラノ・スカラ座が、今朝のニュース.............
【ロンドン 5月30日 IANS】アル・ゴア元米副大統領が「主演」したドキュメンタリー映画『不都合な真実』がオペラとして上演されることになった。
contactmusic.comによると、2011年のミラノ・スカラ座での上演に向け、イタリア人作曲家ジョルジョ・バッティステッリに制作が委嘱されたもよう。
by サンフランシスコ人 (2008-05-31 06:00)
>『不都合な真実』
テレビでやっていたのは知っていましたが、見てませんでした。
運良く今日の夜中に再放送があります。見なくちゃ....
by keyaki (2008-05-31 10:06)