エンニオ・モリコーネにアカデミー名誉(功労）賞決定！

★スカラ座がアラーニャをクビにした事件は、いろいろ貴重な情報もコメントしていただいていますので、いずれまとめて記事にしたいと思います。また情報、ご意見等、過去の記事にコメント頂ければ嬉しいです。アラーニャも14日には、スカラ座の前で、«one man show»をしたりして賢く(ずる賢いという人もいるようですが)反撃開始したようです。
関連記事：アラーニャ、今後のスカラ座ラダメス降板決定！
　　　　　ミラノ・スカラ座《アイーダ》：アラーニャのラダメスはどうなるか？

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　さて、なつさんのブログに「モリコーネのアカデミー賞特別功労賞が決まったそうです」という一報がありましたので、気分を変えて、早速便乗記事です。ニュースはこちらです。
★Ennio Morricone(1928.11.10) オフィシャルサイト
　私は、マカロニウエスタン世代とでもいいましょうか、学生時代に、よく映画を見に行ったものです。ということで、モリコーネといえば、いろいろ素晴しい映画音楽がありますが、まず、マカロニウエスタンを思い出します。
　ところで、モリコーネとルッジェーロ・ライモンディは、互いに賞賛しあう親しい仲だということを、最近、知りました。ライモンディは、カンツォーネとシャンソンのLPを出していますが、その中に、聴いたことのない曲が２曲含まれています。これが、なんとモリコーネがライモンディのために書いてくれたオリジナル曲なんです。
　この《The Songs I Love 》は、Vol.1が、イタリアのカンツォーネとナポレターナ、Vol.２が、ブロードウェイミュージックとかポップスを録音しています。その録音の選曲をしている時期に、ローマで二人が出会って、モリコーネが作曲してくれるという話になったということです。それで、その２曲を含めた、合計32曲を録音しています。
　この機会にその曲をご紹介したいとおもいます。

IMMAGINA S.Bardotti - E.Morricone	LA META DI ME S.Bardotti - E.Morricone
パオロ・オルミ指揮、モンテカルロ管弦楽団、1988年5月録音

関連記事：
2006-09-05カンツォーネ・ナポレターナ《RESTA CU'MME そばにいて》
2005-11-27ポップスのLP《The Songs I Love vol.2》

コメント 4

やはり面白いですね。
IMMAGICA　のほうは、いかにもモリコーネの映画音楽をほうふつとさせるような。
LA META DI ME は出だしのアレンジだけちょっとチプリアーニかフランシス・レイ風ですけど、全体にはむしろクラシックの歌曲っぽい感じでしょうか。モリコーネは映画音楽の世界にいっちゃいましたけども、もともとはペトラッシの弟子で、いわゆる現代音楽の作曲家としても非常に期待されてたそうですから、オペラ歌手に歌を提供するというのはわかりますね。フィリッパ・ジョルダーノにもオリジナルを提供してましたし。
by TARO (2006-12-17 12:39) 

モリコーネとライモンディがコラボしていたんですね！
紹介ありがとうございます。

私はマカロニに偏見持っていたのですが、セルジオ・レオーネの『夕陽のギャングたち』と『ウエスタン』を見て、考えを完全にあらためました。
なんとかして『ウエスタン』は、スクリーンでも見たいです。
モリコーネの来日コンサートでは、「マカロニ組曲」が白眉でした。
by なつ (2006-12-17 13:23) 

＞マカロニウエスタン世代
全然好きではなかったけど、確かに全盛という感じでした。寸劇をやるなんてことになると必ず登場しましたね。棺桶引っ張って歩いてる図とか・・^^;　懐かしいもののひとつかも。
by euridice (2006-12-18 08:51) 

TAROさん、なつさん、 euridiceさん、コメントありがとうございます。
モリコーネって、トランペットですけど10歳でローマのサンタチェチリア音楽院入学を認められて、作曲の勉強をするようにすすめられたとか.....こちらに詳しい情報を提供して下さっているサイトがありますね。
http://www.tcat.ne.jp/~eden/FC/morricone.htm

私も西部劇自体が好きではないのですが、マカロニウエスタンは、映画好きの人に面白いからと誘われて......ﾍﾍﾍﾍ　私には、青春の思い出なんですわ。
by keyaki (2006-12-18 10:04)