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オペラファンには寂しいパヴァロッティのお葬式でした...VideoClip [パヴァロッティ]

 6日死去したイタリアのオペラ歌手、ルチアーノ・パバロッティさん(享年71歳)の葬儀が8日、故郷のモデナ大聖堂で行われた。葬儀にはクラシック界ばかりでなく、U2のボノさんらポップス界のスターたちやプローディ伊首相、アナン前国連事務総長ら各界要人も参列し、世界に慕われた名テノール歌手との別れを惜しんだ。.....栄誉をたたえて、国軍機が編隊飛行するなど、国葬級の扱いとなった。パバロッティさんの遺体が安置されている大聖堂では8日早朝から、市民らが長い列を作り、葬儀が始まるまでに約10万人が弔意を表した。
 多少の違いはありますが、配信されたニュースは上記のようなものです。クラシック界ばかりでなくですって、なにをおっしゃるのやら、クラシック界からの参列者は、それは寂しいものだったんですけど....
 『世界のパヴァロッティ』の葬儀としては盛大なものでしたが、『オペラ歌手』としてはなんとも寂しいものでした。オペラ関係者の参列はゼッフィレッリ、カバイヴァンスカは、ヴェルディの《オテロ》からアヴェ・マリアを歌い、フレーニは、聖堂内のTV中継の席にいて、ボッチェリもオペラ歌手に入れれば、4名ということかしら。オペラファンとしては、なぜ、どうして、という思いで一抹の寂しさを覚えたのは私だけでしょうか。
 パヴァロッティとは幼馴染みで親しかったミレッラ・フレーニも、盛大な葬儀だったが、たくさんの同僚のオペラ歌手の参列がなかったことに言及しています。
 実は、私が、パヴァロッティの葬儀のビデオをチェックしようと思ったのも、ライモンディが参列するのではないかという下心があったからなんですが、残念ながらいませんでした。来ていれば、テレビが絶対に写しますからね。お葬式は急なことですから、それぞれ事情があって出席できないこともありますが、それにしても誰もいないって.......どういうことなんでしょう。オペラ歌手、指揮者がざくざくいると思ったんですけどアテがはずれました。
 やっぱり、長年連れ添った女房を捨てたことが原因でしょうか。元妻のアドゥアさんは、パヴァロッティと同郷で同級生、彼女と早く結婚したくて一所懸命歌の勉強をして、やっとオペラデビューにこぎつけ1961年に晴れて結婚、3女ををもうけ、少なくとも1985年頃までは、仲の良い家族だったわけです。アドゥアさんはオペラ歌手,指揮者のマネージメントもしていたとか。
 パヴァロッティの女好きは奥さんとしても仕方がないと思っていたのでしょうが、堪忍袋の緒が切れたのが、現妻のニコレッタ・マントヴァーニ(当時26才)さんの出現。1996年ついに36年間の結婚生活破綻、いつの時点で正式な離婚が成立したのかはしりませんが、2003年にニコレッタさんとの間に子供が生まれ(男女の双子だったが男の子は死産か出産後すぐに死亡した)、同年12月に正式に結婚。結婚式は、600人を招待しての盛大なものでした。お葬式と違って、結婚式は、双方で招待客を決めるわけですが、ニコレッタさん側の招待客と思われる有名人と、パヴァロッティ側の招待客と思われる有名人を私が独断で勝手にわけてみました。


★ニコレッタ組:
ポップス系歌手:Zucchero, Laura Pausini, Piero Pelù, Edoardo Bennato, Caterina Caselli, Tony Renis
ファッション関係:Alberta Ferretti ,Mara Luisa Trussardi, Roberta Armani

★パヴァロッティ組:
Josè Carreras, Carlo Bergonzi,Ruggero Raimondi, Andrea Bocelli, Lucio Dalla

 なかなか興味深いでしょ。ニコレッタさんは、オペラには無関心だったのではないでしょうか。それにブランド好きなのかしら。パヴァロッティが、アドゥアさんと離婚していなければ、恐らくオペラ歌手、指揮者たちが馳せ参じたのではないかと思います。

