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指揮者マーク・エルムレル追悼記念ドキュメンタリー(ロシアTV) [RRと指揮者]

 5月5日、指揮者マルク・エルムレル(Mark Ermler, 1932.5.5.- 2002.4.14)の追悼記念番組がロシアで放送されたそうです。5月5日は、エルムレルの誕生日ですから、生誕75周年記念番組です。そのドキュメンタリーにルッジェーロ・ライモンディの名前がちょこっと出ました.......ということで、その映像ファイルをいただきました。本当にありがとうございます。
 ブログを公開していて、一番の楽しみは、オペラに関心のある方とのネット交流なのですが、そのおかげで、今までもいろいろな情報を得ることができました。
 このドキュメンタリーでは、世界の有名な歌手、カレーラス,バルツァ、ドミンゴ、ライモンディ等と共演した.....と言っているだけのようですので、いつ、どこで、何をかは分かりませんが、指揮者のマーク・エルムレルとの共演は、全く知らなかったので、本当に貴重な情報です。カレーラスとバルツァは、1986年にコヴェントガーデンで《カルメン》というのはわかりましたが、残念ながら肝心のライモンディは、未だにわかりません。(上の写真をクリックするとライモンディの名前と写真が出る部分が見られます)

この番組は、ロシア語がわからなくても、オペラに関心のある方には、非常に興味深いものだとおもいます。私が、独り占めするのももったいないので、お持ち帰りしたい方は、こちらからどうぞ→『指揮者マーク・エルムレル追悼記念ドキュメンタリー(ロシアTV)』2007-05-13 03:29:48までダウンロードできます。その後は、コメントしていただければ再アップします。


■マーク・エルムレル略歴:
 1932年5月5日 レニングラードで生まれる。両親は、ソ連映画産業では名の知れた映画セットデザイナーのVera Bakunと映画監督のフリードリッヒ・エルムレル。5歳からピアノを習い、3年後には、レニングラード音楽院付属学校に入学、18歳で指揮をはじめ、1952年には、レニングラードフィルを指揮した。音楽院卒業後、1957年には、《カヴァレリア・ルスティカーナ》で、ボリショイ劇場にデビューする(それで、このドキュメンタリーのバックにカヴァレリアの曲がながれていたんですね)。
 1985年からロイヤルバレーの首席客演指揮者となり、チャイコフスキーのバレエ音楽全集の録音を残した。1986年、コヴェントガーデンで、バルツァとカレーラスの《カルメン》でデビュー。ヨーロッパ各地で活躍、1998年にはボリショイ劇場に戻り、2000年からソウル・フィルハーモニック管弦楽団の指揮を務める。ソウルでリハーサル中に倒れ、三日後の2002年4月14、腎不全で亡くなる。享年69歳。
 日本には、1986年コヴェントガーデン王立劇場、1987年ソビエト国立交響楽団、1989年ボリショイ歌劇場、1991年モスクワ・フィルと共に来日している。
■ライモンディとの共演の可能性のある公演:
★オペラで、可能性の高いのは《ボリス・ゴドノフ》ではないかとおもうが、指揮者のわかっていない公演は、
1993年12月12,15,17,23,28日(パルマ)
この前後の《ボリス・ゴドノフ》は、ほとんどフェドセイエフが指揮している。

l'orchestre symphonique du conservatoire Tchaïkovski de Moscouと一緒に25周年記念コンサートツアーを行っている。
1990年1月7日〜4月1日までに、フランスを皮切りに、アムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルグ、イギリス、スペイン、イタリア、最後にモスクワの27カ所。モスクワのオーケストラなので、指揮者がエルムレルの可能性はあるとおもうが、どうでしょうか。
なにか情報ありましたら、よろしくお願いします。


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ヴァラリン

興味深い映像の紹介、ありがとうございます。お言葉に甘えて頂いちゃいました。休日にゆっくり眺めてみます。

エルムレルさん、どこかで聞いたようなお名前…と思ったら、私がとても好きな2000年ボリジョイ劇場の「エフゲニー・オネーギン」の映像の指揮者さんでした。その2年後には亡くなられていたんですね。ライモンディ氏とも接点があった方なんですね。
by ヴァラリン (2007-05-10 21:18) 

keyaki

ヴァラリンさん、知っているオペラがいっぱいで、楽しいですよ。
>2000年ボリジョイ劇場の「エフゲニー・オネーギン」の映像
かどうかよくわかりませんが、舞踏会のすてきな場面とかありました。

