DVD《ドン・パスクアーレ》発売:ノリーナのびんたに吃驚仰天 [ドン・パスクアーレ]
ライモンディが、ドン・パスクアーレを初めて歌ったのは、1997年5月チューリヒ歌劇場で、今回リリースされたDVDと同じアサガロフ演出でした。それ以来チューリッヒでは、このプロダクションは、定期的に上演されている人気の演目で、今年も9月に上演されます。もちろんライモンディ主演です。ドン・パスクアーレの実年齢(70歳)まで、どうでしょうね。
DVDの解説によると、ライモンディは、長い間、このオペラに取り組むことに乗り気ではなかったが、指揮者のネロ・サンティに説得されて、やる気になったとか.....そういえば、数年前のインタビューでも《ドン・パスクアーレ》の面白さに気づいたと、語っていましたね。
ドン・パスクアーレは、もともとブッフォ系の歌手のレパートリーなんでしょうが、フィリッポとかドン・ジョヴァンニ、メフィストが得意なライモンディ演じるドン・パスクアーレは、テディーベアをかわいがっているような老人なんですが、威厳があって見るからに立派で、若くて快活な甥っ子との対立がより明白となっているのが特徴でしょうか。
上のビデオクリップは、ドン・パスクアーレがノリーナに振り回され、あげくの果てにパシッとびんたを食らって、めんくらう場面。言い争っているうちはいいですけど、手が出るとなんか気まずい雰囲気になります.........いつの時代も一緒ですね。
参考:《ドン・パスクァーレ》:主な公演 1997〜2007
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>めんくらう
ショッキングピンク!
もうひとりはメイド?
by euridice (2007-08-16 22:41)
>もうひとりはメイド?
そう、あのメイドは、ノリーナが連れて来たメイドなんです。
他の使用人たちは、二人が言い争いをはじめたら、なになにってぞろぞろ出て来たけど、ノリーナの平手打ちに吃驚して、そーっと退散....
他の演出では、だいたいこの場面、二人っきりなんだけど、こういうところの演出がうまいとおもいます。
ノリーナのショッキングピンクの派手派手ドレスの裾さばき、フラメンコっぽくていいですよね。イザベラ・レイってバレンシア出身なんですよ。
by keyaki (2007-08-17 00:39)
>びんたに吃驚仰天
わ~すごいクローズアップ!貞淑なはずの新妻ノリーナの傍若無人ぶりに開いた口が塞がらない、こんなはずじゃあ…っていう場面ですよね。E finita, Don Pasquale!の辺り、本当の恋人同士をくっつけるために仕組まれていると知っていても、パスクワーレがかわいそうですー。それにしても、スーツの良く似合うダンディなパスクワーレですね♪おじいちゃん素敵(^^)
by Sardanapalus (2007-08-18 01:34)
Sardanapalusさん
この演出舞台は、きっとチューリヒのドル箱ですよね。
>わ~すごいクローズアップ!
この真ん中分け髪型(多分カツラ)がなんとも...ノリーナに遊ばれているかんじですよね。服も彼女の趣味に合わせられちゃってるし、テディーベアやお気に入りの椅子もかたずけられて.....よくあることですよね。
私は、タワレコのネットで11日に届きましたが、ヨーロッパのファンの人達は、のびのびになって、まだ手に入ってないようです。
なぜか、注文するところで差があるようですから、ドン・ジョヴァンニも気をつけた方がいいですよ、ってなにを気をつけるのかですけど(笑
TDK発売のファルスタッフは、日本ではアマゾンしか扱ってなくて、送料を節約して、日本アマゾンで注文したら、なんと2ヶ月近くまたされました。抗議したら、500円のサービスポイントをくれましたが、遅れた理由が、全く不明なので、怒りはおさまらなかったですよ。
by keyaki (2007-08-18 09:38)