ポネル演出《フィガロの結婚》2幕★☆VideoClip(5)(6)(7)

ポネル演出《フィガロの結婚》1幕の続きです。2幕は、伯爵夫人の寝室で、ドタバタが繰り広げられます。キャロル・ヴァネス(1952.07.27- )の伯爵夫人です。そういえば、新国2006/2007シーズンの《西部の娘》に出演するはずだったのにキャンセルしたんですよね。楽しみにしていたのに残念でした。

↓♪QuickTime7以上が必要です(期間限定）

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2幕1場：（伯爵夫人の寝室）
一人もの思いに沈む伯爵夫人。伯爵の愛の薄れたのを悲しみ「愛の神様お哀れみ下さい....」と祈りのカヴァティーナを歌う。
2幕2場：♪VideoClip(5)
スザンナが入ってくる。夫人はスザンナに伯爵のことを話させる。私たちのような女には、伯爵様はお金で解決しようとなさいますわ、とスザンナ。そこへ、フィガロがやってきて、伯爵に一泡吹かせる計略を持ちかける。
計略その1：夫人が舞踏会で密会するという偽の手紙をバジリオを通じて渡す。そうすれば、伯爵は、自分の計画のことはそっちのけで手紙の主をやっきになってさがしまわる。そのうち結婚式の時間がくるという策略。
計略その2：スザンナが庭で待っていると伯爵に伝えて、スザンナの変わりに女装させたケルビーノを行かせて、そこに奥方様がお出ましになって現場をおさえる。
これらのフィガロの計略に夫人も伯爵を懲らしめるために協力することに。ケルビーノをここに来させますから、女装をうまくやってくださいよ、とフィガロは部屋を出て行く。
2幕3場：軍服を着たケルビーノ登場♪VideoClip(6)
入隊するので夫人にお別れを言い、自分で作った歌を披露する。「教えて下さいこの悩み、これが恋というものでしょうか」
入口に鍵をかけて、ケルビーノを女装させる。その時、ケルビーノの辞令を見て、印がないのに気づく。スザンナは用事をいいつかって一旦部屋から出る。夫人とケルビーノは二人きりになる。そこに入口の扉を叩く音が。
2幕4場：
なんで鍵をかけているのか，早く開けなさいと怒鳴り声。さあ，大変、ケルビーノはクローゼット兼控え室に駆け込む。夫人は鍵をかけて、心を静めて、入口の鍵を開ける。
2幕5場：
伯爵は、フィガロの書いた偽の手紙を握りしめている。鍵をかけるとは男がいたんだろう...と詰め寄る。夫人はいないと言うが、そぶりがおかしい。
2幕6場：
スザンナは戻って来て、咄嗟につい立ての後に隠れて、この様子をハラハラしながら見ている。夫人は苦し紛れに控え室にはスザンナがいる、と言う。それならば出て来なさい、と伯爵、いえ、花嫁衣裳に着替え中ですからだめです....と鍵を出せ、鍵はない、の応酬で二人は扉を開ける道具を取りに部屋から出て行く。
2幕7場：
スザンナと控え室から出てきたケルビーノは、どうしようと慌てふためく。結局、ケルビーノはバルコニーから飛び降り、スザンナが控え室に入って、中から鍵をかける。
2幕8場：
金槌とヤットコを持って、二人が戻って来る。夫人はケルビーノがいると思っているので、伯爵の質問にもしどろもどろ。ついに、中にはケルビーノがいると白状する。
2幕9場：
夫人は、覚悟を決めて鍵を渡す。ところが中から出て来たのはスザンナ、二人とも吃驚仰天。夫人は吃驚しながらも急に気が強くなり、伯爵をなじる。伯爵はひたすら誤解していた、すまなかったと詫びる。スザンナと夫人は誤解を解くために手紙はフィガロが書いて、バジリオに持たせたことをバラしてしまう。
2幕10場：結婚式の洋服に着替えてフィガロ登場♪VideoClip(7)
早く結婚式を始めましょう、とフィガロがベールを持って駆け込んで来る。そんなに急ぐことはあるまい、この手紙は誰が書いたのかね、と伯爵。フィガロは、バレているとは知らず、とぼける。
2幕11場：庭師のアントニオ登場
壊れた植木鉢をかかえて庭師のアントニオが部屋に飛び込んくる。いつもバルコニーから妙なものが降って来るが、今日は、男の子が降って来てこの植木鉢を壊してしまった..と訴える。伯爵は、やっぱりケルビーノがいたのではないかと疑いはじめますが、フィガロが気転をきかして、実はあれは自分です、スザンナと会っていたら，急に殿様の声がしたので、あわててバルコニーから飛び降りました。ほれ、この通りその時足をくじいたんです....アントニオは納得せず、お前より小さかったぞ、とか、その時、こんなものを落としていったぞ、と紙切れを見せる。それを伯爵はさっと奪い、これがなんだか言ってみろ.....えぇ....それは.....それは辞令です。なんでお前が持っていたんだ.....それは、それは、伯爵の捺印がなかったので、となんとか切り抜ける。
2幕12場：マルチェッリーナたち登場
悔しがる伯爵。そこにマルッチェリーナ、バルトロ、バジリオの３人の援軍がやってくる。マルッチェリーナは、借金を返済できなければ、フィガロが、自分と結婚することを約束した証文を持っている。伯爵と３人は、これはうまく行きそうだ、幸先がいいいぞとご機嫌。形勢不利なフィガロとスザンナは、困ったどうしよう、と気をもむ。にぎやかな７重唱で幕。
ああぁ、ややこしい！伯爵じゃないけど、わけわからんですね。