 1985年頃、パヴァロッティは、インタビューで次のように語っています。
.....パヴァロッティは、モデナにも12エーカーの敷地に立つ広大な17世紀の館を改造した自宅を構えている。「将来は、一族がみんなそこで一緒に住むことになっています。全員で! こんな時代ですが、私は、一族が寄り添って暮らせるということを証明したいのです」(マテオプーロス著"ブラヴォー ディーヴァ"から)
 おっとっとですね。生前パヴァロッティが親しい人に「私の妻(ニコレッタ)は私を孤独にした」と語っていたとか、「葬儀では、ニコレッタさんとアドゥアさんは同じ席に並んで座っていたけど、決して話をしなかった」というコメントもあります。円満離婚というわけではなかったんですね。フレーニも「パヴァロッティは(亡くなって)彼のアドゥアと再会した....」とか「離婚後は、昔からの友人たちも、ルチアーノにはなかなか会えなくなっていた.....」と語っています。「糟糠の妻」を捨てた当然の結果でしょうが、なんだか気の毒です。
 葬儀は、亡くなった人の人望とか人脈とか影響力で参列者が集まるものですが、喪主によるところも大きいので、クラシック,オペラ関係者の参列が少なかったのは、ニコレッタさんの影響でしょうね。パヴァロッティのご両親が存命でしたら、また違ったかもしれません。
 ところでドミンゴは、葬儀に出席できない理由をコメントしましたが、つまり9日にロサンジェルスオペラでヴェルディのレクエイムの指揮をすることになっていて、8日はリハーサルで行けない、というものですが、確かドミンゴは自家用飛行機を持ってましたよね。絶対不可能というわけでもないですけど、なにしろ、当日来てリハーサル無しでオペラを振ったこともある超人ですから、まあ、そのへんはね。でもこれでドミンゴが出席したら、あらなんで?いつもそつがないわね、なんて言われますよね。それにしてもライモンディはどうして出席しなかったのかしら? 同じイタリア人でパヴァロッティと親しいオペラ歌手といえば、ライモンディしか思い浮かばないんですけど.....テレビも電話もないところで夏休みだったとかかな。

※左の写真をクリックすると葬儀のビデオの抜粋が見られます(フレーニ→カバイヴァンスカ→ボッチェリ→聖体拝領を受けるゼッフィレッリ)
BGMは、ロッシーニの小ミサ・ソレムニス:フレーニ,ヴァレンティーニ・テッラーニ、パヴァロッティ、RR、 マジエラ(ピアノ)
※レオーネ・マジエラについて、パヴァロッティの死亡関連記事で新発見:
パヴァロッティを最後まで支え続けた、指揮者でピアニストで、フレーニの最初の夫兼ヴォーカル・コーチで、パヴァロッティの同級生のマジエラ氏、フレーニがギャウロフと結婚して、どうしたのかと心配していましたが、再婚していました。いつ頃再婚したのかは不明ですが、2番目の奥さんは、ボローニャの産婦人科医Lidia La Marca、二人の間にはEloisaという子供がいます。こちらは円満離婚だったんでしょうね。
関連記事:
訃報 ルチアーノ・パヴァロッティ(1935.10.12〜 2007.9.6)
「パヴァロッティ退院」略歴、ライモンディとの共演等まとめ
デタァ!パヴァちゃん&マジエラさん《冬季オリンピック開幕式》
RRと指揮者(12-a)クラウディオ・アバド"Verdi Requiem"

ビルバオ(1)マジエラ氏、モデナから車でビルバオへ
ビルバオ(2)カップチッリとライモンディ
RRのエピソード:声楽授業(11)レオーネ・マジエラ



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euridice

>ニコレッタさんは、オペラには無関心
パヴァロッティのマネージャー氏の著書によれば、そうだそうです。
音楽プロデューサーを目指していたそうですが、
オペラのみならずクラシック音楽にも全く興味なし。
つまり、ポピュラー音楽のプロデュースをしたかったということ。
で、1992年にパヴァロッティがすでにはじめていたチャリティーコンサート、
パヴァロッティ&フレンズのプロデュースをするようになったんですって。
二人が出会ったのは1993年とのこと。
by euridice (2007-09-13 23:39) 

なつ

私もオペラ関係で確認できたのは、その4人だったのですが、もしかしたら、もっと来ていたけれど、テレビが映さなかったのかも(ロック組に比べると一般的な知名度低いので)…とか考えていました。
でも、フレーニの発言だと、ほんとうに来なかったんですね。

