オペラ歌手のオペラ演出:R.ライモンディの場合(3) [オペラの演出]
1992年には《セビリアの理髪師》の演出をしてTVでも放送されました。1986年の初演出兼主演の《ドン・ジョヴァンニ》と同じ、フランス北部ロレーヌ地方ナンシーでの公演です。
演出と出演の両方は、死ぬほど大変だったので二度とやらない、なんて言ってましたけど。"Ruggero Raimondi Mensch und Maske"の著者のアンケンブランドさんによれば、歌手の『こういう発言は必ずしもなにか絶対的な意味があるというものでもない。』そうですが、本当にその通りですね。
■1986年ナンシー《ドン・ジョヴァンニ》:ブログ記事はこちら
■1992年ナンシー《セビリアの理髪師》
■1996年アテネ《ドン・ジョヴァンニ》:ブログ記事はこちら
■2003年モンテカルロ《ドン・カルロ》
ついでの話:
ドミンゴのコンクールの優勝者を見ると、活躍している歌手が非常に多いのに驚かされます。そこそこ活躍している若手歌手が、ステイタスのために受けるのでしょうけど、コンクールの主催者側から受けるように依頼があるのかしら。30歳未満という条件があるのですが、ホセ・クーラは、30過ぎてますよね。
私が、ちょっとでもしっている歌手:
1993年: Inva Mula(Albania); Nina Stemme (Sweden)
1994年: Brian Asawa (USA); José Cura (Argentina)
1995年: Dimitra Theodossiou (Greece)
1996年:Phyllis Pancella (USA)
1997年:Aquiles Machado (Venezuela)
1998年:Erwin Schrott (Uruguay);Joyce DiDonato (USA)
1999年:Orlin Anastassov (Bulgaria);Rolando Villazón (Mexico); Giuseppe Filianoti (Italy)
2000年:Daniil Shtoda (Russia);
2001年:
2002年:Stephane Degout (France)
2003年:
2004年:
2005年:
>ビデオクリップ
序曲の間に楽屋を映しているんですが、同じ事をやってもチューリッヒのタンホイザーとは雲泥の差ですね^^! こっちはもうちゃんと「演技」になっていて緊張感が違うせいか、軽快な音楽に合って心地よいです。こういう喜劇だからいいんだと思います。
by euridice (2006-08-22 09:17)
>アンケンブランドさんによれば、歌手の『こういう発言は必ずしもなにか絶対的な意味があるというものでもない。』
「私は歌手であって、政治家ではない。従って、慎重な発言をしたいとは思わない」(ペーター・ホフマン)
by euridice (2006-08-22 09:57)
そう言えば、キッシュ・ロレーヌは名前通り、アルザス・ロレーヌ起源らしいですね。私はナンシーは行ったことがありません。「キッシュ」はドイツ語の「クーヘン」のアルザス訛りだかに由来してるみたい。先日パン屋で温めてもらって買って食いましたが、2・5ユーロでした。
by 助六 (2006-08-22 10:20)
euridiceさん、前にも紹介しましたが、楽しいです。お腹に手を当てて腹式呼吸を確かめているところが可笑しい、声楽のお勉強をやっている人はみなさん経験有りなんでしょうね。
by keyaki (2006-08-23 01:01)
助六さん、2・5ユーロということは、本日のレートで373円、日本と同じ位ですね。
フランスって卵好きですよね。オムレツもフランスのものですよね。
by keyaki (2006-08-23 01:06)