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Figaro：Ruggero Raimondi Susanna：Kathleen Battle Count Almaviva：Thomas Allen Countess Almaviva：Carol Vaness Cherubino：Frederica von Stade Dr. Bartolo：Artur Korn Marcellina：Jocelyne Taillon Don Basilio：Michel Sénéchal Antonio：James Courtney Barbarina：Dawn Upshaw Don Curzio：Anthony Laciura

Conductor：James Levine Production/Designer： 　　　Jean-Pierre Ponnelle ★メトデータベース 1985年11月22,25,28日 12月4,7,10,14,27,30日 1986年1月２日 全10公演、12月14日TV収録

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関連記事：
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《フィガロの結婚》公演記録
《フィガロ×伯爵》《ドン・ジョヴァンニ×レポレッロ》
モーツァルト《フィガロの結婚》フィガロと伯爵
追記）「フィガロの結婚」のフィガロ役と伯爵役
Mozart｢フィガロの結婚｣のフィガロと伯爵
ジュネーヴ大劇場公演記録1983年《フィガロの結婚》で念願の伯爵を歌った
《フィガロの結婚》公演記録
元祖！ジョナサン・ミラー演出《フィガロの結婚》その4
元祖！ジョナサン・ミラー演出《フィガロの結婚》その3
元祖！ジョナサン・ミラー演出《フィガロの結婚》その2
元祖！ジョナサン・ミラー演出《フィガロの結婚》その1

コメント 2

ヴァネスは10何年か前にコヴェントガーデンが来た時のフィオルディリージで
見ることができましたが、その時には既に随分と豊満になられていて、、、
かつての美貌のなごりは十分うかがえましたが。今はどうなのでしょう。
コヴァレヴスカには後を追って欲しくないと思っています。
by hasida (2007-10-27 21:58) 

hasidaさん、1997年ですね。45歳ですから、まだまだ若いですけど、ちょっと太めになる時期ですね。このフィガロの時は30そこそこですから、きれいですね。
今は、どうなんでしょう、舞台に立っているんでしょうか.....

>コヴァレヴスカには後を追って欲しくない
映像で見たまんまの美人さんでした。10年は大丈夫でしょうけど、美人ほど早く老けるっていいますから....なんちゃって...(笑
by keyaki (2007-10-28 01:34)