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アルベルト・リナルディ に!(※ついでにファルスタッフ幕間インタビューアップ) [ファルスタッフ]

ドゥルカマラは、アルベルト・リナルディ に!やっぱりガセではなかった!
4月29日の記事で、もしかしたらキャンセルするかも知れない、と書いたことが現実になりました。
パリ・オペラ座のサイトでもついにRuggero Raimondiの名前が消えました。ローラン・ペリの楽しそうな舞台なのに残念です。
リナルディ は、1939年生まれのバリトンで、ちょっと先輩ですが、ライモンディデビュー当時からの"collega"、ピエル・ヴィナンツィ先生つながりでもあるようです(右写真)。ライモンディ側の勘違い?でオファーを受けたようですから、もしかしたらライモンディからお願いしたのかもしれません。しかし、バスティーユでは絶対に歌わないという信念を曲げない......んですね.....まったくもぉーー!?!(だって、他の歌手は歌ってるのに...ネットで追っかけの楽しみがへってしまったわ)
とはいえ、オペラ歌手にとっては、どの劇場で歌うかは、かなり重要なことなのでしょうね。今回のフィレンツェ5月音楽祭も、最初はペルゴラ劇場になっていましたが、いつのまにかテアトロ・コムナーレに変更していました。ネット放送で聴きましたが、ペルゴラのような小さな劇場の方がよかったのではないかな...と感じました。
16日の《ファルスタッフ》RAI3放送の突撃インタビューをアップします。(左の写真をクリック)最初は、フリットリ、次がライモンディです。リンク切れ

関連記事:2006-04-29News!チューリッヒの《ドン・パスクアーレ》


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コメント 2

きのけん

>バスティーユでは絶対に歌わないという信念を曲げない......んですね.....まったくもぉーー!?!

 …(笑)特にドニゼッティの《愛の妙薬》みたいな室内オペラじみた作品をあんなクソでかいホールでやるのは、僕も反対です。モルチエはその点、前任者のギャルよりも鈍い感じだねえ…。
 パリでは、バスチーユができる前は、バロック・オペラなんか、否モーツァルトだって!…をガルニエで上演すると、オペラ=コミック座があるのに、あんなデカイところで何をやってくれるんだよ!と必ず文句が出たもんですが、最近では皆何も言いませんねえ!…。ウィリアム・クリスティー指揮レ・ザール・フロリサンなんかがピットに入ってる時なんんて、ちゃんと聴こえてるんかねえ?…。ガルニエの時だって、古楽団体がピットに入る時は、チェンバロやハープにマイクが通してあって、横の変な方から聴こえてくるのにほとほと閉口したことがあります。
 歌手の方としたって、ああいう大きな場所で映える人と、逆にああいうところでは良さが活きない人とがいますね。僕がそれを如実に実感したのはカーレン・ハフシュトットがやった《サロメ》(演出アンドレ・エンゲル、指揮チョン・ミュンフン)の時で、その数ヶ月前彼女を同じ役(ケント・ナガノ指揮:ただしリヨンでは仏語オリジナル版〜R・シュトラウスは最初オスカー・ワイルドの仏語原文に音楽を付けたんです)を聴いていたんですが、これがまさに水と油の違いで、オペラを上演するのに理想的な容れ物のリヨンで見事な歌唱を聴かせた彼女自身が、バスチーユではあのくそデカイ客席を前に、叫んじゃった。ライモンディさんが、ここはイヤだな、と思う気持ちはよく判る!…。
 そうそう、さっきライモンディさんの《ドン・ジョヴァンニ》公演記録を見ていて思い出したんだけれど、1980年代のガルニエでのジャン=クロード・カザドゥシュ指揮、ルイ・エルロ演出版に出ていたフェリシティー・ロット。当時彼女デビューしたてじゃなかったかと思うんですが、これが全然冴えないの。声も全然通らないし。なに、このエルヴィラ!なんて思ったんだけど、その翌月くらいに、今度はオペラ=コミック座の方で《コジ…》のフィオルディリージをやったのよ。そしたら、そっちは見違えるばかりにいいの!。うん、やっぱりガルニエのあのでかい容れ物じゃあ、この人のデリケートな音楽性は伝わらなかったんだ!…とナットクしたというわけ。そういうことって、結構ありますよ。
 そういえば、ボローニャのヤニス・ココス演出版《ボリス》を持ってきてバスチーユが上演したことがありますが(指揮チョン・ミュンフン)、当時、あれっ?、あれはライモンディ主役のはづだったけど?…って思ったんだけど、なるほどねえ…。忌諱してたんだ。そりゃ、ライモンディさん正しい!(笑)…。それにボローニャ市立劇場とバスチーユじゃあ、舞台の規模が全然違うから、小さな舞台装置の横を埋めたりして、みっともないことおびただしい…というかやたら杜撰な舞台だったんです。あんなのに出なくてよかったよ!
きのけん
by きのけん (2006-07-12 00:10) 

keyaki

きのけんさん、
いつまでも若い頃のように無理して、大きなところに出演する必要はないわけですけどね。好きな劇場で歌える立場なんですから。

でも、大きい劇場は、どこでもちゃんと聴こえるようにしているようで、NHKホールなんかは、かえって安い遠くの席の方が、よく聴こえたりします。しかもオケの前に声があるのが明らかだったりで、不自然ですよね。先日のワルキューレもドミンゴが奥で歌った時が声が一番大きくて、ワルキューレたちの合唱が小さくて変でした。
by keyaki (2006-07-12 10:38) 

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