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ロカマドゥール Rocamadourってどこさ:プーランク [コンサート]

 キリスト教の巡礼聖地として有名な、フランス南西部のRocamadourは、アズルー渓谷 canyon de l'Alzouの絶壁の上にある美しい村で、7年前から、毎年音楽祭Les Eclectiquesが開かれているんだそうです。7月19日には、バジリカ・サンソヴールBasilica di Saint-Sauveurでライモンディのコンサートが開催されます。Rocamadourってどこよ、ということで検索、検索、メモ,メモ......

  ↑歌は、プーランク「陽気な歌〜第6曲 捧げものL'offrande」★ロカマドゥール音楽祭のサイトです。歌と途中の写真は、私が勝手に入れたものです。
 フランシス・プーランクFrancis Poulenc (1899-1963)とこの村は、非常に縁が深いということで、1999年に生誕百年記念のコンサートが行われたそうです。その後、毎年、音楽祭が開かれているということでしょうか。ライモンディもコンサートでは、時々、プーランクの歌を取り上げています。歌曲集「陽気な歌」とか、「動物詩集」です。プログラムは発表されていませんので、プーランクを歌うかどうかはわかりませんが、「陽気な歌〜第6曲 捧げものL'offrande」を長さがちょうどいいかな、と選んだのですが、フランス語がわからなくて幸いといいますか、えらいものを選んだようで....最後の「はあぁ〜」→観客笑が気になって調べましたら、R−15指定くらいかな、まあ、私に質問しないでください。「はあぁ〜」なんで。
こちらに歌詞の日本語訳があります。17世紀の無名の詩だそうです→梅丘歌曲会館:プーランク 曲目一覧→■陽気な歌 詩:不詳→6 捧げ物 L'offrande をクリック。

Rocamadour:南西フランス アキテーヌ地方 ドルドーニュ県(通称ペリゴール地方)

 左地図の"ー"マークをどんどんクリックするとフランスのどのあたりかがわかります。トゥールーズから北上すること約172km、パリからは500km以上、ということは、東京から大阪くらいです。
 なんでも渓流に山椒魚がいるそうですから、帝釈峡のようなところかしら....ね。ヒバゴンではなくてロカマゴンもいたりして....
 こちらにロカマドゥールの紹介サイトがあります。


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コメント 14

euridice

>フランス語がわからなくて幸い
メロディーだけで聞いてた口です^^pはあぁ〜
by euridice (2007-06-07 20:03) 

FUJII@歌曲会館

訳詞のご紹介を頂き光栄です。リンクだけならご連絡頂かなくても結構ですのでこれからも何かありましたらお気軽にどうぞ。
私も「陽気な歌」ということでメロディだけで聴いていたクチですが、初めて原詩をじっくりとみたときは感動しました。
「陽気な」と訳されているgaillardesですが、むしろ正確に訳すと「お下劣な歌」という方が正しいニュアンスのようです。「お上品な」クラシック関係者にはそこまで大胆になれなかった人も多いのですかね。プーランクの大胆さを見習わなければ...
by FUJII@歌曲会館 (2007-06-07 20:41) 

keyaki

euridiceさん
はあぁ〜....ってなんなんでしょうね。
他の詩もなかなか意味深,哲学的で、17世紀の詩だそうですが、古さをかんじさせないですね。
あの、はあぁ〜がなければ、歌詞の意味を調べようとしなかったと思います。はあぁ〜の威力はすごいですね。(笑
しかし、ライモンディがどんな顔をして歌っているのか想像できません。
by keyaki (2007-06-08 01:35) 

keyaki

FUJIIさん
こちらこそ、ありがとうございます。
梅丘歌曲会館さんのサイトは存じ上げていましたが、プーランクの曲もずいぶんあるようですから、この「陽気な歌」の訳詞があってラッキー、しかも思ってもいない内容の歌詞で、感動しました。
訳詞がなかったら、あの、はあぁ〜....が気になって、眠れなかったとおもいます。

>「お下劣な歌」
これいいですね。「陽気な歌」という題ですと、カマトトというわけではないのですが、ああいう内容には、鈍いので、訳詞を読んでも??で、一瞬フリーズしました。(笑
はあぁ〜....っていうのも、ちゃんと音符があるんでしょうね。
ジョゼ・ヴァン・ダムや、スゼーもCDを出しているようですから、
はあぁ〜....を聴いてみたいですね。
by keyaki (2007-06-08 01:53) 

助六

ロカマドゥールかぁ。フランスで最も美しい村の一つとか言われ、有名観光地・巡礼地ですけど、行ったことありませんねぇ。大分前トゥールーズから北上して、近くのカオール、スイヤックには教会見に行ったことがありますけど、ロカマドゥールまでは行きませんでした。この辺は山あいで夏はしばしば暑く、その時も猛暑36度で、もうサッサと逃げ出したい気分になっちゃってました。ペリゴール地方で伝統的仏料理の本場とされ、メシは旨いですね。近年、近くのベルジュラックに格安航空ライアンがイギリスから就航してから、もともとこの辺を好きだったイギリス人でセカンドハウスを購入する人が増え、不動産価が上昇して話題になってます。