エルムレルは、「ボリショイ劇場黄金時代の名匠」と言われているようですね。
ライモンディとの共演がわからないんですよね。ロシアのサイトだとわかるかもしれませんが、なにしろあの文字ではお手上げです。
by keyaki (2007-05-10 22:57) 

euridice

>ボリジョイ
来日したボリショイ・サーカスを見に行った子どものころから、ボリショイだと思ってました。

ジョイと濁ると、けっこう違和感あります・・・

濁ってるほうがより原音に近いとかなんでしょうか?
by euridice (2007-05-14 14:58) 

keyaki

ヴァラリンさん、今、気づきましたが、
>ボリジョイ劇場
私は、ボリショイと思っていましたが、ボリジョイが正しいというかロシア通の表記なんですか。
ヴァラリンさんは、カタカナ表記については、一家言おありですから、ぜひ、教えて下さい。
でも、ボリジョイと言われても、ボリジョイと表記するには、かなり勇気がいりますわ。だって、ボリショイが一般的ですものね。
by keyaki (2007-05-14 15:06) 

ヴァラリン

>ボリショイ

(゚∇゚ ;)エッ!?
うわーーーーーっ、恥ずかしい話ですが、物心ついて今の今まで、ずーっと30年以上「ボリジョイ」だと思い込んでました。
ええもちろん、原語に近いとか、通の表現とかそういうレベルではなく、ただ単に無知な思い込みです。
ご指摘ありがとうございます。(直すところ、いっぱいありそうです…^^;)
by ヴァラリン (2007-05-17 09:20) 

keyaki

ヴァラリンさん、お呼びたてして申し訳ないです。
ブログでロシア語の勉強の本の紹介などされていたんで、もしかしたら、大きい=ボリジョイが、原語に近い発音かな.....とか悩んでました。

>物心ついて今の今まで
ご家族のみなさん「ボリジョイ」ですか?
ボリショイ劇場とかボリショイバレエなんて、度々、大きな活字で見る機会も多いですけど、思い込みってあるんですね。

>(直すところ、いっぱいありそうです…^^;)
そうですね。
「溺愛○○のお部屋」は、太字になってましたね。(ノ∇≦*)キャハッ♪
by keyaki (2007-05-17 10:09) 

わたしも子供の頃の勝手な思い込みでボリジョイだと思い込んでた口ですが、濁らないんですよね。そう知ったときはなんだか間が抜けて聞こえたものです。
日本語の語感からすると不思議な感じ。

ロシア語のボリショイって、なんだか「バリシャイ」って聞こえます。
ボリショイ劇場って、ただ単に「大劇場」って意味ですよね。
by (2007-05-18 20:59) 

見つけてきました。Большойって書くようです。
шが問題の文字ですが
Wikipediaには↓このように
http://ja.wikipedia.org/wiki/%D0%A8
書いてありました。
やっぱり濁らなくていいようです。
無声そり舌摩擦音・・・ですって(・・;)
by (2007-05-18 21:10) 

keyaki

ありゃ、りょー さんもですか。

ボリショイサーカスの初来日が1958年だそうですから、その頃から、知ってましたから、ボリジョイにはびっくりしましたが、
でもカタカナ表記はいろいろ変化してますから、遅れをとったかな、と思いました。 明治時代は、イギリスだってエゲレスって言ってたんでしょ。

ロシアも、方言とかもあるんでしょうね。

>ただ単に「大劇場」
そうみたいですけど、『ボリショイ』というと、モスクワのあの劇場をさすそうです。
by keyaki (2007-05-18 21:25) 

euridice

りょー さんもそうなんですか。
ネット検索やってみたら、概算で、ボリショイ:ボリジョイ=100:1.5 ってところでした。

>そう知ったときはなんだか間が抜けて聞こえたものです
慣れてしまえば、今度は逆になりますね。
>日本語の語感からすると不思議な感じ。
子どものころからボリショイだと思っていると、こうは感じないんですよ・・
ボリジョイのほうが奇妙に聞こえてしまいます^^;;