パヴァロッティ&フレンズの面子がロック系だったのも、ニコレッタがロック好きだったからとか。
私はイタリア旅行中にちょうど「フレンズ」にぶつかった時があり、ホテルのテレビを点けたのですが、パヴァロッティがつまらなそうにラップ歌手とデュエットしているのが馬鹿々々しくて、すぐに消してしまいました。

7月に前妻とその娘たちに有利な遺言書を作っていたらしいとか、どうやらお定まりの遺産争いが始まりそう。
by なつ (2007-09-13 23:43) 

峠茶屋の爺

仰せのとおり、世紀のテナーとしてはクラシック界からの参列者が余りにも少なくて寂しい限りですなぁ。
ドミンゴは書かれてるとおりの理由で来なかったが、カレーラスは参列するような見込み記事もあったので来ると思っていたのじゃが・・・・・来んかった
指揮界からメータ、ボニング、レヴァイン、歌手でも共演の多かったサザランドなどがいてもおかしくはないのに・・・・・ホンマ不可解ですなぁ

葬儀の場所も。生まれ故郷もいいが、ミラノで葬儀をしてスカラ座に最後のお別れをしてほしかったなぁ。それが偉大なテナーに相応しい葬儀だと思うのじゃが。確かテバルディの時はそうしましたな(亡くなったのはサン・マリノだったと記憶しておるが)。ミラノはモデナからそんなに遠くはないじゃろ。
by 峠茶屋の爺 (2007-09-14 01:21) 

keyaki

euridice さん、なつさん
奥さんの影響って大きいですよね。
特に年取って若い奥さんをもらった場合は、必死で合わせようとするんでしょうけど、そんなの長続きしませんよね。古い友人たちも自然に足が遠のくでしょうしね。
だいたい,オペラ歌手の奥さんで、オペラに関心がないって、めずらしいですよね。
by keyaki (2007-09-14 20:04) 

keyaki

峠茶屋の爺さま
ホンマに不可解です....みんなで示し合わせたとか....
ムーティの熱狂的ファンの方のブログ に、ムーティ夫妻は、夜(葬儀の前日7日の夜でしょうね)パヴァロッティの棺が安置してある聖堂を訪れて、黙祷を捧げたと書いてありました。
スカラ座では、ムーティ指揮の「ドン・カルロ」が最後だったんじゃなですか。しかし、あの「ドン・カルロ」は、なんとも、あのムーティがよく我慢したと思います。なにしろパヴァロッティは、プロンプターボックスに釘づけ状態でしたものね。
by keyaki (2007-09-14 21:10) 

Sasha

ネットで偶然知ったのですが、カレーラスは9月8日の夜(だと思うけど)、ドイツのボンで野外コンサート(リサイタル)だったらしいです。いちおうコンサート開始前にはパヴァロッティに捧げる黙とうを呼びかけるスピーチをしたらしい。
それにしても、keyakiさんの目のつけどころにまたもや感服。個々の歌手さんたちのスケジュールの都合はともかくとして、ほんとに何やらさびしいものがありますね。

>...みんなで示し合わせたとか...
なんか、ねぇ。
by Sasha (2007-09-14 21:27) 

峠茶屋の爺

ムーティ夫妻の節度ある人柄が偲ばれるエエ話やおまへんか。
亡くなってから一週間経って配信記事も減ってはきたが、ホンマかガセネタか分からんような話が出てきよりますな。
今日はパヴァロッティが自殺も考えていたという穏やかならぬ記事がありましたぞ。Lidia La Marcaさんがニコレッタへの怒りを爆発させたパヴァロッティの愚痴をイタリア紙に語ったものだとしているが、先妻の娘は巷間で取りざたされている不和の噂を否定しているし、マネジャは悪意あるゴシップを広めるのはパヴァロッティへのひどい仕打ちだとLidia La Marcaさんを暗に非難しているからワケワカメ。
遺産相続もとかく言われておるが、遺書の公開は姦しいマスコミのほとぼりが冷めるのを待つようですな。
このようなゴタゴタがニュースになるのも寂しい限り。
by 峠茶屋の爺 (2007-09-15 00:16) 

