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《セビリアの理髪師》私は町の何でも屋 [セビリアの理髪師]

 ちょっと前にあったサッカーのワールドカップ、24年ぶりのイタリア優勝で、イタリア中どこもお祭り騒ぎだったようです。決勝戦当日の7月9日(日)午後9時から、古代ローマの遺跡カラカラ浴場(Terme di Caracalla)で上演するはずだったオペラ"MADAMA BUTTERFLY"が翌日に延期になったというニュースもあって、ずーっと中止になっていた遺跡での野外公演がいつのまにか復活していることを遅ればせながら知りました。
 1937年からローマ歌劇場が夏の間に、カラカラ浴場跡で野外オペラやバレーを上演していましたが、遺跡保護だったか、崩れてきていて危険だからか、1993年に中止になっていましたが、2003年に復活したんですね。
 今回のビデオクリップは、おそらく1992年のロッシーニ生誕200周年記念番組ではないかとおもいますが、カラカラでの公演も一部あります。
《セビリアの理髪師》の中のお馴染みの歌、フィガロの『私は町の何でも屋』、ドン・バジリオの『陰口はそよ風のように』、ロジーナの『今の歌声は』を三人の歌手が歌うという、三者三様でとても楽しいものです。
まず、フィガロの歌『私は町の何でも屋』:
♪最初の歌手さんは、豆鉄砲くったようなびっくり顔で、声は大きいけど、ちょっとまだ自信がないという感じですが、とってもはりきりすぎフィガロです。
(かなりうるさいっすね、明日、もうちょっと短く編集しようかな、疲れちゃう)
(ジェノヴァ、カルロフェリーチェ)

♪2番目は、最近は、ヴェルディバリトンとしても大活躍のロベルト・フロンターリ、ちょっと演出家の先生(ルイジ・スカルツィーナLuigi Squarzina )がこわい感じ。
(ペーザロ)

♪3番目は、出ました! 大御所です。(カラカラ)


 間にはさまれている、コントも笑えます。少しカットしましたが、25分くらいありますので、お時間のあるときにどうぞ。
 (続く)

関連記事:
2005-12-23セビリアの理髪師》Cessa di più resistere
セビリアの理髪師 CD録音


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コメント 6

euridice

楽しいクリップ、ありがとうございます^^!
>ロベルト・フロンターリ
ランメルムーアのルチアではほれぼれするほどの男前のエンリコでした・・・ やっぱり男も髪形ですねぇ.....
by euridice (2006-08-31 07:29) 

keyaki

そう、そう、日本の時代劇の俳優さんにもこういうタイプが多いですよね。
フロンターリのエンリコには私もだまされました。写真でみましたが、ルーナ伯爵とかロドリゴとか、キリリとして男前になっちゃうんですよ。
by keyaki (2006-08-31 08:14) 

楽しいビデオクリップありがとうございます^^
合間に現れる親子が最高でした。

フロンターリって、一番最初にフィガロで観たもので、絶対三枚目だと思ってました。エンリーコ歌ってるのを見て目を疑いましたけど、いつおかしなことを始め
るに違いないと期待してしまいました(笑)誰でも、一番最初には出来ればシリアスな役で観るべきですね、逆だと顔観ただけで笑いたくなっちゃうので^^;

「大御所」のフィガロ!わぁ、ありがとうございます。やっぱり大好き♪
by (2006-08-31 14:00) 

keyaki

りょーさん、あのお父さん、ライモンディのお父さんみたいだな、なんて思いました。

>フロンターリって、一番最初にフィガロ
スカラ座のがそうですよね。
私は、りょーさんと反対なので、このフィガロ、最初はフロンターリだと気づきませんでした。
やっぱり、ヌッチのフィガロは私も大好き、最初に見たのが、メトの映像だったんですよ。
続きもぜひ見てくださいね。
by keyaki (2006-08-31 15:57) 

yumemi

あのー、こんなに後からカキコですみません。
でも先月フィレンツェでフロンターリのフィガロ観てきましたので一言。
最初は例のマドリッドの理髪師でフィガロだったスパニョーリの出る日に観たかったんですが、叶わず、結局初日に観たのですけどーー、いやー、素晴らしかった!! の一言に尽きました。
大御所も好きなんですがフロンターリもお薦めです。 可笑しいだけでなくいなせなフィガロでしたよ。
by yumemi (2006-11-02 10:46) 

keyaki

yumemi さん、昔の記事にコメントしていただくの大歓迎です。サイドバーに表示されてちゃんとわかるようになってますから、いつの記事にでもご遠慮なくどうぞ。
ヌッチもフィガロのレッテル貼られてしまったので、一時期フィガロばっかりで、いやになった時期もあったようです。ヴェルディを歌いたくてもオファーがこないことには、、ですものね。今は、両方、楽しんで歌っているようですね。
フロンターリも同じようなレパートリーですね。
>可笑しいだけでなくいなせなフィガロ
そうそう、3枚目がやるより、2枚目にやってほしいですね。
by keyaki (2006-11-02 15:42) 

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