この村の礼拝堂にある「黒い聖母」像が巡礼の対象で有名なんですが、プーランクは戦前それを見て啓示を受け、カトリックになったそう。その頃「黒い聖母への連祷」と言う合唱曲書いてるし、戦後の「スターバト・マーテル」もロカマドゥール念頭に、彼の地で書かれてる。彼の信仰に疑いはないけれど、改心後も「ナマグサ坊主」とか渾名されて、戦後書いた「グローリア」なんか、宗教テキストに宴会ソングみたいのが付いてて、彼の面目躍如。

生誕100年の年にパリで、プレートルの指揮で「黒い聖母…」、「グローリア」なんか聴いたことがありましたが、アニク・マシスがソロ歌ってました。彼女はプーランクの宗教曲好きみたいで、しょっちゅう「グローリア」や「スターバト」のソロ務めてますね。

個人的には、クサそうだから、あまり男声でプーランク歌曲聴きたいとは思わないけど、女声でリサイタルに取り上げる人は多いですね。フォン・オッター、キルヒシュラーガー、ロットとか憶えてます。
by 助六 (2007-06-08 08:37) 

euridice

古い記事ですが、プーランクつながりでTBしますので、よろしく。
by euridice (2007-06-08 20:09) 

keyaki

助六さん
この地図けっこう便利なんですけど、 Cahors、これでカオールですか。 ベルジュラック Bergerac...おおぉ、ありますね、この地図便利だわ。

プーランクは、両親とも敬虔なカトリックということのようですから、ロカマドゥールで、信仰心にめざめたということですよね。

>「グローリア」なんか、宗教テキストに宴会ソングみたいのが付いてて、彼の面目躍如最初の「浮気な恋人」なんて傑作ですけど、
宴会ソングですか、これは面白そう。

>あまり男声でプーランク歌曲聴きたいとは思わない
しかし、この「陽気な歌→お下劣ソング」は、女声というわけにはいきませんね。ライモンディのコンサートでも、合間、合間に観客の笑い声が入っていて、楽しそうな雰囲気です。
by keyaki (2007-06-08 23:29) 

keyaki

euridiceさん、
カルメル会...プーランクでしたね。TBありがとうございます。
最近,メトでも上演されて、フリットリが好評だったようです。
by keyaki (2007-06-08 23:34) 

TARO

ミッシェル・デルペッシュって、あのミッシェル・デルペッシュですよね?
へえ、こんなお爺ちゃんになっちゃったんだ。ヒトのこと言えないけど。
はあぁ~♪
by TARO (2007-06-09 02:03) 

keyaki

TAROさん、そうです、そうです、あのミッシェル・デルペッシュですヨ、なんちゃって、フレンチ・ポップスの歌手さん自体、ほとんど知らないんですけど、顔と名前と声が一致するのは、アズナブールくらいなんです。

こういう時にもアップルストアが便利。同じお顔のアルバムがフランスではちゃんと売られていますし、アルバムの数もけっこうありますから、活躍中ということですよね。
最近,日本では、彼のヒット曲も車のCMにも使われたとか....CM制作者の青春の歌だったのかもしれませんね。

実は、この音楽祭のサイトをパッと見た時に、ジョゼ・ヴァン・ダムかと思いました。(笑
なかなか品のいいお顔立ちですよね。
by keyaki (2007-06-09 09:23) 

Sardanapalus

ライモンディのプーランクだ~と思って聞いてみたら、ん?「はあぁ~」って?で、リンクしていただいた歌詞を読んでみて絶句(^_^;)

プーランクって面白い人だったようですね。キーンリーサイドがレパートリーにしている歌も、歌詞を読むと驚くようなものばかりです!フランス語は分からないので流して聞くだけなら気にならないんですけどねー。

ロカマドゥールは素敵なところのようですね!ぜひ訪れたいと思いますが、夏は暑い…とメモしておかないと。
by Sardanapalus (2007-06-10 09:57) 

keyaki

Sardanapalusさん、私もプーランクが、こんな愉快?破天荒?な人だとは知りませんでした。なにせ「カルメル会修道女の対話」の作曲者ですものね。

キーンリーサイドにも、ぜひ「はあぁ~」を歌って欲しいですね。他の歌もなかなか意味深で面白いですし、短いからたいくつしないし。

ライモンディは、イタリアでは、あまりリサイタルをしませんが、プーランクなんか歌ったたら、また「アリアを歌え〜」なんて言われちゃうかもですね。(笑
by keyaki (2007-06-10 11:03) 

retina

ロカマドゥールに反応しますと、昨年の夏 念願かなって訪問しました。
そのあたりの日記は、谷中オペラ日記の昨年の8月 旅日記4・5日目にかきました。所謂、サンチャゴデコンポステラへの巡礼路の村なのですが、観光地でした。それまで見なかった日本人にも遭遇しました。
http://blog.livedoor.jp/dessay/archives/2006-08.html
助六さんもかいているけど、このあたり 美味しいモノが沢山あります。
前回は行けなかったのですが、近くのサン・セレでは夏にオペラ祭があり、いつか行きたいと思っています。
by retina (2007-06-12 23:42) 

keyaki

retinaさん、この旅行は、お子さんたちも一緒でしたね。読んでましたが、自分が注目していない地名は、なかなか覚えてないものですね。
ロカマドゥールとか、カオールとか今度はしっかりインプットしました。
by keyaki (2007-06-13 09:43) 

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