イタリア在住主婦

こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。
パヴァロッティの葬儀は、本当に残念でしたね。
一時間半以上TVに釘付けになって見ましたが(私は個人的に彼の歌声のファンでしたから)
なーんか、雰囲気悪いのが画面からも伝わってくるのです。
パヴァロッティとの二番目の奥さんは、民事婚なので、教会には正式に認められてない訳です(カトリックは離婚禁止ですから)
それなのに、喪主として二番目の奥さんを扱ってる辺りから、とっても不自然だし、司教様など、説教を書かれてあるもの棒読みで、喜んでないのが丸分かり。。。。(少なくとも私の目にはそう映りましたし、翌日の新聞にもそのことについて書かれてありました)

オペラ界の出席者もいませんでしたね。
新聞にはモンセラ・カバリエの姿があったと書いてありましたが、中継には移っていなかったような。
しかし、あれだけ一緒に仕事をしたドミンゴもカレーラスもメータも
どうして葬儀に出席しなかったのでしょう??
上のコメントにドミンゴもカレーラスも仕事だったとありますが、ドイツとイタリアなんて、めちゃ近いですよ。
失礼ながら、なんだか、生前彼らとの間にも何かあったんじゃないかと、勘ぐりたくなります。。。
by イタリア在住主婦 (2007-09-15 06:28) 

keyaki

Sashaさん
カレーラスは追っかけの人がいましたね。私も確認してきました。
ヨーロッパあちこちツァー中ですね。
5日がスエーデンKarlstad、8日がドイツのボンで野外コンサート、ドミンゴより厳しいかもしれませんね。
パヴァロッティって、2001年のパルマでのヴェルディガラコンにも出演してない、ドミンゴとカレーラスは出ているのに、なんでイタリア人のあんたが出てないの、と思ったこともありますし、古くは、1988年のカレーラスの復帰ガラコンにも出てない。場所がヴェローナなのにね。ドミンゴは参加できないけどって、ちゃんとビデオを送ってきてたんですよね。
この頃から、我が儘な王様になっていたのかもしれませんね。
現役のオペラ歌手さんはいろいろあるにしても、カーティア・リッチャレッリ、レナータ・スコット、フィオレンツァ・コッソットとかどうしちゃったんでしょうね。
by keyaki (2007-09-15 08:48) 

keyaki

峠茶屋の爺さま、ニコレッタさんと弁護士が誹謗中傷だとかって反撃してきたようですが、遺産とは無関係の友人たちからのコメントなんで、ありゃりゃです。
病人は、被害妄想が強くなる傾向にありますが、若い妻はそのへんを理解してなかったんでしょうかね。
ムーティのように目立たないように、パヴァロッティにお別れをした人たちも多いのかもしれませんね。日本で言えば、お通夜にだけ行って、葬儀には行かないというのは、よくあることですものね。
by keyaki (2007-09-15 08:56) 

keyaki

イタリア在住主婦さん、いらっしゃいませ。
現地イタリアからのコメント嬉しいです。
いろいろ好き勝手なことを書いていますが、間違いとか変だぞ、ということがありましたら、教えて下さいね。

そうそう、それ「雰囲気悪い」、そういう感じです。
私は、パヴァロッティ国葬並、というのにも、へぇ〜でした。
だって、脱税事件もありましたし、バチカン関係のニューヨークだったかな?でのイベントにも、パヴァロッティは、自分が選ばれると思ったのに、ダメということで、ドミンゴが歌ったということもありましたし、ローマ教皇の不興を買っていたことは確かなのに、亡くなれば、全部水に流すってことなんだ、なんて思ったんです。

>パヴァロッティとの二番目の奥さんは、民事婚なので、教会には正式に認められてない訳です
そう、そう、そのへんが、私たちには分かり辛い、昔は、国も認めてなかったということですよね。ちょうど、私がイタリアにいた頃、離婚法の国民投票が行われる時期だったようで、騒いでいました。5年間別居してやっと離婚が法的にも認められるということになったのかしら? このへんはあやふやなんですが。離婚が難しいから、そんなら正式に結婚しないで事実婚という人がいましたよ。
法的に認められても、教会が同意しない場合もあるということですよね。パヴァロッティの場合は、教会は認めてないってことですね。

