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《ファルスタフ》いろいろ [ファルスタッフ]

12日のプレミエは、無事終了したようです。とてもよかった、、という話はちらほら聞こえて来ますが、レビュー等詳細は、16日の中継放送後、出てくるとおもいます。
さて、右の写真は、フィレンツ五月音楽祭のサイトに掲載された写真ですが、この写真を見て、なんだこりゃ!このファルスタッフは!!と、ああーだこーーだと盛り上がってます。面白いのでちょっとご紹介します。(私は、慣れているのでフーンと思っただけですけど、ご覧になった方で、夜うなされて眠れなかった方がいましたら、ごめんなさい!)
・オーマイゴッド! 何のオペラなの? オズの魔法使い? 妖怪変化
・メフィストフェレスの生まれ変わり?
・コッペリウスのおじいちゃんじゃないの(たしかに、笑)
 コッペリウス:"ママ、おじいちゃんと遊んでいい"
 コッペリウスのママ:"いいけど、ちゃんと地下祭室に戻しておくのよ"

・ベートーヴェンのゾンビみたい(髪の毛がそんなかんじがしないでもない)
・恐くて夢に出てきそう、子供には見せない方がいい

▼R.ライモンディの今までのファルスタッフを並べてみました。

1986年ジュネーヴ、ジェフリー・テイト指揮、プロイエッティ演出
ライモンディ44歳、初ファルスタッフ。
インタビューで、時期尚早と感じたのでレパートリーからはずしたと語っている。
1997年、ニース、パルンボ指揮、デル・モナコ演出
10年ぶりにファルスタッフをレパートリーに戻す。ライモンディ55歳、彼としてはファルスッタッフは50歳過ぎてからの役と位置づけているようだ。1980年にスカラ座で、ストレーレルは、ライモンディにファルスタッフをやらせたかったようだ。
1998年ベルリン、アバド指揮、ジョナサン・ミラー演出
......しかし、ここ数年のうちで最も大きな話題を呼んだのは、アバドの州立歌劇場初登場であろう。彼は、ジョナサン・ミラーの演出で初めて《ファルスタッフ》を指揮し、絶大な成功を収めた。もし過去8年間で最高の舞台を一つだけ挙げろと言われたら、筆者はこの《ファルスタッフ》を選ぶに違いない(バレンボイムとヤーコプスには申し訳ないが)。それほどこの上演は夢のように素晴しいものであった。何よりもアバドの生気溢れる指揮が忘れられない。老いたドン・ジョヴァンニを思わせるライモンディのファルスタッフをはじめ、イソコスキ、レッシュマン、リポヴシェク、M.アルバレス、ガッロのキャストにもまったく穴がなかった。全6公演中5公演まで観た筆者の耳には、今もあの愉悦が鳴り止まない。.....ーベルリン近年のステージから 城所孝吉 2001年グランドオペラ抜粋ー
1999年ジェノヴァ、ルチアーノ・カレッラ指揮、デル・モナコ演出
(1997年ニースのプロダクション)
1999年フェラーラ、アバド指揮、ジョナサン・ミラー演出
2001年ザルツブルグイースター音楽祭、アバド指揮、ドネラン演出
ターフェルのキャンセルで、急遽出演。こちらのサイトに写真と簡単レビューがあります。
ターフェル&ハンプソン→ライモンディ&ガッロ
2001年、2005年チューリッヒ、ネロ・サンティ指揮  ジョナサン・ミラー演出
2006年69回フィレンツ五月音楽祭、メータ指揮、ルカ・ロンコーニ演出
参考記事:
※《ファルスタッフ主な公演》1986ー2005にキャスト等詳細があります
※2006-05-12の記事現代風!《ファルスタッフ》やっと写真が出ました!


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コメント 2

euridice

>コッペリウスのおじいちゃん
この前の記事の写真を見てから、ずっとどこかで見たような....と悩んでいたのですが、そうそう、この間のザルツブルク音楽祭のあれだ!!!
by euridice (2006-05-14 20:36) 

keyaki

>ザルツブルク音楽祭のあれだ!!!
あのコッペリウスは髪の毛ボサボサツンツンで、ひょうきんなかんじでしたね。
現代風衣裳だと、特に顔が目立つかも。ファルスタッフはこのくらい漫画チックなほうがよろしいでしょう。(笑
by keyaki (2006-05-15 23:59) 

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