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訃報、ロストロポーヴィチ氏(1927.3.27〜2007.4.27) [ボリス・ゴドノフ]

 チェリストで指揮者のムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Mstislav Leopoldovich Rostropovich )氏が、4月27日に亡くなられました。肝臓癌だったそうです。享年80歳でした。
 3月27日の80歳の誕生日には、ロシアの最高勲章が授与され、プーチン大統領主催により、誕生日を祝うガラ・コンサートが催され、病気療養中のロストロポーヴィッチ氏も出席しましたが、体調はよくないようだと報じられていました。そして、数日前に、手術のため再入院 (モスクワの病院)したということでしたが、帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈りします。


■以前の記事『RRと指揮者(9)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ』を転載します。
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927.3.27〜20074.27 ソ連)
 7才からチェロを学びはじめわずか10才でサン=サーンスのチェロ協奏曲を弾いた。1943年モスクワ音楽院入学。1951、53年スターリン賞受賞。1955年歌手ガリーナ・ヴィシネフスカヤと結婚、1956-74年モスクワ音楽院教授就任。1963年レーニン賞受賞。1966年ソ連邦人民芸術家の称号を受ける。1968年には、「エウゲニ・オネーギン」で指揮者としてもデビュー、このへんまで順風満帆。
 1970年社会主義を批判した作家ソルジェニーツインを自宅に匿い、助けたことにより「反体制」とみなされ、亡命(1974年)を余儀なくされる。1977年アメリカへ渡り、ナショナル交響楽団(ワシントン)音楽監督兼首席常任指揮者就任。1978年国籍も剥奪。16年後の1990年、ゴルバチョフの時代にようやく、名誉と国籍が回復された。
続きはこちらでどうぞ。


♪左上の写真をクリックすると、ボリス・ゴドノフの録音風景のビデオクリップが見られます。


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コメント 2

TARO

TB&リンクさせていただきました。
第二次大戦中の演奏家は別として、20世紀後半でロストロポーヴィチほど政治に翻弄された大演奏家も少ないでしょうねぇ。勿論、旧ソ連時代には処刑されたり収容所で亡くなったりという芸術家も数限りなくいたんでしょうから、ロストロ氏の場合は、終わりよければすべて良し、むしろ幸運な人だったとも言えるかもしれませんが。
by TARO (2007-04-29 00:13) 

keyaki

「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」という映画がちょうど公開中なんですね。
http://www.sokurov.jp/
by keyaki (2007-04-29 12:35) 

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