Sashaさんへのコメントにも書きましたが、外国人の歌手さんはともかくとして、イタリア人オペラ歌手や指揮者が詰めかけて、パヴァロッティにふさわしく賑やかな葬儀になると思っていたんですけど、私たちオペラファンにしてみれば、盛大,盛大と騒げば騒ぐほど、シラケますし、なんか虚しいですね。
by keyaki (2007-09-15 09:59) 

euridice

カトリック信者が教会に離婚を認めてもらって再婚というのは、一律にどうこうとは言えないみたいですね。とにかく最終的にはローマの許可が必要だそうです。ここで離婚が成立すれば、堂々と教会で結婚できます。つまり前の結婚を無効にするってことみたい。パヴァロッティの場合、認められなかったってことでしょうねぇ・・
by euridice (2007-09-15 10:14) 

Sasha

さっきネットで読んだ未確認情報ですが、フレーニにも歌う依頼があったけど、心痛で歌えないと断ったとか。彼女の心の内を思うといたましいですが、こういう話を聞くと逆にほっとする、というか...ムーティ夫妻の件もしかり。

>私たちオペラファンにしてみれば...(中略)...なんか虚しい。
keyakiさんのおっしゃるとおりです。
by Sasha (2007-09-15 14:38) 

一般のファンにはうかがい知れない事情もあるでしょうが、あまりにさみしいですねこの参列者は。。。なんだかなあ。
by (2007-09-15 22:29) 

keyaki

Sashaさん
フレーニは,赤ちゃんの頃から一緒に育ったようなものでしょうから、その心痛もはかりしれないものがありますよね。
カバイヴァンスカも、同年なんで、平常心では歌えなかったとおもいます。苦しそうでしたもの.....ここは、パヴァロッティコンクールで優勝した若手の歌手に歌ってもらった方がよかったのではないかと思いました。
by keyaki (2007-09-16 01:28) 

keyaki

gonさん
ニュースとして一部ならともかく、この葬儀の全生中継って....イタリアでは当たり前のことなのかしら。
最後までパヴァロッティらしい、ということではありますけど。
by keyaki (2007-09-16 01:36) 

イタリア在住主婦

keyakiさん、こちらこそいろいろと勉強させていただいています♪

そうなんですよね、昔は離婚は民事であろうがなかろうが、
認められてなかったと聞いています。
今は、民事というか、教会は認めないけど、法律上での離婚は可能のようです(自分の身に降りかかっていないので、あまり詳しくありません。ごめんなさい)

教会で再婚が認められるのは、一度目の結婚が死別の場合。
それと、euridiceさんが書いておられるように、一度目の結婚が『無効』と判断された場合です。
無効と判断されるのは、本人の承諾なしに無理やり結婚させられた場合とか(昔はあったんでしょうね)、カトリックで結婚式を挙げていない場合に適応されるようですが、判断が難しいと思います(ちなみに私の結婚の場合、これまで独身を証明する書類、また知人の証言も必要でした)

パバロッティは一番目の奥さんとは、多分教会婚だったのでしょう。
なので、カトリックでは、今でも一番目の奥さんが『妻』という扱いになると思うのですが(教会の仕組みに詳しくないカトリックの一人なので、このくらいしか分かりませんが。。。)

あ、それと、パバロッティの生前のいろいろなゴタゴタは
教会でお葬式をする妨げにはならないんですよ。
彼がそれをどこかで『懺悔』して悔いていたとしても、
誰にも分かりませんからね。信者の死後に対しては、教会は寛容(?)です。
by イタリア在住主婦 (2007-09-16 01:44) 

keyaki

イタリア在住主婦さん
若い時の離婚で、両方が再婚しているならともかく、年を取ってからの離婚は、なかなか....
日本では、多分、パヴァロッティのような場合は、元の奥さんが頑張れば、法的には離婚は難しいんじゃないかなぁ。
思い出されるのは、三船敏郎(世界のミフネ)の離婚訴訟ですけど、延々続いて泥沼状態でしたけど、奥さんの頑張り?で結局認められなかったんじゃなかったかしら。その訴訟の間に娘ができちゃったり、ちょっと似てなくもないですね。

日本では、十把一絡げにキリスト教なんちゃって、カトリックとプロテスタントの区別がつかない人たちの方が多いと思いますが、結婚に関しては、カトリックは厳格ですよね。
結果的には円満?に離婚している人たちも2回目は教会で式を挙げてないケースが多いということなんでしょうかしら。フレーニしかり、ライモンディもかな? 
by keyaki (2007-09-16 10:21) 

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