チューリヒ歌劇場HP進化!《アルジェのイタリア女》初日キャンセル [アルジェのイタリア女/イタリアのトルコ人]
チューリヒ歌劇場のサイトが、素晴しく進化して、ビデオクリップと音声ファイルがリンクされています。しかもQuickTimeじゃありませんか。まるで私のブログのようだわ。 今、チューリヒで上演中の《アルジェのイタリア女》の公演のビデオクリップと、リンドーロ(Javier Camarena)とイザベラ(カサロヴァ)の歌が聴けますので、ぜひ、ぜひこちらからどうぞ。とまあ、嬉しいことなんですが、ライモンディは、初日をキャンセルしちゃったんです。ですから、ビデオも写真も代役のカルロ・レポーレなんです。本当に残念!無念!です。初日に出演してくれないことには、レビューも写真も無しなんです。
※写真をクリックするとOperaCriticのギャラリーにリンクしています。その他の写真が数枚ありますが、なぜかムスターファの写真が1枚もない! 代役の写真は載せない習慣でもあるのかしら?
今回の《アルジェのイタリア女》は、ニュープロダクションで、4月22日〜5月23日まで全12公演、アーウィン・シュロットが、ムスターファの予定でしたが、なぜかキャンセル、そこで、同時期に《ファウスト》のメフィストを歌うことになっていたライモンディがムスターファを、ロベルト・スカンディウッツィがメフィストというよに、『玉突き型のキャスト変更』が行われたのです。ライモンディが、22日から19日までの9公演、カルロ・レポーレが、最後の三日間の予定でした。
ライモンディは、この公演ギリギリまでTV撮影の予定が入っていましたが、《ファウスト》ならば、何回も同じプロダクションで歌っていますので、リハーサルなしでもOKだったのでしょうが、《アルジェのイタリア女》は、新演出ですので、そうはいかなかったということでしょうか。公式発表によれば、TV撮影がずれこんで、リハーサルが充分にできなかったので初日はキャンセル、ということなんです。でも、ちょっとおかしな理由のような気もしますけど。
カルロ・レポーレは、ロッシーニが得意なバス歌手で、ペザロロッシーニ音楽祭にも出演している実力派(よくわからない言い方ですけど)だそうです。ビデオクリップと写真で見た限りでは、あんまり若いって感じでもないですけど........ナポリ生まれのローマ育ちで、数々のコンクールに優勝、1992年頃から舞台に立っているようですから、若手といっても40歳ちかいかもしれません。ムスタファはお得意のレパートリーのようで、スカラでも歌ったのか、今から歌うのか.........ペザロのロッシーニ音楽祭でも常連?のようですから、ご存知の方もいらっしゃるんでしょうね。
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トルコ人はピンクが目立ってましたあ、こちらはなんと強烈な赤! カサロヴァ、赤も青も、似合って、魅力的。こういう原色だと美人に見えちゃうタイプかも。迫力がある人だからでしょ。しゃれた舞台ですね。カサロヴァ、かっこいい!!
by euridice (2007-04-27 08:06)
そうそう、『イタリアのトルコ人』もこんなかんじでしたね。演出家は同じで、舞台衣裳は違うデザイナーなんですけど、当然演出家の意図が反映されているということで、やっぱり、似ているということですね。
カサロヴァ、スラーッと背が高いですから、とても衣裳が似合ってますね。
by keyaki (2007-04-27 10:44)
ほんとカサロヴァ似合ってますねーーーー♪
by みど (2007-05-07 11:59)
みどさん、すてきな衣裳ですよね。
最近は、衣裳ともいえないような衣裳の演出も多いですけど、やっぱり、「馬子にも衣裳」ですよね。
by keyaki (2007-05-08 03:21)