太っているという理由でボリショイ・バレーを首になったバレリーナが話題になったことがありましたが、あのとき、「ボリショイのプリマはボリショイで当然」なんて冗談を聞かされて、はじめてボリショイって大きいっていう意味だって知りました。
by euridice (2007-05-18 21:34) 

keyaki

りょーさん、ありがとう。リンク先見てきました。
思い込みや、間違いに気づくのも、ネットのおかげということですね。
まあ、一生、ボリショイをボリジョイだと思い込んでいても、なんの不都合もないですけど......書く時は気をつけないとね。
by keyaki (2007-05-18 21:48) 

>100:1.5

あ、じゃぁ、そう覚えちゃってる人がいない訳じゃないんですね(笑)
サーカスも劇場もなにも感心が無かった私なので気付くのも遅れましたが。

語感といえば、イタリア語の語感も最初はとても不思議でした。
カップッチッリなんて人名とは思えませんでしたもの。
ボチェッリだってボッチェリだと思ってました。

そうえいば、スペイン語のVとBは同じ発音だって知りました。
カルロスやマルセロ・マルちゃんたちは
アルヴァレスっていうよりアルバレス、っていうほうがいいんでしょうかね?

関係ない話題をひっぱちゃってスミマセン。
by (2007-05-18 22:23) 

keyaki

>アルヴァレスっていうよりアルバレ
そうみたいです。私もVだから、ヴァにしてましたが、ネットで教わって、アルバレスと表記するようにしています。
セビリアもセヴィリアと書かないようにしてます。

まあ、だけど、なかなか難しいとこですよね。
>スペイン語のVとBは同じ発音
なんだけど、書く時は区別するわけだから、セヴィリアと書いてあれば、Vだとわかるけど、セビリアでは、vかbかわからない......

イタリア語でも、アバドだとAbadoと書きたくなりますけど、アッバードなら、Abbadoと正しく書ける

ドイツ語でも通じゃない私は、ワーグナーだけど、通の人はヴァーグナーって書くらしいし。
でも、ヴァーグナーと書く人が、Volks Wagenフォルクスワーゲンをフォルクスヴァーゲンと言っているか、Walkureワルキューレをヴァルキューレと言っているかは疑問ですよね。

こういうのが面倒だからと、原語表記しちゃう方も多いですけど、やっぱり、日本語にしてほしいです。
by keyaki (2007-05-18 23:05) 

euridice

許容範囲はけっこう広いというか、寛大におおらかにいくしかないと思いますね。カタカナ表記についてではありませんが、漢字についておもしろいビデオがあります。東京ビデオフェスティバルで大賞をとった作品で、長野県の高校生制作。おもしろいのでどうぞ!

http://www.jvc-victor.co.jp/tvf/29th/prize/tvf2007_prize.html
by euridice (2007-05-18 23:19) 

Sasha

りょーさん、「そり舌」?! きゃはは、たしかにそう言われてみればそうですね。(学者の先生たちの使う言葉には、当方、まるで無知^^;;) 「Ж」と「Ш」は外国人にはむずかしい子音ですね。私はこれを発音できるようになるまでに、丸1年かかりました。(○十年前のハナシです)
by Sasha (2007-05-19 10:14) 

keyaki

euridiceさん、「漢字テストの不思議」見てきました。
それにしても素晴しい作品ですね。
しかし、煮ても焼いても喰えない教師がいましたね。
私自身は、こんなことで、×にされた記憶はないんですけど、昔の教師の方が、管理されてなくておおらかだったのかしら?
でもトップでは、そんな基準はないといっているのに現場があれではね。
とにかく、自主規制したがり屋のことなかれ主義の先生ばかりですね。

Sashaさん、
水と山にしかみえないわ。o(^▽^)oキャハハハ
by keyaki (2007-05-19 11:29) 

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